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第一話 やり直し
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俺は兄のことが好きだった。おとぎ話から飛び出したような美しい相貌。夜闇のような漆黒の黒髪。深い海の底を映したような青い瞳。俺に向ける柔らかな微笑み。病弱な身体のせいで床に伏せっている俺の手を心細くないよう握るその優しさ。その全てが好きだった。その好きが家族としての好きじゃないと気づいたのはもう一人の弟が宮廷に訪れた時だった。
天使のように可愛らしい顔立ち。金糸のような輝く金髪に空を閉じ込めたような碧眼。弟が顔を綻ばせれば誰もが見惚れた。血の半分が平民なのにも関わらずその天使のような姿に弟は蝶よ花よと持て囃された。兄は庶子の弟ノエルを気にかけて、ノエルは随分と兄に懐いた。
ふわふわとした金髪を愛おしそうに目を細めて撫でる兄の大きな手。その微笑みは、その手は、俺の、俺だけのものだったのに。
心の奥底にふつふつと湧き上がるどす黒い感情。弟が現れてから兄は俺に冷たくなった。話しかけても今すぐ離れたいとばかりに適当にあしらい、なによりもあの柔らかい微笑みを一切俺に向けなくなった。
あいつに兄を奪われたと思った。俺はことあるごとにノエルに嫌がらせをした。いきなり突き飛ばしたりノエルが好んでいた白薔薇の庭園を荒らしてやったり。
だけどある日俺がノエルに嫌がらせをしているところを兄に見られてしまった。それから兄は一層俺に冷たくなった。完全に嫌われたと絶望した。
なぜ兄は俺だけに冷たいのか。ノエルばかり可愛がるのか。ずっと考えてた。やっぱり俺が何もできない貧弱だからだろうか。頭が良くて評判のノエルに比べて俺は頭も悪いし身体も弱い出来損ないだ。こんな弟、きっと兄は弟として見れないのかもしれない。ならどうすればいいのか。俺は思いついた。だったらノエルのように優れていればいいだろうと。優れていれば兄は俺を認めてまたあの笑みを向けてくれる。そう確信した。
俺はその日から病弱な身体を鍛えて剣術に励んでいった。そのおかげで俺は宮廷では天才と呼ばれるようにまでなったが兄は俺を認めてくれなかった。なぜだと俺は躍起になって皇帝となった兄を脅かそうとする賊や敵国を次々と薙ぎ払い、才能を見せつけた。他国から『漆黒の狂犬』と呼ばれ畏れられるくらいには名を上げていた。だけど兄は決してあの笑みを浮かべてはくれなかった。
空が厚い灰色の雲に覆われ、雷が昼夜問わず鳴り響く。預言の日が近付いている、人々は皆口々に噂した。邪神が現れる時、空は荒れ大地は裂け、この世界を全て壊すだろう。何千年も前の古い預言だ。その世界を救うのは俺たち皇族だとも書かれてあった。しかしその救い方は誰も知らない、俺を除いては。
戦で各地をまわっては預言と関係する石版がいくつか見つかった。その石版の一つにこう書かれていた。
『翼のない天使の血を引く者が永遠の苦痛をもってして贄となる時、邪神は永遠に眠ることになる』
翼のない天使の血を引く者とは我ら皇族のこと。
つまり邪神を封印できるのは特殊な魔力を持つ皇族のみであり皇族はその身を贄として永遠の苦痛を代償に世界を救えるということだ。
俺はこれを誰にも知られないよう秘密にした。兄なら皇帝として役目を果たすだろう、そう思ったのだ。兄がいなくなったら俺は生きられない。それに永遠の苦痛を兄が背負うなんて耐えられない。だったら俺が。
それにどうせ俺はもうすぐ死ぬ。
「ッッカハ」
突然の咳に口元を塞いでいた手を見下ろすと、血がべったりとついていた。医師は結核と言っていた、治す術はないとも。熱や頭痛に魘される身体に鞭打って戦っていたのが祟ったのだろう。
遠くで兄とノエルが穏やかに話しているのが見える。その二人の美しい姿はまるで絵画のようだった。兄が目を細め甘い微笑みを浮かべている。
ふと俺は思った。兄が幸せならなんでもいいと。俺が冷たくあしらわれてもノエルだけが愛されても兄が幸せならそれでいいじゃないか。兄の幸せが俺の幸せなのだから。
俺は決して自分に向けられることのない兄の微笑みを目に焼き付け一人帝国を去った。向かったのは古くからある神殿。そこで俺は秘密にしていた石版通りの儀式を済ます。
「俺はいつまでもあなたの幸せを願っています。兄上」
そして俺は人知れず世界を救うための贄となった。
全てを暗闇が覆うどこか。火から炙られるような痛みがずっと身体を焼き続ける。息もできず窒息寸前の苦しさがいつまでもいつまでも続く。
永遠の苦痛を代償に封印として俺の魂の内部に邪神を閉じ込めた。いつ終わることもない苦痛に壊れそうにもなったがそうなったら封印が解かれそうな気がして俺は耐えた。兄の幸せのためなら俺はなんだってできる。
時の流れも分からなくなる頃、人間のものではない悍ましい声が聞こえた。
「ふっ、どんなに悶えども愛する兄のため耐えるというか。愚かなものだな。壊れてしまえば楽だというに」
姿形は見えないがこんなところにいる奴なんて邪神しかいないだろう。邪神は嘲笑うように言うが俺は惑わされまいと無視する。
「哀れなほどに健気なものだな。ほら見てみるといい。今のお前の兄を」
突然目の前に見慣れた風景が映る。ノエルの好きな白薔薇の庭園。だけど純白の花は綺麗なくらい赤く染まっていた。赤薔薇に囲まれる二人。倒れるノエルを兄が今までに見たことのないくらい悲壮な顔で抱き抱えている。ノエルの胸には赤薔薇が咲くように剣が突き刺さっていた。
「…兄上どうか、そんな顔をしないで。俺は…平気だから……」
以前より大人びて美しくなった顔は青白く、兄の頬に伸ばした手は震えている。
「ああ、そんなっ……」
がたがたと身体は震え今にも兄は泣きそうだった。
ひゅうひゅうと穴の空いた袋のように息をするノエルの瞳から一筋の涙が流れる。
「……兄上ごめん……なさい」
頬を伝うそれが地面にポタリと落ちた瞬間、ノエルの瞳がゆっくりと閉じた。もう二度と開かれることはない。
「ああぁぁぁぁぁ!!!!」
冷たくなる身体を抱きしめ、兄は悲痛な咆哮をあげる。何年経っても変わらない兄の美貌は目を背けたくなるくらいに悲しみと絶望でひどく歪み、涙をとめどなく流していた。
そこで目の前が真っ暗に戻った。
「っあれは、どういうことだっっ!!」
怒りで苦痛を忘れ見えない存在に突っかかる。
「あれは現実。あの世界で今現在起こっていることだ」
「っっどうして!! なんでノエルがっっ!!」
兄にとってノエルは大切な弟。そんな弟が死ぬなんて!!
「全て貴様のせいだ」
「はっ……俺のせい?」
「貴様が兄に認められようとそこかしこに戦争をしかけたせいで多くの国にとって帝国は脅威となったのだ。だから暗殺が起こっても何の不思議もない。だが弟が危機一髪というところで守り、刺客もお前の兄に瞬殺されて暗殺は失敗に終わったがな」
「……暗殺」
全部俺の、俺のせいなのか。俺が自分勝手に戦争してたからそうなったのか。そのせいでノエルは死んで……。
「ハハハッ、どんな気分だ人間? 身を捧げたにも関わらずその全てが無駄になる様は」
「俺のせいだ。全部俺の……」
悔やんでも悔やみきれない過去の愚行。俺が生贄になれば、兄は幸せになれると思っていた。だけど俺は間違ってた。俺は兄の大切な人を殺したんだ。俺が兄の幸せを壊した。
視界が歪み、ぐらりと力が抜ける。ポロポロと熱い雫が頬を伝う。
「ハハハッッ身を焼くほどの苦痛にも涙しなかった貴様がこうもなるとはな」
これは罰なのだろうか。家族である兄を愛してしまったばかりに神が俺に罰を下したのだ。
ハハハと高笑いが頭をすり抜ける。俺の中の何かが崩れ落ちる。だがその全てが壊れる寸前あの悍ましい邪神の声が俺に語りかけてきた。
「フハハッいいだろう。気が乗った。貴様にもう一度機会をやろう」
「機会……?」
「貴様の苦しむ様はなんとも欲情をそそる」
瞬間、ぐにゃりと俺の中が歪み何かに吸い込まれる。暗闇の視界に一筋の光が見えた。
「せいぜい足掻けよ人間」
パァッと目が痛くなるほどの眩い光が俺を包み込んだ。
天使のように可愛らしい顔立ち。金糸のような輝く金髪に空を閉じ込めたような碧眼。弟が顔を綻ばせれば誰もが見惚れた。血の半分が平民なのにも関わらずその天使のような姿に弟は蝶よ花よと持て囃された。兄は庶子の弟ノエルを気にかけて、ノエルは随分と兄に懐いた。
ふわふわとした金髪を愛おしそうに目を細めて撫でる兄の大きな手。その微笑みは、その手は、俺の、俺だけのものだったのに。
心の奥底にふつふつと湧き上がるどす黒い感情。弟が現れてから兄は俺に冷たくなった。話しかけても今すぐ離れたいとばかりに適当にあしらい、なによりもあの柔らかい微笑みを一切俺に向けなくなった。
あいつに兄を奪われたと思った。俺はことあるごとにノエルに嫌がらせをした。いきなり突き飛ばしたりノエルが好んでいた白薔薇の庭園を荒らしてやったり。
だけどある日俺がノエルに嫌がらせをしているところを兄に見られてしまった。それから兄は一層俺に冷たくなった。完全に嫌われたと絶望した。
なぜ兄は俺だけに冷たいのか。ノエルばかり可愛がるのか。ずっと考えてた。やっぱり俺が何もできない貧弱だからだろうか。頭が良くて評判のノエルに比べて俺は頭も悪いし身体も弱い出来損ないだ。こんな弟、きっと兄は弟として見れないのかもしれない。ならどうすればいいのか。俺は思いついた。だったらノエルのように優れていればいいだろうと。優れていれば兄は俺を認めてまたあの笑みを向けてくれる。そう確信した。
俺はその日から病弱な身体を鍛えて剣術に励んでいった。そのおかげで俺は宮廷では天才と呼ばれるようにまでなったが兄は俺を認めてくれなかった。なぜだと俺は躍起になって皇帝となった兄を脅かそうとする賊や敵国を次々と薙ぎ払い、才能を見せつけた。他国から『漆黒の狂犬』と呼ばれ畏れられるくらいには名を上げていた。だけど兄は決してあの笑みを浮かべてはくれなかった。
空が厚い灰色の雲に覆われ、雷が昼夜問わず鳴り響く。預言の日が近付いている、人々は皆口々に噂した。邪神が現れる時、空は荒れ大地は裂け、この世界を全て壊すだろう。何千年も前の古い預言だ。その世界を救うのは俺たち皇族だとも書かれてあった。しかしその救い方は誰も知らない、俺を除いては。
戦で各地をまわっては預言と関係する石版がいくつか見つかった。その石版の一つにこう書かれていた。
『翼のない天使の血を引く者が永遠の苦痛をもってして贄となる時、邪神は永遠に眠ることになる』
翼のない天使の血を引く者とは我ら皇族のこと。
つまり邪神を封印できるのは特殊な魔力を持つ皇族のみであり皇族はその身を贄として永遠の苦痛を代償に世界を救えるということだ。
俺はこれを誰にも知られないよう秘密にした。兄なら皇帝として役目を果たすだろう、そう思ったのだ。兄がいなくなったら俺は生きられない。それに永遠の苦痛を兄が背負うなんて耐えられない。だったら俺が。
それにどうせ俺はもうすぐ死ぬ。
「ッッカハ」
突然の咳に口元を塞いでいた手を見下ろすと、血がべったりとついていた。医師は結核と言っていた、治す術はないとも。熱や頭痛に魘される身体に鞭打って戦っていたのが祟ったのだろう。
遠くで兄とノエルが穏やかに話しているのが見える。その二人の美しい姿はまるで絵画のようだった。兄が目を細め甘い微笑みを浮かべている。
ふと俺は思った。兄が幸せならなんでもいいと。俺が冷たくあしらわれてもノエルだけが愛されても兄が幸せならそれでいいじゃないか。兄の幸せが俺の幸せなのだから。
俺は決して自分に向けられることのない兄の微笑みを目に焼き付け一人帝国を去った。向かったのは古くからある神殿。そこで俺は秘密にしていた石版通りの儀式を済ます。
「俺はいつまでもあなたの幸せを願っています。兄上」
そして俺は人知れず世界を救うための贄となった。
全てを暗闇が覆うどこか。火から炙られるような痛みがずっと身体を焼き続ける。息もできず窒息寸前の苦しさがいつまでもいつまでも続く。
永遠の苦痛を代償に封印として俺の魂の内部に邪神を閉じ込めた。いつ終わることもない苦痛に壊れそうにもなったがそうなったら封印が解かれそうな気がして俺は耐えた。兄の幸せのためなら俺はなんだってできる。
時の流れも分からなくなる頃、人間のものではない悍ましい声が聞こえた。
「ふっ、どんなに悶えども愛する兄のため耐えるというか。愚かなものだな。壊れてしまえば楽だというに」
姿形は見えないがこんなところにいる奴なんて邪神しかいないだろう。邪神は嘲笑うように言うが俺は惑わされまいと無視する。
「哀れなほどに健気なものだな。ほら見てみるといい。今のお前の兄を」
突然目の前に見慣れた風景が映る。ノエルの好きな白薔薇の庭園。だけど純白の花は綺麗なくらい赤く染まっていた。赤薔薇に囲まれる二人。倒れるノエルを兄が今までに見たことのないくらい悲壮な顔で抱き抱えている。ノエルの胸には赤薔薇が咲くように剣が突き刺さっていた。
「…兄上どうか、そんな顔をしないで。俺は…平気だから……」
以前より大人びて美しくなった顔は青白く、兄の頬に伸ばした手は震えている。
「ああ、そんなっ……」
がたがたと身体は震え今にも兄は泣きそうだった。
ひゅうひゅうと穴の空いた袋のように息をするノエルの瞳から一筋の涙が流れる。
「……兄上ごめん……なさい」
頬を伝うそれが地面にポタリと落ちた瞬間、ノエルの瞳がゆっくりと閉じた。もう二度と開かれることはない。
「ああぁぁぁぁぁ!!!!」
冷たくなる身体を抱きしめ、兄は悲痛な咆哮をあげる。何年経っても変わらない兄の美貌は目を背けたくなるくらいに悲しみと絶望でひどく歪み、涙をとめどなく流していた。
そこで目の前が真っ暗に戻った。
「っあれは、どういうことだっっ!!」
怒りで苦痛を忘れ見えない存在に突っかかる。
「あれは現実。あの世界で今現在起こっていることだ」
「っっどうして!! なんでノエルがっっ!!」
兄にとってノエルは大切な弟。そんな弟が死ぬなんて!!
「全て貴様のせいだ」
「はっ……俺のせい?」
「貴様が兄に認められようとそこかしこに戦争をしかけたせいで多くの国にとって帝国は脅威となったのだ。だから暗殺が起こっても何の不思議もない。だが弟が危機一髪というところで守り、刺客もお前の兄に瞬殺されて暗殺は失敗に終わったがな」
「……暗殺」
全部俺の、俺のせいなのか。俺が自分勝手に戦争してたからそうなったのか。そのせいでノエルは死んで……。
「ハハハッ、どんな気分だ人間? 身を捧げたにも関わらずその全てが無駄になる様は」
「俺のせいだ。全部俺の……」
悔やんでも悔やみきれない過去の愚行。俺が生贄になれば、兄は幸せになれると思っていた。だけど俺は間違ってた。俺は兄の大切な人を殺したんだ。俺が兄の幸せを壊した。
視界が歪み、ぐらりと力が抜ける。ポロポロと熱い雫が頬を伝う。
「ハハハッッ身を焼くほどの苦痛にも涙しなかった貴様がこうもなるとはな」
これは罰なのだろうか。家族である兄を愛してしまったばかりに神が俺に罰を下したのだ。
ハハハと高笑いが頭をすり抜ける。俺の中の何かが崩れ落ちる。だがその全てが壊れる寸前あの悍ましい邪神の声が俺に語りかけてきた。
「フハハッいいだろう。気が乗った。貴様にもう一度機会をやろう」
「機会……?」
「貴様の苦しむ様はなんとも欲情をそそる」
瞬間、ぐにゃりと俺の中が歪み何かに吸い込まれる。暗闇の視界に一筋の光が見えた。
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