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公爵令嬢は辺境に向かうようです
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「ほんぎゃああ、ほんぎゃあ」
「カトリーヌ様、たまのような女の子でございます」
ふんが? 何ここ。
若い娘っ子が私を抱きかかえていらっしゃる。
なに、なにこの羞恥プレイ? ううん、違うわ。私が小さくなっているの!
そうじゃなきゃ説明がつかないわ。そばかすなんて気にしない娘っ子が、絵画の中の聖母みたいな女の人に私をお渡ししたのだもの。
おっぱいムチムチで、なんて柔らかいの! う、羨ましくなんかないんだからね。私だってそのうちこう。
自分の乳に触れようとしたのだけど、紅葉のようなちっちゃい手が目に映る。
これ、私?
そろーりと手を動かすと、やっぱり自分の手だったああ。
「どうなってんのこれえええ!」
「カトリーヌ様。ご息女様が!」
「泣き声ではありませんか?」
や、やばたん。しばらく叫ぶのは控えないと。
昨日まで花も恥じらう乙女だった私は、この日からコンラート公爵家の長女として新たな生を受けることになったのだった。
◇◇◇
思えば最初からやらかした日々でやんす。
お貴族ものではよくあること。いじめられたり、家が没落したり、お尻をペシペシ叩かれてあんあんしたり……なんてことも一切なく、国は平穏そのもので、生家コンラート侯爵家も順調そのものなのよ。
こんなことなら男の子に産まれたかったわ! 少年を囲んでひいひい言わせてあげれるのに。
……変な妄想はやめやめよ。
ピンク色の妄想で口元が緩む八歳なんてあまり良くないわよね。
「サエコーヌ様、そろそろです」
「はあい」
私ことコンラートの長女サエコーヌは、僅か8歳にして領地の隅っこで暮らすことになってしまったの。
あ、ありのまま、起こったことを話すぜ。
パパもママもいい人で私を可愛がってくれていたの。今もたぶん愛情はそのままよ。
弟が産まれたとか妹が生まれたから用済みになったってことでもないわ。
聞きたい? ねえ、どうしてこうなったのか聞きたい?
8歳の幼女が一人隅っこに行かされることになった理由を?
どうしてもって言うのなら、教えてあげてもよくってよ。おほほほほ。
え、要らない? こんな可愛い天使のような幼女サエコーヌの秘密を知りたくないの?
待って、ちょっと待ってよ。隊長。
え? 従者が呼んでる? さっき呼んでいたわね。殺気ではなく今さっきってことよ。
そもそも、隊長って誰なのか。いやあねえ。私の脳内にだけいる30代半ばの渋い顔をした男の人よ。
何事も振り返るな、って言ってくれる素敵なメンズなの。
だから、サエコーヌ、振り返らず進むわ。
「サエコーヌ様」
「ごめんあそばせ。到着したんですわね」
馬車扉を開いて待っている従者に「さーせん」と熟練のサラリーマンのように右手をあげて謝罪しつつ、ストンと馬車から降りる。
さすが「さーせん」パワー。
従者もたじたじしているわ。
「ようこそおいでくださいました。サエコーヌ様。辺境を担当しておりますカランブーと申します」
「よろしくお願いいたしますわ。カランブー様」
迎えに来てくれたのは辺境を一手に引き受けるカランブーという青年だった。
30歳にはまだ届かないくらいの涼やかな顔をした糸目のイケメン。糸目ってなんか惹かれるのよね。
何考えているのか分からないミステリアスさが良いと思わない?
さっそく彼のお屋敷に案内されて、辺境の現状を聞いたの。
地図まで出してくれて詳しく説明してくれたのだけど、全く頭に入らなかったわ。
大丈夫、大丈夫。その場のノリで何とかなるわよ。これでも私、本番に強い方なのよ。
ちょっと隊長、えっちな想像をしたでしょ! 生まれ変わる前ならともかく、この体はまだ8歳の幼女なのよ。えっちなのはまだ先ね。
そんなこんなでカランブー様のありがたいお話しの後は新しい私の家に向かったの。
お部屋にはちゃんとお気に入りのウサギのぬいぐるみこと「うさたん」も運び込まれていた。
抱き枕な感じのぬいぐるみで、一緒に寝ると心地よいのよ。
「サエコーヌお嬢様。お部屋のご様子はいかがでしょうか?」
「バッチリよ。……あ。完璧なお仕事ですわよ。おほほ」
「言葉遣いまでお気になさらずとも。私どもメイドには気遣いなど無用でございます」
「ううん。あなたたちまで巻き込んでしまって、ごめんなさい。爺様まで」
「いえ、サエコーヌ様はきっと天から遣わされた聖女様に違いありません! 私たちはサエコーヌ様にお仕えでき、この上なく幸せです」
私としたことが温度感の高すぎるメイドにこめかみがヒクヒクしてしまったわ。
だけど、そこは中身は大人……いえJKの私。大人な対応をしなきゃね。
笑顔でメイドに「ありがとう」と会釈をして、お部屋のベッドにダイブする。
そうなのよ。そうなのよおお。
公爵家の家族もお仕えするメイドさんや執事も、宮仕えをするおじさんたちもみんな、みんな、いい人なの。
だから、前世の記憶を持つ私でも難なく受け入れてくれて、愛情を注いでくれたのよ。
でも、時にいい人過ぎるというのも厄介なもので、ね。
悪いのは私、それは理解しているわ。だけど、ほら、さ。
前世の日本の知識を使って現代知識無双ー、の真似事をやってみたくなる時ってあるじゃない?
それでさ、つい、農業のことについて口を出しちゃったのね。
そうしたらあああ。こんなところに来るハメにいいい。ハメ……あら私、破廉恥な言葉をごめんあそばせ。
みんな感動して涙を流して、お父さんが「サエコーヌ。やってくれるのか」なんて幼い私にお願いしてきて……今に至る。
口は災いの元よ。
そんなこと分からぬ私じゃなかったのにいい。
『振り返るな』
「そうね、隊長」
頭の中だけにいる隊長の渋い声で我に返るサエコーヌこと私。
適当な発言だったので、農業がうまくいくなんて微塵たりとも思っていないけど、来たからにはやるしかないのよお。
見せてあげるわ。現代知識無双ってやつを。
私は登り始めた。この長い長い農業階段を。
完
「カトリーヌ様、たまのような女の子でございます」
ふんが? 何ここ。
若い娘っ子が私を抱きかかえていらっしゃる。
なに、なにこの羞恥プレイ? ううん、違うわ。私が小さくなっているの!
そうじゃなきゃ説明がつかないわ。そばかすなんて気にしない娘っ子が、絵画の中の聖母みたいな女の人に私をお渡ししたのだもの。
おっぱいムチムチで、なんて柔らかいの! う、羨ましくなんかないんだからね。私だってそのうちこう。
自分の乳に触れようとしたのだけど、紅葉のようなちっちゃい手が目に映る。
これ、私?
そろーりと手を動かすと、やっぱり自分の手だったああ。
「どうなってんのこれえええ!」
「カトリーヌ様。ご息女様が!」
「泣き声ではありませんか?」
や、やばたん。しばらく叫ぶのは控えないと。
昨日まで花も恥じらう乙女だった私は、この日からコンラート公爵家の長女として新たな生を受けることになったのだった。
◇◇◇
思えば最初からやらかした日々でやんす。
お貴族ものではよくあること。いじめられたり、家が没落したり、お尻をペシペシ叩かれてあんあんしたり……なんてことも一切なく、国は平穏そのもので、生家コンラート侯爵家も順調そのものなのよ。
こんなことなら男の子に産まれたかったわ! 少年を囲んでひいひい言わせてあげれるのに。
……変な妄想はやめやめよ。
ピンク色の妄想で口元が緩む八歳なんてあまり良くないわよね。
「サエコーヌ様、そろそろです」
「はあい」
私ことコンラートの長女サエコーヌは、僅か8歳にして領地の隅っこで暮らすことになってしまったの。
あ、ありのまま、起こったことを話すぜ。
パパもママもいい人で私を可愛がってくれていたの。今もたぶん愛情はそのままよ。
弟が産まれたとか妹が生まれたから用済みになったってことでもないわ。
聞きたい? ねえ、どうしてこうなったのか聞きたい?
8歳の幼女が一人隅っこに行かされることになった理由を?
どうしてもって言うのなら、教えてあげてもよくってよ。おほほほほ。
え、要らない? こんな可愛い天使のような幼女サエコーヌの秘密を知りたくないの?
待って、ちょっと待ってよ。隊長。
え? 従者が呼んでる? さっき呼んでいたわね。殺気ではなく今さっきってことよ。
そもそも、隊長って誰なのか。いやあねえ。私の脳内にだけいる30代半ばの渋い顔をした男の人よ。
何事も振り返るな、って言ってくれる素敵なメンズなの。
だから、サエコーヌ、振り返らず進むわ。
「サエコーヌ様」
「ごめんあそばせ。到着したんですわね」
馬車扉を開いて待っている従者に「さーせん」と熟練のサラリーマンのように右手をあげて謝罪しつつ、ストンと馬車から降りる。
さすが「さーせん」パワー。
従者もたじたじしているわ。
「ようこそおいでくださいました。サエコーヌ様。辺境を担当しておりますカランブーと申します」
「よろしくお願いいたしますわ。カランブー様」
迎えに来てくれたのは辺境を一手に引き受けるカランブーという青年だった。
30歳にはまだ届かないくらいの涼やかな顔をした糸目のイケメン。糸目ってなんか惹かれるのよね。
何考えているのか分からないミステリアスさが良いと思わない?
さっそく彼のお屋敷に案内されて、辺境の現状を聞いたの。
地図まで出してくれて詳しく説明してくれたのだけど、全く頭に入らなかったわ。
大丈夫、大丈夫。その場のノリで何とかなるわよ。これでも私、本番に強い方なのよ。
ちょっと隊長、えっちな想像をしたでしょ! 生まれ変わる前ならともかく、この体はまだ8歳の幼女なのよ。えっちなのはまだ先ね。
そんなこんなでカランブー様のありがたいお話しの後は新しい私の家に向かったの。
お部屋にはちゃんとお気に入りのウサギのぬいぐるみこと「うさたん」も運び込まれていた。
抱き枕な感じのぬいぐるみで、一緒に寝ると心地よいのよ。
「サエコーヌお嬢様。お部屋のご様子はいかがでしょうか?」
「バッチリよ。……あ。完璧なお仕事ですわよ。おほほ」
「言葉遣いまでお気になさらずとも。私どもメイドには気遣いなど無用でございます」
「ううん。あなたたちまで巻き込んでしまって、ごめんなさい。爺様まで」
「いえ、サエコーヌ様はきっと天から遣わされた聖女様に違いありません! 私たちはサエコーヌ様にお仕えでき、この上なく幸せです」
私としたことが温度感の高すぎるメイドにこめかみがヒクヒクしてしまったわ。
だけど、そこは中身は大人……いえJKの私。大人な対応をしなきゃね。
笑顔でメイドに「ありがとう」と会釈をして、お部屋のベッドにダイブする。
そうなのよ。そうなのよおお。
公爵家の家族もお仕えするメイドさんや執事も、宮仕えをするおじさんたちもみんな、みんな、いい人なの。
だから、前世の記憶を持つ私でも難なく受け入れてくれて、愛情を注いでくれたのよ。
でも、時にいい人過ぎるというのも厄介なもので、ね。
悪いのは私、それは理解しているわ。だけど、ほら、さ。
前世の日本の知識を使って現代知識無双ー、の真似事をやってみたくなる時ってあるじゃない?
それでさ、つい、農業のことについて口を出しちゃったのね。
そうしたらあああ。こんなところに来るハメにいいい。ハメ……あら私、破廉恥な言葉をごめんあそばせ。
みんな感動して涙を流して、お父さんが「サエコーヌ。やってくれるのか」なんて幼い私にお願いしてきて……今に至る。
口は災いの元よ。
そんなこと分からぬ私じゃなかったのにいい。
『振り返るな』
「そうね、隊長」
頭の中だけにいる隊長の渋い声で我に返るサエコーヌこと私。
適当な発言だったので、農業がうまくいくなんて微塵たりとも思っていないけど、来たからにはやるしかないのよお。
見せてあげるわ。現代知識無双ってやつを。
私は登り始めた。この長い長い農業階段を。
完
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