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1章 ガームルド騎士国編
第1話 異世界の地
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それは、よく晴れたある日のことだった。
普段と何にも変わらない日常・・・
そう思っていた。
あの事故のその直前まで・・・
僕の名は市川龍騎、市内の高校に通う高校2年生だ。
家から2キロ離れた学校に自転車で通っていた。
今日も普段通り、朝の支度をして自転車にのった。
「行ってきます」
何も変わらない朝、いつもと同じ出発。
この後、あんな事が起こるなんてこの時の僕は全く思ってなかった。
そして、自転車をおもいっきりこいだ。
すぐ先に曲がり角があった。
ペダルをこぎ続けた。
そして、次に気づいた時には、車に跳ねられていた。
もう死ぬんだ。
そう思ったが、もう手遅れだ。
しかし、何故か痛みがない、そんな事を考えているうちに目の前が真っ暗になり僕の記憶もそれと同時に薄らいでいった。
次に目が覚めたのは、一面真っ白の異空間の様な場所だ。
あたりを見回した。
そこには1人の老人が笑顔で立っていた。
「ここはどこですか?」
すぐに目の前老人に話しかけてみた。
「ここは、神界じゃ」
「神界?ということはあなたは神様???」
神様なんているのかと思いながらも一応聞いてみた。
「そうだ。わしは、全ての世界の神じゃ」
この爺さん大丈夫なのかと思ったがとりあえず、話を合わせることにした。
「では、神様に聞きたいことがあります。」
「なんだね?」
「僕は、死んだんですか?」
「そうだ。」
この神様説明下手だなとか思いながら僕は状況を理解しようとした。
「そうですか・・・、では、これからどうしたらいいんですか?」
「これからわしの力で別の世界で生き返らせる」
この神様説明下手だからなんか話がよめないなと思ったが、生き返らせてくれるなら、いいかと思いそのままスルーする事にした。
「なるほど、別の世界とは?」
「いわゆる異世界って感じのとこじゃな、剣と魔法も使える魔獣なんかも住んでいる世界じゃのう。」
なかなか、コンパクトにまとめてくれたようだ。
「わかりました。その異世界で頑張って生きていきます。」
生き返らせてくれるだけで良かったかと思いながら神様のシワだらけの顔を眺めていた。
「あ、そうじゃ、生き返らせる前に三つ君にプレゼントしとくよ。流石に魔物だらけの世界にいきなり放り込まれたら困るじゃろ。向こうの世界についたらすぐステータスと叫んでみよいい事がわかるぞ。」
「わかりました。ありがとうございます。」
そう思うなら放り込まないでほしいが・・・
そんな事を考えながら僕は異世界に行けるというわくわくもあった。
そして、何より三つのプレゼントが凄く気になる。
「それでは、これより呪文を唱える唱え終わるまで、目をつぶっておれ」
神様に言われるがままに目をつぶる。
「アルドバーン、コルドバーン、ヨルドバーン」
神様が呪文を唱えた。するとまわりから凄まじい風が吹いてきた。
そして、その風を止むとあたりは静かになり鳥の鳴き声が聞こえだした。
目を開けた、するとそこには、一面緑の草原が広がっていた。
この時初めて、あの爺さんは、本物の神様なのだと思った。
普段と何にも変わらない日常・・・
そう思っていた。
あの事故のその直前まで・・・
僕の名は市川龍騎、市内の高校に通う高校2年生だ。
家から2キロ離れた学校に自転車で通っていた。
今日も普段通り、朝の支度をして自転車にのった。
「行ってきます」
何も変わらない朝、いつもと同じ出発。
この後、あんな事が起こるなんてこの時の僕は全く思ってなかった。
そして、自転車をおもいっきりこいだ。
すぐ先に曲がり角があった。
ペダルをこぎ続けた。
そして、次に気づいた時には、車に跳ねられていた。
もう死ぬんだ。
そう思ったが、もう手遅れだ。
しかし、何故か痛みがない、そんな事を考えているうちに目の前が真っ暗になり僕の記憶もそれと同時に薄らいでいった。
次に目が覚めたのは、一面真っ白の異空間の様な場所だ。
あたりを見回した。
そこには1人の老人が笑顔で立っていた。
「ここはどこですか?」
すぐに目の前老人に話しかけてみた。
「ここは、神界じゃ」
「神界?ということはあなたは神様???」
神様なんているのかと思いながらも一応聞いてみた。
「そうだ。わしは、全ての世界の神じゃ」
この爺さん大丈夫なのかと思ったがとりあえず、話を合わせることにした。
「では、神様に聞きたいことがあります。」
「なんだね?」
「僕は、死んだんですか?」
「そうだ。」
この神様説明下手だなとか思いながら僕は状況を理解しようとした。
「そうですか・・・、では、これからどうしたらいいんですか?」
「これからわしの力で別の世界で生き返らせる」
この神様説明下手だからなんか話がよめないなと思ったが、生き返らせてくれるなら、いいかと思いそのままスルーする事にした。
「なるほど、別の世界とは?」
「いわゆる異世界って感じのとこじゃな、剣と魔法も使える魔獣なんかも住んでいる世界じゃのう。」
なかなか、コンパクトにまとめてくれたようだ。
「わかりました。その異世界で頑張って生きていきます。」
生き返らせてくれるだけで良かったかと思いながら神様のシワだらけの顔を眺めていた。
「あ、そうじゃ、生き返らせる前に三つ君にプレゼントしとくよ。流石に魔物だらけの世界にいきなり放り込まれたら困るじゃろ。向こうの世界についたらすぐステータスと叫んでみよいい事がわかるぞ。」
「わかりました。ありがとうございます。」
そう思うなら放り込まないでほしいが・・・
そんな事を考えながら僕は異世界に行けるというわくわくもあった。
そして、何より三つのプレゼントが凄く気になる。
「それでは、これより呪文を唱える唱え終わるまで、目をつぶっておれ」
神様に言われるがままに目をつぶる。
「アルドバーン、コルドバーン、ヨルドバーン」
神様が呪文を唱えた。するとまわりから凄まじい風が吹いてきた。
そして、その風を止むとあたりは静かになり鳥の鳴き声が聞こえだした。
目を開けた、するとそこには、一面緑の草原が広がっていた。
この時初めて、あの爺さんは、本物の神様なのだと思った。
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