8 / 45
第8話 ごめんね同士
しおりを挟む
家は窓が無く真っ暗闇なんだけど、目が覚めて外に出てみたら朝焼けがちょうど終わったくらいの時間だった。
我ながらベストなタイミングで起きたんじゃないかと自画自賛していたけど、「ふああ」とあくびが出てしまう。
「おはようございます! 良介さん!」
「おはよう。ライラ」
ライラは小川で顔を洗った後なのか顎からしずくがポタポタと落ちていた。
タオルとかあればいいんだけど、残念ながら道具類は一切ここには存在しない。あるのはライラのポーチに入っていたナイフ二本とマグカップほどのサイズがある青銅の鍋だけだ。
これでは煮炊きさえままならないし、食べ物は全部手づかみなんだよ……。
やることは山積みだけど、優先順位をつけて順番にこなしていこうじゃないか。あれもこれもと気だけ焦っても仕方ないからなあ。
しかし、彼女は道具一つない惨状を見て何も思わないんだろうか? 思っていても黙っているだけだよね。きっと……。
「ライラ、君は俺のことをまだ世捨て人の賢者と思っているのかな?」
ライラが俺に失望して何か事を起こすかどうか見極めよう。なんて思って黙っているか悩んだけど……とっととぶっちゃけてしまった方が良いと考え直し、彼女へそう問いかけた。
すると、彼女は困ったように俺から目線を逸らして手をワタワタと振る。
「あ、いえ、その、良介さんの魔法は間違いなく賢者様のものだと思っていますが、その、余りにも……」
「そうだろう。俺が一人で生活していたように思えないだろ?」
「は、はい」
「君との溝が深まる前に正直に話すよ。聞いてもらえるかな?」
ライラは神妙な顔で首をゆっくり縦に振る。
彼女の了解を得た俺は、その場であぐらをかくと、彼女にも座るように促した。
「ライラ、俺がここに来たのは君に会ったその日のことなんだよ」
「それってどういう……」
絶句するライラへ俺は言葉を続ける。
「気が付いたら森にいた。魔法なのかそうじゃないのか分からないけど、窪地に突然飛ばされたんだ」
「そ、そんなことがあるんですね。だから、何も持っていないんですね」
「そうなんだよ。転移の魔法とか使えたらいいんだけど、残念ながら使えないんだ。しかし、俺にはこの能力がある」
床にしている木のブロックをペチペチと叩く俺。
そうだ。ブロック作成のアプリがあるから、誰も外にでることが叶わない窪地でも生活していくことができる。
「そうでしたか……転移の魔法は聞いたことがありません。ですが、良介さんが賢者様ではないにしても、私はあなたについていきたいです」
「ライラがいてくれるのは、俺にしたら大歓迎なんだけど……」
この先を言っていいものか言い淀んでいると、ライラは両手を前で組み縋るような目で俺を見つめてくる。
「申し訳ありません!」
急に目に涙を浮かべ床につきそうなくらいの勢いで頭を下げるライラに俺は動揺を隠せなかった。
「ど、どうしたんだ……いきなり」
「わ、私は良介さんの優しさに甘えて、このままここで暮らそうと思ってました。あなたが道具を持っていなかったり、野営の知識を教えて欲しいと言われたのをいいことに……」
「そ、それなら、俺だってそうだよ。君が都合よく来てくれたから、利用することばっかり考えてた。ごめん」
「いえ、私が……」
「お互い様だよ。顔をあげてくれないか?」
ライラの謝罪を聞いて俺は心臓を鷲掴みにされた気分だった。彼女は自分一人だと窪地から出ることができない。つまり、俺は自分の気分一つで彼女の命運を左右できる立場にいたのだ。
意識はしていなかったけど、窪地にいる以上彼女は俺の依頼を無碍には断れなくなってしまう。それを俺は彼女が人がいいからとか勘違いしていたんだよ……。
こんな簡単なことにさえ気が付かなかったなんて……「ごめんな、ライラ」俺は心の中で再度彼女へ謝罪の言葉を述べた。
「はい。良介さん」
ライラは真っ赤な目で笑顔を見せる。
いじらしい態度を見せるライラへ、つい彼女の頭を撫でようと手が出てしまうが、何とか思いとどまり手を膝の上に戻す。
「ライラ、嫌なことはハッキリと嫌と言って欲しい。絶対に強制はしないと約束する」
「嫌なことなんてないです……。良介さんが話をしてくれたのです。私も本当のことを言います」
「村に帰りたくないのは昨日聞いたよ」
「村が嫌いなわけじゃないんです。採集に来たなんて、あなたに嘘をついていたんです……飛竜のことは本当のことですが……」
飛竜のことは正直に言わなくてもいいんじゃないかな……。まあ、そこがライラらしいといえばらしいのか。
「ゆっくりでいいから聞かせてくれないか」
「はい。私は村で選択を迫られていたのです」
ライラは自身が村で置かれた状況をゆっくりと語り始めた。
彼女は結婚か奉公に出るか迫られていたらしい。結婚相手は彼女が嫌っている相手でどうしてもその男とは結婚したくはなかったそうだ。じゃあ、もう一方の奉公に出るという選択肢なのだが、これもまた彼女にとってはなかなか辛い。
悪魔族の有力者の元に働きに出るそうだが、少女たちの仕事の多くはメイドになる。ドジっ子な彼女は細やかな仕事が苦手だし、行き先の有力者の人格もまた問題だったという。
どういうことかというと、これまで幾人ものメイドが心労で倒れているといういわく付きの有力者で、奉公に出る者が極端に少なくなったそうだ。その分、給与は他の三倍以上みたいだけど。
そんな有力者の元へ彼女の両親は元より彼女を奉公へ出させる気はなく、形だけ彼女へ選択肢を与えただけに過ぎない。
進退極まった彼女は、逃げることを選ぶ。日課になっている採集のフリをして……。
「なるほど。事情はよく分かった。遠くまでと思ってこの辺りまで来たのはいいけど、飛竜にってところかな」
「はい。そのような感じです。今思うと、準備も何もなく逃げたのは浅はか過ぎたと思います……」
「そうでもないさ。俺が君に会うことができた」
我ながらキザなことを言ってしまい、顔が赤くなる。でも、彼女が準備を行って今より遅く逃げていたのなら……飛竜に追いかけられることがなかったのなら……俺はライラに出会っていないだろう。
一方の彼女は目を伏せ、まだ何か迷っているようだ。
「ライラ」
俺は彼女へ呼びかけると、立ち上がって彼女の手を握り、そのまま引っぱりあげる。
立ち上がったライラに目線をしかと合わせたが、彼女はまだ不安そうな顔をしていた。
「良介さん……私……」
「ライラ、これからもよろしくな!」
俺は笑顔で彼女へ語り掛けると、彼女はようやく顔をほころばせ、
「はい!」
と力一杯応じる。
「ライラ、お互いのことが分かったところで、塩を探しに行こう。いろいろ作りたい物はあるんだけど、まずは生きるために塩からだ」
「分かりました!」
頷きあう俺たちへウォルターがヒラリと舞うと俺の肩にとまり会話へ割って入ってきた。
「話はまとまったかな。塩のある場所へ案内しようではないか」
「おう、頼むぞ! ウォルター」
「だが、その前にやることがあるであろう。良介君」
「ん?」
ウォルターに刺激されたのか分からないが、俺の腹がぐううと悲鳴をあげる。
あ、そういえば朝食を食べていなかったな。
「そうだな、まずは朝食を食べようか」
「では、スイカを採ってきますね」
ライラはコウモリのような翼をはためかせると、木の上へと飛んでいく。
すぐにライラはスイカを二つ抱えて戻ってくると、再び飛び上がりスイカを採りに木の上へ舞う。
俺はさっそく小川にスイカを放り込んで汚れを取っていると、匂いを嗅ぎつけたのかポチがいつの間にか隣でお座りしていてハッハと声をあげていた。
「ポチもお腹がすいたのか?」
「わんわん」
可愛い奴め。俺はポチの首をわしゃわしゃすると、スイカを抱えてオープンデッキに戻る。
それと入れ違いにライラが新しいスイカを二個抱えて小川の前に降り立つと、スイカを軽く洗い流した。
「じゃあ、みんな、食べようか!」
手を叩き、ことさら明るい声で俺はみんなへ呼びかける。
我ながらベストなタイミングで起きたんじゃないかと自画自賛していたけど、「ふああ」とあくびが出てしまう。
「おはようございます! 良介さん!」
「おはよう。ライラ」
ライラは小川で顔を洗った後なのか顎からしずくがポタポタと落ちていた。
タオルとかあればいいんだけど、残念ながら道具類は一切ここには存在しない。あるのはライラのポーチに入っていたナイフ二本とマグカップほどのサイズがある青銅の鍋だけだ。
これでは煮炊きさえままならないし、食べ物は全部手づかみなんだよ……。
やることは山積みだけど、優先順位をつけて順番にこなしていこうじゃないか。あれもこれもと気だけ焦っても仕方ないからなあ。
しかし、彼女は道具一つない惨状を見て何も思わないんだろうか? 思っていても黙っているだけだよね。きっと……。
「ライラ、君は俺のことをまだ世捨て人の賢者と思っているのかな?」
ライラが俺に失望して何か事を起こすかどうか見極めよう。なんて思って黙っているか悩んだけど……とっととぶっちゃけてしまった方が良いと考え直し、彼女へそう問いかけた。
すると、彼女は困ったように俺から目線を逸らして手をワタワタと振る。
「あ、いえ、その、良介さんの魔法は間違いなく賢者様のものだと思っていますが、その、余りにも……」
「そうだろう。俺が一人で生活していたように思えないだろ?」
「は、はい」
「君との溝が深まる前に正直に話すよ。聞いてもらえるかな?」
ライラは神妙な顔で首をゆっくり縦に振る。
彼女の了解を得た俺は、その場であぐらをかくと、彼女にも座るように促した。
「ライラ、俺がここに来たのは君に会ったその日のことなんだよ」
「それってどういう……」
絶句するライラへ俺は言葉を続ける。
「気が付いたら森にいた。魔法なのかそうじゃないのか分からないけど、窪地に突然飛ばされたんだ」
「そ、そんなことがあるんですね。だから、何も持っていないんですね」
「そうなんだよ。転移の魔法とか使えたらいいんだけど、残念ながら使えないんだ。しかし、俺にはこの能力がある」
床にしている木のブロックをペチペチと叩く俺。
そうだ。ブロック作成のアプリがあるから、誰も外にでることが叶わない窪地でも生活していくことができる。
「そうでしたか……転移の魔法は聞いたことがありません。ですが、良介さんが賢者様ではないにしても、私はあなたについていきたいです」
「ライラがいてくれるのは、俺にしたら大歓迎なんだけど……」
この先を言っていいものか言い淀んでいると、ライラは両手を前で組み縋るような目で俺を見つめてくる。
「申し訳ありません!」
急に目に涙を浮かべ床につきそうなくらいの勢いで頭を下げるライラに俺は動揺を隠せなかった。
「ど、どうしたんだ……いきなり」
「わ、私は良介さんの優しさに甘えて、このままここで暮らそうと思ってました。あなたが道具を持っていなかったり、野営の知識を教えて欲しいと言われたのをいいことに……」
「そ、それなら、俺だってそうだよ。君が都合よく来てくれたから、利用することばっかり考えてた。ごめん」
「いえ、私が……」
「お互い様だよ。顔をあげてくれないか?」
ライラの謝罪を聞いて俺は心臓を鷲掴みにされた気分だった。彼女は自分一人だと窪地から出ることができない。つまり、俺は自分の気分一つで彼女の命運を左右できる立場にいたのだ。
意識はしていなかったけど、窪地にいる以上彼女は俺の依頼を無碍には断れなくなってしまう。それを俺は彼女が人がいいからとか勘違いしていたんだよ……。
こんな簡単なことにさえ気が付かなかったなんて……「ごめんな、ライラ」俺は心の中で再度彼女へ謝罪の言葉を述べた。
「はい。良介さん」
ライラは真っ赤な目で笑顔を見せる。
いじらしい態度を見せるライラへ、つい彼女の頭を撫でようと手が出てしまうが、何とか思いとどまり手を膝の上に戻す。
「ライラ、嫌なことはハッキリと嫌と言って欲しい。絶対に強制はしないと約束する」
「嫌なことなんてないです……。良介さんが話をしてくれたのです。私も本当のことを言います」
「村に帰りたくないのは昨日聞いたよ」
「村が嫌いなわけじゃないんです。採集に来たなんて、あなたに嘘をついていたんです……飛竜のことは本当のことですが……」
飛竜のことは正直に言わなくてもいいんじゃないかな……。まあ、そこがライラらしいといえばらしいのか。
「ゆっくりでいいから聞かせてくれないか」
「はい。私は村で選択を迫られていたのです」
ライラは自身が村で置かれた状況をゆっくりと語り始めた。
彼女は結婚か奉公に出るか迫られていたらしい。結婚相手は彼女が嫌っている相手でどうしてもその男とは結婚したくはなかったそうだ。じゃあ、もう一方の奉公に出るという選択肢なのだが、これもまた彼女にとってはなかなか辛い。
悪魔族の有力者の元に働きに出るそうだが、少女たちの仕事の多くはメイドになる。ドジっ子な彼女は細やかな仕事が苦手だし、行き先の有力者の人格もまた問題だったという。
どういうことかというと、これまで幾人ものメイドが心労で倒れているといういわく付きの有力者で、奉公に出る者が極端に少なくなったそうだ。その分、給与は他の三倍以上みたいだけど。
そんな有力者の元へ彼女の両親は元より彼女を奉公へ出させる気はなく、形だけ彼女へ選択肢を与えただけに過ぎない。
進退極まった彼女は、逃げることを選ぶ。日課になっている採集のフリをして……。
「なるほど。事情はよく分かった。遠くまでと思ってこの辺りまで来たのはいいけど、飛竜にってところかな」
「はい。そのような感じです。今思うと、準備も何もなく逃げたのは浅はか過ぎたと思います……」
「そうでもないさ。俺が君に会うことができた」
我ながらキザなことを言ってしまい、顔が赤くなる。でも、彼女が準備を行って今より遅く逃げていたのなら……飛竜に追いかけられることがなかったのなら……俺はライラに出会っていないだろう。
一方の彼女は目を伏せ、まだ何か迷っているようだ。
「ライラ」
俺は彼女へ呼びかけると、立ち上がって彼女の手を握り、そのまま引っぱりあげる。
立ち上がったライラに目線をしかと合わせたが、彼女はまだ不安そうな顔をしていた。
「良介さん……私……」
「ライラ、これからもよろしくな!」
俺は笑顔で彼女へ語り掛けると、彼女はようやく顔をほころばせ、
「はい!」
と力一杯応じる。
「ライラ、お互いのことが分かったところで、塩を探しに行こう。いろいろ作りたい物はあるんだけど、まずは生きるために塩からだ」
「分かりました!」
頷きあう俺たちへウォルターがヒラリと舞うと俺の肩にとまり会話へ割って入ってきた。
「話はまとまったかな。塩のある場所へ案内しようではないか」
「おう、頼むぞ! ウォルター」
「だが、その前にやることがあるであろう。良介君」
「ん?」
ウォルターに刺激されたのか分からないが、俺の腹がぐううと悲鳴をあげる。
あ、そういえば朝食を食べていなかったな。
「そうだな、まずは朝食を食べようか」
「では、スイカを採ってきますね」
ライラはコウモリのような翼をはためかせると、木の上へと飛んでいく。
すぐにライラはスイカを二つ抱えて戻ってくると、再び飛び上がりスイカを採りに木の上へ舞う。
俺はさっそく小川にスイカを放り込んで汚れを取っていると、匂いを嗅ぎつけたのかポチがいつの間にか隣でお座りしていてハッハと声をあげていた。
「ポチもお腹がすいたのか?」
「わんわん」
可愛い奴め。俺はポチの首をわしゃわしゃすると、スイカを抱えてオープンデッキに戻る。
それと入れ違いにライラが新しいスイカを二個抱えて小川の前に降り立つと、スイカを軽く洗い流した。
「じゃあ、みんな、食べようか!」
手を叩き、ことさら明るい声で俺はみんなへ呼びかける。
1
お気に入りに追加
610
あなたにおすすめの小説
真夜中の仕出し屋さん~料理上手な狛犬様と暮らすことになりました~
椿蛍
キャラ文芸
「結婚するか、化け物屋敷を管理するか」
仕事を辞めた私に、父は二つの選択肢を迫った。
料亭『吉浪』に働いて六年。
挫折し、料理を作れなくなってしまった――
結婚を断り、私が選んだのは、化け物屋敷と父が呼ぶ、亡くなった祖父の家へ行くことだった。
祖父が亡くなって、店は閉まっているはずだったけれど、なぜか店は開いていて――
初出:2024.5.10~
※他サイト様に投稿したものを大幅改稿しております。

聖女として召還されたのにフェンリルをテイムしたら追放されましたー腹いせに快適すぎる森に引きこもって我慢していた事色々好き放題してやります!
ふぃえま
ファンタジー
「勝手に呼び出して無茶振りしたくせに自分達に都合の悪い聖獣がでたら責任追及とか狡すぎません?
せめて裏で良いから謝罪の一言くらいあるはずですよね?」
不況の中、なんとか内定をもぎ取った会社にやっと慣れたと思ったら異世界召還されて勝手に聖女にされました、佐藤です。いや、元佐藤か。
実は今日、なんか国を守る聖獣を召還せよって言われたからやったらフェンリルが出ました。
あんまりこういうの詳しくないけど確か超強いやつですよね?
なのに周りの反応は正反対!
なんかめっちゃ裏切り者とか怒鳴られてロープグルグル巻きにされました。
勝手にこっちに連れて来たりただでさえ難しい聖獣召喚にケチつけたり……なんかもうこの人たち助けなくてもバチ当たりませんよね?

三度の飯より犬好きな伯爵令嬢は田舎でもふもふスローライフがしたい
平山和人
恋愛
伯爵令嬢クロエ・フォン・コーネリアは、その優雅な所作と知性で社交界の憧れの的だった。しかし、彼女には誰にも言えない秘密があった――それは、筋金入りの犬好きであること。
格式あるコーネリア家では、動物を屋敷の中に入れることすら許されていなかった。特に、母である公爵夫人は「貴族たるもの、動物にうつつを抜かすなどもってのほか」と厳格な姿勢を貫いていた。しかし、クロエの心は犬への愛でいっぱいだった。
クロエはコーネリア家を出て、田舎で犬たちに囲まれて暮らすことを決意する。そのために必要なのはお金と人脈。クロエは持ち前の知性と行動力を駆使し、新しい生活への第一歩を踏み出したのだった!
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
まったく知らない世界に転生したようです
吉川 箱
ファンタジー
おっとりヲタク男子二十五歳成人。チート能力なし?
まったく知らない世界に転生したようです。
何のヒントもないこの世界で、破滅フラグや地雷を踏まずに生き残れるか?!
頼れるのは己のみ、みたいです……?
※BLですがBがLな話は出て来ません。全年齢です。
私自身は全年齢の主人公ハーレムものBLだと思って書いてるけど、全く健全なファンタジー小説だとも言い張れるように書いております。つまり健全なお嬢さんの癖を歪めて火のないところへ煙を感じてほしい。
111話までは毎日更新。
それ以降は毎週金曜日20時に更新します。
カクヨムの方が文字数が多く、更新も先です。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる