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45.きがついてしまったもしゃ
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「アンデッドですから、ユーカリは出ませんよ……。エリアボスなら別ですが」
「エリアボスならアンデッドでも……いや、そこじゃなくて、アンデッド、そうか、アンデッドなんだ」
「どうしたんですか?」
生き残りのジャックオーランタンを仕留めた時に気が付けたはずだった。
だけど、今の今まで疑問にも思わないとは……我ながら抜けている。
「ジャックオーランタンはアンデッドだった」
「はい。そうです。アンデッドナイトやヘッドレスナイトに比べれば、それほど強いモンスターではありません」
「そうだ。そうだよ。ヘッドレスナイトを倒した時からジャックオーランタンは『おかしかった』」
「よく……分かりません」
「いいか、コレット。俺たちはジャックオーランタンの生き残りと遭遇したわけじゃあなかった」
「え?」
「ジャックオーランタンは生き残ってなんかいない。エルダートレント討伐後に倒したジャックオーランタンは生き残りなんかじゃあなかった」
「あ……」
「そうなんだ。ジャックオーランタンはアンデッドなんかじゃあかなった。それがアンデッドと化し姿を現した」
エルダートレントが生み出すジャックオーランタンは、間違いなく通常の植物系モンスターだ。倒すと砂のように消え去るし、決して黒い煙になったりなんてしなかった。
動物や人間といった生物は、倒されると死体になる。
俺のスキル候補一覧にはネクロマンシーなんておどろおどろしいものもあるが、これは俺のゲーム的知識からすると死霊魔法と言い換えることができるだろう。
予想される魔法は死者を操る魔法とか、骨から竜牙兵を作り出したり……なんてことができるのかもしれない。
さて、話は戻るが、ジャックオーランタンは植物系モンスターからアンデッドになっていた。
モンスターは死体にはならないから、死亡してからこの世に未練が残ってアンデッド化したわけじゃあない。
何者かが、ネクロマンシーみたいな魔法を使ってジャックオーランタンをアンデッドにしてしまったんじゃないだろうか?
「コアラさん」
腕を組み考え込む俺にコレットが不安気に俺の名前を呼んでくる。
「コレット。ワーンベイダーやトリアノンの予測は間違っている可能性が高い」
「え、ええっと」
「アンデッドはどこからか来たわけじゃあなく、何者かによってここで、他の場所でもかもしれんが生み出され続けているんだ!」
「なんですってえええ!」
ひっくり返りそうになったコレットを後ろから支える……が、ああああ。
むぎゅう。
彼女のお尻に潰されてしまった。
「す、すいません」
「驚くのも無理はないさ。明日から、推測の裏付け調査を行いたいと思っているんだ。もちろん、ユーカリを集めながら」
「そ、そうですね。ひょっとしたら、先ほど倒したアンデッドナイトも、元は熟練の騎士様だったとか……」
「分からない。ワイトみたいな元は獣人だったとか人間だったとかは、この世への未練でもアンデッドになるんだろう?」
「は、はい。可能性はあります。ですが、通常はゾンビかスケルトン……せいぜいゴーストで、滅多にワイトやアンデッドナイトになんてなりません。いえ、むしろ、聞いたことがありません」
「元相当な熟練者で、かつ、未練のレベルも図抜けていないとってことかな」
「はい。こんな頻繁に出会うなんて、確かに変です」
「何者かの手が介入している線が強いな……一体何のつもりでこんな酷いことを」
「そ、そうです! 生を冒涜するなんて」
「アンデッドになったらユーカリが出ない。いいか、こいつは死活問題だ」
コレットが自分の決意を示すかのように両手をギュっと握りしめる。
許さねえ。
俺はアンデッドを憎む。
ユーカリを落とさないだけじゃあなく、俺のユーカリまで奪っていく(アンデッドが通常モンスターを倒すから)。
更にアンデッドを作り出すだとお。
見つけ出して、絶対にぶっ飛ばしてやる。絶対にだ。
『パンダは笹が食べたいようです』
「ほら、約束の笹だ。でもな、パンダ。アンデッドが蔓延ると笹クラスのモンスターもいなくなるかもしれんぞ」
笹をもしゃっていたパンダの動きが止まる。
「コレット、パンダ。俺の予測だが、モンスターってリポップするよな」
「はい」
「アンデッド化したら、『倒されたこと』にならないからリポップしないんじゃないか?」
「そ、その場合、アンデッド化したモンスターを倒せば、アンデッド化する前のモンスターとしてリポップするのではないでしょうか」
「おそらくそうだろうな。だが、本来モンスターがドロップするはずだったユーカリが、アンデッド化してしまったことで取得できなくなる」
「ま、まあ、そうですね」
「これが、許しておけるか! おけない。そうだろう!」
「は、はい……」
「考えれば考えるほど、腹が立ってきた」
「ま、まあ、ユーカリでも食べて落ち着いてください」
コレットが俺を抱き上げ、俺を落ち着かせるようとギュッと胸に抱いた。
ユーカリを食べてと言う割に、彼女はそのまま俺を離そうとはしない。
こんな密着していたらユーカリをもしゃもしゃできないだろう……。
ああああ。もしゃれないなんて考えたら無性にユーカリの葉が食べたくなってきた。
ユーカリ、ユーカリ。
「コアラさん? あ、あああ。トリップしてるじゃない!? ご、ごめんね」
慌てたからか、自分に向けてだったからかコレットの口調がいつもと違う。
だが、そんなことはどうでもユーカリ。
コレットが俺から体を離し、俺の脇の下に自分の手を回した状態で腕を前にやった。
「もしゃ……」
「だ、大丈夫ですか?」
「ん? どうした? ユーカリを食べたいと思ったところまでは覚えているけど」
「え、あ、はい。何も無かったです。モンスターの気配は感じません」
「もしゃ……それならよかった」
えっと、何を考えていたんだっけか。
そうだ。アンデッド化についてだった。
アンデッド化の原因は、自然発生でもなく他の地域から流れてきたわけでもない。
人為的にアンデッドが生み出された可能性が高い。
他には病原菌みたいなものでアンデッド化してしまった、なんてこともあるかもしれないよな。
「今日のところは休んで、明日から行動範囲を広げて調べてみようか」
「アンデッドの調査のことですよね?」
コレットの問いかけにコクリと頷きを返す。
アンデッドナイトが何か落としていたからそいつを拾い、我が家へ戻ることにした。
「エリアボスならアンデッドでも……いや、そこじゃなくて、アンデッド、そうか、アンデッドなんだ」
「どうしたんですか?」
生き残りのジャックオーランタンを仕留めた時に気が付けたはずだった。
だけど、今の今まで疑問にも思わないとは……我ながら抜けている。
「ジャックオーランタンはアンデッドだった」
「はい。そうです。アンデッドナイトやヘッドレスナイトに比べれば、それほど強いモンスターではありません」
「そうだ。そうだよ。ヘッドレスナイトを倒した時からジャックオーランタンは『おかしかった』」
「よく……分かりません」
「いいか、コレット。俺たちはジャックオーランタンの生き残りと遭遇したわけじゃあなかった」
「え?」
「ジャックオーランタンは生き残ってなんかいない。エルダートレント討伐後に倒したジャックオーランタンは生き残りなんかじゃあなかった」
「あ……」
「そうなんだ。ジャックオーランタンはアンデッドなんかじゃあかなった。それがアンデッドと化し姿を現した」
エルダートレントが生み出すジャックオーランタンは、間違いなく通常の植物系モンスターだ。倒すと砂のように消え去るし、決して黒い煙になったりなんてしなかった。
動物や人間といった生物は、倒されると死体になる。
俺のスキル候補一覧にはネクロマンシーなんておどろおどろしいものもあるが、これは俺のゲーム的知識からすると死霊魔法と言い換えることができるだろう。
予想される魔法は死者を操る魔法とか、骨から竜牙兵を作り出したり……なんてことができるのかもしれない。
さて、話は戻るが、ジャックオーランタンは植物系モンスターからアンデッドになっていた。
モンスターは死体にはならないから、死亡してからこの世に未練が残ってアンデッド化したわけじゃあない。
何者かが、ネクロマンシーみたいな魔法を使ってジャックオーランタンをアンデッドにしてしまったんじゃないだろうか?
「コアラさん」
腕を組み考え込む俺にコレットが不安気に俺の名前を呼んでくる。
「コレット。ワーンベイダーやトリアノンの予測は間違っている可能性が高い」
「え、ええっと」
「アンデッドはどこからか来たわけじゃあなく、何者かによってここで、他の場所でもかもしれんが生み出され続けているんだ!」
「なんですってえええ!」
ひっくり返りそうになったコレットを後ろから支える……が、ああああ。
むぎゅう。
彼女のお尻に潰されてしまった。
「す、すいません」
「驚くのも無理はないさ。明日から、推測の裏付け調査を行いたいと思っているんだ。もちろん、ユーカリを集めながら」
「そ、そうですね。ひょっとしたら、先ほど倒したアンデッドナイトも、元は熟練の騎士様だったとか……」
「分からない。ワイトみたいな元は獣人だったとか人間だったとかは、この世への未練でもアンデッドになるんだろう?」
「は、はい。可能性はあります。ですが、通常はゾンビかスケルトン……せいぜいゴーストで、滅多にワイトやアンデッドナイトになんてなりません。いえ、むしろ、聞いたことがありません」
「元相当な熟練者で、かつ、未練のレベルも図抜けていないとってことかな」
「はい。こんな頻繁に出会うなんて、確かに変です」
「何者かの手が介入している線が強いな……一体何のつもりでこんな酷いことを」
「そ、そうです! 生を冒涜するなんて」
「アンデッドになったらユーカリが出ない。いいか、こいつは死活問題だ」
コレットが自分の決意を示すかのように両手をギュっと握りしめる。
許さねえ。
俺はアンデッドを憎む。
ユーカリを落とさないだけじゃあなく、俺のユーカリまで奪っていく(アンデッドが通常モンスターを倒すから)。
更にアンデッドを作り出すだとお。
見つけ出して、絶対にぶっ飛ばしてやる。絶対にだ。
『パンダは笹が食べたいようです』
「ほら、約束の笹だ。でもな、パンダ。アンデッドが蔓延ると笹クラスのモンスターもいなくなるかもしれんぞ」
笹をもしゃっていたパンダの動きが止まる。
「コレット、パンダ。俺の予測だが、モンスターってリポップするよな」
「はい」
「アンデッド化したら、『倒されたこと』にならないからリポップしないんじゃないか?」
「そ、その場合、アンデッド化したモンスターを倒せば、アンデッド化する前のモンスターとしてリポップするのではないでしょうか」
「おそらくそうだろうな。だが、本来モンスターがドロップするはずだったユーカリが、アンデッド化してしまったことで取得できなくなる」
「ま、まあ、そうですね」
「これが、許しておけるか! おけない。そうだろう!」
「は、はい……」
「考えれば考えるほど、腹が立ってきた」
「ま、まあ、ユーカリでも食べて落ち着いてください」
コレットが俺を抱き上げ、俺を落ち着かせるようとギュッと胸に抱いた。
ユーカリを食べてと言う割に、彼女はそのまま俺を離そうとはしない。
こんな密着していたらユーカリをもしゃもしゃできないだろう……。
ああああ。もしゃれないなんて考えたら無性にユーカリの葉が食べたくなってきた。
ユーカリ、ユーカリ。
「コアラさん? あ、あああ。トリップしてるじゃない!? ご、ごめんね」
慌てたからか、自分に向けてだったからかコレットの口調がいつもと違う。
だが、そんなことはどうでもユーカリ。
コレットが俺から体を離し、俺の脇の下に自分の手を回した状態で腕を前にやった。
「もしゃ……」
「だ、大丈夫ですか?」
「ん? どうした? ユーカリを食べたいと思ったところまでは覚えているけど」
「え、あ、はい。何も無かったです。モンスターの気配は感じません」
「もしゃ……それならよかった」
えっと、何を考えていたんだっけか。
そうだ。アンデッド化についてだった。
アンデッド化の原因は、自然発生でもなく他の地域から流れてきたわけでもない。
人為的にアンデッドが生み出された可能性が高い。
他には病原菌みたいなものでアンデッド化してしまった、なんてこともあるかもしれないよな。
「今日のところは休んで、明日から行動範囲を広げて調べてみようか」
「アンデッドの調査のことですよね?」
コレットの問いかけにコクリと頷きを返す。
アンデッドナイトが何か落としていたからそいつを拾い、我が家へ戻ることにした。
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