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「やめっ──!」
下を剥がされ、脚を強制的に開かされる。普段、誰にも見せないようなそこ。それをまじまじと見つめられ、顔が燃えるように熱くなる。
「見るんじゃねぇよ」
脚を閉じようとするが、がっしりと太腿を掴まれて阻止される。タツキはずっと一点を見つめる。
「ちっちゃいな」
コンプレックスに助走をつけて刺してくる。俺のは他人よりだいぶ、いやかなり小さい。気にしていない時なんてなかった。だから見られたくなかったのに。
「あんな態度でかいのに、ものはこんなんなんてな」
繊細な心を抉られ、言い返す元気も失う。
「ひゃっ」
か細い自分の変な声に驚く。
自信のない、しゅんとした性器が大きな手に包まれていた。
「かわいい」
うっとりした様子でタツキは俺のに夢中になる。
「ここもちっちゃいのな」
「あっ、や……」
タツキは敏感なそこを好き勝手に弄り始める。感触を楽しむように膨らみをぷにぷにと揉む。ふわりとした快感が来て性器に熱が昇る。
「これで勃っているのか?」
大きくなった気がしないと言いたいようだ。しかも馬鹿にしてるんじゃなく純粋に首を傾げているのがクソムカつく。
「そんなに怒るなよ。ほら気持ちよくしてやるから」
子どもを相手にするように雑に扱われる。ぜってぇ思い通りになんねぇ。
性器が完全にタツキの手で包まれる。しゅこしゅこと手を動かし、無理矢理気持ち良くさせられる。でも眉間に皺を寄せて堪える。蕩けた顔なんて絶対見せない。
「無理すんなって」
動かす手が早くなる。男同士だから的確に弱いところを責めてきやがる。
自分でやるのとは全く違う。一瞬一瞬に加えられる新しい感覚に感じ入ってしまう。
手加減なんてしない。確実に限界まで持って行かれる。思わず腰をへこへこと動かしてしまう。
「っああ……!」
積もった強い刺激が体に解き放たれる。背を弓形に反らし、快感に翻弄される。高められた性器から白濁がぴゅるると飛び出す。それはタツキの手に降りかかり、骨ばった手の甲にとろりと伝う。
はぁはぁと息を切らす。頬が熱くなる。瞳が蕩け、タツキと目が合う。タツキはたまらないといった表情を浮かべていた。
「こんなのズルいだろ……」
タツキが後孔に手を伸ばし、俺の出した精液を塗りたくる。何をしようとしているか分かって焦る。
「お前、これ以上はマジでやめろって! おい、聞いてんのか!」
「聞いてない」
「ふざけんな!」
腕を解こうと頑張るが、縛るタオルがキツくて全く解けない。滑りを良くして指が中につぷっと挿入ってくる。
「あっ……!」
さっきまで足掻いていた腕から力が抜けていく。
中を探るように指が中でバラバラと動く。びりびりとした柔い電気が溜まっていくような感覚に翻弄される。
「ん、あっあっあっ、や、ああ」
更に最も敏感な箇所をぐいぐいっと押されればひとたまりもなかった。
タツキの指が抜かれる。後ろは俺の体液でぐちゃぐちゃで、指と繋がっていた系がプツッと切れる。後孔ははしたなく、くぱくぱと閉じて開いてを繰り返していた。
「ほとんど女じゃんか」
言い返す気力なんてからっからに奪われていた。骨がなくなったように四肢をだらんと投げ出す。
下を剥がされ、脚を強制的に開かされる。普段、誰にも見せないようなそこ。それをまじまじと見つめられ、顔が燃えるように熱くなる。
「見るんじゃねぇよ」
脚を閉じようとするが、がっしりと太腿を掴まれて阻止される。タツキはずっと一点を見つめる。
「ちっちゃいな」
コンプレックスに助走をつけて刺してくる。俺のは他人よりだいぶ、いやかなり小さい。気にしていない時なんてなかった。だから見られたくなかったのに。
「あんな態度でかいのに、ものはこんなんなんてな」
繊細な心を抉られ、言い返す元気も失う。
「ひゃっ」
か細い自分の変な声に驚く。
自信のない、しゅんとした性器が大きな手に包まれていた。
「かわいい」
うっとりした様子でタツキは俺のに夢中になる。
「ここもちっちゃいのな」
「あっ、や……」
タツキは敏感なそこを好き勝手に弄り始める。感触を楽しむように膨らみをぷにぷにと揉む。ふわりとした快感が来て性器に熱が昇る。
「これで勃っているのか?」
大きくなった気がしないと言いたいようだ。しかも馬鹿にしてるんじゃなく純粋に首を傾げているのがクソムカつく。
「そんなに怒るなよ。ほら気持ちよくしてやるから」
子どもを相手にするように雑に扱われる。ぜってぇ思い通りになんねぇ。
性器が完全にタツキの手で包まれる。しゅこしゅこと手を動かし、無理矢理気持ち良くさせられる。でも眉間に皺を寄せて堪える。蕩けた顔なんて絶対見せない。
「無理すんなって」
動かす手が早くなる。男同士だから的確に弱いところを責めてきやがる。
自分でやるのとは全く違う。一瞬一瞬に加えられる新しい感覚に感じ入ってしまう。
手加減なんてしない。確実に限界まで持って行かれる。思わず腰をへこへこと動かしてしまう。
「っああ……!」
積もった強い刺激が体に解き放たれる。背を弓形に反らし、快感に翻弄される。高められた性器から白濁がぴゅるると飛び出す。それはタツキの手に降りかかり、骨ばった手の甲にとろりと伝う。
はぁはぁと息を切らす。頬が熱くなる。瞳が蕩け、タツキと目が合う。タツキはたまらないといった表情を浮かべていた。
「こんなのズルいだろ……」
タツキが後孔に手を伸ばし、俺の出した精液を塗りたくる。何をしようとしているか分かって焦る。
「お前、これ以上はマジでやめろって! おい、聞いてんのか!」
「聞いてない」
「ふざけんな!」
腕を解こうと頑張るが、縛るタオルがキツくて全く解けない。滑りを良くして指が中につぷっと挿入ってくる。
「あっ……!」
さっきまで足掻いていた腕から力が抜けていく。
中を探るように指が中でバラバラと動く。びりびりとした柔い電気が溜まっていくような感覚に翻弄される。
「ん、あっあっあっ、や、ああ」
更に最も敏感な箇所をぐいぐいっと押されればひとたまりもなかった。
タツキの指が抜かれる。後ろは俺の体液でぐちゃぐちゃで、指と繋がっていた系がプツッと切れる。後孔ははしたなく、くぱくぱと閉じて開いてを繰り返していた。
「ほとんど女じゃんか」
言い返す気力なんてからっからに奪われていた。骨がなくなったように四肢をだらんと投げ出す。
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