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第24話 屋根
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池の中央で網を投げてポチに岸まで網を引かせると、面白いように魚を捕まえることができた。食べられる量の魚だけ持って拠点に戻るべくポチに騎乗したら、奴がやって来た。
どこから嗅ぎつけてくるのやら……。
「魚かね。久しぶりだ。今夜は楽しみだな、良介」
ウキウキと俺の頭にとまって囀るウォルターに呆れてしまう。全くこの食いしん坊カラスめ。こういう時だけ目ざとく鼻がきくんだから。
あれ? カラスって嗅覚はあるんだっけ? 嘴のところに空いている穴が鼻だったよな。鳥って人間とか犬に比べて優れた視覚を持っているとは思うんだけど、鼻ってどうなんだろう。
「こら、頭を突っつくな」
「出発せぬか! 待ちきれん」
俺が真剣に考えているというのに、このバカカラスときたら!
声だけは妙に渋くてカッコいいから知的で物静かな奴だと勘違いしてしまうが、実際は減らず口が大好きな食いしん坊カラスなのだ。
「分かった、すぐ行くから。ポチ、戻ろう」
「分かればよいのだ。そうそう、良介、魚というものは水の中を泳ぐものなのだが、ここから遥か西に進むと大海があるのだ。そこには巨大な魚や見たこともない水棲生物がいるらしいぞ。一度――」
またスイッチが入りやがったな。何か食べ物を突っ込みたいところだけど、あいにく何も持っていない。
結局、ウォルターは拠点につくまでずっと喋りっぱなしだった……。
◆◆◆
戻ると既に整理整頓を済ましてしまったライラが、枝を組み合わせて葉っぱの扉を作っているところだった。
「ライラ、それは?」
「はい。本格的な扉は時間がかかると思いましたので、まずはこれを扉にしておこうと思いまして」
「おお、ありがとう。もう完成しそうじゃないか」
「はい! いただいた道具の中に釘が入ってましたから」
道具は自由に使っていいとライラに言っておいたのだけど、彼女の大工スキルが高すぎないか? 異世界の人たちはみんなこれくらい簡単にやってしまうのかな。
「ライラ、君は本当に器用で助かるよ」
「いえ……。野外生活や家事をこなしていれば誰でもできるようになります……」
ライラの声色から彼女が単に謙遜しているだけと感じたが、もし彼女の言うように異世界の人たちはみんなこれくらいのスキルを持っているなら簡単に村が作れちゃいそうだなあ。
地球でも昔の人はライラみたいに何でもできちゃう人達だったのかもしれない。現在の地球は便利な世の中になって、俺なんて土さえ触ってなかったからな……ノコギリで木を切ることさえおぼつかねえ。
俺が更にライラへ話しかけようとした時、未だに頭の上にとまっているカラスが嘴でつついて来た。
「分かった、すぐに準備するから待てって!」
「良介さん、そんなに魚が獲れたんですか?」
「ああ、これでも半分以上はリリースしてきたんだよ」
俺は網から魚を一匹取り出し、ライラに見せる。
「それは、ティラピアですね。食べられる魚ですよ!」
魚を見たライラは太鼓判を押してくれた。
バナナのことがあって以来、新しい食べ物についてはライラに聞くようにしているのだ。
カラスの発言だけじゃあ信用ならねえ。あいつは何でも食べそうだし……。
そっか、この魚はティラピアというのか。余り魚に詳しくないから詳細は覚えてないけど……地球でもティラピアって淡水魚がいることは知っている。
今回捕獲したティラピアの体長は三十センチくらいで食べ応えのあるサイズだ。地球産のティラピアの見た目がどんなのだったか思い出せないけど、今手の中にあるティラピアは銀色の体色で縦に四本の黒い縞が入っていた。
うんちくはこれくらいにして、塩を振って焼いてみるとするかな!
かまどに薪を入れてライラに火をつけてもらうと串にさしたティラピアをかまどにくべる。
すぐにいい匂いが漂ってきたからか、ポチがお座りして涎をダラダラたらしているではないか。
でも、待ってくれポチ。淡水魚はしっかり焼かないと寄生虫が怖いのだ。
「良介、まだなのか?」
「もう少しで焼けるから待ってくれ。ウォルター」
「うむ。仕方ない」
「ウォルター、何かこの辺りで採れる食べ物について知らない?」
「ふむ。いろいろあるぞ。我が輩の身体では採れないものも多数ある。果物、キノコ……」
「ウォルターが自分で採れるもので好きなものって何なの?」
「よくぞ聞いてくれた! 我が輩、ピラーが大好物なのだ。動くピラーをそのまま啄み、一気に口の中に入れる。するとだな、得も言われぬ芳香が鼻を突き抜け、むぐ」
やっと魚が焼けたので、ウォルターの口に突っ込むと彼は一心不乱に食べ始めた。
「ポチ、熱いからゆっくりと食べるんだぞ」
「わうん」
ポチのそばに焼けた魚を置くと、彼は俺の合図を待ってからもしゃもしゃと魚を口に含む。
続いてライラに魚を手渡すと、俺は自分の分の魚に口をつけた。
ううむ。泥臭いな……。
あ、そうだ。明日、もう一度ティラピアを獲りに行って別の調理方法を試してみるか。
「美味しいです。良介さん」
ライラは満面の笑みを浮かべてもぐもぐと口を動かす。
俺に気をつかってそう言ってくれているのか、本気なのか判断が難しいところだな。
俺は彼女へあいまいな笑みを浮かべて頷きを返すも「おいしい」と嘘は言えなかった……。
◆◆◆
――翌朝
朝から全員で新たな食材を求めて採集に出かける。全員で探しに出たからか、今回の食材探しは目覚ましい成果があったのだ。
ウォルターに案内させて、パイナップルとアブラヤシ、さらにマンゴーをゲット。ライラに聞きながら二種類のキノコと二種類の山菜? を採取した。
池にも寄り道してポチに網を引いてもらってティラピアも捕獲することができたので大満足の採集ツアーとなる。惜しむらくは朝から降り続く雨だった。
この地域は植生から察するに多雨なことは予想していたけど、俺がここに来て初めての雨だったからすっかり頭の中から天気のことが抜けていたよ。いかんいかん、リラックスするのはいいけれど油断し過ぎるのはダメだ。
多少の警戒心は常に持っておかないと、非常事態はいつ起こってもおかしくないからな……。俺は密かに兜の緒を締めなおす。
昼食を取った後、ポチには悪いけどウォルターと一緒に散歩に出かけてもらい、俺とライラは手に入れた道具を使って必要なものを作ることにしたのだった。
「ライラ、先に着替えようか。雨で服が泥だらけだよ」
「はい。ですが、まだ服を作ってません」
「二着あるから、今日のところは男物だけですまないけど俺用のシャツを上に着て、下はスカートで」
「ありがとうございます」
「ついでに体も洗って汚れた服の洗濯をしようか」
「洗濯は私がやっておきます」
「あ、そういうことなら着替えた後、一緒にやろうよ。ライラのやり方を教えて欲しいし」
着替えを持ってそれぞれの部屋に一旦戻ると、俺は上階にいるライラに聞こえるよう大きな声で彼女へ向けて叫ぶ。
「ライラ、先に体を洗ってきてくれ! 待ってるから」
「時間の無駄になりませんか? ご一緒しても構いませんよ?」
「うお、どこから顔を出してるんだ!」
ライラが窓の外に突然現れたからビックリしたじゃないか。忘れそうになるけど、彼女はコウモリの翼で飛ぶことができる。
二階のベランダから飛んで降りて来たんだな……。
「そ、それじゃあ。離れたところで背を向けて洗うから一緒に行こうか」
「はい!」
そんなわけでライラと共にオープンデッキまで出てきたけど、小川に行くと雨で濡れてしまうな……。
俺はタブレットを手に出すと近くの木をブロック化して小川をまたぐように二ブロックの高さがある屋根を作ると、同じものを少し離れたところに作成する。
ついでに、オープンデッキまで濡れないように通路も作成した。
「これで濡れずに体を洗えるよ」
「何度見てもすごい魔法です! 炊事の時にも濡れずに行けますね」
「ちょ、ライラ、まだ脱ぐのは早いって! ライラはこっち、俺はあっちね」
「良介さん、そんなに私の身体は魅力がないですか……た、確かに胸は……」
「い、いや、違うって! 女の子の裸を見るのはダメだろう?」
「冗談ですよ。良介さん」
む、からかわれていただけなのか。
でも、ライラも冗談を気軽に言ってくれるようになってきてくれて嬉しくもある。
俺は踵を返し、遠い方の洗い場に向けて歩を進めると背中越しにライラの呟く声が……。
「良介さんなら、見られても構いません」
き、聞こえてるから! 手を出さないってライラと約束した手前、ムラっときてしまったら困るだろう?
その辺、察してくれよ。見たくないわけないじゃないか! 俺だって男なんだし……。
俺はブツブツと愚痴を呟きながら、体を洗うのだった。
どこから嗅ぎつけてくるのやら……。
「魚かね。久しぶりだ。今夜は楽しみだな、良介」
ウキウキと俺の頭にとまって囀るウォルターに呆れてしまう。全くこの食いしん坊カラスめ。こういう時だけ目ざとく鼻がきくんだから。
あれ? カラスって嗅覚はあるんだっけ? 嘴のところに空いている穴が鼻だったよな。鳥って人間とか犬に比べて優れた視覚を持っているとは思うんだけど、鼻ってどうなんだろう。
「こら、頭を突っつくな」
「出発せぬか! 待ちきれん」
俺が真剣に考えているというのに、このバカカラスときたら!
声だけは妙に渋くてカッコいいから知的で物静かな奴だと勘違いしてしまうが、実際は減らず口が大好きな食いしん坊カラスなのだ。
「分かった、すぐ行くから。ポチ、戻ろう」
「分かればよいのだ。そうそう、良介、魚というものは水の中を泳ぐものなのだが、ここから遥か西に進むと大海があるのだ。そこには巨大な魚や見たこともない水棲生物がいるらしいぞ。一度――」
またスイッチが入りやがったな。何か食べ物を突っ込みたいところだけど、あいにく何も持っていない。
結局、ウォルターは拠点につくまでずっと喋りっぱなしだった……。
◆◆◆
戻ると既に整理整頓を済ましてしまったライラが、枝を組み合わせて葉っぱの扉を作っているところだった。
「ライラ、それは?」
「はい。本格的な扉は時間がかかると思いましたので、まずはこれを扉にしておこうと思いまして」
「おお、ありがとう。もう完成しそうじゃないか」
「はい! いただいた道具の中に釘が入ってましたから」
道具は自由に使っていいとライラに言っておいたのだけど、彼女の大工スキルが高すぎないか? 異世界の人たちはみんなこれくらい簡単にやってしまうのかな。
「ライラ、君は本当に器用で助かるよ」
「いえ……。野外生活や家事をこなしていれば誰でもできるようになります……」
ライラの声色から彼女が単に謙遜しているだけと感じたが、もし彼女の言うように異世界の人たちはみんなこれくらいのスキルを持っているなら簡単に村が作れちゃいそうだなあ。
地球でも昔の人はライラみたいに何でもできちゃう人達だったのかもしれない。現在の地球は便利な世の中になって、俺なんて土さえ触ってなかったからな……ノコギリで木を切ることさえおぼつかねえ。
俺が更にライラへ話しかけようとした時、未だに頭の上にとまっているカラスが嘴でつついて来た。
「分かった、すぐに準備するから待てって!」
「良介さん、そんなに魚が獲れたんですか?」
「ああ、これでも半分以上はリリースしてきたんだよ」
俺は網から魚を一匹取り出し、ライラに見せる。
「それは、ティラピアですね。食べられる魚ですよ!」
魚を見たライラは太鼓判を押してくれた。
バナナのことがあって以来、新しい食べ物についてはライラに聞くようにしているのだ。
カラスの発言だけじゃあ信用ならねえ。あいつは何でも食べそうだし……。
そっか、この魚はティラピアというのか。余り魚に詳しくないから詳細は覚えてないけど……地球でもティラピアって淡水魚がいることは知っている。
今回捕獲したティラピアの体長は三十センチくらいで食べ応えのあるサイズだ。地球産のティラピアの見た目がどんなのだったか思い出せないけど、今手の中にあるティラピアは銀色の体色で縦に四本の黒い縞が入っていた。
うんちくはこれくらいにして、塩を振って焼いてみるとするかな!
かまどに薪を入れてライラに火をつけてもらうと串にさしたティラピアをかまどにくべる。
すぐにいい匂いが漂ってきたからか、ポチがお座りして涎をダラダラたらしているではないか。
でも、待ってくれポチ。淡水魚はしっかり焼かないと寄生虫が怖いのだ。
「良介、まだなのか?」
「もう少しで焼けるから待ってくれ。ウォルター」
「うむ。仕方ない」
「ウォルター、何かこの辺りで採れる食べ物について知らない?」
「ふむ。いろいろあるぞ。我が輩の身体では採れないものも多数ある。果物、キノコ……」
「ウォルターが自分で採れるもので好きなものって何なの?」
「よくぞ聞いてくれた! 我が輩、ピラーが大好物なのだ。動くピラーをそのまま啄み、一気に口の中に入れる。するとだな、得も言われぬ芳香が鼻を突き抜け、むぐ」
やっと魚が焼けたので、ウォルターの口に突っ込むと彼は一心不乱に食べ始めた。
「ポチ、熱いからゆっくりと食べるんだぞ」
「わうん」
ポチのそばに焼けた魚を置くと、彼は俺の合図を待ってからもしゃもしゃと魚を口に含む。
続いてライラに魚を手渡すと、俺は自分の分の魚に口をつけた。
ううむ。泥臭いな……。
あ、そうだ。明日、もう一度ティラピアを獲りに行って別の調理方法を試してみるか。
「美味しいです。良介さん」
ライラは満面の笑みを浮かべてもぐもぐと口を動かす。
俺に気をつかってそう言ってくれているのか、本気なのか判断が難しいところだな。
俺は彼女へあいまいな笑みを浮かべて頷きを返すも「おいしい」と嘘は言えなかった……。
◆◆◆
――翌朝
朝から全員で新たな食材を求めて採集に出かける。全員で探しに出たからか、今回の食材探しは目覚ましい成果があったのだ。
ウォルターに案内させて、パイナップルとアブラヤシ、さらにマンゴーをゲット。ライラに聞きながら二種類のキノコと二種類の山菜? を採取した。
池にも寄り道してポチに網を引いてもらってティラピアも捕獲することができたので大満足の採集ツアーとなる。惜しむらくは朝から降り続く雨だった。
この地域は植生から察するに多雨なことは予想していたけど、俺がここに来て初めての雨だったからすっかり頭の中から天気のことが抜けていたよ。いかんいかん、リラックスするのはいいけれど油断し過ぎるのはダメだ。
多少の警戒心は常に持っておかないと、非常事態はいつ起こってもおかしくないからな……。俺は密かに兜の緒を締めなおす。
昼食を取った後、ポチには悪いけどウォルターと一緒に散歩に出かけてもらい、俺とライラは手に入れた道具を使って必要なものを作ることにしたのだった。
「ライラ、先に着替えようか。雨で服が泥だらけだよ」
「はい。ですが、まだ服を作ってません」
「二着あるから、今日のところは男物だけですまないけど俺用のシャツを上に着て、下はスカートで」
「ありがとうございます」
「ついでに体も洗って汚れた服の洗濯をしようか」
「洗濯は私がやっておきます」
「あ、そういうことなら着替えた後、一緒にやろうよ。ライラのやり方を教えて欲しいし」
着替えを持ってそれぞれの部屋に一旦戻ると、俺は上階にいるライラに聞こえるよう大きな声で彼女へ向けて叫ぶ。
「ライラ、先に体を洗ってきてくれ! 待ってるから」
「時間の無駄になりませんか? ご一緒しても構いませんよ?」
「うお、どこから顔を出してるんだ!」
ライラが窓の外に突然現れたからビックリしたじゃないか。忘れそうになるけど、彼女はコウモリの翼で飛ぶことができる。
二階のベランダから飛んで降りて来たんだな……。
「そ、それじゃあ。離れたところで背を向けて洗うから一緒に行こうか」
「はい!」
そんなわけでライラと共にオープンデッキまで出てきたけど、小川に行くと雨で濡れてしまうな……。
俺はタブレットを手に出すと近くの木をブロック化して小川をまたぐように二ブロックの高さがある屋根を作ると、同じものを少し離れたところに作成する。
ついでに、オープンデッキまで濡れないように通路も作成した。
「これで濡れずに体を洗えるよ」
「何度見てもすごい魔法です! 炊事の時にも濡れずに行けますね」
「ちょ、ライラ、まだ脱ぐのは早いって! ライラはこっち、俺はあっちね」
「良介さん、そんなに私の身体は魅力がないですか……た、確かに胸は……」
「い、いや、違うって! 女の子の裸を見るのはダメだろう?」
「冗談ですよ。良介さん」
む、からかわれていただけなのか。
でも、ライラも冗談を気軽に言ってくれるようになってきてくれて嬉しくもある。
俺は踵を返し、遠い方の洗い場に向けて歩を進めると背中越しにライラの呟く声が……。
「良介さんなら、見られても構いません」
き、聞こえてるから! 手を出さないってライラと約束した手前、ムラっときてしまったら困るだろう?
その辺、察してくれよ。見たくないわけないじゃないか! 俺だって男なんだし……。
俺はブツブツと愚痴を呟きながら、体を洗うのだった。
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