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14.検証
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すげえ、空を飛ぶってこんなに速いんだ……。
クアクアに乗って数時間、夜もふけてきたところで「ふああ」と欠伸が出てしまってプリシラに「一旦降りて野営しよう」と言おうとしたらだな。
「もう到着するよー」
なんて言うもんだから、目を凝らして下を見てみたけど暗くて何も見えん。
プリシラとクアクアはハッキリと景色が見えているようだけど……。
夜目が利くとは便利な種族だなあ。
ん?
道案内をしていたのはイルゼだ。
月明かりで景色が見えなくもないが、同じ人間である俺が確認できないのだから彼女だって似たようなものだろう。
「地下への入り口付近に着陸するか? バルトロ殿」
「え、あ」
あれ、イルゼがハッキリと見えているように下を指さししているぞ。
……。
そうか、魔法を使えばいいんだった。
「ちょっと待ってくれ。魔法を使う」
抜け過ぎだろ俺……。でも、言い訳させてもらうなら、俺は元々魔法なんて使えないんだよ。
あくまで手加減スキルをプリシラにかけているから魔法が使えるに過ぎない。
所詮借り物の力なわけだからなあ……。
しかし、この先うまくやっていくには有り余る力を使いこなす必要がある。
降下していく景色を眺めながらギュッと拳を握りしめる俺であった。
◆◆◆
「プリシラ。少し入口から離れたところに降ろしてくれ」
「うんー」
クアクアはやはり巨体だ。
空から見下ろしている分には大丈夫かなと思っていたけど、いざ地上目前になってくるとこのままじゃよろしくないことに気が付いた。
遺跡の地下入口周辺には冒険者用の掘っ立て小屋が四棟ある。雨風を凌ぐことだけが目的だから、作りがあまりよろしくない。
クアクアが建物を避けて着陸するにはギリ一杯なスペースしかないんだ。
もしこの巨鳥が建物にぶち当たっても平気だろうけど、建物はそうはいかない。風圧だけでも壊れそうだしさ……。
そんなわけで少し離れた広場の跡に降りる。
ここからだと歩いて地下入口まで歩いて十分もかからないし、何より広い。
広場の中央にはかつての噴水後があって、台座の上には風化して崩れ去ってしまったのかサンダルを履いた脛までしかない石造が残っていた。
「空いてる小屋がないか見てくる」
小屋が軒を連ねるところまでテクテクと歩いて行くと、すぐに分かる。
今の俺はプリシラに向け手加減スキルを発動した状態……つまり、気配を感知する力も人外の能力になっているのだ。
もし誰かがいたとしたらステルスで隠れていたとしても、発見できる自信がある。
人がいないことが確認できた俺は広場へプリシラとイルゼを呼びに戻る。
◆◆◆
「……」
「ん?」
「狭い……」
「くあくあは帰ったから狭くないよー」
「いや、そもそも、クアクアはここには物理的に入らないだろ……」
「えへへー」
ワザとかワザとやってんだろ。
一人で小屋を占拠してもまだ一棟余るんだぞ。わざわざ俺のいる小屋に入ってこなくてもいいじゃないか。
イルゼは早々に別の小屋へ引っ込んだぞ。
たまにはプライベート空間でゆっくり休みたかったんだけど……いや、普段は屋根裏部屋で一人休んでいるじゃないかという突っ込みはよしてくれ。
部屋が違うだけで、一緒の家の中にいることに変わりはないのだから。
可愛い女の子と一緒に寄り添って寝ることができるなんて幸せじゃないかなんて思う人がいるかもしれない。
でも、それは大きな間違いなんだよ。
手加減スキルが発動していない状態で、プリシラにかるーくぺしーんとされただけでも大怪我をしてしまうんだからな!
「まあいい。大人しく寝てくれよ」
「はーい」
プリシラに持ってきた彼女用のローブをかけてやる。
一方で俺は壁際にもたれかかり、愛用のローブにくるまった。
観念して彼女を追い出さなかったわけじゃないんだよ。
一つ試してみたいことがある。
それは――。
「ん」
「まくらー」
「お、おう……」
プリシラが俺の太ももの上へ頭を乗せスリスリと頬をすりつけてきた。
全く……たまに暴力的で黒いところを感じることがあるけど、プリシラは基本天真爛漫で可愛げのある子供っぽい少女だ。
甘えられても悪い気はしない。油断はできないけどな……。
「って、もう寝たのか」
数秒で寝息を立てるとは、お主やるな。
「ふああ」
プリシラのスヤスヤとした規則的な寝息を聞いていたら、こっちまで眠くなってきた。
そうそう。試したいことってのは、手加減スキルを発動した状態で寝たらどうなるのかってこと。
対象が近くにいる場合、手加減スキルは途切れるのかそれとも発動しっぱなしなのか確かめておきたい。
別々の部屋で寝ていた時は、朝起きると手加減スキルは時間切れで効果が無くなっていた。
視界に入る位置で休んだ場合がどうなるのかが今回やってみたいことってわけだ。
「さて……おやすみ……」
目を瞑ると、すぐに意識が途切れる。
◆◆◆
「バルトロ殿!」
ん。
イルゼか?
彼女の声で意識が覚醒する。彼女が開いただろう扉からは柔らかな朝の陽ざしが差し込んでいた。
「うーん」
座ったまま寝てしまったらしい。
そのためか、腰の辺りに少し違和感を覚える。
しっかし、イルゼは朝から元気だなあ……。腰に手をあて秀麗な眉をひそめているじゃあないか。
ん、ひそめて……いる?
「どうしたんだ?」
何か外で起きているのかと思い、眠い目を擦りつつイルゼに尋ねる。
しかし、彼女は呆れたように首を振りプイっと顔を逸らす。心なしか彼女の頬が赤い気がするけど。
俺の感知能力では周囲に何かいるようには感じ取れない。
そうだ。
気配で思い出した。
『名前:バルトロメウ・シモン
種族:人間
レベル:百二十七
状態:手加減』
お、おお。
どうやら視界に入る位置にいるのなら、手加減スキルはずっと発動した状態になるようだな。
膝の上ですやすやと寝息をたてるプリシラへ目を向ける。
「そろそろ起きる時間だぞ」
膝をくいくいっと揺らしたら、プリシラの絹糸のようなふわりとした薄紫の髪も揺れる。
「ん、んー」
頬を俺の脛に擦り付け、粘るプリシラ。
このまま膝をあげてひっくり返してやろうかと思ったが、さすがに可哀そうか。
……正直に言おう。優しさからじゃあなく、無理に起こしてとんでもない魔法が飛び出すかもと思った面が強い。
「ど、同衾など……なんたる……」
かあああっと頬を真っ赤に染めてイルゼがバタンと扉を閉めてしまった。
言って恥ずかしくなるなら言わなきゃいいのに……。
「プリシラ」
「おはよお……」
「すんごい顔になってるぞ。顔を洗おうぜ」
「うんー」
むくりと頭を起こしたプリシラはペタン座りしてぼーっと口を開けている。
髪の毛の乱れっぷりがすごい。
「朝を食べたらさっそく地下に行くからな」
「うんー」
立ち上がると、プリシラが両手を上にあげて「つかんでー」とアピールしてきた。
仕方ねえな。
苦笑しつつも彼女の手を掴み引き上げてやる俺であった。
クアクアに乗って数時間、夜もふけてきたところで「ふああ」と欠伸が出てしまってプリシラに「一旦降りて野営しよう」と言おうとしたらだな。
「もう到着するよー」
なんて言うもんだから、目を凝らして下を見てみたけど暗くて何も見えん。
プリシラとクアクアはハッキリと景色が見えているようだけど……。
夜目が利くとは便利な種族だなあ。
ん?
道案内をしていたのはイルゼだ。
月明かりで景色が見えなくもないが、同じ人間である俺が確認できないのだから彼女だって似たようなものだろう。
「地下への入り口付近に着陸するか? バルトロ殿」
「え、あ」
あれ、イルゼがハッキリと見えているように下を指さししているぞ。
……。
そうか、魔法を使えばいいんだった。
「ちょっと待ってくれ。魔法を使う」
抜け過ぎだろ俺……。でも、言い訳させてもらうなら、俺は元々魔法なんて使えないんだよ。
あくまで手加減スキルをプリシラにかけているから魔法が使えるに過ぎない。
所詮借り物の力なわけだからなあ……。
しかし、この先うまくやっていくには有り余る力を使いこなす必要がある。
降下していく景色を眺めながらギュッと拳を握りしめる俺であった。
◆◆◆
「プリシラ。少し入口から離れたところに降ろしてくれ」
「うんー」
クアクアはやはり巨体だ。
空から見下ろしている分には大丈夫かなと思っていたけど、いざ地上目前になってくるとこのままじゃよろしくないことに気が付いた。
遺跡の地下入口周辺には冒険者用の掘っ立て小屋が四棟ある。雨風を凌ぐことだけが目的だから、作りがあまりよろしくない。
クアクアが建物を避けて着陸するにはギリ一杯なスペースしかないんだ。
もしこの巨鳥が建物にぶち当たっても平気だろうけど、建物はそうはいかない。風圧だけでも壊れそうだしさ……。
そんなわけで少し離れた広場の跡に降りる。
ここからだと歩いて地下入口まで歩いて十分もかからないし、何より広い。
広場の中央にはかつての噴水後があって、台座の上には風化して崩れ去ってしまったのかサンダルを履いた脛までしかない石造が残っていた。
「空いてる小屋がないか見てくる」
小屋が軒を連ねるところまでテクテクと歩いて行くと、すぐに分かる。
今の俺はプリシラに向け手加減スキルを発動した状態……つまり、気配を感知する力も人外の能力になっているのだ。
もし誰かがいたとしたらステルスで隠れていたとしても、発見できる自信がある。
人がいないことが確認できた俺は広場へプリシラとイルゼを呼びに戻る。
◆◆◆
「……」
「ん?」
「狭い……」
「くあくあは帰ったから狭くないよー」
「いや、そもそも、クアクアはここには物理的に入らないだろ……」
「えへへー」
ワザとかワザとやってんだろ。
一人で小屋を占拠してもまだ一棟余るんだぞ。わざわざ俺のいる小屋に入ってこなくてもいいじゃないか。
イルゼは早々に別の小屋へ引っ込んだぞ。
たまにはプライベート空間でゆっくり休みたかったんだけど……いや、普段は屋根裏部屋で一人休んでいるじゃないかという突っ込みはよしてくれ。
部屋が違うだけで、一緒の家の中にいることに変わりはないのだから。
可愛い女の子と一緒に寄り添って寝ることができるなんて幸せじゃないかなんて思う人がいるかもしれない。
でも、それは大きな間違いなんだよ。
手加減スキルが発動していない状態で、プリシラにかるーくぺしーんとされただけでも大怪我をしてしまうんだからな!
「まあいい。大人しく寝てくれよ」
「はーい」
プリシラに持ってきた彼女用のローブをかけてやる。
一方で俺は壁際にもたれかかり、愛用のローブにくるまった。
観念して彼女を追い出さなかったわけじゃないんだよ。
一つ試してみたいことがある。
それは――。
「ん」
「まくらー」
「お、おう……」
プリシラが俺の太ももの上へ頭を乗せスリスリと頬をすりつけてきた。
全く……たまに暴力的で黒いところを感じることがあるけど、プリシラは基本天真爛漫で可愛げのある子供っぽい少女だ。
甘えられても悪い気はしない。油断はできないけどな……。
「って、もう寝たのか」
数秒で寝息を立てるとは、お主やるな。
「ふああ」
プリシラのスヤスヤとした規則的な寝息を聞いていたら、こっちまで眠くなってきた。
そうそう。試したいことってのは、手加減スキルを発動した状態で寝たらどうなるのかってこと。
対象が近くにいる場合、手加減スキルは途切れるのかそれとも発動しっぱなしなのか確かめておきたい。
別々の部屋で寝ていた時は、朝起きると手加減スキルは時間切れで効果が無くなっていた。
視界に入る位置で休んだ場合がどうなるのかが今回やってみたいことってわけだ。
「さて……おやすみ……」
目を瞑ると、すぐに意識が途切れる。
◆◆◆
「バルトロ殿!」
ん。
イルゼか?
彼女の声で意識が覚醒する。彼女が開いただろう扉からは柔らかな朝の陽ざしが差し込んでいた。
「うーん」
座ったまま寝てしまったらしい。
そのためか、腰の辺りに少し違和感を覚える。
しっかし、イルゼは朝から元気だなあ……。腰に手をあて秀麗な眉をひそめているじゃあないか。
ん、ひそめて……いる?
「どうしたんだ?」
何か外で起きているのかと思い、眠い目を擦りつつイルゼに尋ねる。
しかし、彼女は呆れたように首を振りプイっと顔を逸らす。心なしか彼女の頬が赤い気がするけど。
俺の感知能力では周囲に何かいるようには感じ取れない。
そうだ。
気配で思い出した。
『名前:バルトロメウ・シモン
種族:人間
レベル:百二十七
状態:手加減』
お、おお。
どうやら視界に入る位置にいるのなら、手加減スキルはずっと発動した状態になるようだな。
膝の上ですやすやと寝息をたてるプリシラへ目を向ける。
「そろそろ起きる時間だぞ」
膝をくいくいっと揺らしたら、プリシラの絹糸のようなふわりとした薄紫の髪も揺れる。
「ん、んー」
頬を俺の脛に擦り付け、粘るプリシラ。
このまま膝をあげてひっくり返してやろうかと思ったが、さすがに可哀そうか。
……正直に言おう。優しさからじゃあなく、無理に起こしてとんでもない魔法が飛び出すかもと思った面が強い。
「ど、同衾など……なんたる……」
かあああっと頬を真っ赤に染めてイルゼがバタンと扉を閉めてしまった。
言って恥ずかしくなるなら言わなきゃいいのに……。
「プリシラ」
「おはよお……」
「すんごい顔になってるぞ。顔を洗おうぜ」
「うんー」
むくりと頭を起こしたプリシラはペタン座りしてぼーっと口を開けている。
髪の毛の乱れっぷりがすごい。
「朝を食べたらさっそく地下に行くからな」
「うんー」
立ち上がると、プリシラが両手を上にあげて「つかんでー」とアピールしてきた。
仕方ねえな。
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