3 / 44
3.ガーゴイル
しおりを挟む
「ガーゴイルか……」
イブロは呟き顔をしかめた。
姿形は確かにガーゴイルのものなのだが……あれほどの体躯を誇るものを彼は今まで見たことがない。
そのガーゴイルは全長が四メートルを超えるほどの巨体だったのだ。しかも……素材が厄介過ぎる。
「こいつ……全身がミスリルでできていやがるのか……」
イブロは金色と銀色が混じる金属光沢を放つガーゴイルの体表を睨みつけ、額から緊張で嫌な汗が流れるのを感じた。
ミスリル――鋼のような硬さを持ちながら、粘り強くかつ重量が鉄の半分程度という最高級の金属だ。全身がミスリルでできているとすれば……耐久性、破壊力など全てにおいて石でできた通常のガーゴイルの比ではないだろう。
しかし、彼とて熟練の技量を持つ元一流の戦士。これで怯むような男ではない。
「チハル、下がっていてくれ」
「そうですか。分かりました」
チハルはイブロの言葉へ素直に従い、一歩だけ後ろに下がった。対するイブロは逆に大きく一歩前に踏み出し、腰からさげた曇った銅のような色を持つ棒を引き抜く。
これはただの棒ではない。複雑な文様が浮き出たダマスク鋼製の古代の遺物なのだ。ダマスク鋼ならば、ミスリルと遜色ない硬度を持つ。ただ、重い。
およそ鉄の二倍の重量を持つダマスク鋼は、余程膂力に優れた者しか扱うことができない。
そして、古代の遺物であるイブロの持つ棒は――
――伸びろ!
イブロは心の中で念じる。
すると、棒は見る見るうちにサイズを変え、彼の身の丈ほどの長さに変化した。
ズシリと彼の腕に心地よい加重がかかり、イブロはニヤリと口元を綻ばせる。
イブロが武器を構えるまでノンビリと待っているガーゴイルではなかった。それは最初の言葉通り「排除すべく」本当に金属でできているのかと疑うほどのしなやかな動きでイブロへ拳を向ける。
この速度ならば、躱すことは容易い。イブロは悠々と上半身を捻り拳を回避しようとした時、背筋に悪寒を感じた。
彼は直感に従い、咄嗟に大きく右へステップを踏むと同時に腰の辺りに何かが横切る風を感じる。
間一髪ガーゴイルの攻勢をやり過ごしたイブロが拳に目を向けると、ガーゴイルの拳からは長いかぎ爪が三本生えていることが確認できた。
危なかった……彼は心の中で独白し冷や汗を流す。しかし、まだまだ俺の直感も捨てたものじゃないな。と彼はすぐに気持ちを前に向けキッとガーゴイルを睨みつけた。
イブロはクルリと長柄の棒を回転させると上段に構える。対するガーゴイルは一旦距離を取り腰を落とし腕をダラリと伸ばし異形の顔をイブロへ向けた。
『排除します。侵入者を排除します』
ガーゴイルは無機質な声を発すると共に前脚をググっと踏み込むと爆発的に加速し、一息にイブロへと迫る。
これだけの体格差があるといかなイブロとてそのまま真正面から受けきることは不可能。彼は焦らず正確に二歩右へ踏み出し身体を捻り長柄の棒を背中の後ろまで振りかぶる。
狙うは一点。ここだ! イブロは狙いすましたようにつま先から全ての力を長柄の棒へ伝え振り下ろした!
キイイイインと澄んだ金属音が鳴り響き、イブロの棒とガーゴイルの左のかぎ爪がせめぎ合う。
イブロはガーゴイルの圧力で身体ごと持っていかれそうになるものの、膝を落とし踏ん張って何とか凌ぐと逆に前へ長柄の棒を押し出す。
ガーゴイルは巨体を誇るとはいえ、左腕一本。対するイブロは全身全霊全ての力を込めることができた。
その結果、イブロがガーゴイルを押し切り、かぎ爪が根元から跳ね飛ぶ。
これは……なかなかキツイな……。イブロはガーゴイルを押し切ったものの、じんじんと痺れる腕へ目をやる。
相手がただのモンスターならば、こちらが力を見せ劣勢だと分からせることで引いていく。しかし……こいつはガーゴイル。意思を持たぬ人形のような存在なのだ。
つまり、奴が動きを完全に止めるまで殴り続けねばならない。
「体力勝負か……年寄には酷だぜこれは!」
愚痴をこぼしながらもイブロは次の攻撃に備え、迫りくるガーゴイルの圧力を巧みに逸らし肩の辺りを殴り飛ばす。
これには逆に跳ね返されてしまったが、イブロにかかる負荷はまるでなかった。
これでいくか……イブロは平時ならやれやれと肩を竦めているような表情で戦いの方針を変えることを決める。
彼は自ら踏み出すことは無く、愚直に襲い掛かってくるガーゴイルの攻勢をいなしつつ確実にダメージを与えていく。
一見すると猛牛に対する闘牛士のように軽やかで涼やかに見えるが、イブロの内心はそれとは真逆の心境だった。
何故なら、細かい傷が多数ついているガーゴイルの動きがまるで衰えることを知らないからだ。こちらの体力は確実に削られて行き、一撃でも喰らおうものなら次は無い。
いつ割れるか分からぬ薄氷を全力で踏みしめていかねばならぬと言えばよいのだろうか。自身に流れる汗が身体を動かしたことによる熱なのか、冷や汗なのか分からなくなってくる。
更に続く攻防。時折足を取られそうになりヒヤリとするが、イブロは逆にそれを力に変えて下段から全身のバネを使い伸び上がるように長柄の棒を振り上げる。
長柄の棒はイブロの狙いと寸分たがわぬ位置へ唸りをあげて到達した。
その場所とはガーゴイルの右肩の付け根だ。
既に付近を何度も叩かれたそこは、ギシギシと軋む音をたてついに根本から地に落ち、ズウンと鈍い音を立てて転がった。
――イブロが右へ。彼の脇腹を掠めるガーゴイルの刃物のような翼。
――イブロが左へ。彼の肩の上を通り抜けるガーゴイルの足先。
躱すたびに、殴る。殴られても怯まないガーゴイル。
ついにガーゴイルのもう一方の腕も落ちる。しかし、戦いはもう半刻続こうとしていた。
いかに体力を温存して戦っていたとはいえ、さすがのイブロも息が上がってくる。
「ハアハア……」
腕が両方落ちても衰えを知らぬガーゴイルに辟易するイブロであったが、奴は止まってくれない。
だが、ここにきてようやくイブロに多少の余裕が生まれてくる。両腕を失ったガーゴイルの体幹は以前のようにしっかりとしたものではなくなり、攻撃も単調になったからだ。
息を入れ、今度は翼を削っていく。
唸りをあげ振り上げられた長柄の棒はその重量を持って押しつぶすように翼をへし折る。ダマスク鋼は重い。しかし、その重さこそ最大の攻撃力となるのである。
その分、膂力が必要で体力も使うのだが……。重量がありかつ身の丈ほどもあるダマスク鋼でなければ、こうも簡単にミスリル製のガーゴイルの体を破壊することは叶わなかっただろう。
そしてついに、ガーゴイルの脚が落ちガーゴイルは動きを止めたのだった。
「ふう……」
長柄の棒を地面に突き刺し両手に体重を預け杖のように休む体勢になったイブロは、肩を大きく揺らして息をする。
「チハル。すまん、お前さんを見ている余裕がなかった。怪我はないか?」
イブロは振り向くこともできず息絶え絶えな様子でチハルへ問いかけた。
「はい。損傷個所はありません」
「そうか……よかった」
イブロはそのまま腰を落とすと、元に戻れと心の中で念じた。彼の念に応じた長柄の棒は元の大きさへ戻る。
「少し……休ませてくれ」
「はい。分かりました」
少しくらい労ってくれてもいいんじゃねえのかとイブロは考えるが、チハルは相変わらず抑揚の全く無い声で応えるのみだった。
イブロは呟き顔をしかめた。
姿形は確かにガーゴイルのものなのだが……あれほどの体躯を誇るものを彼は今まで見たことがない。
そのガーゴイルは全長が四メートルを超えるほどの巨体だったのだ。しかも……素材が厄介過ぎる。
「こいつ……全身がミスリルでできていやがるのか……」
イブロは金色と銀色が混じる金属光沢を放つガーゴイルの体表を睨みつけ、額から緊張で嫌な汗が流れるのを感じた。
ミスリル――鋼のような硬さを持ちながら、粘り強くかつ重量が鉄の半分程度という最高級の金属だ。全身がミスリルでできているとすれば……耐久性、破壊力など全てにおいて石でできた通常のガーゴイルの比ではないだろう。
しかし、彼とて熟練の技量を持つ元一流の戦士。これで怯むような男ではない。
「チハル、下がっていてくれ」
「そうですか。分かりました」
チハルはイブロの言葉へ素直に従い、一歩だけ後ろに下がった。対するイブロは逆に大きく一歩前に踏み出し、腰からさげた曇った銅のような色を持つ棒を引き抜く。
これはただの棒ではない。複雑な文様が浮き出たダマスク鋼製の古代の遺物なのだ。ダマスク鋼ならば、ミスリルと遜色ない硬度を持つ。ただ、重い。
およそ鉄の二倍の重量を持つダマスク鋼は、余程膂力に優れた者しか扱うことができない。
そして、古代の遺物であるイブロの持つ棒は――
――伸びろ!
イブロは心の中で念じる。
すると、棒は見る見るうちにサイズを変え、彼の身の丈ほどの長さに変化した。
ズシリと彼の腕に心地よい加重がかかり、イブロはニヤリと口元を綻ばせる。
イブロが武器を構えるまでノンビリと待っているガーゴイルではなかった。それは最初の言葉通り「排除すべく」本当に金属でできているのかと疑うほどのしなやかな動きでイブロへ拳を向ける。
この速度ならば、躱すことは容易い。イブロは悠々と上半身を捻り拳を回避しようとした時、背筋に悪寒を感じた。
彼は直感に従い、咄嗟に大きく右へステップを踏むと同時に腰の辺りに何かが横切る風を感じる。
間一髪ガーゴイルの攻勢をやり過ごしたイブロが拳に目を向けると、ガーゴイルの拳からは長いかぎ爪が三本生えていることが確認できた。
危なかった……彼は心の中で独白し冷や汗を流す。しかし、まだまだ俺の直感も捨てたものじゃないな。と彼はすぐに気持ちを前に向けキッとガーゴイルを睨みつけた。
イブロはクルリと長柄の棒を回転させると上段に構える。対するガーゴイルは一旦距離を取り腰を落とし腕をダラリと伸ばし異形の顔をイブロへ向けた。
『排除します。侵入者を排除します』
ガーゴイルは無機質な声を発すると共に前脚をググっと踏み込むと爆発的に加速し、一息にイブロへと迫る。
これだけの体格差があるといかなイブロとてそのまま真正面から受けきることは不可能。彼は焦らず正確に二歩右へ踏み出し身体を捻り長柄の棒を背中の後ろまで振りかぶる。
狙うは一点。ここだ! イブロは狙いすましたようにつま先から全ての力を長柄の棒へ伝え振り下ろした!
キイイイインと澄んだ金属音が鳴り響き、イブロの棒とガーゴイルの左のかぎ爪がせめぎ合う。
イブロはガーゴイルの圧力で身体ごと持っていかれそうになるものの、膝を落とし踏ん張って何とか凌ぐと逆に前へ長柄の棒を押し出す。
ガーゴイルは巨体を誇るとはいえ、左腕一本。対するイブロは全身全霊全ての力を込めることができた。
その結果、イブロがガーゴイルを押し切り、かぎ爪が根元から跳ね飛ぶ。
これは……なかなかキツイな……。イブロはガーゴイルを押し切ったものの、じんじんと痺れる腕へ目をやる。
相手がただのモンスターならば、こちらが力を見せ劣勢だと分からせることで引いていく。しかし……こいつはガーゴイル。意思を持たぬ人形のような存在なのだ。
つまり、奴が動きを完全に止めるまで殴り続けねばならない。
「体力勝負か……年寄には酷だぜこれは!」
愚痴をこぼしながらもイブロは次の攻撃に備え、迫りくるガーゴイルの圧力を巧みに逸らし肩の辺りを殴り飛ばす。
これには逆に跳ね返されてしまったが、イブロにかかる負荷はまるでなかった。
これでいくか……イブロは平時ならやれやれと肩を竦めているような表情で戦いの方針を変えることを決める。
彼は自ら踏み出すことは無く、愚直に襲い掛かってくるガーゴイルの攻勢をいなしつつ確実にダメージを与えていく。
一見すると猛牛に対する闘牛士のように軽やかで涼やかに見えるが、イブロの内心はそれとは真逆の心境だった。
何故なら、細かい傷が多数ついているガーゴイルの動きがまるで衰えることを知らないからだ。こちらの体力は確実に削られて行き、一撃でも喰らおうものなら次は無い。
いつ割れるか分からぬ薄氷を全力で踏みしめていかねばならぬと言えばよいのだろうか。自身に流れる汗が身体を動かしたことによる熱なのか、冷や汗なのか分からなくなってくる。
更に続く攻防。時折足を取られそうになりヒヤリとするが、イブロは逆にそれを力に変えて下段から全身のバネを使い伸び上がるように長柄の棒を振り上げる。
長柄の棒はイブロの狙いと寸分たがわぬ位置へ唸りをあげて到達した。
その場所とはガーゴイルの右肩の付け根だ。
既に付近を何度も叩かれたそこは、ギシギシと軋む音をたてついに根本から地に落ち、ズウンと鈍い音を立てて転がった。
――イブロが右へ。彼の脇腹を掠めるガーゴイルの刃物のような翼。
――イブロが左へ。彼の肩の上を通り抜けるガーゴイルの足先。
躱すたびに、殴る。殴られても怯まないガーゴイル。
ついにガーゴイルのもう一方の腕も落ちる。しかし、戦いはもう半刻続こうとしていた。
いかに体力を温存して戦っていたとはいえ、さすがのイブロも息が上がってくる。
「ハアハア……」
腕が両方落ちても衰えを知らぬガーゴイルに辟易するイブロであったが、奴は止まってくれない。
だが、ここにきてようやくイブロに多少の余裕が生まれてくる。両腕を失ったガーゴイルの体幹は以前のようにしっかりとしたものではなくなり、攻撃も単調になったからだ。
息を入れ、今度は翼を削っていく。
唸りをあげ振り上げられた長柄の棒はその重量を持って押しつぶすように翼をへし折る。ダマスク鋼は重い。しかし、その重さこそ最大の攻撃力となるのである。
その分、膂力が必要で体力も使うのだが……。重量がありかつ身の丈ほどもあるダマスク鋼でなければ、こうも簡単にミスリル製のガーゴイルの体を破壊することは叶わなかっただろう。
そしてついに、ガーゴイルの脚が落ちガーゴイルは動きを止めたのだった。
「ふう……」
長柄の棒を地面に突き刺し両手に体重を預け杖のように休む体勢になったイブロは、肩を大きく揺らして息をする。
「チハル。すまん、お前さんを見ている余裕がなかった。怪我はないか?」
イブロは振り向くこともできず息絶え絶えな様子でチハルへ問いかけた。
「はい。損傷個所はありません」
「そうか……よかった」
イブロはそのまま腰を落とすと、元に戻れと心の中で念じた。彼の念に応じた長柄の棒は元の大きさへ戻る。
「少し……休ませてくれ」
「はい。分かりました」
少しくらい労ってくれてもいいんじゃねえのかとイブロは考えるが、チハルは相変わらず抑揚の全く無い声で応えるのみだった。
1
お気に入りに追加
98
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた
狭山雪菜
恋愛
ラクマ王国は昔から貴族以上の18歳から20歳までの子息に騎士団に短期入団する事を義務付けている
いつしか時の流れが次第に短期入団を終わらせれば、成人とみなされる事に変わっていった
そんなことで、我がサハラ男爵家も例外ではなく長男のマルキ・サハラも騎士団に入団する日が近づきみんな浮き立っていた
しかし、入団前日になり置き手紙ひとつ残し姿を消した長男に男爵家当主は苦悩の末、苦肉の策を家族に伝え他言無用で使用人にも箝口令を敷いた
当日入団したのは、男装した年子の妹、ハルキ・サハラだった
この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる