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第一話
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友達の家というのはなんとも不思議なもので家具や小物を見るだけでも興味が尽きることはない。自分の家とは全く違う様なら尚更だった。
俺んちのリビングなんて父が誇らしげに飾った表彰状や瓶に詰まった甲子園の土などがあって野球一色なのに秀司しゅうじの家は首を上下に振り続けるへんてこな鳥の小さな置物や車の模型、かわいいサボテン、映画のタイトルでぎっしり埋まった棚と色々なものがあってまるで雑貨屋さんに足を踏み入れたみたいだった。
整然となりながらも色とりどりな部屋の中にぽつりと佇む雲みたいに真っ白な電子ピアノ。学校以外で楽器なんて見たことがなくてまじまじと見つめてしまう。
「なぁこれ……」
気になって目が離せないまま真っ白なそれに指を指すと秀司が教えてくれた。
「ああそれ妹のだよ。今じゃ飽きて全く使わないけど」
目を奪われたままの俺に「使ってみる?」と秀司が電源を入れてくれた。黒の斑が散る白の鍵盤に恐る恐る触れるとポロンと軽やかな音色が響いた。
「ほらこうやってさ」
弾いてみたはいいもののどうしたらいいか分からなくて固まっていると秀司がゆっくりとお手本を見せてくれた。真似してやってみると短くも優しい音色を奏でることができた。信じられなかった。俺の手からこんな美しい音を出せるなんて。
「良かったらピアノ貸そうか? どうせ妹も使わないし」
「っえ……」
「だって気に入ったんだろ?」
「……そうだけど。でもきっと父さんが許してくれないよ」
「なんで? 置く場所がないとか?」
なんでって……。だって俺が野球以外に興味持っちゃったらピアノごと壊されかねない。父から課せられた一日ニ時間の自主練、このルールをこの前破っちゃって必死にねだって買ってもらったゲーム機も壊されたばっかりだし。
そんなことを思い出して俯く俺に秀司がならと提案する。
「置き場所がないなら俺んちに来ればいいよ。家も隣だし」
「……いいの?」
「もちろん。透が遊びに来てくれるの俺めっちゃ嬉しいし」
秀司のひまわりみたいな笑みに救われるようだった。もっとあの美しい音色を奏でることが出来るなんて舞い上がりそうになる。
「おーい。そろそろ出発するぞー」
秀司の父が玄関から俺たちを呼ぶ。どうやら親同士の世間話は終わったらしい。
今日は俺と秀司の家族でキャンプをすることになっていた。「透ー、早くしろー」と威圧的に呼ぶ父の声に慌てて外へ出る。父を怒らせたくなくて急いで車に乗り込もうとしたら秀司から腕を引っ張られた。
「なんでそっち? 透は俺と一緒に乗るんじゃないの?」
「えっ、だって車は二台あるし、これって普通それぞれ家族ごとで移動するもんじゃ……」
「別に狭いわけじゃないんだ。だったら透が俺んちの車に乗っても問題ないだろ」
「……だけど」と詰まる俺の手を掴んで秀司は「ほら早く乗ろう」と引っ張って後部座席に座らされる。
秀司の父は「おっ? こっちに乗るか?」と楽しげに笑って既に車に乗り込んでいた俺の家族に伝えに行く。後ろの窓から覗けば両親は申し訳なさそうにしていた。秀司のお母さんが俺に「ごめんね、きっと秀司が強引に誘ったんでしょ」と困ったように微笑む。
「強引じゃないよ。透は嫌がってるわけじゃないから」
「……全くこの子は本当に透君のことが好きなんだから。透君、鬱陶しかったらハッキリ言って構わないんだからね」
「……ははは」
なんて返せばいいか分からなくてぎこちなく笑うと秀司が少し傷ついたような表情を浮かべた。
「……透、俺鬱陶しい?」
いつも落ち着いた感じなのに何が原因か分からないけどたまにこう繊細だから困ったものだ。
「鬱陶しくなんかないよ。もしそうだったらここにいないだろ?」
良かったと安堵するように顔の強張りがとける。秀司は言動とか大人っぽいけどこうして見るとなんら俺と変わらないんだなって思う。
現地に着くまでは退屈なんてことはなくてみんなでしりとりとかおしゃべりとかしてとても楽しかった。いつもなら車内といったら冷え冷えとした空気が当たり前だったから新鮮だった。今日友達とのお泊まりで日にちが被ってしまって来られなかったけれど、秀司の妹がいたらもっと賑やかだったんだろうなと想像する。
でもなんだか車に揺られていると瞼が重くなってきた。もっと楽しんでいたいと頑張っていたけれど、いつの間にか秀司の肩に寄りかかって眠ってしまった。
頭に走る衝撃と共に目を覚ます。
「おいいつまで寝ているんだ!? お前なしで全部やったんだぞ」
その怒号に頭を叩かれたのだと気付く。
衝撃でゆらゆらする頭をなんとか働かせて起き上がり開いた車の扉から周りを見渡すともう現地に着いていて、テントの設置も荷物運びも何もかも終わっていた。
「ご、ごめんなさい」
「まぁまぁ。透君も長時間の移動で疲れていたようだし仕方ないよ。起こさないでと秀司が言ってそのままにしていたのも私だからね。それより今カレー作りしているんだけど一緒に手伝ってくれる人いないかな~?」
秀司の父が朗らかに笑って場を和ませ、誰かを探すような素振りに真っ先に手を挙げる。
「俺手伝う!」
「良かった。秀司も今手伝ってると思うからよろしくね!」
そうして父の苛立ちから逃げるように俺は駆けて行った。母らが教育話に盛り上がりながらも手を動かすなか、秀司が料理なんてあまりしたことのない俺のために手取り足取り教えてくれた。後ろから手と手を重ねられ、じゃがいもの皮をピーラーで剥いていく。
「上手、上手」
「ありがと。でも、ちょっと暑いよ」
夏日なのに秀司と身体が密着しているせいでじわりと肌が汗ばんでなんだか心臓がバクバクする。
「そうだった? ごめん、ごめん」
何故か少し惜しむように離れる秀司。秀司は暑くないのだろうか。
出来上がったカレーはとても美味しくて手伝ったこともあって達成感があった。父は何も言わなかったけどパクパク食べてくれたし、母は俺の切ったじゃがいもを食べて美味しいよと褒めてくれた。なにより俺たち三人だとどこか冷めてる雰囲気が秀司の家族みたいに温かくなったようで嬉しかった。
その後夕方まで秀司と川で遊んで夜には蛍がたくさんいるらしいとのことで夜二人で見に行こうかと約束した。
晩御飯も食べてさて行こうかとなった時、父がバットを押し付けてきた。
「え……」
「素振り百回。毎日の日課だからな」
「でも俺……」
横目で秀司を見ると、彼は駆けつけて「おじさん! 実は俺たちこれから蛍見に行くんだ」と割って入ってくれた。
「蛍?」
「うん。だから今日は許してやってくれないかな?」
「いかん、いかん。秀司君も野球をやっているから分かると思うが上達には一日の積み重ねが大切なんだ。透、蛍を見たいならそれを終わらせてから行くんだ」
「……」
正直嫌だった。父にスポーツ少年団に入れられたけど野球は得意でも好きでもなかった。だけど父は俺に大きく期待を寄せていて毎日自主練をさせて父自身もそれを手伝っていた。
だけどにしたってこんな日までしなくてもいいじゃないか。
その不満がバレたのだろう。父が段々と苛立っていくのを肌で感じた。
「なんだその態度は。試合で活躍したいんじゃないのか。そんなんじゃプロ野球選手になんてなれないぞ」
プロ野球選手なんて夢見たことはない。それはかつての父の夢だ。
不穏な空気に俺の母も秀司の両親もこちらに目を向ける。母は何も言わずにそのまま顔を背ける。母が一度意見を言った際、父に「出て行け」と言われ、専業主婦で仕事もしたこともない貯金もない母は家を追い出されることが怖くてそれ以来何も父に言うことはない。
俺だってプロなんて目指してないと言いたかった。けどそうすれば父に「だったらお前はいらない」と言われそうで怖かった。親の夢を叶えるために俺がいる。俺にとっての存在価値はそれしかなく、親の期待に添えなければ捨てられるのだ。
秀司の父が不穏さをかき消すように朗らかに笑みを浮かべる。
「まぁ今日ぐらいはいいんじゃないですかね。未来ある選手には息抜きも大事でしょう?」
「そういうわけにもいかないんです。努力は一日一日コツコツ積み重ねることでやっと結果が現れる。努力は必ず報われる。だからこそ努力を怠ってはいけないんですよ」
熱心に語り、俺の腕をぎっと引っ張る。
「たったの百回です。いつもより少ない。すぐ終わりますからそれまでちょっと待っててくれませんかね」
秀司の顔を横目で見ながら引きずられおぼつかない足取りで離れていく。
秀司は憤っているようななんとも暗い表情をしていて、だけど今の俺は嫌という気持ちで沈んですぐに戻るよって元気付けの一言も言えなかった。
暗い森の中へ連れて行かれる。その向こうには夕陽に染まる秀司がじっとこちらを見つめていた。
まるで一線を引かれているようだった。太陽の光には必ず影ができる。その二つは決して交わることがなく、影がどんなに焦がれても光に溶け込むことなんてできない。
そんなの俺の思い込みだって信じたかった。
だけど影は更に暗くなる一方だった。
俺んちのリビングなんて父が誇らしげに飾った表彰状や瓶に詰まった甲子園の土などがあって野球一色なのに秀司しゅうじの家は首を上下に振り続けるへんてこな鳥の小さな置物や車の模型、かわいいサボテン、映画のタイトルでぎっしり埋まった棚と色々なものがあってまるで雑貨屋さんに足を踏み入れたみたいだった。
整然となりながらも色とりどりな部屋の中にぽつりと佇む雲みたいに真っ白な電子ピアノ。学校以外で楽器なんて見たことがなくてまじまじと見つめてしまう。
「なぁこれ……」
気になって目が離せないまま真っ白なそれに指を指すと秀司が教えてくれた。
「ああそれ妹のだよ。今じゃ飽きて全く使わないけど」
目を奪われたままの俺に「使ってみる?」と秀司が電源を入れてくれた。黒の斑が散る白の鍵盤に恐る恐る触れるとポロンと軽やかな音色が響いた。
「ほらこうやってさ」
弾いてみたはいいもののどうしたらいいか分からなくて固まっていると秀司がゆっくりとお手本を見せてくれた。真似してやってみると短くも優しい音色を奏でることができた。信じられなかった。俺の手からこんな美しい音を出せるなんて。
「良かったらピアノ貸そうか? どうせ妹も使わないし」
「っえ……」
「だって気に入ったんだろ?」
「……そうだけど。でもきっと父さんが許してくれないよ」
「なんで? 置く場所がないとか?」
なんでって……。だって俺が野球以外に興味持っちゃったらピアノごと壊されかねない。父から課せられた一日ニ時間の自主練、このルールをこの前破っちゃって必死にねだって買ってもらったゲーム機も壊されたばっかりだし。
そんなことを思い出して俯く俺に秀司がならと提案する。
「置き場所がないなら俺んちに来ればいいよ。家も隣だし」
「……いいの?」
「もちろん。透が遊びに来てくれるの俺めっちゃ嬉しいし」
秀司のひまわりみたいな笑みに救われるようだった。もっとあの美しい音色を奏でることが出来るなんて舞い上がりそうになる。
「おーい。そろそろ出発するぞー」
秀司の父が玄関から俺たちを呼ぶ。どうやら親同士の世間話は終わったらしい。
今日は俺と秀司の家族でキャンプをすることになっていた。「透ー、早くしろー」と威圧的に呼ぶ父の声に慌てて外へ出る。父を怒らせたくなくて急いで車に乗り込もうとしたら秀司から腕を引っ張られた。
「なんでそっち? 透は俺と一緒に乗るんじゃないの?」
「えっ、だって車は二台あるし、これって普通それぞれ家族ごとで移動するもんじゃ……」
「別に狭いわけじゃないんだ。だったら透が俺んちの車に乗っても問題ないだろ」
「……だけど」と詰まる俺の手を掴んで秀司は「ほら早く乗ろう」と引っ張って後部座席に座らされる。
秀司の父は「おっ? こっちに乗るか?」と楽しげに笑って既に車に乗り込んでいた俺の家族に伝えに行く。後ろの窓から覗けば両親は申し訳なさそうにしていた。秀司のお母さんが俺に「ごめんね、きっと秀司が強引に誘ったんでしょ」と困ったように微笑む。
「強引じゃないよ。透は嫌がってるわけじゃないから」
「……全くこの子は本当に透君のことが好きなんだから。透君、鬱陶しかったらハッキリ言って構わないんだからね」
「……ははは」
なんて返せばいいか分からなくてぎこちなく笑うと秀司が少し傷ついたような表情を浮かべた。
「……透、俺鬱陶しい?」
いつも落ち着いた感じなのに何が原因か分からないけどたまにこう繊細だから困ったものだ。
「鬱陶しくなんかないよ。もしそうだったらここにいないだろ?」
良かったと安堵するように顔の強張りがとける。秀司は言動とか大人っぽいけどこうして見るとなんら俺と変わらないんだなって思う。
現地に着くまでは退屈なんてことはなくてみんなでしりとりとかおしゃべりとかしてとても楽しかった。いつもなら車内といったら冷え冷えとした空気が当たり前だったから新鮮だった。今日友達とのお泊まりで日にちが被ってしまって来られなかったけれど、秀司の妹がいたらもっと賑やかだったんだろうなと想像する。
でもなんだか車に揺られていると瞼が重くなってきた。もっと楽しんでいたいと頑張っていたけれど、いつの間にか秀司の肩に寄りかかって眠ってしまった。
頭に走る衝撃と共に目を覚ます。
「おいいつまで寝ているんだ!? お前なしで全部やったんだぞ」
その怒号に頭を叩かれたのだと気付く。
衝撃でゆらゆらする頭をなんとか働かせて起き上がり開いた車の扉から周りを見渡すともう現地に着いていて、テントの設置も荷物運びも何もかも終わっていた。
「ご、ごめんなさい」
「まぁまぁ。透君も長時間の移動で疲れていたようだし仕方ないよ。起こさないでと秀司が言ってそのままにしていたのも私だからね。それより今カレー作りしているんだけど一緒に手伝ってくれる人いないかな~?」
秀司の父が朗らかに笑って場を和ませ、誰かを探すような素振りに真っ先に手を挙げる。
「俺手伝う!」
「良かった。秀司も今手伝ってると思うからよろしくね!」
そうして父の苛立ちから逃げるように俺は駆けて行った。母らが教育話に盛り上がりながらも手を動かすなか、秀司が料理なんてあまりしたことのない俺のために手取り足取り教えてくれた。後ろから手と手を重ねられ、じゃがいもの皮をピーラーで剥いていく。
「上手、上手」
「ありがと。でも、ちょっと暑いよ」
夏日なのに秀司と身体が密着しているせいでじわりと肌が汗ばんでなんだか心臓がバクバクする。
「そうだった? ごめん、ごめん」
何故か少し惜しむように離れる秀司。秀司は暑くないのだろうか。
出来上がったカレーはとても美味しくて手伝ったこともあって達成感があった。父は何も言わなかったけどパクパク食べてくれたし、母は俺の切ったじゃがいもを食べて美味しいよと褒めてくれた。なにより俺たち三人だとどこか冷めてる雰囲気が秀司の家族みたいに温かくなったようで嬉しかった。
その後夕方まで秀司と川で遊んで夜には蛍がたくさんいるらしいとのことで夜二人で見に行こうかと約束した。
晩御飯も食べてさて行こうかとなった時、父がバットを押し付けてきた。
「え……」
「素振り百回。毎日の日課だからな」
「でも俺……」
横目で秀司を見ると、彼は駆けつけて「おじさん! 実は俺たちこれから蛍見に行くんだ」と割って入ってくれた。
「蛍?」
「うん。だから今日は許してやってくれないかな?」
「いかん、いかん。秀司君も野球をやっているから分かると思うが上達には一日の積み重ねが大切なんだ。透、蛍を見たいならそれを終わらせてから行くんだ」
「……」
正直嫌だった。父にスポーツ少年団に入れられたけど野球は得意でも好きでもなかった。だけど父は俺に大きく期待を寄せていて毎日自主練をさせて父自身もそれを手伝っていた。
だけどにしたってこんな日までしなくてもいいじゃないか。
その不満がバレたのだろう。父が段々と苛立っていくのを肌で感じた。
「なんだその態度は。試合で活躍したいんじゃないのか。そんなんじゃプロ野球選手になんてなれないぞ」
プロ野球選手なんて夢見たことはない。それはかつての父の夢だ。
不穏な空気に俺の母も秀司の両親もこちらに目を向ける。母は何も言わずにそのまま顔を背ける。母が一度意見を言った際、父に「出て行け」と言われ、専業主婦で仕事もしたこともない貯金もない母は家を追い出されることが怖くてそれ以来何も父に言うことはない。
俺だってプロなんて目指してないと言いたかった。けどそうすれば父に「だったらお前はいらない」と言われそうで怖かった。親の夢を叶えるために俺がいる。俺にとっての存在価値はそれしかなく、親の期待に添えなければ捨てられるのだ。
秀司の父が不穏さをかき消すように朗らかに笑みを浮かべる。
「まぁ今日ぐらいはいいんじゃないですかね。未来ある選手には息抜きも大事でしょう?」
「そういうわけにもいかないんです。努力は一日一日コツコツ積み重ねることでやっと結果が現れる。努力は必ず報われる。だからこそ努力を怠ってはいけないんですよ」
熱心に語り、俺の腕をぎっと引っ張る。
「たったの百回です。いつもより少ない。すぐ終わりますからそれまでちょっと待っててくれませんかね」
秀司の顔を横目で見ながら引きずられおぼつかない足取りで離れていく。
秀司は憤っているようななんとも暗い表情をしていて、だけど今の俺は嫌という気持ちで沈んですぐに戻るよって元気付けの一言も言えなかった。
暗い森の中へ連れて行かれる。その向こうには夕陽に染まる秀司がじっとこちらを見つめていた。
まるで一線を引かれているようだった。太陽の光には必ず影ができる。その二つは決して交わることがなく、影がどんなに焦がれても光に溶け込むことなんてできない。
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