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閑話 かつてのバルトロ
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すぐに扉が開くと思っていたんだけど……中でドタバタする音が響くだけで一向に扉が開く様子がない。
ま、まさか忘れてはいないだろうな。
しっかし、この雨、なかなかやまねえ。
ほんの少し畑に水をやるだけでよかったんだよ。こんな豪雨の必要なんてなかった。
誰だよ全く……。
俺だよ!
頭を抱え、ガクリと膝を付く。
……。
…………。
一人でノリ突っ込みをしていても仕方ねえ。
そういや、雨続きの時とか冒険者ギルドで依頼が微妙なのしかなかった時にもお金稼ぎのためにいろいろしたよなあ……。
◆◆◆
――二年ほど前、ファロの街にて。
眉間に皺をよせながら、「酩酊するカモメ」停の扉をくぐる。
「いよお。バルトロ」
「グイン。こんな時なのにご機嫌だな」
俺の姿に気が付いたほろ酔い状態のグインが右手をあげ、手招きする。
こっちは沈んでいるってのに、呑気なもんだよ。
「ガハハ。落ち込んでいても仕方ねえだろ。商売あがったりの時は、長い休暇と思えばいい」
こういうところが彼の良いところだよな。
何が起こっても楽しむことができる。見習いたいもんだ。
「アルゴリア方面にフンババが出たってんだとよ」
でもそれはそれ、これはこれ。
先ほど冒険者ギルドで聞いたうんざりする情報をグインへ伝える。
「知ってる知ってる。Sランクモンスターがうろついてるとありゃ、護衛もこねえし商人も出るのを控えるわな」
「こっちは商売あがったりだよ」
「ホントお前さんは真面目だな。明日、冒険者ギルドに行ってみな。いいことがあるかもよ」
「ん?」
グインが左目をパチリと閉じ、にやっと口元を少し上げた。
髭もじゃのおっさんがそんな表情をしても似合わないって……。
騎士様でも英雄でも誰でもいいから、とっととフンババを打倒して欲しいもんだ。
数年に一度くらいだけど、強力なモンスターが出没することがある。人類未踏の地からふらふらっとやって来たと思うんだが……何故、人の住む土地の近くに来るのかとか不明だ。
ひょっとしたら、何もないところから突然出現しているのでは……なんて荒唐無稽な噂もある。
「騎士様でも英雄でも誰でもいいからとっとと討伐して欲しいもんだよ」
「焦っても仕方ねえって。とりあえず飲もうぜ」
「残念だったな。既に飲んでいる」
「ガハハハ! そうだな!」
フンババは十年くらい前にも出現したんだ。その時は大被害を街にもたらした。
俺はまだ子供だったから、具体的に何がどうとんでもなかったのか覚えていないけど……SランクどころかSSランクに指定されてもおかしくないモンスターで間違いない。
フンババは個体の強さはともかく、疫病をばら撒くのが厄介なのだ。
そんな事情があって、みんな街から出ようとしない。だから、護衛依頼も来ない。
かといって薬草採取なんかに出かけたら、効果範囲の広い疫病に罹患するかもしれねえし。
愚痴を呟きながらも、何のかんのでグインと楽しく飲みボロボロのアパートの一室である我が家に帰る。
――翌朝。
少し飲み過ぎた……。朝の陽ざしが目に痛い。
ベッドから起き上がり、両手で頬を叩く。
「よし、行くか」
グインはこんな時までせかせかと働かなくていいと言うが、俺には目的があるからな。
少しでも稼ぐことができるのなら、資金を増やしたい。
冒険者ギルドの扉を叩き、一直線にカウンターに向かう。
「おはようございます」
「おはようございます。バルトロさん。お早いですね」
今日もビシッと身なりを整えている冒険者ギルドの紳士ことパウル。
彼はやわらかな笑みを浮かべ、挨拶を返す。
「何か俺に仕事があるとか聞いてますか?」
「ええ。グインさんから提案を受けまして。希望者を募ったところ集まりました」
ん、何の事だろう。全く話が見えない。
首を傾ける俺の様子を見て取ったパウルが言葉を続ける。
「新米冒険者たちへ稽古をつけてあげて頂けますか? グインさんからあなたの『スキル』ならとお聞きしまして」
「なるほど!」
冒険者ギルドはもちろん俺のスキルを把握していた。
登録は任意なんだけど、自分が何ができるのかアピールしておくことで仕事が回ってきやすくなる。
手加減スキルはイマイチ使いどころのないスキルだと思っていたけど、アイデア次第ではこんな使い方もできるんだな。
思ってもみなかったよ。
「バルトロさんのスキルは、決して相手を傷つけないスキルです。スキルの特性上、『教える』ことには向いてないかもしれませんが、『思い切り』をつけるにはよいと思います」
「確かに」
手加減スキルを使うと、相手より少しレベルが高い程度に俺のレベルが調整される。
実力伯仲状態になるわけだが、相手と斬り合ってもかすり傷程度しかダメージを受けなくなるんだ。
パウルは「実力上位の者が手ほどきをする」ことには向いてないと言うけど、俺はそうは思わない。
何故なら、手加減スキルを発動すると対象の使える能力が「見える」。
この人がどんな魔法を使い、武技がある場合、それも見えるんだ。
ただし、俺はその人の魔法や武技を使うことはできない。その人と相反する属性の魔法や武技を使えるようになるけどね!
「相殺する」ことで相手も自分も傷つけずに済むってわけだ。
このことは練習する人にとって大きなメリットだと思う。
自分の弱点を把握しながら、修練に励むことができるのだから。
「あ、希望者の方は……」
「初心者ばかりですのでご安心ください。レベルは十五以下です」
「分かりました。それなら大丈夫です」
手加減スキルは効果そのものが強力だけど……所詮「手加減」なんだよな。
スキルを発動させて戦っても相手を倒すことはできないし、俺の実力があがるわけでもない。
能力で得た魔法や武技は、手加減スキルの発動が終わると使えなくなっちゃうし、俺の才能の埒外だから自分で修行をしても身に着けることができないんだよね。
だからこそのFランク。
スキルのランク付けって、自分がどれだけ強くなるかか、職業柄使い勝手がよいかで決まるから破格の能力を持っていても……ってわけだ。
強力無比でスキルが無いと実現できないのも魅力的だけど、個人的に羨ましいと思うのが「成長系」スキルだよなあ。
前者の代表はSランクスキル「収納」。後者は「剣」や「水属性」といったスキルがある。
噂によると魔法と武芸の両方の爆発的な成長を促すスキルもあるとかいうが……雲の上の話でよく分からない。
「その提案お受けします。いつどこへ行けばよいのか教えていただけますか?」
そう言うとパウルはにこやかに書類を机の上に置いた。
「今すぐ可能です。修練場にみなさんが集まっておられます」
「分かりました。すぐに稽古をつけてきます!」
「よろしくお願いしますね。報酬、条件はこちらの用紙に書かれていますので、先にご確認ください」
「はい!」
書類を手に取りしげしげと上から下へ流し読みする。
うん、この報酬なら悪くない。
ウキウキしながら、冒険者ギルドの隣にある修練場へ顔を出す。
そこには十代半ばほどの駆け出しの少年少女が修練に励んでいて、俺の姿を見とめると皆一斉に手をとめこちらへ顔を向けた。
「よろしく、君達の修行を手伝いに来たバルトロだ」
「よろしくお願いします!」
威勢のよい声が返ってくる。
見た所、彼らの職業は様々に見える。
戦士、レンジャー、魔法使い、聖教の信徒……など様々だ。
だけど、問題ない。俺の手加減スキルはどんな職業にでも対応しているからな。
そんなこんなで、四日間みっちり彼らに修行をつけた。
五日目になると、フンババが王国騎士団に討伐されたと報告が入り、俺はいつもの冒険者稼業に戻ることになる。
ま、まさか忘れてはいないだろうな。
しっかし、この雨、なかなかやまねえ。
ほんの少し畑に水をやるだけでよかったんだよ。こんな豪雨の必要なんてなかった。
誰だよ全く……。
俺だよ!
頭を抱え、ガクリと膝を付く。
……。
…………。
一人でノリ突っ込みをしていても仕方ねえ。
そういや、雨続きの時とか冒険者ギルドで依頼が微妙なのしかなかった時にもお金稼ぎのためにいろいろしたよなあ……。
◆◆◆
――二年ほど前、ファロの街にて。
眉間に皺をよせながら、「酩酊するカモメ」停の扉をくぐる。
「いよお。バルトロ」
「グイン。こんな時なのにご機嫌だな」
俺の姿に気が付いたほろ酔い状態のグインが右手をあげ、手招きする。
こっちは沈んでいるってのに、呑気なもんだよ。
「ガハハ。落ち込んでいても仕方ねえだろ。商売あがったりの時は、長い休暇と思えばいい」
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何が起こっても楽しむことができる。見習いたいもんだ。
「アルゴリア方面にフンババが出たってんだとよ」
でもそれはそれ、これはこれ。
先ほど冒険者ギルドで聞いたうんざりする情報をグインへ伝える。
「知ってる知ってる。Sランクモンスターがうろついてるとありゃ、護衛もこねえし商人も出るのを控えるわな」
「こっちは商売あがったりだよ」
「ホントお前さんは真面目だな。明日、冒険者ギルドに行ってみな。いいことがあるかもよ」
「ん?」
グインが左目をパチリと閉じ、にやっと口元を少し上げた。
髭もじゃのおっさんがそんな表情をしても似合わないって……。
騎士様でも英雄でも誰でもいいから、とっととフンババを打倒して欲しいもんだ。
数年に一度くらいだけど、強力なモンスターが出没することがある。人類未踏の地からふらふらっとやって来たと思うんだが……何故、人の住む土地の近くに来るのかとか不明だ。
ひょっとしたら、何もないところから突然出現しているのでは……なんて荒唐無稽な噂もある。
「騎士様でも英雄でも誰でもいいからとっとと討伐して欲しいもんだよ」
「焦っても仕方ねえって。とりあえず飲もうぜ」
「残念だったな。既に飲んでいる」
「ガハハハ! そうだな!」
フンババは十年くらい前にも出現したんだ。その時は大被害を街にもたらした。
俺はまだ子供だったから、具体的に何がどうとんでもなかったのか覚えていないけど……SランクどころかSSランクに指定されてもおかしくないモンスターで間違いない。
フンババは個体の強さはともかく、疫病をばら撒くのが厄介なのだ。
そんな事情があって、みんな街から出ようとしない。だから、護衛依頼も来ない。
かといって薬草採取なんかに出かけたら、効果範囲の広い疫病に罹患するかもしれねえし。
愚痴を呟きながらも、何のかんのでグインと楽しく飲みボロボロのアパートの一室である我が家に帰る。
――翌朝。
少し飲み過ぎた……。朝の陽ざしが目に痛い。
ベッドから起き上がり、両手で頬を叩く。
「よし、行くか」
グインはこんな時までせかせかと働かなくていいと言うが、俺には目的があるからな。
少しでも稼ぐことができるのなら、資金を増やしたい。
冒険者ギルドの扉を叩き、一直線にカウンターに向かう。
「おはようございます」
「おはようございます。バルトロさん。お早いですね」
今日もビシッと身なりを整えている冒険者ギルドの紳士ことパウル。
彼はやわらかな笑みを浮かべ、挨拶を返す。
「何か俺に仕事があるとか聞いてますか?」
「ええ。グインさんから提案を受けまして。希望者を募ったところ集まりました」
ん、何の事だろう。全く話が見えない。
首を傾ける俺の様子を見て取ったパウルが言葉を続ける。
「新米冒険者たちへ稽古をつけてあげて頂けますか? グインさんからあなたの『スキル』ならとお聞きしまして」
「なるほど!」
冒険者ギルドはもちろん俺のスキルを把握していた。
登録は任意なんだけど、自分が何ができるのかアピールしておくことで仕事が回ってきやすくなる。
手加減スキルはイマイチ使いどころのないスキルだと思っていたけど、アイデア次第ではこんな使い方もできるんだな。
思ってもみなかったよ。
「バルトロさんのスキルは、決して相手を傷つけないスキルです。スキルの特性上、『教える』ことには向いてないかもしれませんが、『思い切り』をつけるにはよいと思います」
「確かに」
手加減スキルを使うと、相手より少しレベルが高い程度に俺のレベルが調整される。
実力伯仲状態になるわけだが、相手と斬り合ってもかすり傷程度しかダメージを受けなくなるんだ。
パウルは「実力上位の者が手ほどきをする」ことには向いてないと言うけど、俺はそうは思わない。
何故なら、手加減スキルを発動すると対象の使える能力が「見える」。
この人がどんな魔法を使い、武技がある場合、それも見えるんだ。
ただし、俺はその人の魔法や武技を使うことはできない。その人と相反する属性の魔法や武技を使えるようになるけどね!
「相殺する」ことで相手も自分も傷つけずに済むってわけだ。
このことは練習する人にとって大きなメリットだと思う。
自分の弱点を把握しながら、修練に励むことができるのだから。
「あ、希望者の方は……」
「初心者ばかりですのでご安心ください。レベルは十五以下です」
「分かりました。それなら大丈夫です」
手加減スキルは効果そのものが強力だけど……所詮「手加減」なんだよな。
スキルを発動させて戦っても相手を倒すことはできないし、俺の実力があがるわけでもない。
能力で得た魔法や武技は、手加減スキルの発動が終わると使えなくなっちゃうし、俺の才能の埒外だから自分で修行をしても身に着けることができないんだよね。
だからこそのFランク。
スキルのランク付けって、自分がどれだけ強くなるかか、職業柄使い勝手がよいかで決まるから破格の能力を持っていても……ってわけだ。
強力無比でスキルが無いと実現できないのも魅力的だけど、個人的に羨ましいと思うのが「成長系」スキルだよなあ。
前者の代表はSランクスキル「収納」。後者は「剣」や「水属性」といったスキルがある。
噂によると魔法と武芸の両方の爆発的な成長を促すスキルもあるとかいうが……雲の上の話でよく分からない。
「その提案お受けします。いつどこへ行けばよいのか教えていただけますか?」
そう言うとパウルはにこやかに書類を机の上に置いた。
「今すぐ可能です。修練場にみなさんが集まっておられます」
「分かりました。すぐに稽古をつけてきます!」
「よろしくお願いしますね。報酬、条件はこちらの用紙に書かれていますので、先にご確認ください」
「はい!」
書類を手に取りしげしげと上から下へ流し読みする。
うん、この報酬なら悪くない。
ウキウキしながら、冒険者ギルドの隣にある修練場へ顔を出す。
そこには十代半ばほどの駆け出しの少年少女が修練に励んでいて、俺の姿を見とめると皆一斉に手をとめこちらへ顔を向けた。
「よろしく、君達の修行を手伝いに来たバルトロだ」
「よろしくお願いします!」
威勢のよい声が返ってくる。
見た所、彼らの職業は様々に見える。
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だけど、問題ない。俺の手加減スキルはどんな職業にでも対応しているからな。
そんなこんなで、四日間みっちり彼らに修行をつけた。
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