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little knight Lolo
愛嬌
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僕はロロ。
ティアナがそう、名付けてくれた。
「んーとね。白くて丸くてコロコロしてて。」
ティアナが僕の頭を撫でながら続ける。
「オスだからロロ!」
「ロロ?」
ティアナの隣にいるアリーが首を傾げる。アリーはティアナのお母さんなんだって。
「そう!メスだったらココにするつもりだったの!」
「ふっ、ふふふ。コロコロから来てるのね?」
堪えきれないとアリーが笑う。ティアナは、どやっと得意げな顔をして頷いた。
「可愛いでしょ、お母さん。」
「そ、そうね。可愛いわね。」
独特のネーミングセンスを発揮する愛娘にアリーは堪えきれず吹き出した。ティアナは気にせずロロに話しかける。
「よろしくね、ロロ。」
「ワンッ。」
「これからね、ここで一緒に暮らすのよ。ずーっと一緒なの。」
ティアナが僕を抱き上げて頬擦りしてくれた。柔らかくて気持ちいい。
最初僕は、なんか皺っとした細い男の人から連れられてここにやって来た。産まれてすぐ、連れてこられたから親も兄弟もいるのか分からない。それからずっとひとりぼっちだったけど毎日たっぷりミルクを貰って、眠くなったら寝て、広い草場と花がたくさんある所で遊んで。好きなことして過ごしていた。そんなある日、ティアナに出会ったんだ。
小さな女の子を見た途端、遊んでほしくて飛びついた。尻餅を付きながら受け止めてくれたティアナは鼻を舐めても、ちっとも怒らなかった。嬉しくて吠えたら笑ってくれた。
大好き。
初めて会った時からティアナが大好きになった。
ちょっと遊んでそれから会えなくなって寂しかったけど。次にあったら僕はティアナのロロになった。
嬉しい。
これから僕はティアナの友だち。大親友になるんだ。
「ロロ!」
「アン!」
僕はいつだってティアナから呼ばれれば答えるよ。ずっと。ずっと一緒だよ。ずっとティアナを守るからね。
僕を下ろすとティアナが走り出す。たくさんの木に囲まれた家。広い原っぱ。川もあるし、ここはとっても良い所だ。
「ロロ!こっち!」
「ワン!!」
走り出したティアナを追いかける。ティアナの隣が僕の特等席だ。
ティアナがそう、名付けてくれた。
「んーとね。白くて丸くてコロコロしてて。」
ティアナが僕の頭を撫でながら続ける。
「オスだからロロ!」
「ロロ?」
ティアナの隣にいるアリーが首を傾げる。アリーはティアナのお母さんなんだって。
「そう!メスだったらココにするつもりだったの!」
「ふっ、ふふふ。コロコロから来てるのね?」
堪えきれないとアリーが笑う。ティアナは、どやっと得意げな顔をして頷いた。
「可愛いでしょ、お母さん。」
「そ、そうね。可愛いわね。」
独特のネーミングセンスを発揮する愛娘にアリーは堪えきれず吹き出した。ティアナは気にせずロロに話しかける。
「よろしくね、ロロ。」
「ワンッ。」
「これからね、ここで一緒に暮らすのよ。ずーっと一緒なの。」
ティアナが僕を抱き上げて頬擦りしてくれた。柔らかくて気持ちいい。
最初僕は、なんか皺っとした細い男の人から連れられてここにやって来た。産まれてすぐ、連れてこられたから親も兄弟もいるのか分からない。それからずっとひとりぼっちだったけど毎日たっぷりミルクを貰って、眠くなったら寝て、広い草場と花がたくさんある所で遊んで。好きなことして過ごしていた。そんなある日、ティアナに出会ったんだ。
小さな女の子を見た途端、遊んでほしくて飛びついた。尻餅を付きながら受け止めてくれたティアナは鼻を舐めても、ちっとも怒らなかった。嬉しくて吠えたら笑ってくれた。
大好き。
初めて会った時からティアナが大好きになった。
ちょっと遊んでそれから会えなくなって寂しかったけど。次にあったら僕はティアナのロロになった。
嬉しい。
これから僕はティアナの友だち。大親友になるんだ。
「ロロ!」
「アン!」
僕はいつだってティアナから呼ばれれば答えるよ。ずっと。ずっと一緒だよ。ずっとティアナを守るからね。
僕を下ろすとティアナが走り出す。たくさんの木に囲まれた家。広い原っぱ。川もあるし、ここはとっても良い所だ。
「ロロ!こっち!」
「ワン!!」
走り出したティアナを追いかける。ティアナの隣が僕の特等席だ。
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