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événement principal acte 3 エリオット18歳
Trois
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エリオットは話し終えると、紅茶をゆっくりと飲んだ。
少し冷めてはいるがベントリーにはティアナを見てもらっている。
飲み終わってソーサーに戻した。
自分としては出来うる限り対処したつもりだが、最優先事項はアーガン伯爵家で動いていた。
カーリア男爵とアルマが納得するかどうかは別問題だ。
二人に視線をやると喘ぐようにカーリア男爵が口を開いた。
「本当ですか……。」
「もう、逃げなくてもいいのですか。」
アルマがぽろぽろと涙をこぼしながら言う。
「はい。万が一屋敷を抜け出すようなことがあっても、当主権限で領地から出ることを禁止しています。」
「どうやって……。」
カーリア男爵が信じられないと首を振る。
「精神的に病んでいることにしました。早くに私へ爵位を譲ったことの理由にもなる。」
「なるほど……。しかし王都では噂にすらなっていないようですが。」
「理由が理由なので。領地でしか公表はしていません。いずれ領地を出入りしている商人あたりから漏れるでしょうが、少しかかるでしょう。」
どうやらカーリア男爵にとってもアルマにとっても納得できる結果だったらしい。
エリオットはここにきて初めてうっすらと口角を上げた。
少し冷めてはいるがベントリーにはティアナを見てもらっている。
飲み終わってソーサーに戻した。
自分としては出来うる限り対処したつもりだが、最優先事項はアーガン伯爵家で動いていた。
カーリア男爵とアルマが納得するかどうかは別問題だ。
二人に視線をやると喘ぐようにカーリア男爵が口を開いた。
「本当ですか……。」
「もう、逃げなくてもいいのですか。」
アルマがぽろぽろと涙をこぼしながら言う。
「はい。万が一屋敷を抜け出すようなことがあっても、当主権限で領地から出ることを禁止しています。」
「どうやって……。」
カーリア男爵が信じられないと首を振る。
「精神的に病んでいることにしました。早くに私へ爵位を譲ったことの理由にもなる。」
「なるほど……。しかし王都では噂にすらなっていないようですが。」
「理由が理由なので。領地でしか公表はしていません。いずれ領地を出入りしている商人あたりから漏れるでしょうが、少しかかるでしょう。」
どうやらカーリア男爵にとってもアルマにとっても納得できる結果だったらしい。
エリオットはここにきて初めてうっすらと口角を上げた。
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