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第四章 ウージスパイン魔術大学校
2/魔術大学校 -43 ヘレジナのお願い
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「──はあッ、……は……、はあ……」
気付けば、ヘレジナとプルの住む黒雪寮の前まで来ていた。
黒雪寮は女子寮だ。
寮母に軽く事情を話し、二人を呼んでもらった。
「か、……かたな! ど、どうしたの……!」
「何があった!」
「……ああ、いや。その」
息を整え、誤魔化すように笑みを浮かべる。
「そこまで、緊急事態ってわけじゃない。安心してくれ」
「──…………」
「イオタが、また、発作を起こしてな。……それで、ヘレジナに聞きたいことができた」
ベディルスから聞いた話を、掻い摘まんで説明する。
二人が顔を見合わせた。
「……まさか、イオタが竜の血を継いでいるとは」
「で、……でも、納得はいく、……かも。あ、あれは、本当に鱗だったから……」
「それで、ルインラインはどうだった? 発作を起こしてる様子なんかは」
ヘレジナが答える。
「いや、私の知る限りは、そのような発作は一度もない。常に行動を共にしていたわけではないが……」
「で、でも、あれだけの咳、……だもん。ルインラインが病に、な、なれば、宮中に噂くらいは立った、……と、思う」
「つまり、ルインラインは発作を起こしてはいなかった……」
プルがヘレジナに尋ねる。
「る、ルインラインの日課とか、し、……知らない?」
「日課、ですか……」
ヘレジナが、しばし思案する。
「修練と、祈り以外には、一つだけ」
「そ、それは……」
「……自分の血を、飲むのです。毎日ではありませんでしたが」
「自分の血、って──」
思わず目をまるくする。
「自分を傷つけてってこと、だよな」
「ああ。飲むと言っても、ごくごくと飲むわけではない。舐める、と言ったほうが近い。自分の手首の皮膚を軽く噛み千切り、血を舐める。師匠はこれを、ちょっとした願掛けだと言っていた」
「──…………」
イオタの発作は、魔獣の血液から精製した薬で沈静化した。
サザスラーヤの血潮は、口から摂取して初めて〈命〉として働いた。
血液を口から摂取する。
この行為にこそ意味があるのだとすれば、ルインラインの行動も納得が行く。
自分の──人間の血によって、竜の血を抑えていたのだ。
「……魔獣の血より、人間の血のほうが入手しやすい。試す価値は十分にある。俺はイオタを迎えに行くけど、二人はどうする?」
「──…………」
そっと目を伏せたヘレジナが俺の名を呼んだ。
「カタナ」
「どうした?」
俺の肩ほどの身長もない矮躯がこちらを俺を見上げる。
その双眸は、真剣だった。
「私の命令権を、ここで行使する」
「ここで……?」
何をやらされるんだ。
「──何故、泣いていた。問答無用で答えるがいい」
「ッ!」
思わず目元を擦る。
涙が残っているのかと思って。
「やはりか。涙の跡など、残っておらん。目がすこし充血していたから、鎌を掛けただけだ」
「──…………」
敵わないな。
「情けない話だ。ただ、自分が無力に思えただけだ。俺がイオタにできることは、あまりに少ない。既に起こったことは変えられない。イオタには過酷が待っていて、それはきっと、イオタ自身が乗り越えなければならないものだ。そして──」
苦々しく、笑う。
「俺は、本当の意味で、イオタの苦悩を理解することはない。それが悔しかった。……それだけだ」
ヘレジナが、呆れたように言った。
「なんともはや、過保護な師匠よな」
「マジでそうかも……」
自覚はある。
だが、どうにもイオタには感情移入してしまうのだ。
持たざる者。
[羅針盤]も、[星見台]も、神眼も、神剣も──借り物のすべてを奪われたとしたら、俺はきっと、あの子に似ているから。
「──…………」
プルが、遠慮がちに、俺の袖を引く。
「……イオタくんの過酷は、イオタくんのもの、だよ。そ、それを肩代わりすることは、誰にもできない」
「……そう、だな」
「わ、わたしたちは、……ずっと傍にいることすら、できない。一緒には、いられない。で、でも、何もできないわけじゃ、……ない、よ」
プルが、俺を見つめる。
潤んだ瞳で。
「かたなにしか、できないこと、あるよ。それは、イオタくんを、つ、強くすること。自分で立てるように。自分で歩けるように。あなたは、イオタくんの師、……だから」
プルの言葉が、ひび割れ欠けた心の隙間に染み込んでいく。
「……そして、信じよう。あなたが強く育てた弟子のことを。このネウロパニエを離れても、ずっと、ずっと」
「──…………」
目蓋を閉じる。
そして、空を見上げて目を開いた。
中天に座す沈まぬ月が、今日も明るく輝いている。
涙が一筋、頬を伝った。
「ありがとう、プル。ありがとう、ヘレジナ。俺のすべきことがわかったよ」
「ああ。少なくとも、イオタに同情して涙を流すことではあるまい?」
「はは……」
勘弁してくれ、小っ恥ずかしい。
「……イオタを迎えに行ってくるよ」
「わ、……わたしも、行くね」
「私も行こう。なに、賑やかしにはなるであろう」
「ああ」
残された僅かな時間で俺ができることは多くない。
だが、〈これだけは身に着けなければならない〉という目標は確かに存在する。
それは、成功体験に基づく自信だ。
幸いにして、そのための舞台としてピッタリのイベントがある。
武術大会。
優勝までは望まない。
ただの一度でいい。
闘技形式での試合で、勝利してほしい。
悪いな、イオタ。
明日からスパルタだ。
気付けば、ヘレジナとプルの住む黒雪寮の前まで来ていた。
黒雪寮は女子寮だ。
寮母に軽く事情を話し、二人を呼んでもらった。
「か、……かたな! ど、どうしたの……!」
「何があった!」
「……ああ、いや。その」
息を整え、誤魔化すように笑みを浮かべる。
「そこまで、緊急事態ってわけじゃない。安心してくれ」
「──…………」
「イオタが、また、発作を起こしてな。……それで、ヘレジナに聞きたいことができた」
ベディルスから聞いた話を、掻い摘まんで説明する。
二人が顔を見合わせた。
「……まさか、イオタが竜の血を継いでいるとは」
「で、……でも、納得はいく、……かも。あ、あれは、本当に鱗だったから……」
「それで、ルインラインはどうだった? 発作を起こしてる様子なんかは」
ヘレジナが答える。
「いや、私の知る限りは、そのような発作は一度もない。常に行動を共にしていたわけではないが……」
「で、でも、あれだけの咳、……だもん。ルインラインが病に、な、なれば、宮中に噂くらいは立った、……と、思う」
「つまり、ルインラインは発作を起こしてはいなかった……」
プルがヘレジナに尋ねる。
「る、ルインラインの日課とか、し、……知らない?」
「日課、ですか……」
ヘレジナが、しばし思案する。
「修練と、祈り以外には、一つだけ」
「そ、それは……」
「……自分の血を、飲むのです。毎日ではありませんでしたが」
「自分の血、って──」
思わず目をまるくする。
「自分を傷つけてってこと、だよな」
「ああ。飲むと言っても、ごくごくと飲むわけではない。舐める、と言ったほうが近い。自分の手首の皮膚を軽く噛み千切り、血を舐める。師匠はこれを、ちょっとした願掛けだと言っていた」
「──…………」
イオタの発作は、魔獣の血液から精製した薬で沈静化した。
サザスラーヤの血潮は、口から摂取して初めて〈命〉として働いた。
血液を口から摂取する。
この行為にこそ意味があるのだとすれば、ルインラインの行動も納得が行く。
自分の──人間の血によって、竜の血を抑えていたのだ。
「……魔獣の血より、人間の血のほうが入手しやすい。試す価値は十分にある。俺はイオタを迎えに行くけど、二人はどうする?」
「──…………」
そっと目を伏せたヘレジナが俺の名を呼んだ。
「カタナ」
「どうした?」
俺の肩ほどの身長もない矮躯がこちらを俺を見上げる。
その双眸は、真剣だった。
「私の命令権を、ここで行使する」
「ここで……?」
何をやらされるんだ。
「──何故、泣いていた。問答無用で答えるがいい」
「ッ!」
思わず目元を擦る。
涙が残っているのかと思って。
「やはりか。涙の跡など、残っておらん。目がすこし充血していたから、鎌を掛けただけだ」
「──…………」
敵わないな。
「情けない話だ。ただ、自分が無力に思えただけだ。俺がイオタにできることは、あまりに少ない。既に起こったことは変えられない。イオタには過酷が待っていて、それはきっと、イオタ自身が乗り越えなければならないものだ。そして──」
苦々しく、笑う。
「俺は、本当の意味で、イオタの苦悩を理解することはない。それが悔しかった。……それだけだ」
ヘレジナが、呆れたように言った。
「なんともはや、過保護な師匠よな」
「マジでそうかも……」
自覚はある。
だが、どうにもイオタには感情移入してしまうのだ。
持たざる者。
[羅針盤]も、[星見台]も、神眼も、神剣も──借り物のすべてを奪われたとしたら、俺はきっと、あの子に似ているから。
「──…………」
プルが、遠慮がちに、俺の袖を引く。
「……イオタくんの過酷は、イオタくんのもの、だよ。そ、それを肩代わりすることは、誰にもできない」
「……そう、だな」
「わ、わたしたちは、……ずっと傍にいることすら、できない。一緒には、いられない。で、でも、何もできないわけじゃ、……ない、よ」
プルが、俺を見つめる。
潤んだ瞳で。
「かたなにしか、できないこと、あるよ。それは、イオタくんを、つ、強くすること。自分で立てるように。自分で歩けるように。あなたは、イオタくんの師、……だから」
プルの言葉が、ひび割れ欠けた心の隙間に染み込んでいく。
「……そして、信じよう。あなたが強く育てた弟子のことを。このネウロパニエを離れても、ずっと、ずっと」
「──…………」
目蓋を閉じる。
そして、空を見上げて目を開いた。
中天に座す沈まぬ月が、今日も明るく輝いている。
涙が一筋、頬を伝った。
「ありがとう、プル。ありがとう、ヘレジナ。俺のすべきことがわかったよ」
「ああ。少なくとも、イオタに同情して涙を流すことではあるまい?」
「はは……」
勘弁してくれ、小っ恥ずかしい。
「……イオタを迎えに行ってくるよ」
「わ、……わたしも、行くね」
「私も行こう。なに、賑やかしにはなるであろう」
「ああ」
残された僅かな時間で俺ができることは多くない。
だが、〈これだけは身に着けなければならない〉という目標は確かに存在する。
それは、成功体験に基づく自信だ。
幸いにして、そのための舞台としてピッタリのイベントがある。
武術大会。
優勝までは望まない。
ただの一度でいい。
闘技形式での試合で、勝利してほしい。
悪いな、イオタ。
明日からスパルタだ。
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