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29.いたのか……やはり……
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「上級! 憧れです! どんな方なんですか?」
「勝手に彼女の事を喋っていいのか悩むところだ……俺個人としては特に問題ないんだけど」
「そ、そうですよね。コアラさんとご一緒されたんですか?」
「うん。さっきのカボチャがいただろ? あれを数十体、仕留めていた」
「そ、それって。お一人ですか?」
「いや、ペットと一緒に。コレットにテイムのフリをしてもらおうと思ったのは、彼女にテイム生物のことを聞いてさ」
「そうだったんですか。テイマーさんなのに前線で戦う……常識外れにも程が……」
「そういうものか」
「はい。そういうものです。でも、その方、コアラさんのお話が本当でしたら、帝国最強クラスと思います」
あの脳筋がねえ。
確かにトリアノンとオルトロスのコンビは図抜けて強かった。だけど、彼女らが強いのはあくまで直接的な戦闘能力だけだ。
生き残るため、勝つためには頭を使わなきゃならねえ。あいつらはそんなものをあざ笑うかのように力こそパワーで何でも押し切っているに過ぎない。
そうなると、いざ自分より強い相手と遭遇した時に足元を救われてしまいかねない……んじゃないかと。
……いや、彼女らならそれさえも関係ねえとばかりに力技で切り抜けそうだ。
脳筋、恐るべし。
俺には真似できないし、真似しようとも思わないけど……あれはあれで一つのスタイルってことだよな。うん。
「食べたら今日はもう休もうか」
「はい」
「明日、コレットの弓がどこまでパワーアップしているのか見てみようぜ」
「はい!」
ようやくコレットが笑顔を見せてくれた。
気疲れしたのか、彼女は食事を摂って樹上にあがったらすぐに寝息を立て始める。
俺を抱き枕にして……。
「撫でていい」と言った手前、素直に後ろから抱っこされていたのだが、撫でる前に寝てしまったんだよな。
いろいろ無理を言った気がするけど、結果的にコレットのレベルもあがったんで良しとして欲しい。
こんなこと恥ずかしくて彼女の前じゃあ言えないけどさ。
それにしても……。
「どんだけしっかりと抱きしめているんだよ。抜け出せん」
仕方あるまい。このまま、スキルの修行をするとしよう。
この体勢だと魔法は難しいか。発動したら何らかの効果を発揮しちゃうし。
そういや、HPとかMPとか見えないけど、どうなってんだろ。
今のところ、魔法の熟練度上げでひたすら魔法が発動しても一向に自分の体には変化がない。
疲労感を覚えることさえないんだ。実はMPなんて無くて無限に使い放題……ってわけじゃあないことは確かなんだけどなあ。
どうしてかって?
俺はちゃんと覚えているんだよ。トリアノンの言葉を。
『焚火をした方が魔力の節約にはなるが、もう日も暮れる。今日は魔力をまるで使ってないし、問題あるまい』
って彼女は言っていた。
魔力は枯渇する。枯渇しても一日経過か寝たら回復するってことがこの言葉から推測できるだろ?
魔力でもMPでもいいんだが、使ったら多少の身体的な疲労感がありゃいいんだけど……まるでないからなあ……枯渇するといきなり気絶とかは勘弁してもらいたいところだ。
『スキルの使用に失敗しました』
『スキルの使用に失敗しました』
『スキルの使用に失敗しました』
な、なかなか手強いな。だけど、きっちり熟練度があがっているからいいか。
考え事をしながらもちゃんとスキルを使っている抜け目ないコアラな俺である。
使っているのは「キャンプスキル」だ。
ウトウトしてくるまでスキル使用を続け、いつの間にか意識が飛んでいた。
◇◇◇
「お、おお。やるじゃないか」
「レ、レベルって……ちょっと怖いです」
翌日さっそくコレットと共にモンスター狩りに繰り出す。
試しにやってみようってことで、起きたところから一番近くにいた猪型のモンスターに弓を射ってみたところ、すごいのなんのって。
矢が唸りをあげてひゅーんと猪に突き刺さると、そのまま突き抜けていったんだもの。
「各段にパワーがあがっているな。矢の精度はどうだ?」
「精度は変わりません。でも、弦が軽々と引けますので、狙いに集中できます」
「精度は『弓スキル』ってことだな」
「はい。その通りです」
「じゃあ、たくさん矢を放たないとだな、うん」
「……は、はい」
何を心配しているのか分からないが、笹クラスのモンスターを大量に仕留めて行くつもりだぞ。
当たり前のことで言うまでもないが、ベノムウルフを感知したら笹クラスのモンスター狩りを中断するけどな。
「よっし、次々と行くぞ」
「わ、分かりましたあ」
コレットの手を引くと、彼女は冷や汗をダラダラ垂らしながらも重い腰をあげる。
――二時間経過。
「おお、弓スキルも上がってきてないか?」
「そ、それは、これだけ放てば……多少は」
「笹クラスのモンスターはチェックもしてなかったけど、やはりユーカリクラスに比べて格段に数が多いな」
「そうですね。笹クラスのモンスターとやるつもりなら、最初に言って欲しかったです……」
「数をこなすって言ったじゃないか」
「で、ですがあ……」
「文句を垂れずに次だ次」
「はいい」
笹クラスならドロップアイテムを拾いに地面に降りていく必要もないからどんどん行けるぞ。
目指せ100kill。やるのは俺じゃあないけどな。
78.79.80……。いいぞお。
どんどん行ける。
コレットのレベルが上がったから、これまでみたいに腕がパンパンになることも無くなったようだし。
96体目に狙いをつけていた時だった。時刻は夜明け前ってところ。
100を目指すんだと頑張り過ぎたかもしれない。いつもならもうとっくにお食事して枝の上で休もうかって時だものな。
標的である蜘蛛型のモンスターの傍にある草むらがガサガサと動く。
「コレット、少し待とう。奥に何かいる」
「はい」
「出てきたら、コーデックスでチェックしてもらえるか?」
「りょうかいです!」
草むらから姿を現した生き物に思わず声をあげそうになった。
え、えええ。
まあ、笹があるからいても不思議じゃあないと思っていたけど、あの白と黒の丸いシルエットは――
――パンダだ。
パンダは日中も活動するが、薄明薄暮性傾向が強い。
なので夜明け前に活動していても頷ける。
パンダは顔を出すなり、右腕を振り上げ蜘蛛の頭へ向け振り下ろす。
ぐしゃあああ。
蜘蛛の顔がぺしゃんこになり、そのまま砂と化していく。
いくら無防備に寝ていたとはいえ、あそこまで蜘蛛を破壊するとは……やべえなパンダ。
あの蜘蛛は蜘蛛だけに柔らかくはあるが、体長が胴体だけで二メートル近くあるんだぞ。
「コアラさん、あれは『パンダ』です」
「パンダだな……」
真顔で俺に告げるコレットに吹き出しそうになってしまった。
一方でパンダはその場でお座りして戦利品の笹をむしゃむしゃ貪っている。
俺達のことに気が付いているのかは分からない。
「勝手に彼女の事を喋っていいのか悩むところだ……俺個人としては特に問題ないんだけど」
「そ、そうですよね。コアラさんとご一緒されたんですか?」
「うん。さっきのカボチャがいただろ? あれを数十体、仕留めていた」
「そ、それって。お一人ですか?」
「いや、ペットと一緒に。コレットにテイムのフリをしてもらおうと思ったのは、彼女にテイム生物のことを聞いてさ」
「そうだったんですか。テイマーさんなのに前線で戦う……常識外れにも程が……」
「そういうものか」
「はい。そういうものです。でも、その方、コアラさんのお話が本当でしたら、帝国最強クラスと思います」
あの脳筋がねえ。
確かにトリアノンとオルトロスのコンビは図抜けて強かった。だけど、彼女らが強いのはあくまで直接的な戦闘能力だけだ。
生き残るため、勝つためには頭を使わなきゃならねえ。あいつらはそんなものをあざ笑うかのように力こそパワーで何でも押し切っているに過ぎない。
そうなると、いざ自分より強い相手と遭遇した時に足元を救われてしまいかねない……んじゃないかと。
……いや、彼女らならそれさえも関係ねえとばかりに力技で切り抜けそうだ。
脳筋、恐るべし。
俺には真似できないし、真似しようとも思わないけど……あれはあれで一つのスタイルってことだよな。うん。
「食べたら今日はもう休もうか」
「はい」
「明日、コレットの弓がどこまでパワーアップしているのか見てみようぜ」
「はい!」
ようやくコレットが笑顔を見せてくれた。
気疲れしたのか、彼女は食事を摂って樹上にあがったらすぐに寝息を立て始める。
俺を抱き枕にして……。
「撫でていい」と言った手前、素直に後ろから抱っこされていたのだが、撫でる前に寝てしまったんだよな。
いろいろ無理を言った気がするけど、結果的にコレットのレベルもあがったんで良しとして欲しい。
こんなこと恥ずかしくて彼女の前じゃあ言えないけどさ。
それにしても……。
「どんだけしっかりと抱きしめているんだよ。抜け出せん」
仕方あるまい。このまま、スキルの修行をするとしよう。
この体勢だと魔法は難しいか。発動したら何らかの効果を発揮しちゃうし。
そういや、HPとかMPとか見えないけど、どうなってんだろ。
今のところ、魔法の熟練度上げでひたすら魔法が発動しても一向に自分の体には変化がない。
疲労感を覚えることさえないんだ。実はMPなんて無くて無限に使い放題……ってわけじゃあないことは確かなんだけどなあ。
どうしてかって?
俺はちゃんと覚えているんだよ。トリアノンの言葉を。
『焚火をした方が魔力の節約にはなるが、もう日も暮れる。今日は魔力をまるで使ってないし、問題あるまい』
って彼女は言っていた。
魔力は枯渇する。枯渇しても一日経過か寝たら回復するってことがこの言葉から推測できるだろ?
魔力でもMPでもいいんだが、使ったら多少の身体的な疲労感がありゃいいんだけど……まるでないからなあ……枯渇するといきなり気絶とかは勘弁してもらいたいところだ。
『スキルの使用に失敗しました』
『スキルの使用に失敗しました』
『スキルの使用に失敗しました』
な、なかなか手強いな。だけど、きっちり熟練度があがっているからいいか。
考え事をしながらもちゃんとスキルを使っている抜け目ないコアラな俺である。
使っているのは「キャンプスキル」だ。
ウトウトしてくるまでスキル使用を続け、いつの間にか意識が飛んでいた。
◇◇◇
「お、おお。やるじゃないか」
「レ、レベルって……ちょっと怖いです」
翌日さっそくコレットと共にモンスター狩りに繰り出す。
試しにやってみようってことで、起きたところから一番近くにいた猪型のモンスターに弓を射ってみたところ、すごいのなんのって。
矢が唸りをあげてひゅーんと猪に突き刺さると、そのまま突き抜けていったんだもの。
「各段にパワーがあがっているな。矢の精度はどうだ?」
「精度は変わりません。でも、弦が軽々と引けますので、狙いに集中できます」
「精度は『弓スキル』ってことだな」
「はい。その通りです」
「じゃあ、たくさん矢を放たないとだな、うん」
「……は、はい」
何を心配しているのか分からないが、笹クラスのモンスターを大量に仕留めて行くつもりだぞ。
当たり前のことで言うまでもないが、ベノムウルフを感知したら笹クラスのモンスター狩りを中断するけどな。
「よっし、次々と行くぞ」
「わ、分かりましたあ」
コレットの手を引くと、彼女は冷や汗をダラダラ垂らしながらも重い腰をあげる。
――二時間経過。
「おお、弓スキルも上がってきてないか?」
「そ、それは、これだけ放てば……多少は」
「笹クラスのモンスターはチェックもしてなかったけど、やはりユーカリクラスに比べて格段に数が多いな」
「そうですね。笹クラスのモンスターとやるつもりなら、最初に言って欲しかったです……」
「数をこなすって言ったじゃないか」
「で、ですがあ……」
「文句を垂れずに次だ次」
「はいい」
笹クラスならドロップアイテムを拾いに地面に降りていく必要もないからどんどん行けるぞ。
目指せ100kill。やるのは俺じゃあないけどな。
78.79.80……。いいぞお。
どんどん行ける。
コレットのレベルが上がったから、これまでみたいに腕がパンパンになることも無くなったようだし。
96体目に狙いをつけていた時だった。時刻は夜明け前ってところ。
100を目指すんだと頑張り過ぎたかもしれない。いつもならもうとっくにお食事して枝の上で休もうかって時だものな。
標的である蜘蛛型のモンスターの傍にある草むらがガサガサと動く。
「コレット、少し待とう。奥に何かいる」
「はい」
「出てきたら、コーデックスでチェックしてもらえるか?」
「りょうかいです!」
草むらから姿を現した生き物に思わず声をあげそうになった。
え、えええ。
まあ、笹があるからいても不思議じゃあないと思っていたけど、あの白と黒の丸いシルエットは――
――パンダだ。
パンダは日中も活動するが、薄明薄暮性傾向が強い。
なので夜明け前に活動していても頷ける。
パンダは顔を出すなり、右腕を振り上げ蜘蛛の頭へ向け振り下ろす。
ぐしゃあああ。
蜘蛛の顔がぺしゃんこになり、そのまま砂と化していく。
いくら無防備に寝ていたとはいえ、あそこまで蜘蛛を破壊するとは……やべえなパンダ。
あの蜘蛛は蜘蛛だけに柔らかくはあるが、体長が胴体だけで二メートル近くあるんだぞ。
「コアラさん、あれは『パンダ』です」
「パンダだな……」
真顔で俺に告げるコレットに吹き出しそうになってしまった。
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俺達のことに気が付いているのかは分からない。
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