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つながった手
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その次の日も、さらにその次の日も。
カズキさんは戻ってこなかった。
心配になって仲間が探しにいったけど、消息不明。討伐対象だった魔物もいなくなっているらしい。
どうしたんだろう、カズキさん……。
心配の日々は過ぎて、一週間が過ぎた。
町は梅雨に入ったようで、連日雨だ。こうなると冒険者たちの出足も必然的に鈍るようで、忙しさは一段落する。
そうなると、考え込む時間も長くなる。
風通しのために玄関を開けて、私はにぎわう外をじっと見つめる。
「心配、よね」
そんな私に声をかけてきたのは、エメラダさんだった。
皿洗いも終わったらしい。
「ええ、そうです、ね。さすがにこれだけ戻らないと……」
「冒険者っていうのは、こういうのがあるからね」
エメラダさんは寂しそうに言う。
「とにかく、戻ってきたらまずは殴りましょう」
「なんでですか?」
「ナタリーに話がある、なんて言っておいて帰ってこなかったからよ」
エメラダさんは鼻息荒くして、傍にいるジョンさんが肩を震わせた。
ん?
なんで今、気まずそうな空気が流れたんだろう?
「まずは拳で鼻っ面に一撃よ。ナタリー。今から右ストレートの練習しなさい、右ストレートよ、こう。渾身の一撃で」
「やめてよ、エメラダさん。ナタリーに変なこと吹き込むの」
「変じゃなくて、乙女のたしなみ……って!?」
驚くエメラダさん。私もそうだ。
見ると、そこには顔に傷を作ってしまったカズキさんがいた。
少し気まずそうにしているのは、約束を破ってしまったからかな。
でも、でも。それよりも。
生きててくれて良かった……!
思いが溢れて、涙になる。私はその場で顔を両手で覆ってしまう。
「カズキぃぃぃっ! 男が女を泣かしてるんじゃないわよっ!」
「いやこれに関してはホントに謝るしかないんだけど深い理由も同時にあるんだってば! ちゃんと話すから、話しますからお願い離して極ってる、かなり極ってる!」
「きめにかかってるんだから当たり前でしょ!」
「それだと話せない、話せないからあああああああっ!」
カズキさんの絶叫が響き渡ってから、エメラダさんはようやくカズキさんを解放した。えっと、止めたかったけど止められなかった。ごめんなさい。
◇ ◇ ◇
「つまり、討伐対象の魔物は変化した魔族で、時空間魔法を食らって異世界に飛ばされて、そこで世界を救う旅に出て色々となんとかして、その魔族がラスボスでぶっ倒してなんとか戻ってきた、と」
「はい、そうです」
何故か正座で説明させられたカズキさんは、結構長い時間をかけて経緯を説明してくれた。
かなり信じられない話だけど、カズキさんならやりそうって妙な信頼感があった。
というか、やってきたんだろうな。
うまく言えないけど、一回りも二回りも大きくなったというか、雰囲気が強くなったというか、そんな感じがする。
大変、だったんだろうな。
「どこの主人公よ、あんたは……」
「でも、無事で戻ってきてくれて良かったです」
私はほっとして胸をなでおろす。
すると、カズキさんは立ち上がると、私の前に立った。
「あの、ナタリー」
「はい?」
「約束から遅れちゃったけど、その、ちゃんと戻ってきました」
「は、はい」
改められて敬語を使われると、緊張する。
「あれから、異世界の姫とか、竜神の娘とか、王国のご令嬢とか、色々と告白されてきたんだけどさ、なんていうか、やっぱり、いや、やっぱりっていうの失礼だな。その最初っからさ」
「最初から?」
「ナタリーが作ってくれたご飯、とっても美味しかったし、ナタリーの笑顔を見ると頑張れたし、いつも優しく気を使ってくれるところとか、その、本当にすごいしステキだなって思うし」
「あ、は、はいっ」
なんか怒涛のように褒められて私は戸惑う。なんか照れちゃう。
「だから。その。俺のために、ずっとご飯を作ってほしいなって」
「カズキさんの、ために?」
「あ、もちろんこのお店は続けてもらって、だけど。その、なんていうか、ええいっ!」
カズキさんは意を決したように、私の両手をぎゅっと握った。
「俺が、一生かけて幸せにする。幸せにし続けるから、どうか、俺と結婚を前提として付き合ってください!」
――――えっ?
あ、え、いや、その。
わ、私でいいの?
私の存在意義なんてないと思ってた。
ここで働かせてもらって、なんとか生きてるって感じで。
でも、そんな私を、必要としてくれるなんて。
「嬉しい、です……」
「ナタリーっ」
顔を真っ赤にしながら頷くと、カズキさんは私をぎゅっと抱きしめてくれた。温かい。
嬉しい。とても嬉しい。
涙が、止まらないっ……
私、私は……っ。
「カズキ。言っとくけど。泣かせるのはこの一回だけだからね」
「エメラダさん、すっかり姉御ですね」
「当たり前でしょ。ナタリーは大変な目にあってるんだから。その分、たっぷり幸せになるんだよ」
「それは分かってる。だから、俺も冒険者を引退しようって思って」
っていきなりの爆弾発言に、私だけでなく、エメラダさんもびっくりして目を大きくさせた。
「冒険者として十分稼いだからさ、後はゆっくり畑でもやってのんびり過ごそうかなって。ナタリーも安心するだろ?」
「そ、それは、そうですけど」
「ま、まぁそういうわけだから。よろしくね、ナタリー」
「はいっ」
改めて抱きしめられて、私は感じる。
ああ、これが幸せなんだ、って――――。
◇ ◇ ◇
祝福の鐘がなり、平和の鳩が飛び、白と花が飛び交う。
誰もが手を合わせ、誰もが喜び、笑顔になる。
まさに理想的な結婚式が、小さい教会で行われていた。
その主役である若者は本当に幸せそうで。
ああ、生きていく場所を見つけたのだ、と。
壮年は理解した。理解できてしまった。
「旦那様、よろしいので?」
彼女――ナタリーにあうことなく馬車に乗った壮年、公爵に執事が呼びかける。
「良い。出してくれ。あの場に、私は不要だ」
「……子を思うが故に、ですか」
「もちろん見守るがな。何か不幸があれば、困ったことがあれば助けるんだ。ただし、私の正体は明かさなくて良い。ナタリーに、あんな苦しいできごとを思い出させたくないからな」
「かしこまりました」
静かに馬車は動き出す。
ナタリーの幸せを願って。
カズキさんは戻ってこなかった。
心配になって仲間が探しにいったけど、消息不明。討伐対象だった魔物もいなくなっているらしい。
どうしたんだろう、カズキさん……。
心配の日々は過ぎて、一週間が過ぎた。
町は梅雨に入ったようで、連日雨だ。こうなると冒険者たちの出足も必然的に鈍るようで、忙しさは一段落する。
そうなると、考え込む時間も長くなる。
風通しのために玄関を開けて、私はにぎわう外をじっと見つめる。
「心配、よね」
そんな私に声をかけてきたのは、エメラダさんだった。
皿洗いも終わったらしい。
「ええ、そうです、ね。さすがにこれだけ戻らないと……」
「冒険者っていうのは、こういうのがあるからね」
エメラダさんは寂しそうに言う。
「とにかく、戻ってきたらまずは殴りましょう」
「なんでですか?」
「ナタリーに話がある、なんて言っておいて帰ってこなかったからよ」
エメラダさんは鼻息荒くして、傍にいるジョンさんが肩を震わせた。
ん?
なんで今、気まずそうな空気が流れたんだろう?
「まずは拳で鼻っ面に一撃よ。ナタリー。今から右ストレートの練習しなさい、右ストレートよ、こう。渾身の一撃で」
「やめてよ、エメラダさん。ナタリーに変なこと吹き込むの」
「変じゃなくて、乙女のたしなみ……って!?」
驚くエメラダさん。私もそうだ。
見ると、そこには顔に傷を作ってしまったカズキさんがいた。
少し気まずそうにしているのは、約束を破ってしまったからかな。
でも、でも。それよりも。
生きててくれて良かった……!
思いが溢れて、涙になる。私はその場で顔を両手で覆ってしまう。
「カズキぃぃぃっ! 男が女を泣かしてるんじゃないわよっ!」
「いやこれに関してはホントに謝るしかないんだけど深い理由も同時にあるんだってば! ちゃんと話すから、話しますからお願い離して極ってる、かなり極ってる!」
「きめにかかってるんだから当たり前でしょ!」
「それだと話せない、話せないからあああああああっ!」
カズキさんの絶叫が響き渡ってから、エメラダさんはようやくカズキさんを解放した。えっと、止めたかったけど止められなかった。ごめんなさい。
◇ ◇ ◇
「つまり、討伐対象の魔物は変化した魔族で、時空間魔法を食らって異世界に飛ばされて、そこで世界を救う旅に出て色々となんとかして、その魔族がラスボスでぶっ倒してなんとか戻ってきた、と」
「はい、そうです」
何故か正座で説明させられたカズキさんは、結構長い時間をかけて経緯を説明してくれた。
かなり信じられない話だけど、カズキさんならやりそうって妙な信頼感があった。
というか、やってきたんだろうな。
うまく言えないけど、一回りも二回りも大きくなったというか、雰囲気が強くなったというか、そんな感じがする。
大変、だったんだろうな。
「どこの主人公よ、あんたは……」
「でも、無事で戻ってきてくれて良かったです」
私はほっとして胸をなでおろす。
すると、カズキさんは立ち上がると、私の前に立った。
「あの、ナタリー」
「はい?」
「約束から遅れちゃったけど、その、ちゃんと戻ってきました」
「は、はい」
改められて敬語を使われると、緊張する。
「あれから、異世界の姫とか、竜神の娘とか、王国のご令嬢とか、色々と告白されてきたんだけどさ、なんていうか、やっぱり、いや、やっぱりっていうの失礼だな。その最初っからさ」
「最初から?」
「ナタリーが作ってくれたご飯、とっても美味しかったし、ナタリーの笑顔を見ると頑張れたし、いつも優しく気を使ってくれるところとか、その、本当にすごいしステキだなって思うし」
「あ、は、はいっ」
なんか怒涛のように褒められて私は戸惑う。なんか照れちゃう。
「だから。その。俺のために、ずっとご飯を作ってほしいなって」
「カズキさんの、ために?」
「あ、もちろんこのお店は続けてもらって、だけど。その、なんていうか、ええいっ!」
カズキさんは意を決したように、私の両手をぎゅっと握った。
「俺が、一生かけて幸せにする。幸せにし続けるから、どうか、俺と結婚を前提として付き合ってください!」
――――えっ?
あ、え、いや、その。
わ、私でいいの?
私の存在意義なんてないと思ってた。
ここで働かせてもらって、なんとか生きてるって感じで。
でも、そんな私を、必要としてくれるなんて。
「嬉しい、です……」
「ナタリーっ」
顔を真っ赤にしながら頷くと、カズキさんは私をぎゅっと抱きしめてくれた。温かい。
嬉しい。とても嬉しい。
涙が、止まらないっ……
私、私は……っ。
「カズキ。言っとくけど。泣かせるのはこの一回だけだからね」
「エメラダさん、すっかり姉御ですね」
「当たり前でしょ。ナタリーは大変な目にあってるんだから。その分、たっぷり幸せになるんだよ」
「それは分かってる。だから、俺も冒険者を引退しようって思って」
っていきなりの爆弾発言に、私だけでなく、エメラダさんもびっくりして目を大きくさせた。
「冒険者として十分稼いだからさ、後はゆっくり畑でもやってのんびり過ごそうかなって。ナタリーも安心するだろ?」
「そ、それは、そうですけど」
「ま、まぁそういうわけだから。よろしくね、ナタリー」
「はいっ」
改めて抱きしめられて、私は感じる。
ああ、これが幸せなんだ、って――――。
◇ ◇ ◇
祝福の鐘がなり、平和の鳩が飛び、白と花が飛び交う。
誰もが手を合わせ、誰もが喜び、笑顔になる。
まさに理想的な結婚式が、小さい教会で行われていた。
その主役である若者は本当に幸せそうで。
ああ、生きていく場所を見つけたのだ、と。
壮年は理解した。理解できてしまった。
「旦那様、よろしいので?」
彼女――ナタリーにあうことなく馬車に乗った壮年、公爵に執事が呼びかける。
「良い。出してくれ。あの場に、私は不要だ」
「……子を思うが故に、ですか」
「もちろん見守るがな。何か不幸があれば、困ったことがあれば助けるんだ。ただし、私の正体は明かさなくて良い。ナタリーに、あんな苦しいできごとを思い出させたくないからな」
「かしこまりました」
静かに馬車は動き出す。
ナタリーの幸せを願って。
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公爵の御父様、出てくるのが遅すぎです、娘がかわいそうすぎる、でも幸せ見つけたから、まーいいか❣️
感想ありがとうございます。
多忙極まる上に諸々の妨害によって気付くのが遅れてしまいました。
後は見守っていくことでしょう。
いや、公爵ちゃんと姿見せて娘にこれまでの事を謝罪しないとナタリーが『私を探してもいないなんて、私はお父様にまで棄てられたのね…… 』なんて考えそうなんだけど……
感想ありがとうございます。
ナタリーは自分が死んだと思われていると認識していて、最初からそのあたりは諦めていますし、一からやり直す、それこそ新しい人生のつもりで生きていますので大丈夫です。
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