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18.お買い物はこっそりと
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「コアラさんて、こんなに小さくて可愛らしいのに強くてカッコいいです」
「あ、あはは」
前半はともかく、後半は正直なところ良く分からない。
俺がこの世界でどれだけの強さを持つのか。正面きって戦っていないから、モンスターの強さもあまりよく分かっていないんだよな。
俺が異世界全体の基準として強いとか強くないってのを知ることは、役に立たないとは言わないがさほど重要じゃないと思っている。
油断や自惚れは大敵だ。
この短い期間だけでも、あの脳筋(トリアノン)とか彼女のペットなんて自分より強い存在に出会っているからな。
上を見たら青天井。下を見ても仕方ない。
全く嫌になってくる世界だぜ。どこまでレベルをあげたら、寝込みを襲われることを気にせず眠ることができるのか。
「あ、あの。コアラさん」
じーっとコップを見つめて、兜の緒を締めていたらコレットが遠慮がちに声をかけてくる。
「ん?」
「おかわり、淹れますか?」
「是非!」
コポコポとコップにお湯が注がれ、ユーカリ茶のかぐわしい芳醇な香りが漂ってきた。
コレットが鼻を片手でつまんでいるが、気にしてはいけないぞ。
「ごきゅごきゅ……もしゃもちゃ……」
うめえええええ!
何度飲んでもうまいものはうまい。
喜ぶ俺に対し、コレットは右手の指先を口元に添えて微笑んでいる。
「あ、飲んだら買い物に行こう」
「はい!」
俺が欲しい物に加え、コレットの旅装も心のメモに書き加えた俺であった。
◇◇◇
『魔法の総合量販店イーストパイン』
コレットに胸の前で抱っこされた状態で見上げるは、神秘を取り扱う魔法関係にしては派手派手な看板だった。
青色の下地に白で字が描かれていて、視認性がとても良い。つまり、目立つ。
看板の大きさも横に4メートル、縦に1メートルほどあるからそらもう……。
建物自体も純白の漆喰の壁に赤い屋根とこれまた目立つ。
大丈夫か、ここ?
ショーウィンドウまであるじゃねえか……。
深紅のローブと漆黒の毛皮がハンガーみたいなのにかかっていた。
こんな派手なのだと敵に発見されやすくならないか?
と思っていた。
だけど、店内に入って俺の考えは根本から覆される。
広大な店内は用途ごとにエリアが別れ、整然とアイテムが並べられていた。
人がすれ違うことやアイテムを手に取ることも考慮した通路に、試着室、杖を振るうことができるブースまで備えている。
「じゃあ、まずはコレットの装備から整えようか」
「え、ええ? わたしの、ですか?」
「うん。だって、一緒に森に入るんだろ?」
当然といった風に顔を上に向ける。
一方でコレットは俺を抱きしめる腕に力が入り、肩をワナワナと震わせているじゃあないか。
俺は別にゴルダなぞ惜しくない。ユーカリ茶が格安だってことが分かったから。
ベノムウルフの牙が一つでもあれば、向こう数年分くらいのユーカリ茶が購入できそうだし。
「で、でも。わたし、お金がそれほど」
「金は俺が出す。当たり前じゃないか」
「え、えええ!」
「装備でどうにかなるかは分からないけど、コレットが少しでも安全になるなら俺にとっても喜ばしい」
「で、でも」
「いいからいいから。ベノムウルフとか今後一緒にバンバン狩るからな。大丈夫だ」
「……ぜ、ぜひ……装備をお願いします」
さああっと顔から血の気が抜けていくコレットは達観したように乾いた声で呟いた。
「分かってくれたところで、回復術師ってどんな装備を揃えればいいんだろ?」
「ローブとか?」
「ひょっとして、自分の職業なのに余り分かってない?」
「あ、あの。その……はい」
耳まで真っ赤にしてコクリと頷くコレット。
でも、大丈夫。この店なら、詳しい店員さんがいるに違いない。
「店員さーん」
「は、はい……」
近くにいた二十歳くらいの青年を呼び止める。
薄茶色のエプロンをつけていることから店員と判断した。
声をかけてこちらに来てくれたことから、どうやら俺の目利きは間違ってなかったみたいだ。
「わたしのテイム生物なんです。お喋りします」
「そ、そうでしたか。突然のことで動転し、申し訳ありません」
コレットと店員さんはペコペコとお互いに頭を下げ合って、お互いに恐縮した様子だった。
先に動きを変えたのは接客のプロフェッショナルである店員さんで、何事も無かったかのように彼女へ問いかける。
「何かお探しですか?」
「回復術師用の装備を探してまして」
「転職か何かなさったのですか?」
「いえ、初心者でして右も左も」
「いえいえ。皆さん誰でも最初は初心者です。回復術師用のコーナーがありますのでご案内します」
「ありがとうございます!」
お、おお。
テキパキと店員さんが右手を指し示し、ゆっくりと歩き始めた。
コレットと彼女に抱っこされたままの俺は、店員さんの後ろをついて行く。
なるほど。
こいつは良く考えられている。
「魔法の」総合量販店と銘打っているだけあって、魔法関連の職業を網羅しているのかな。
それぞれの職業別に展示があって、案内されたところは「回復術師」のエリアだった。
中央に人型の木の人形があって、回復術師用の装備の展示品となっている。
こいつを参考にそれぞれ気に入った装備を選べばいいってわけだ。ただし、ここは防具だけで、別のところに武器もあると店員さんが言っていた。
「いっぱいあり過ぎて圧倒されますね」
わたわたするコレットを見て、こいつはどれにするか決められないだろうな……と何となく察する。
「よし、ここは俺が見繕ってみせよう」
「本当ですか! お願いします」
回復術師は魔法職だけに前衛の戦士ほど装備が複雑ではない。
服とローブかマントくらいのものだ。
「んじゃあまずはローブを……これかな」
こっそりと値札を握りつぶし、コレットへ純白をスカイブルーであしらった「聖者の法衣」って書いてあるローブを選ぶ。
見た目も可愛くてなかなかいける……と思う。どこか巫女っぽい感じがしなくもない。洋風の巫女? うーんちょっと違うな。
服もさくっと決めた。
法衣の色と同系色でちょうどいいのがあったんだ。
それは白のブラウスに青の混じったフワリとしたスカートのセットだった。
ついでに、ブーツと革手袋も追加しておく。どうせなら全部新品で行きたいよな!
コアラの今となっては、人間の可愛さに惹かれることはないけど、人間の時の記憶があるから美観は分かる。
一番重視するのは性能であることはもちろんのこと。
だが、毎日着るものだから見た目も気にしないとね。
「どう?」
「とっても可愛い服だと思います」
俺の問いかけに対し、コレットは素直に自分の感想を述べる。
「おっし、じゃあ。試着してみようぜ」
「で、でも。わたしがこれを?」
「うん。きっと良く似合うよ」
「はい!」
ぱああっと花が咲くような笑顔を浮かべ、コレットが試着室へ向かう。
そのまま試着室の中に俺を連れて入ろうとしたので、「試着室の前で待ってるから」と中に入ることを断った。
さて、今のうちに――。
さきほどの青年店員さんは……いたいた。
「この値札の奴を全部支払い済ませたいんだけど。大丈夫かな?」
「はい。もちろんです。お品物はどこでしょうか?」
「いま、マスターが着替えをしているんだ。このまま着て帰ろうと思って」
「そうでしたか。先にお支払いを?」
「うん」
「かしこまりました。15万とんで500ゴルダになります」
置いてある中で二番目に高い法衣と三番目に高い服だったから、なかなかのお値段になった。
こんなのコレットに知られたら絶対に断られる。
これ以上の装備となれば量販店じゃなく、専門店に行かないといけないのかな?
さて、コレットが試着室から出て来る前に戻らないと。
残金が心配? いやいや、ベノムウルフの牙を売っただけで、まだまだ大量にドロップアイテムがあるんだぞ。
お金が無くなれば補充すればいい。
「あ、あはは」
前半はともかく、後半は正直なところ良く分からない。
俺がこの世界でどれだけの強さを持つのか。正面きって戦っていないから、モンスターの強さもあまりよく分かっていないんだよな。
俺が異世界全体の基準として強いとか強くないってのを知ることは、役に立たないとは言わないがさほど重要じゃないと思っている。
油断や自惚れは大敵だ。
この短い期間だけでも、あの脳筋(トリアノン)とか彼女のペットなんて自分より強い存在に出会っているからな。
上を見たら青天井。下を見ても仕方ない。
全く嫌になってくる世界だぜ。どこまでレベルをあげたら、寝込みを襲われることを気にせず眠ることができるのか。
「あ、あの。コアラさん」
じーっとコップを見つめて、兜の緒を締めていたらコレットが遠慮がちに声をかけてくる。
「ん?」
「おかわり、淹れますか?」
「是非!」
コポコポとコップにお湯が注がれ、ユーカリ茶のかぐわしい芳醇な香りが漂ってきた。
コレットが鼻を片手でつまんでいるが、気にしてはいけないぞ。
「ごきゅごきゅ……もしゃもちゃ……」
うめえええええ!
何度飲んでもうまいものはうまい。
喜ぶ俺に対し、コレットは右手の指先を口元に添えて微笑んでいる。
「あ、飲んだら買い物に行こう」
「はい!」
俺が欲しい物に加え、コレットの旅装も心のメモに書き加えた俺であった。
◇◇◇
『魔法の総合量販店イーストパイン』
コレットに胸の前で抱っこされた状態で見上げるは、神秘を取り扱う魔法関係にしては派手派手な看板だった。
青色の下地に白で字が描かれていて、視認性がとても良い。つまり、目立つ。
看板の大きさも横に4メートル、縦に1メートルほどあるからそらもう……。
建物自体も純白の漆喰の壁に赤い屋根とこれまた目立つ。
大丈夫か、ここ?
ショーウィンドウまであるじゃねえか……。
深紅のローブと漆黒の毛皮がハンガーみたいなのにかかっていた。
こんな派手なのだと敵に発見されやすくならないか?
と思っていた。
だけど、店内に入って俺の考えは根本から覆される。
広大な店内は用途ごとにエリアが別れ、整然とアイテムが並べられていた。
人がすれ違うことやアイテムを手に取ることも考慮した通路に、試着室、杖を振るうことができるブースまで備えている。
「じゃあ、まずはコレットの装備から整えようか」
「え、ええ? わたしの、ですか?」
「うん。だって、一緒に森に入るんだろ?」
当然といった風に顔を上に向ける。
一方でコレットは俺を抱きしめる腕に力が入り、肩をワナワナと震わせているじゃあないか。
俺は別にゴルダなぞ惜しくない。ユーカリ茶が格安だってことが分かったから。
ベノムウルフの牙が一つでもあれば、向こう数年分くらいのユーカリ茶が購入できそうだし。
「で、でも。わたし、お金がそれほど」
「金は俺が出す。当たり前じゃないか」
「え、えええ!」
「装備でどうにかなるかは分からないけど、コレットが少しでも安全になるなら俺にとっても喜ばしい」
「で、でも」
「いいからいいから。ベノムウルフとか今後一緒にバンバン狩るからな。大丈夫だ」
「……ぜ、ぜひ……装備をお願いします」
さああっと顔から血の気が抜けていくコレットは達観したように乾いた声で呟いた。
「分かってくれたところで、回復術師ってどんな装備を揃えればいいんだろ?」
「ローブとか?」
「ひょっとして、自分の職業なのに余り分かってない?」
「あ、あの。その……はい」
耳まで真っ赤にしてコクリと頷くコレット。
でも、大丈夫。この店なら、詳しい店員さんがいるに違いない。
「店員さーん」
「は、はい……」
近くにいた二十歳くらいの青年を呼び止める。
薄茶色のエプロンをつけていることから店員と判断した。
声をかけてこちらに来てくれたことから、どうやら俺の目利きは間違ってなかったみたいだ。
「わたしのテイム生物なんです。お喋りします」
「そ、そうでしたか。突然のことで動転し、申し訳ありません」
コレットと店員さんはペコペコとお互いに頭を下げ合って、お互いに恐縮した様子だった。
先に動きを変えたのは接客のプロフェッショナルである店員さんで、何事も無かったかのように彼女へ問いかける。
「何かお探しですか?」
「回復術師用の装備を探してまして」
「転職か何かなさったのですか?」
「いえ、初心者でして右も左も」
「いえいえ。皆さん誰でも最初は初心者です。回復術師用のコーナーがありますのでご案内します」
「ありがとうございます!」
お、おお。
テキパキと店員さんが右手を指し示し、ゆっくりと歩き始めた。
コレットと彼女に抱っこされたままの俺は、店員さんの後ろをついて行く。
なるほど。
こいつは良く考えられている。
「魔法の」総合量販店と銘打っているだけあって、魔法関連の職業を網羅しているのかな。
それぞれの職業別に展示があって、案内されたところは「回復術師」のエリアだった。
中央に人型の木の人形があって、回復術師用の装備の展示品となっている。
こいつを参考にそれぞれ気に入った装備を選べばいいってわけだ。ただし、ここは防具だけで、別のところに武器もあると店員さんが言っていた。
「いっぱいあり過ぎて圧倒されますね」
わたわたするコレットを見て、こいつはどれにするか決められないだろうな……と何となく察する。
「よし、ここは俺が見繕ってみせよう」
「本当ですか! お願いします」
回復術師は魔法職だけに前衛の戦士ほど装備が複雑ではない。
服とローブかマントくらいのものだ。
「んじゃあまずはローブを……これかな」
こっそりと値札を握りつぶし、コレットへ純白をスカイブルーであしらった「聖者の法衣」って書いてあるローブを選ぶ。
見た目も可愛くてなかなかいける……と思う。どこか巫女っぽい感じがしなくもない。洋風の巫女? うーんちょっと違うな。
服もさくっと決めた。
法衣の色と同系色でちょうどいいのがあったんだ。
それは白のブラウスに青の混じったフワリとしたスカートのセットだった。
ついでに、ブーツと革手袋も追加しておく。どうせなら全部新品で行きたいよな!
コアラの今となっては、人間の可愛さに惹かれることはないけど、人間の時の記憶があるから美観は分かる。
一番重視するのは性能であることはもちろんのこと。
だが、毎日着るものだから見た目も気にしないとね。
「どう?」
「とっても可愛い服だと思います」
俺の問いかけに対し、コレットは素直に自分の感想を述べる。
「おっし、じゃあ。試着してみようぜ」
「で、でも。わたしがこれを?」
「うん。きっと良く似合うよ」
「はい!」
ぱああっと花が咲くような笑顔を浮かべ、コレットが試着室へ向かう。
そのまま試着室の中に俺を連れて入ろうとしたので、「試着室の前で待ってるから」と中に入ることを断った。
さて、今のうちに――。
さきほどの青年店員さんは……いたいた。
「この値札の奴を全部支払い済ませたいんだけど。大丈夫かな?」
「はい。もちろんです。お品物はどこでしょうか?」
「いま、マスターが着替えをしているんだ。このまま着て帰ろうと思って」
「そうでしたか。先にお支払いを?」
「うん」
「かしこまりました。15万とんで500ゴルダになります」
置いてある中で二番目に高い法衣と三番目に高い服だったから、なかなかのお値段になった。
こんなのコレットに知られたら絶対に断られる。
これ以上の装備となれば量販店じゃなく、専門店に行かないといけないのかな?
さて、コレットが試着室から出て来る前に戻らないと。
残金が心配? いやいや、ベノムウルフの牙を売っただけで、まだまだ大量にドロップアイテムがあるんだぞ。
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