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はじまり
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「父さん、何してるの?」
無垢な瞳が目の前でしゃがむ父親を射抜く。もうランドセルは背負い、学校に向かう準備はとうに済んでいる。初めての登校日であって心は踊っていた。けれど父はわざわざ下を脱がし金属で出来た陰茎そっくりの物体を小さな子どもの性器へと嵌めていく。
「お前が災いから逃れられるよう御守りを着けているところだ」
「おまもり?」
父親の厳格な眼差しが子どもへと向けられる。
「そう、これはお前を守るためのものだ」
子どもを映す瞳は親というには冷たい。しかしその奥には一生揺れることのないような確固たる覚悟が秘められていた。
カチャリと鍵の閉まる音が耳に届く。下を見ると子どもの小さな性器は肌色一つなく完全に金属で覆われていた。
無垢な瞳が目の前でしゃがむ父親を射抜く。もうランドセルは背負い、学校に向かう準備はとうに済んでいる。初めての登校日であって心は踊っていた。けれど父はわざわざ下を脱がし金属で出来た陰茎そっくりの物体を小さな子どもの性器へと嵌めていく。
「お前が災いから逃れられるよう御守りを着けているところだ」
「おまもり?」
父親の厳格な眼差しが子どもへと向けられる。
「そう、これはお前を守るためのものだ」
子どもを映す瞳は親というには冷たい。しかしその奥には一生揺れることのないような確固たる覚悟が秘められていた。
カチャリと鍵の閉まる音が耳に届く。下を見ると子どもの小さな性器は肌色一つなく完全に金属で覆われていた。
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