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25.やっちまった
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「お城が燃えている……」
「お城は無事のようですが」
時代劇的な意味合いで発言したのだが、冷静にカルミアが突っ込みを入れる。
街のそこかしこで火の手があがっていて、厳戒態勢になっているのかと思いきやあっさり街の中に入ることができた。
街はハチの巣を突いたような騒ぎになっている。兵士らしき人たちが消火活動に当たっているようだったが、街を歩く人通りは途絶えていない。
確認できた限りだけど、煙があがっている箇所は六か所ほど。
よくよく観察してみたら一部の野次馬が騒ぎ立て、兵士たちが慌ただしく動き回っているだけで多くの街の人は日常とさほど変わらない様子だった。
案外冷めているんだな。
この程度慣れっことかそんなところなのだろうか?
「普通じゃないよなこれ」
「お祭りではなさそうです」
パンダに乗ったまま、中央大通りを進む。
道行く人はパンダが通ると、ささっと避けてくれる。そのうち「邪魔だ」と言われそうだけど、今のところ大丈夫そうだ。
それにしてもパンダの奴、ど真ん中を堂々と歩くとは強心臓だな。
ひょろ憎どもめ、とか思っているのかもしれん。
『ひょろ憎。進むのか、戻るのか、ぼーっとしてるんじゃない、だそうです』
「実質来るのが初めてだからな。城は……止めといたほうがいいな」
城門に「たのもー」をして無事で済むはずもなく。
冗談だよ。冗談。
ええっと、鍛冶屋とか道具屋を目指せばいいんじゃないか? どこにあるのか全く分からないけど、大通り沿いには店の数も多いはず。
このまま左右の建物に目を光らせながら進んで行けば、いずれ目的の店を発見できるだろ。
情報も得たいのだが、パンダ連れだしペット同伴OKの飲食店を探さないとだな。
「街のことは分かる?」
「いえ。様変わりしていて、ですが、中央広場はそのままのようですので、私の記憶通りですと広場から東へ行けば商店街です」
「まずはそこに行ってみようか」
「先に、神……パンダさんを登録しに行きましょう。危険な魔物と勘違いされるかもしれません」
「登録?」
「はい。レンさんのペットとして登録しておけば、万が一パンダさんだけになったとしても傷つけられることがありません」
テイマーってやつか。
俺のファンタジーなゲーム知識によると、こういう場合は冒険者ギルド的なところで獣魔登録とかそんなことをするんだ。
そうすると、パンダがべかーっと光って、ペットの印みたいなのが浮かび上がり……何だかこう中二心をくすぐるような演出が起こる。
「登録はどこで?」
「見えてきました。ここ南の大通りから繋がる中央広場の入り口付近に、あの赤い屋根の建物です」
「登録所はそのままだったんだな。よかった」
「はい! お店の中身が変わってなければですが」
そこのけそこのけパンダが通る。
人波が割れて行きよる。さすがパンダ。ひゃっはー。
熊だから怖がられているのか、その辺は不明。とりあえず、人が避けてくれることはありがたい。
とても目立っているような気がしなくはないが、気にしては負けだ。
パンダに乗ったままという条件を満たさなきゃならないからな。兵士がそこら中にいるだろ? 変に絡まれてとばっちりを喰らうかもしれない。
危機に対し常に警戒し、パンダの背にいる。ここ大事。
「カルミア、問題発生だ」
「え、えっと」
困惑するカルミアだったが、俺は真剣なのだ。
扉がしまっている。
パンダは取っ手を押すことができない。
ならば俺がと思ったのだが、誠に残念なことに手を伸ばしても取っ手まで届かないのだ。
しかし、俺の知性を舐めちゃあいけねえ。既に対応策は浮かんでいる。
「一人か二人くらい客はいるだろ。出待ちすればいい」
「もがー」
「ちょ!」
パンダが仁王立ちになり、振り落とされてしまった。
まさか、パンダパンチを扉にかまそうとしているんじゃないんだろうな。
ところが、パンパンとスカートをはたいたカルミアが、さくっと扉を開けてしまった。
無言で元の体勢に戻るパンダと俺……。
「わ、わたし、何か悪い事をしちゃいましたか……?」
「いや、特に」
「もがー」
余りの出来事に困惑する俺とパンダなのであった。
「どうしちゃったんですか。レンさんもパンダさんも」
「何でもない。進めパンダ。扉は開いたぞ」
「もががー」
気持ちを同じくするパンダが勢いよく前へ進む。
ドシン!
あ、誰かを弾き飛ばしてしまったらしい。
「痛ぇ!」
「大事ないですか! この狼藉者!」
ぶつかったのは黒髪ツンツン頭の涼やかなイケメンだった。
鎧姿の気の強そうな美女が血相を変えて、しゃがみ込み彼の様子を窺っている。
「すまん。まさか誰かにぶつかるだなんて……って、大和じゃないか!」
「蓮夜! お前を探しに行こうとして、ようやく街の外に行けるとなったんだぞ!」
勢いよく立ち上がった大和がにじり寄ろうとしてくるが、パンダが「もがー」と歯を見せ彼を威嚇した。
それに対し、女騎士が怒り心頭の様子でパンダと大和の間に立つ。
「パンダ。大和は俺の友人だ。敵ではない」
「それ、やっぱりパンダだったのか。ちょっとばかし大きくないか?」
「パンダ界のエースだから大きいんだ」
「それ絶対に嘘だろ」
「そうだな」
「相変わらず口の減らない奴だな、ほんと。でも、安心したぜ。いつもの調子で」
「お前もな。心配するな、大きくともパンダだけに笹しか食べない」
「知らないのか? 蓮夜。パンダは雑食だぞ」
「え、そうだったの?」
マジか。マジかよ。パンダに初遭遇した時、こいつは草食だし安全と思っていた。
実は雑食で……あ、思い出した。
確かパンダはひょろ憎の肉なんて要らんとか言っていたな。
「蓮夜。冒険者登録をするならとっとと済ましてこい。一旦街から離れた方がいいぜ」
「煙があがっていたけど、何かあるのか?」
「いろいろな。そこで食事でもしながら話そう」
「食事する余裕はあるんだな」
「まあ、すぐにどうこうなるわけじゃねえけど、きな臭くなってきているんだよ」
ふうむ。
煙が数か所からあがっているのは普通じゃない。軍同士の衝突とかが始まっちゃうと、宿屋が閉店したりとか影響が大きいかも?
とっとと用事を済ませて、街から出るのが吉か。
情報なら大和から聞けそうだし。
ん?
「時に大和。さっき『冒険者登録』とかときめくようなことを言ってなかった?」
「知らずに来たのかよ。ここは冒険者ギルドってとこだ」
「ふむふむ。パンダの登録をここでするのか。でも、別にもういいかもしれんな。カルミア、どうだろう?」
「そうですね。今日中に街を出て、ということでしたら次回でもいいかもしれません」
カルミアもパンダの登録は急がなくてもよいとの意見だったので、俺たちは大和と女騎士を伴い食事処に向かうことにしたのだった。
ちょうどその時、王城から煙が上がった。
大丈夫かよと思ったが、大和の食事の意思が固かったので、そのままレストランに入る。
そして俺は混乱に乗じて王城の城門にある鉄扉をそっとアイテムボックスに収納し、街の出入り口にある鉄扉も同じくアイテムボックスに仕舞い込み、彼らと一緒に街を出た。
「お城は無事のようですが」
時代劇的な意味合いで発言したのだが、冷静にカルミアが突っ込みを入れる。
街のそこかしこで火の手があがっていて、厳戒態勢になっているのかと思いきやあっさり街の中に入ることができた。
街はハチの巣を突いたような騒ぎになっている。兵士らしき人たちが消火活動に当たっているようだったが、街を歩く人通りは途絶えていない。
確認できた限りだけど、煙があがっている箇所は六か所ほど。
よくよく観察してみたら一部の野次馬が騒ぎ立て、兵士たちが慌ただしく動き回っているだけで多くの街の人は日常とさほど変わらない様子だった。
案外冷めているんだな。
この程度慣れっことかそんなところなのだろうか?
「普通じゃないよなこれ」
「お祭りではなさそうです」
パンダに乗ったまま、中央大通りを進む。
道行く人はパンダが通ると、ささっと避けてくれる。そのうち「邪魔だ」と言われそうだけど、今のところ大丈夫そうだ。
それにしてもパンダの奴、ど真ん中を堂々と歩くとは強心臓だな。
ひょろ憎どもめ、とか思っているのかもしれん。
『ひょろ憎。進むのか、戻るのか、ぼーっとしてるんじゃない、だそうです』
「実質来るのが初めてだからな。城は……止めといたほうがいいな」
城門に「たのもー」をして無事で済むはずもなく。
冗談だよ。冗談。
ええっと、鍛冶屋とか道具屋を目指せばいいんじゃないか? どこにあるのか全く分からないけど、大通り沿いには店の数も多いはず。
このまま左右の建物に目を光らせながら進んで行けば、いずれ目的の店を発見できるだろ。
情報も得たいのだが、パンダ連れだしペット同伴OKの飲食店を探さないとだな。
「街のことは分かる?」
「いえ。様変わりしていて、ですが、中央広場はそのままのようですので、私の記憶通りですと広場から東へ行けば商店街です」
「まずはそこに行ってみようか」
「先に、神……パンダさんを登録しに行きましょう。危険な魔物と勘違いされるかもしれません」
「登録?」
「はい。レンさんのペットとして登録しておけば、万が一パンダさんだけになったとしても傷つけられることがありません」
テイマーってやつか。
俺のファンタジーなゲーム知識によると、こういう場合は冒険者ギルド的なところで獣魔登録とかそんなことをするんだ。
そうすると、パンダがべかーっと光って、ペットの印みたいなのが浮かび上がり……何だかこう中二心をくすぐるような演出が起こる。
「登録はどこで?」
「見えてきました。ここ南の大通りから繋がる中央広場の入り口付近に、あの赤い屋根の建物です」
「登録所はそのままだったんだな。よかった」
「はい! お店の中身が変わってなければですが」
そこのけそこのけパンダが通る。
人波が割れて行きよる。さすがパンダ。ひゃっはー。
熊だから怖がられているのか、その辺は不明。とりあえず、人が避けてくれることはありがたい。
とても目立っているような気がしなくはないが、気にしては負けだ。
パンダに乗ったままという条件を満たさなきゃならないからな。兵士がそこら中にいるだろ? 変に絡まれてとばっちりを喰らうかもしれない。
危機に対し常に警戒し、パンダの背にいる。ここ大事。
「カルミア、問題発生だ」
「え、えっと」
困惑するカルミアだったが、俺は真剣なのだ。
扉がしまっている。
パンダは取っ手を押すことができない。
ならば俺がと思ったのだが、誠に残念なことに手を伸ばしても取っ手まで届かないのだ。
しかし、俺の知性を舐めちゃあいけねえ。既に対応策は浮かんでいる。
「一人か二人くらい客はいるだろ。出待ちすればいい」
「もがー」
「ちょ!」
パンダが仁王立ちになり、振り落とされてしまった。
まさか、パンダパンチを扉にかまそうとしているんじゃないんだろうな。
ところが、パンパンとスカートをはたいたカルミアが、さくっと扉を開けてしまった。
無言で元の体勢に戻るパンダと俺……。
「わ、わたし、何か悪い事をしちゃいましたか……?」
「いや、特に」
「もがー」
余りの出来事に困惑する俺とパンダなのであった。
「どうしちゃったんですか。レンさんもパンダさんも」
「何でもない。進めパンダ。扉は開いたぞ」
「もががー」
気持ちを同じくするパンダが勢いよく前へ進む。
ドシン!
あ、誰かを弾き飛ばしてしまったらしい。
「痛ぇ!」
「大事ないですか! この狼藉者!」
ぶつかったのは黒髪ツンツン頭の涼やかなイケメンだった。
鎧姿の気の強そうな美女が血相を変えて、しゃがみ込み彼の様子を窺っている。
「すまん。まさか誰かにぶつかるだなんて……って、大和じゃないか!」
「蓮夜! お前を探しに行こうとして、ようやく街の外に行けるとなったんだぞ!」
勢いよく立ち上がった大和がにじり寄ろうとしてくるが、パンダが「もがー」と歯を見せ彼を威嚇した。
それに対し、女騎士が怒り心頭の様子でパンダと大和の間に立つ。
「パンダ。大和は俺の友人だ。敵ではない」
「それ、やっぱりパンダだったのか。ちょっとばかし大きくないか?」
「パンダ界のエースだから大きいんだ」
「それ絶対に嘘だろ」
「そうだな」
「相変わらず口の減らない奴だな、ほんと。でも、安心したぜ。いつもの調子で」
「お前もな。心配するな、大きくともパンダだけに笹しか食べない」
「知らないのか? 蓮夜。パンダは雑食だぞ」
「え、そうだったの?」
マジか。マジかよ。パンダに初遭遇した時、こいつは草食だし安全と思っていた。
実は雑食で……あ、思い出した。
確かパンダはひょろ憎の肉なんて要らんとか言っていたな。
「蓮夜。冒険者登録をするならとっとと済ましてこい。一旦街から離れた方がいいぜ」
「煙があがっていたけど、何かあるのか?」
「いろいろな。そこで食事でもしながら話そう」
「食事する余裕はあるんだな」
「まあ、すぐにどうこうなるわけじゃねえけど、きな臭くなってきているんだよ」
ふうむ。
煙が数か所からあがっているのは普通じゃない。軍同士の衝突とかが始まっちゃうと、宿屋が閉店したりとか影響が大きいかも?
とっとと用事を済ませて、街から出るのが吉か。
情報なら大和から聞けそうだし。
ん?
「時に大和。さっき『冒険者登録』とかときめくようなことを言ってなかった?」
「知らずに来たのかよ。ここは冒険者ギルドってとこだ」
「ふむふむ。パンダの登録をここでするのか。でも、別にもういいかもしれんな。カルミア、どうだろう?」
「そうですね。今日中に街を出て、ということでしたら次回でもいいかもしれません」
カルミアもパンダの登録は急がなくてもよいとの意見だったので、俺たちは大和と女騎士を伴い食事処に向かうことにしたのだった。
ちょうどその時、王城から煙が上がった。
大丈夫かよと思ったが、大和の食事の意思が固かったので、そのままレストランに入る。
そして俺は混乱に乗じて王城の城門にある鉄扉をそっとアイテムボックスに収納し、街の出入り口にある鉄扉も同じくアイテムボックスに仕舞い込み、彼らと一緒に街を出た。
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