39 / 62
Clive and Elliot you treasures from Theresa・Argan
愛重
しおりを挟む
浴槽の中で泡を作ると、お互いの身体に滑らせる。ゆるゆると流し、撫でる。
「気持ちいい?」
「ああ。お前は器用だな。」
「ふふふ。クライヴは、やらしいわ。」
「愛してる女に触れるんだ、やらしくなるに決まってる。」
クライヴは泡を纏った手のひらで首筋や胸、腰を撫でると腕を回し、引き寄せた。唇に食らいつく。浴室の中は音が反響して、より一層昂ってくる。
「ああ、テレジア。お前が欲しい。」
「クライヴ、わたくしも。あなたが欲しいの。早く、早く。」
泡に塗れた両手でクライヴの髪に指を差し込み、引き寄せ、掻き回す。もっとと唇に吸い付いた。
欲しい欲しいと気持ちばかり逸り、泣きそうになる。
「テレジア、ベッドに行こう。」
手を滑らせ、尻たぶを鷲掴みながらクライヴが誘う。口付けを繰り返し、舌を舐め、絡めながら尻を揉む。
テレジアは頷き、クライヴの首に両手を回した。浴槽から立ち上がると、桶の湯を二人で掛け合った。クライヴは側にあったタオルを掴むと、テレジアを包み込み頬に口付ける。
「俺を受け入れてくれ、テレジア。」
「ええ、もちろんよ。わたくしの中を触れるのはあなただけ。」
抱き上げられ、そのままベッドへと連れて行かれる。胸が高鳴り、愛しさが込み上げた。
ああ、早く愛し合いたい。
クライヴが全身を丹念に開く。器用に動く指先は、テレジアの全身から快感の芽を芽吹かせる。
どこもかしこも、愛しくてたまらないと撫で、摩り、舐め上げる。白い肌に吸い付き、赤い跡を散らせる。テレジアは身体をくねらせ、素直に声を上げ、気持ちいいと伝えた。
「あっ!あぁ!」
愛しい人が触れている。それだけでこんなにもいい。
「美しい。お前は初めて会った時から。」
抱き締め、クライヴが吐息をこぼす。大きな身体に、すっぽりと包まれ、幸せすぎて涙が溢れた。
「お前をこの手に抱けるなんて。子を孕ませてもいいなんて。夢みたいだ。」
「わたくしも。あなたの子を孕めるなんて。夢みたい。」
額を合わせ、見つめ合った後、口付け合う。絡まり合って転がると、テレジアを上に乗せ、その髪を梳いた。
「俺の花。唯一の花。愛してる。」
「ええ、クライヴ。あなただけよ。あなただけが、わたくしを咲かせることが出来るの。」
鍛えられた胸に擦り寄り、吐息を漏らす。クライヴの手が降り、優しく尻を捏ねだした。時折、ぐっと左右に割開かれる。何度か繰り返したあと、人差し指が割れ目を滑り後肛に、ひたと当てられた。
「子が出来たら、こちらで受け入れてくれ。」
「……そんなこと、出来るの?」
「ああ。解せばな。こちらでも気持ち良くなれる。」
「いいわ。」
「おい、何でも受け入れるな。」
「あなただけよ。」
恐らく、それは叶わない。あなたも無理だと分かっていて口にした。いいの、どんなことでも、あなたが望むなら。わたくしは叶えると答えたい。
「全く。どこまで溺れさせる気だ。」
「わたくし以外では満足出来ないくらい?」
「それはもう、とっくにそうだな。」
嬉しそうに、あなたが笑う。ああ、こんな風に笑うあなたが見れるなんて。
「お前を抱いたら、きっと何日も手放せない。」
「わたくしも同じだから。いいの。」
いつまでも、今が続いて欲しいと願いながら口付けた。
「気持ちいい?」
「ああ。お前は器用だな。」
「ふふふ。クライヴは、やらしいわ。」
「愛してる女に触れるんだ、やらしくなるに決まってる。」
クライヴは泡を纏った手のひらで首筋や胸、腰を撫でると腕を回し、引き寄せた。唇に食らいつく。浴室の中は音が反響して、より一層昂ってくる。
「ああ、テレジア。お前が欲しい。」
「クライヴ、わたくしも。あなたが欲しいの。早く、早く。」
泡に塗れた両手でクライヴの髪に指を差し込み、引き寄せ、掻き回す。もっとと唇に吸い付いた。
欲しい欲しいと気持ちばかり逸り、泣きそうになる。
「テレジア、ベッドに行こう。」
手を滑らせ、尻たぶを鷲掴みながらクライヴが誘う。口付けを繰り返し、舌を舐め、絡めながら尻を揉む。
テレジアは頷き、クライヴの首に両手を回した。浴槽から立ち上がると、桶の湯を二人で掛け合った。クライヴは側にあったタオルを掴むと、テレジアを包み込み頬に口付ける。
「俺を受け入れてくれ、テレジア。」
「ええ、もちろんよ。わたくしの中を触れるのはあなただけ。」
抱き上げられ、そのままベッドへと連れて行かれる。胸が高鳴り、愛しさが込み上げた。
ああ、早く愛し合いたい。
クライヴが全身を丹念に開く。器用に動く指先は、テレジアの全身から快感の芽を芽吹かせる。
どこもかしこも、愛しくてたまらないと撫で、摩り、舐め上げる。白い肌に吸い付き、赤い跡を散らせる。テレジアは身体をくねらせ、素直に声を上げ、気持ちいいと伝えた。
「あっ!あぁ!」
愛しい人が触れている。それだけでこんなにもいい。
「美しい。お前は初めて会った時から。」
抱き締め、クライヴが吐息をこぼす。大きな身体に、すっぽりと包まれ、幸せすぎて涙が溢れた。
「お前をこの手に抱けるなんて。子を孕ませてもいいなんて。夢みたいだ。」
「わたくしも。あなたの子を孕めるなんて。夢みたい。」
額を合わせ、見つめ合った後、口付け合う。絡まり合って転がると、テレジアを上に乗せ、その髪を梳いた。
「俺の花。唯一の花。愛してる。」
「ええ、クライヴ。あなただけよ。あなただけが、わたくしを咲かせることが出来るの。」
鍛えられた胸に擦り寄り、吐息を漏らす。クライヴの手が降り、優しく尻を捏ねだした。時折、ぐっと左右に割開かれる。何度か繰り返したあと、人差し指が割れ目を滑り後肛に、ひたと当てられた。
「子が出来たら、こちらで受け入れてくれ。」
「……そんなこと、出来るの?」
「ああ。解せばな。こちらでも気持ち良くなれる。」
「いいわ。」
「おい、何でも受け入れるな。」
「あなただけよ。」
恐らく、それは叶わない。あなたも無理だと分かっていて口にした。いいの、どんなことでも、あなたが望むなら。わたくしは叶えると答えたい。
「全く。どこまで溺れさせる気だ。」
「わたくし以外では満足出来ないくらい?」
「それはもう、とっくにそうだな。」
嬉しそうに、あなたが笑う。ああ、こんな風に笑うあなたが見れるなんて。
「お前を抱いたら、きっと何日も手放せない。」
「わたくしも同じだから。いいの。」
いつまでも、今が続いて欲しいと願いながら口付けた。
36
お気に入りに追加
78
あなたにおすすめの小説
溺愛彼氏は消防士!?
すずなり。
恋愛
彼氏から突然言われた言葉。
「別れよう。」
その言葉はちゃんと受け取ったけど、飲み込むことができない私は友達を呼び出してやけ酒を飲んだ。
飲み過ぎた帰り、イケメン消防士さんに助けられて・・・新しい恋が始まっていく。
「男ならキスの先をは期待させないとな。」
「俺とこの先・・・してみない?」
「もっと・・・甘い声を聞かせて・・?」
私の身は持つの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界と何ら関係はありません。
※コメントや乾燥を受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
子持ちの私は、夫に駆け落ちされました
月山 歩
恋愛
産まれたばかりの赤子を抱いた私は、砦に働きに行ったきり、帰って来ない夫を心配して、鍛錬場を訪れた。すると、夫の上司は夫が仕事中に駆け落ちしていなくなったことを教えてくれた。食べる物がなく、フラフラだった私は、その場で意識を失った。赤子を抱いた私を気の毒に思った公爵家でお世話になることに。
腹黒宰相との白い結婚
黎
恋愛
大嫌いな腹黒宰相ロイドと結婚する羽目になったランメリアは、条件をつきつけた――これは白い結婚であること。代わりに側妻を娶るも愛人を作るも好きにすればいい。そう決めたはずだったのだが、なぜか、周囲が全力で溝を埋めてくる。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

美しい公爵様の、凄まじい独占欲と溺れるほどの愛
らがまふぃん
恋愛
こちらは以前投稿いたしました、 美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛 の続編となっております。前作よりマイルドな作品に仕上がっておりますが、内面のダークさが前作よりはあるのではなかろうかと。こちらのみでも楽しめるとは思いますが、わかりづらいかもしれません。よろしかったら前作をお読みいただいた方が、より楽しんでいただけるかと思いますので、お時間の都合のつく方は、是非。時々予告なく残酷な表現が入りますので、苦手な方はお控えください。 *早速のお気に入り登録、しおり、エールをありがとうございます。とても励みになります。前作もお読みくださっている方々にも、多大なる感謝を! ※R5.7/23本編完結いたしました。たくさんの方々に支えられ、ここまで続けることが出来ました。本当にありがとうございます。ばんがいへんを数話投稿いたしますので、引き続きお付き合いくださるとありがたいです。この作品の前作が、お気に入り登録をしてくださった方が、ありがたいことに200を超えておりました。感謝を込めて、前作の方に一話、近日中にお届けいたします。よろしかったらお付き合いください。 ※R5.8/6ばんがいへん終了いたしました。長い間お付き合いくださり、また、たくさんのお気に入り登録、しおり、エールを、本当にありがとうございました。 ※R5.9/3お気に入り登録200になっていました。本当にありがとうございます(泣)。嬉しかったので、一話書いてみました。 ※R5.10/30らがまふぃん活動一周年記念として、一話お届けいたします。 ※R6.1/27美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛(前作) と、こちらの作品の間のお話し 美しく冷酷な公爵令息様の、狂おしい熱情に彩られた愛 始めました。お時間の都合のつく方は、是非ご一読くださると嬉しいです。※R6.5/18お気に入り登録300超に感謝!一話書いてみましたので是非是非!
*らがまふぃん活動二周年記念として、R6.11/4に一話お届けいたします。少しでも楽しんでいただけますように。 ※R7.2/22お気に入り登録500を超えておりましたことに感謝を込めて、一話お届けいたします。本当にありがとうございます。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる