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第33話 キュウリだモ
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目的のブツが初手で手に入り困惑している。困惑しながらもマーモに箱を出してもらいいそいそと「解呪の書」を放り込む。
これで万が一にも落とすことはなくなった。
このまま進むべきかどうか迷ったが、箱から「転移の書」を出して万が一の時はこいつでなんとかするか、と決め進むことにしたんだ。
せっかくカエデたちと探索しているわけだしさ。
「時間もかかっちゃうし、1階層で1回宝箱が取れたらとっとと進もう」
「承知でござる」
「この『解呪の書』だけはすまん、俺の取り分にさせて欲しい」
「某には必要のないものでござる。このあと宝箱から出るものも全てクラウディオ殿が持っていっても構わないでござる」
「それはさすがに……山分けにしよう」
山分けにするのが彼女のとって不満だったのか、彼女が目をそらして口ごもる。
どうしたんだろうか。
幸い小部屋の奥の部屋にモンスターが来る気配はない。腹に何か抱えた状態では戦闘にも支障が出てしまうだろうから、吐き出せるものはここで吐き出してもらいたい。
うーん、宝箱について俺は特に拘りがないから、そっちの線で行ってみるか。地上に出てからのモンスター討伐で得られる報酬で十分以上だもの。
スローライフをしたい、という目標があるが急ぐものでもない。
「宝箱に欲しいアイテムとかあるのかな? 欲しいものがあれば持っていってもらっていいよ」
「いえ、そうではなく。報酬と天秤にかけ不埒なことを考えてしまった自分に嫌悪しているのでござる」
「不埒なこと……?」
「報酬に代わるものでは決してござらぬことは承知しているでござる。クラウディオ殿に一つお願いしたいことがあったのです」
「? 俺にできることなら、構わないけど」
「し、しかし……」
「言ってみるだけなら何ら問題ないじゃないか、ささ、ささ」
めっちゃ気になるじゃないかよ。
喋るように促したらうつむいてプルプルしているし。これがヌタならタヌキ耳が忙しなく動いているか、ペタンとしているかになっていそうだ。
『早くするモ。箱を開けたいモ』
「悩んでいるからもう少し待つぽん」
キュウリをかじかじしながら空気を読まないマーモをヌタが諫める。
「解呪の書」を箱に入れた時にキュウリを出してやったんだよね。これなら補給をしばらくせずともいけるだろって。
変なちゃちゃが入ったが、葛藤していたカエデが意を決したように切れ長の瞳を真っ直ぐ俺に向ける。
「クラウディオ殿、お願いとは某と『コーガ』の里へ来ていただきたいことでござる」
「おお、カエデの故郷か。聞いたことがないけど、どの辺りにあるの?」
「騎竜で七か八日くらいの山里にございます。行商人もめったに来ぬほどの奥地でござる」
「へえ、そいつは楽しそうだ。観光名所とかあるのかな?」
「外からくる旅人の目的は湯治くらいでござる……」
「湯治ってお湯に浸かるのかな? 楽しそうじゃないか」
探索者を一人連れてこい、とかそんなミッションでもあるのだろうか。
里独自の風習とか掟になると、まるで想像がつかんな。
「え、ええと、ですね。里で父上に会っていただきたいでござる……」
「会うだけなら別に構わないけど」
「あ、あの、ええと、ですね……のふりをして……ござる」
「ん?」
真っ赤になって説明してくれるのはいいのだが、声が小さすぎて聞こえない。
聞こえないものだから彼女ににじり寄ると、「ひゃああ」とのけぞられてしまった。
「カエデ」
「はい!」
「140階まで行こう。俺は140階まで行ったことがあるから地図を控えている。そこまでは宝箱無しで。ボスを倒した後ならモンスターを気にせず会話できるからさ」
「承知です!」
小部屋の奥の部屋がモンスターのことを気にせず休むことができるのか不明だからね。ここで、「一旦外へ」と言わないのが俺たちらしいだろ。
◇◇◇
「スキル『これでも喰らえ』」
腰の後ろに腕を回し手を開く。スキルの発動と共に手の平から空気の塊が吹き出し、俺の体が前へ吹き飛ばされる。
自分の体の動きには構わず、続いてのスキルを発動!
「スキル『ニードルショット』」
今度は手の平を前へ。手の平からハリネズミの針を拡大したかのような長さ20センチ、太さ3センチほどの針が大量に射出される。
ドカドカドカドカ。
針の嵐が140階のボス「エルダートレント」に突き刺さる。
エルダートレントは大木のお化けのようなモンスターで、太い木の幹に目と口のに見える洞があり、枝を揺らしナイフのような葉を大量に飛ばしてくる上にしなる枝を鞭のようにして攻撃してくる手数が多い厄介な相手だ。
枝はともかく葉の乱舞は躱しきれるものじゃあないんだよな。
そこで、ニードルショットの雨嵐でナイフのような葉を迎撃しようとしたわけだ。
「カエデ、ヌタ、突っ込め!」
叫ぶ。俺の体は「これでも喰らえ」の空気の塊によって縮地以上の速度でエルダートレントに迫る。
「スキル『鳴動』そして、スキル『ファング』」
腕を振るい鳴動のソニックブームで前方から迫る枝を斬り落とし、勢いを止めずファングを幹に突き立てた。
俺のあけた「進む道」にカエデらが続き、幹に更なる攻撃を加え、エルダートレントを削る。
最後は残った鳴動のソニックブームをぶち込み、ヌタのハンマーがとどめをさした。
光と化していくエルダートレントを見やり、ふうと一息つく。
「うーん、『これでも喰らえ』はやっぱ微妙だな。『ニードルショット』も悪くないけど、使用目的的にアクアブレスと被るからどっちかでいいな」
「スキルを取り放題というのも難しいものでござるな」
「ファングより長い武器になるスキルがあれば欲しいんだけど、中々出ないんだよな」
「クラウディオ殿は普通の武器を使わないのでござるか?」
「以前はショートソードかロングソードを使っていたのだけど、モンスターが硬くてすぐ折れちゃうんだよ。ファングなら何でも斬れるし、折れたことはないけど、折れたとしても再度スキルを使えばいいからさ」
「それは……武器の品質が余りに悪いだけでは……」
「ま、まあ、荷物が無い方が動き易いから……」
かつて一階専門の俺としてはおんぼろの武器でも十分だったんだよね。
さて、ボスを倒したことだしカエデの話を聞くとするか。
これで万が一にも落とすことはなくなった。
このまま進むべきかどうか迷ったが、箱から「転移の書」を出して万が一の時はこいつでなんとかするか、と決め進むことにしたんだ。
せっかくカエデたちと探索しているわけだしさ。
「時間もかかっちゃうし、1階層で1回宝箱が取れたらとっとと進もう」
「承知でござる」
「この『解呪の書』だけはすまん、俺の取り分にさせて欲しい」
「某には必要のないものでござる。このあと宝箱から出るものも全てクラウディオ殿が持っていっても構わないでござる」
「それはさすがに……山分けにしよう」
山分けにするのが彼女のとって不満だったのか、彼女が目をそらして口ごもる。
どうしたんだろうか。
幸い小部屋の奥の部屋にモンスターが来る気配はない。腹に何か抱えた状態では戦闘にも支障が出てしまうだろうから、吐き出せるものはここで吐き出してもらいたい。
うーん、宝箱について俺は特に拘りがないから、そっちの線で行ってみるか。地上に出てからのモンスター討伐で得られる報酬で十分以上だもの。
スローライフをしたい、という目標があるが急ぐものでもない。
「宝箱に欲しいアイテムとかあるのかな? 欲しいものがあれば持っていってもらっていいよ」
「いえ、そうではなく。報酬と天秤にかけ不埒なことを考えてしまった自分に嫌悪しているのでござる」
「不埒なこと……?」
「報酬に代わるものでは決してござらぬことは承知しているでござる。クラウディオ殿に一つお願いしたいことがあったのです」
「? 俺にできることなら、構わないけど」
「し、しかし……」
「言ってみるだけなら何ら問題ないじゃないか、ささ、ささ」
めっちゃ気になるじゃないかよ。
喋るように促したらうつむいてプルプルしているし。これがヌタならタヌキ耳が忙しなく動いているか、ペタンとしているかになっていそうだ。
『早くするモ。箱を開けたいモ』
「悩んでいるからもう少し待つぽん」
キュウリをかじかじしながら空気を読まないマーモをヌタが諫める。
「解呪の書」を箱に入れた時にキュウリを出してやったんだよね。これなら補給をしばらくせずともいけるだろって。
変なちゃちゃが入ったが、葛藤していたカエデが意を決したように切れ長の瞳を真っ直ぐ俺に向ける。
「クラウディオ殿、お願いとは某と『コーガ』の里へ来ていただきたいことでござる」
「おお、カエデの故郷か。聞いたことがないけど、どの辺りにあるの?」
「騎竜で七か八日くらいの山里にございます。行商人もめったに来ぬほどの奥地でござる」
「へえ、そいつは楽しそうだ。観光名所とかあるのかな?」
「外からくる旅人の目的は湯治くらいでござる……」
「湯治ってお湯に浸かるのかな? 楽しそうじゃないか」
探索者を一人連れてこい、とかそんなミッションでもあるのだろうか。
里独自の風習とか掟になると、まるで想像がつかんな。
「え、ええと、ですね。里で父上に会っていただきたいでござる……」
「会うだけなら別に構わないけど」
「あ、あの、ええと、ですね……のふりをして……ござる」
「ん?」
真っ赤になって説明してくれるのはいいのだが、声が小さすぎて聞こえない。
聞こえないものだから彼女ににじり寄ると、「ひゃああ」とのけぞられてしまった。
「カエデ」
「はい!」
「140階まで行こう。俺は140階まで行ったことがあるから地図を控えている。そこまでは宝箱無しで。ボスを倒した後ならモンスターを気にせず会話できるからさ」
「承知です!」
小部屋の奥の部屋がモンスターのことを気にせず休むことができるのか不明だからね。ここで、「一旦外へ」と言わないのが俺たちらしいだろ。
◇◇◇
「スキル『これでも喰らえ』」
腰の後ろに腕を回し手を開く。スキルの発動と共に手の平から空気の塊が吹き出し、俺の体が前へ吹き飛ばされる。
自分の体の動きには構わず、続いてのスキルを発動!
「スキル『ニードルショット』」
今度は手の平を前へ。手の平からハリネズミの針を拡大したかのような長さ20センチ、太さ3センチほどの針が大量に射出される。
ドカドカドカドカ。
針の嵐が140階のボス「エルダートレント」に突き刺さる。
エルダートレントは大木のお化けのようなモンスターで、太い木の幹に目と口のに見える洞があり、枝を揺らしナイフのような葉を大量に飛ばしてくる上にしなる枝を鞭のようにして攻撃してくる手数が多い厄介な相手だ。
枝はともかく葉の乱舞は躱しきれるものじゃあないんだよな。
そこで、ニードルショットの雨嵐でナイフのような葉を迎撃しようとしたわけだ。
「カエデ、ヌタ、突っ込め!」
叫ぶ。俺の体は「これでも喰らえ」の空気の塊によって縮地以上の速度でエルダートレントに迫る。
「スキル『鳴動』そして、スキル『ファング』」
腕を振るい鳴動のソニックブームで前方から迫る枝を斬り落とし、勢いを止めずファングを幹に突き立てた。
俺のあけた「進む道」にカエデらが続き、幹に更なる攻撃を加え、エルダートレントを削る。
最後は残った鳴動のソニックブームをぶち込み、ヌタのハンマーがとどめをさした。
光と化していくエルダートレントを見やり、ふうと一息つく。
「うーん、『これでも喰らえ』はやっぱ微妙だな。『ニードルショット』も悪くないけど、使用目的的にアクアブレスと被るからどっちかでいいな」
「スキルを取り放題というのも難しいものでござるな」
「ファングより長い武器になるスキルがあれば欲しいんだけど、中々出ないんだよな」
「クラウディオ殿は普通の武器を使わないのでござるか?」
「以前はショートソードかロングソードを使っていたのだけど、モンスターが硬くてすぐ折れちゃうんだよ。ファングなら何でも斬れるし、折れたことはないけど、折れたとしても再度スキルを使えばいいからさ」
「それは……武器の品質が余りに悪いだけでは……」
「ま、まあ、荷物が無い方が動き易いから……」
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