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20.魔除けはやべえ
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「クリエイトホットウォーター」
『スキルの使用に失敗しました』
え、ええい。もう一度。
「クリエイトホットウォーター」
『スキルの使用に失敗しました』
まだまだああ。
「クリエイトホットウォーター」
『スキルの使用に失敗しました』
……ですよねえ。
何だか懐かしい感じだ。
ステルスだってずううううっと『スキルの使用に失敗しました』ってメッセージが脳内に流れ続けたものな。
スキルを使うには投げ出さず、黙々と使い続けることが肝要だ。
「クリエイトホットウォーター」
『スキルの使用に失敗しました』
「あ、あのお」
「クリエイトホットウォーター」
『スキルの使用に失敗しました』
「あ、あのお。コアラさん」
「ん?」
途中で誰かの声が挟まっていると思ったら、コレットか。
「お湯が沸きましたよ?」
「お、おお。そうか、ありがとう」
コップを差し出すと、コレットがお鍋からお湯をコップに注いでくれる。
ユーカリ茶をコップに淹れて、かき混ぜ……すぐに飲んではいけない。
1分32秒待つのだ。
ごきゅごきゅ、もしゃ。
うめえええええ!
やっぱユーカリ茶は最高だぜ。
「コアラさん、ご飯は本当に作らなくていいんですか?」
ユーカリ茶の香りに相変わらず顔をしかめているコレットが、問いかけてきた。
「うん、俺はユーカリの葉だけでいい。いや、ユーカリの葉がいいんだ」
「そ、そうですか。料理なら私、人並みには」
「すまんな。コレットは俺に気にせず食べてくれよ」
「は、はい」
すまん、コレット。貴重なスキルスロットのうちの一つを占めている料理、俺にとって本当に何の役にも立たないんだ。
だから、せめておいしいものを食べてくれよな。
心の中で謝罪しつつ、料理をはじめたコレットをなが……もしゃ。
ユーカリの葉うめええ。
さすがにスキルを持っているだけあって、手つきがよ……もしゃ。
もしゃ、もしゃ、もしゃ。
……っは。つい、ユーカリの葉の方に夢中になってしまった。
そうそう、俺とコレットは今、森の中にいる。
スペルブックを購入した後、槍を見に行ったり、生活必需品を購入したり……と買い物を続けたんだ。
スキルを使うためのツールもついでにと思ったんだけど、何を買えばいいのかてんでわからなかった。適当に買ってはきたんだけど、まだ使えるか試していない。
一晩たっぷりと寝てから森に来たので、快調そのもの。森で再び生活するに何ら問題がないぜ。
俺だけならな。
彼女が森に……いや、俺の生活スタイルとうまくすり合わせできるようになるまでは、まともに狩りに出ることもできないだろう。
だが、俺には生きるためにユーカリの葉が必要だ。
むやみにユーカリの葉のストックを減らしたくはない。一日に食べる分だけでも稼ぎにいきたいところなんだよなあ。
そうなると、彼女一人を取り残すことになってしまう。
どうしたものか、と悩んでいる間にもコレットはお鍋で煮込んだ肉と野菜のスープをハフハフしながら口にし始ている。
「森でキャンプする時は、どうしてたんだ?」
「はふ。あつつ」
俺の問いかけに応えようとしたコレットが急いで食べ物を飲み込もうとするものだから、むせてしまった。
「ゆっくり食べながらで。森はそれなりにモンスターが出る」
「そうですね。魔除けのお香を焚くか、罠を用意するか、どきどきしながら焚火を絶やさないようにするか……でしょうか」
「最後は余り意味が無い気がするけど……」
「明るくなるので、相手の姿は見えますよ?」
「そうか、そうだったな」
人間は夜目が利かない。
暗いと途端に動きが悪くなる。まあ、見えないんだから当然か。
「コアラさんは眠る時、どのようなことを?」
「俺は、木の上で寝る。大きなモンスターは登ってこない」
「そ、それは盲点でした!」
お椀を両手で掴んだまま、感心したようにコクコクと頷くコレット。
罠はともかく、魔除けの香とやらがどれだけ効果があるのか不明だ。強いモンスター相手なら効果が無いと考えておいた方がいいだろう。
よし、方針はだいたい決まった。
あともう一つ。
「夜でも昼間のように見えるようになる魔法とかアイテムってあるのかな?」
「あります。ナイトサイトの効果がある魔道具か、同じ名前の魔法です」
「よし、じゃあ、来たところ悪いが一旦街へ戻ろうか」
「え、えええ?」
「準備が足らなかった。コレットは魔除けの香なんて持ってないだろ?」
「は、はい」
「すまんな……。抜けてて」
「いえ、コアラさんは樹上ですし。わたしの為に街へ戻ってくださるのですよね」
「ついでだ、ついで」
「えへへ」
な、なんだよ。その微笑みは。
「ついで」だと言ったのが聞こえてないのか。全く。
◇◇◇
そんなわけで街に戻り、再び森へとやって参りました。
「ここで、木登りの練習をしていてくれ。俺はユーカリの葉を集めてくる」
「はい。頑張ります!」
さっそく買ってきた魔除けの香を焚いて……。
ぐ、ぐううあああ。
なんてえ臭いだ。
ツーンとする。とってもつうううううんってするう。
玉ねぎを切った時にくるあの感じに近い。
「いい香りです。お香っていいですよね」
コレットが目を細め、そんなことをのたまう。
「こ、これが?」
「ビャクダンって香りに近いらしいですよ」
「そ、そうか……」
こんなもんがビャクダンなわけねえだろ。や、やべえ。目に涙がにじんできた。
「適当に食べて、早めに寝てくれ。真夜中に起こすからな」
「はい!」
コレットには俺が夜に活動することを告げている。
彼女にも、早めに夜型生活に慣れて行って欲しいからな。
今はまだ昼間に活動してもらってもいい。モンスターを彼女と共に狩るのは、木登りができるようになってからだ。
「じゃあ、行ってくる」
「はい。お気をつけて!」
コレットに手を振り、彼女が登ろうとしている木をスルスルと登って行く。
さあて、ユーカリの葉を集めるとしよう。
ユーカリの葉を出すモンスターは、それなりに強い。
こいつら以上のモンスター……もしエルダートレント並みのモンスターがいたら、場所を変えないとな……。
他は放置でいい。笹を出すモンスターくらいなら、魔除けの香で大丈夫だろ。
コレットの安全を守りつつ、ユーカリの葉も獲得できる。しばらくは、こんな感じで行くかなあ。
お、さっそく一体見つけた。
一本角の蛇か。ユーカリ三枚ゲットだぜ。
慣れた動作で枝から枝を渡り、ぐっすり休んでいる蛇に当たりをつける。
枝から飛び降り、蛇の頭をぐさあっと槍で突きさした俺は、無事ユーカリの葉をゲットしたのだった。
『スキルの使用に失敗しました』
え、ええい。もう一度。
「クリエイトホットウォーター」
『スキルの使用に失敗しました』
まだまだああ。
「クリエイトホットウォーター」
『スキルの使用に失敗しました』
……ですよねえ。
何だか懐かしい感じだ。
ステルスだってずううううっと『スキルの使用に失敗しました』ってメッセージが脳内に流れ続けたものな。
スキルを使うには投げ出さず、黙々と使い続けることが肝要だ。
「クリエイトホットウォーター」
『スキルの使用に失敗しました』
「あ、あのお」
「クリエイトホットウォーター」
『スキルの使用に失敗しました』
「あ、あのお。コアラさん」
「ん?」
途中で誰かの声が挟まっていると思ったら、コレットか。
「お湯が沸きましたよ?」
「お、おお。そうか、ありがとう」
コップを差し出すと、コレットがお鍋からお湯をコップに注いでくれる。
ユーカリ茶をコップに淹れて、かき混ぜ……すぐに飲んではいけない。
1分32秒待つのだ。
ごきゅごきゅ、もしゃ。
うめえええええ!
やっぱユーカリ茶は最高だぜ。
「コアラさん、ご飯は本当に作らなくていいんですか?」
ユーカリ茶の香りに相変わらず顔をしかめているコレットが、問いかけてきた。
「うん、俺はユーカリの葉だけでいい。いや、ユーカリの葉がいいんだ」
「そ、そうですか。料理なら私、人並みには」
「すまんな。コレットは俺に気にせず食べてくれよ」
「は、はい」
すまん、コレット。貴重なスキルスロットのうちの一つを占めている料理、俺にとって本当に何の役にも立たないんだ。
だから、せめておいしいものを食べてくれよな。
心の中で謝罪しつつ、料理をはじめたコレットをなが……もしゃ。
ユーカリの葉うめええ。
さすがにスキルを持っているだけあって、手つきがよ……もしゃ。
もしゃ、もしゃ、もしゃ。
……っは。つい、ユーカリの葉の方に夢中になってしまった。
そうそう、俺とコレットは今、森の中にいる。
スペルブックを購入した後、槍を見に行ったり、生活必需品を購入したり……と買い物を続けたんだ。
スキルを使うためのツールもついでにと思ったんだけど、何を買えばいいのかてんでわからなかった。適当に買ってはきたんだけど、まだ使えるか試していない。
一晩たっぷりと寝てから森に来たので、快調そのもの。森で再び生活するに何ら問題がないぜ。
俺だけならな。
彼女が森に……いや、俺の生活スタイルとうまくすり合わせできるようになるまでは、まともに狩りに出ることもできないだろう。
だが、俺には生きるためにユーカリの葉が必要だ。
むやみにユーカリの葉のストックを減らしたくはない。一日に食べる分だけでも稼ぎにいきたいところなんだよなあ。
そうなると、彼女一人を取り残すことになってしまう。
どうしたものか、と悩んでいる間にもコレットはお鍋で煮込んだ肉と野菜のスープをハフハフしながら口にし始ている。
「森でキャンプする時は、どうしてたんだ?」
「はふ。あつつ」
俺の問いかけに応えようとしたコレットが急いで食べ物を飲み込もうとするものだから、むせてしまった。
「ゆっくり食べながらで。森はそれなりにモンスターが出る」
「そうですね。魔除けのお香を焚くか、罠を用意するか、どきどきしながら焚火を絶やさないようにするか……でしょうか」
「最後は余り意味が無い気がするけど……」
「明るくなるので、相手の姿は見えますよ?」
「そうか、そうだったな」
人間は夜目が利かない。
暗いと途端に動きが悪くなる。まあ、見えないんだから当然か。
「コアラさんは眠る時、どのようなことを?」
「俺は、木の上で寝る。大きなモンスターは登ってこない」
「そ、それは盲点でした!」
お椀を両手で掴んだまま、感心したようにコクコクと頷くコレット。
罠はともかく、魔除けの香とやらがどれだけ効果があるのか不明だ。強いモンスター相手なら効果が無いと考えておいた方がいいだろう。
よし、方針はだいたい決まった。
あともう一つ。
「夜でも昼間のように見えるようになる魔法とかアイテムってあるのかな?」
「あります。ナイトサイトの効果がある魔道具か、同じ名前の魔法です」
「よし、じゃあ、来たところ悪いが一旦街へ戻ろうか」
「え、えええ?」
「準備が足らなかった。コレットは魔除けの香なんて持ってないだろ?」
「は、はい」
「すまんな……。抜けてて」
「いえ、コアラさんは樹上ですし。わたしの為に街へ戻ってくださるのですよね」
「ついでだ、ついで」
「えへへ」
な、なんだよ。その微笑みは。
「ついで」だと言ったのが聞こえてないのか。全く。
◇◇◇
そんなわけで街に戻り、再び森へとやって参りました。
「ここで、木登りの練習をしていてくれ。俺はユーカリの葉を集めてくる」
「はい。頑張ります!」
さっそく買ってきた魔除けの香を焚いて……。
ぐ、ぐううあああ。
なんてえ臭いだ。
ツーンとする。とってもつうううううんってするう。
玉ねぎを切った時にくるあの感じに近い。
「いい香りです。お香っていいですよね」
コレットが目を細め、そんなことをのたまう。
「こ、これが?」
「ビャクダンって香りに近いらしいですよ」
「そ、そうか……」
こんなもんがビャクダンなわけねえだろ。や、やべえ。目に涙がにじんできた。
「適当に食べて、早めに寝てくれ。真夜中に起こすからな」
「はい!」
コレットには俺が夜に活動することを告げている。
彼女にも、早めに夜型生活に慣れて行って欲しいからな。
今はまだ昼間に活動してもらってもいい。モンスターを彼女と共に狩るのは、木登りができるようになってからだ。
「じゃあ、行ってくる」
「はい。お気をつけて!」
コレットに手を振り、彼女が登ろうとしている木をスルスルと登って行く。
さあて、ユーカリの葉を集めるとしよう。
ユーカリの葉を出すモンスターは、それなりに強い。
こいつら以上のモンスター……もしエルダートレント並みのモンスターがいたら、場所を変えないとな……。
他は放置でいい。笹を出すモンスターくらいなら、魔除けの香で大丈夫だろ。
コレットの安全を守りつつ、ユーカリの葉も獲得できる。しばらくは、こんな感じで行くかなあ。
お、さっそく一体見つけた。
一本角の蛇か。ユーカリ三枚ゲットだぜ。
慣れた動作で枝から枝を渡り、ぐっすり休んでいる蛇に当たりをつける。
枝から飛び降り、蛇の頭をぐさあっと槍で突きさした俺は、無事ユーカリの葉をゲットしたのだった。
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旧版を基に再編集しています。
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