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その結末
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――地下牢。
あの日から三日後、ようやく体調が整った私はエレナのもとへ訪れていた。地下の岩盤を雑にくりぬいただけの牢獄は、臭い上に妙に湿気ていて、足を踏み入れるだけで劣悪な環境だと思い知った。
エレナはそんな牢獄の最奥にいた。
乏しい蝋燭の灯りに照らされたエレナは、すっかり汚れ、やつれていた。
思わず胸が痛む。
確かに彼女の行為は許されない。でも、私は彼女とは姉妹同然に育った幼馴染なのだ。裏切られ、蔑まれ、バカにされてきたけれど、まだ一欠けらの情は残っていた。もしエレナが改心してくれれば――。
そんな望みを持って、面会に来た。
「何? 堕ちた私を笑いに来たの? 趣味悪いわね。さすが悪役令嬢」
「いきなりご挨拶ね。精神的に病んでいるのは分かるけれど、もう少し敬意を持ちなさい、エレナ。仮にも侯爵家で教育を受けたものでしょう」
「はぁ? 何ほざいてるんだか。あんなの苦痛でしかなかったわ。言っとくけど、私はあんたのこと、ただの一度も姉と思ったことはないんだから! 大体偉そうだったのよ、いつもいつも私の隣で、主人公ぶって、姫みたいに振舞って!」
とても女性の出すダミ声ではなかった。それに、凄惨極まりない目つきも。
「私は前世で苦しんでいたの。そして、このゲームの世界に転生してきた。やった、私も報われると思ったわ。でも何のことはない。ただのモブ、否、ガイド役のわき役でしかなかった。そんなのありえない。なんで私は転生者なのに主人公じゃないのよ。って。だから、私は決めたの」
酷薄で、黒い笑顔が浮かぶ。私は、いったい何を見ているのだろう。この娘は誰だ。エレナじゃない。
「主人公であるあんたに成り代わって、幸せになってやるって。どんなことをしてでも。目論見は成功したわ。私は王子の妃になった。でも――ひっくり返された。ありえないじゃない。どうして私がこんな目にあってるのよ!」
声を震わせ、エレナは盲目的に自分の被害を叫ぶ。
ああ、この娘に、私はもう映っていないのだわ。
「……ここはゲームの世界じゃないわ」
「はぁ? うるさいわね! 私の中じゃゲームだったのよ! くそ、こんなゲームオーバー、聞いたこともないわ!」
私は悟る。
彼女に更正は望めない。彼女は、生きている世界が違うのだ。
私の中で全部が冷え切っていく。たった一欠けらの情さえも。
「どうして私がここに来たと思う?」
私は静かに告げる。
エレナの凄まじい怒りの目線を真っ向から見返す。
「もし貴女が心から反省していたら、私は助命嘆願するつもりだったのよ」
「……っ! はぁ? 何それ、何よそれ! どこまでも上から目線ね! ふざけんじゃないわよ、だったら助けなさいよ、今すぐに! あんた、私のことを妹と思ってるんじゃなかったの!?」
「ええ、ついさっきまではね」
私は突き放すように言って、踵を返した。
「さようなら。エレナ」
淡々と告げると、耳に入れたくないような罵詈雑言の嵐がやってきた。
それから数日後。
王族への造反と不敬罪を問われた彼女は、即日で死刑を言い渡される。
処刑方法は、スキャヒズム。
たっぷりのはちみつや砂糖、脂まみれの食事で三カ月かけてまるまると太らせた後、全身にはちみつを塗られた状態でボートに縛り付けられ、不衛生な沼に流される。
そんな状態で継続的に大量のはちみつと牛乳を飲ませ続ければ、ボートは数日のうちに排泄物でまみれ、沈没していく。さらに虫がわき、人間は食われていく、という最悪の処刑方法だった。
あまりにも醜い最期は、誰も目にしない。朽ち果てるまで放置されてしまうからだ。
エレナらしい処刑方法ともいえた。
◇ ◇ ◇
そして私は、辺境伯の妻として領地に帰っていた。
侯爵家の娘として復帰し、名誉貴族として王族にも名を連ねたのだが、私もエドモントも王室へは入らなかった。
私にはやるべきことがある。
それは、薬草の育成だ。色々なプラントを耕し、人々を助ける。目下のところ、薬草を大量生産して価格を下げ、庶民でも楽に手が伸ばせるようにするのが目標だ。
エドモントも、グスタフ様も同意してくれた。
こんな願いを叶えてくれるなんて、私は本当に恵まれている。
確かに人生は狂わされた。
しかし、今となっては構わない。
私は今の人生が幸せだ。最高に満たされている。強くたくましく、優しいエドモントと、その家族。時々遊びにくるグスタフ様。第一王子も、便宜を図ってくれるし、贈り物もしてくれる。そして、素直で慕ってくれる領民たち。
みんなが宝物だ。
そうそう。
私にはもうすぐ子どもが生まれる。エドモントの子どもだ。きっとかわいいよね。
子供達には伝えるつもりだ。
決して人を貶めてはならないこと。そして、愛するという本当の意味を。
◇◇◇
ご愛読ありがとうございました!
hotランキングランクインありがとうございます。
次回作は「義妹からの嫌がらせで悪役令嬢に仕立て上げられそうになった挙句、旦那からモラハラ受けたのでブチギレます。~姫鬼神の夫婦改善&王国再建記~」です。
新作として投稿いたしましたので、ぜひこちらもお願いします。
コメディ×スッキリ痛快爽快×ベタ甘要素!
です!
勢いのある面白い作品ですので、よろしければ!
あの日から三日後、ようやく体調が整った私はエレナのもとへ訪れていた。地下の岩盤を雑にくりぬいただけの牢獄は、臭い上に妙に湿気ていて、足を踏み入れるだけで劣悪な環境だと思い知った。
エレナはそんな牢獄の最奥にいた。
乏しい蝋燭の灯りに照らされたエレナは、すっかり汚れ、やつれていた。
思わず胸が痛む。
確かに彼女の行為は許されない。でも、私は彼女とは姉妹同然に育った幼馴染なのだ。裏切られ、蔑まれ、バカにされてきたけれど、まだ一欠けらの情は残っていた。もしエレナが改心してくれれば――。
そんな望みを持って、面会に来た。
「何? 堕ちた私を笑いに来たの? 趣味悪いわね。さすが悪役令嬢」
「いきなりご挨拶ね。精神的に病んでいるのは分かるけれど、もう少し敬意を持ちなさい、エレナ。仮にも侯爵家で教育を受けたものでしょう」
「はぁ? 何ほざいてるんだか。あんなの苦痛でしかなかったわ。言っとくけど、私はあんたのこと、ただの一度も姉と思ったことはないんだから! 大体偉そうだったのよ、いつもいつも私の隣で、主人公ぶって、姫みたいに振舞って!」
とても女性の出すダミ声ではなかった。それに、凄惨極まりない目つきも。
「私は前世で苦しんでいたの。そして、このゲームの世界に転生してきた。やった、私も報われると思ったわ。でも何のことはない。ただのモブ、否、ガイド役のわき役でしかなかった。そんなのありえない。なんで私は転生者なのに主人公じゃないのよ。って。だから、私は決めたの」
酷薄で、黒い笑顔が浮かぶ。私は、いったい何を見ているのだろう。この娘は誰だ。エレナじゃない。
「主人公であるあんたに成り代わって、幸せになってやるって。どんなことをしてでも。目論見は成功したわ。私は王子の妃になった。でも――ひっくり返された。ありえないじゃない。どうして私がこんな目にあってるのよ!」
声を震わせ、エレナは盲目的に自分の被害を叫ぶ。
ああ、この娘に、私はもう映っていないのだわ。
「……ここはゲームの世界じゃないわ」
「はぁ? うるさいわね! 私の中じゃゲームだったのよ! くそ、こんなゲームオーバー、聞いたこともないわ!」
私は悟る。
彼女に更正は望めない。彼女は、生きている世界が違うのだ。
私の中で全部が冷え切っていく。たった一欠けらの情さえも。
「どうして私がここに来たと思う?」
私は静かに告げる。
エレナの凄まじい怒りの目線を真っ向から見返す。
「もし貴女が心から反省していたら、私は助命嘆願するつもりだったのよ」
「……っ! はぁ? 何それ、何よそれ! どこまでも上から目線ね! ふざけんじゃないわよ、だったら助けなさいよ、今すぐに! あんた、私のことを妹と思ってるんじゃなかったの!?」
「ええ、ついさっきまではね」
私は突き放すように言って、踵を返した。
「さようなら。エレナ」
淡々と告げると、耳に入れたくないような罵詈雑言の嵐がやってきた。
それから数日後。
王族への造反と不敬罪を問われた彼女は、即日で死刑を言い渡される。
処刑方法は、スキャヒズム。
たっぷりのはちみつや砂糖、脂まみれの食事で三カ月かけてまるまると太らせた後、全身にはちみつを塗られた状態でボートに縛り付けられ、不衛生な沼に流される。
そんな状態で継続的に大量のはちみつと牛乳を飲ませ続ければ、ボートは数日のうちに排泄物でまみれ、沈没していく。さらに虫がわき、人間は食われていく、という最悪の処刑方法だった。
あまりにも醜い最期は、誰も目にしない。朽ち果てるまで放置されてしまうからだ。
エレナらしい処刑方法ともいえた。
◇ ◇ ◇
そして私は、辺境伯の妻として領地に帰っていた。
侯爵家の娘として復帰し、名誉貴族として王族にも名を連ねたのだが、私もエドモントも王室へは入らなかった。
私にはやるべきことがある。
それは、薬草の育成だ。色々なプラントを耕し、人々を助ける。目下のところ、薬草を大量生産して価格を下げ、庶民でも楽に手が伸ばせるようにするのが目標だ。
エドモントも、グスタフ様も同意してくれた。
こんな願いを叶えてくれるなんて、私は本当に恵まれている。
確かに人生は狂わされた。
しかし、今となっては構わない。
私は今の人生が幸せだ。最高に満たされている。強くたくましく、優しいエドモントと、その家族。時々遊びにくるグスタフ様。第一王子も、便宜を図ってくれるし、贈り物もしてくれる。そして、素直で慕ってくれる領民たち。
みんなが宝物だ。
そうそう。
私にはもうすぐ子どもが生まれる。エドモントの子どもだ。きっとかわいいよね。
子供達には伝えるつもりだ。
決して人を貶めてはならないこと。そして、愛するという本当の意味を。
◇◇◇
ご愛読ありがとうございました!
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次回作は「義妹からの嫌がらせで悪役令嬢に仕立て上げられそうになった挙句、旦那からモラハラ受けたのでブチギレます。~姫鬼神の夫婦改善&王国再建記~」です。
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