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9.トリアノン
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声の方向に目をやると、青みがかった金属光沢を放つ全身鎧に身を固めた人型が見える。
顔も見えないガッチガチの兜を被っているから、声を聞かなければ男か女かも分らんな。
様子を見守っていたら、全身鎧は二首狼に向けて片手をあげる。すると、二首狼の動きが止まったのだった。
どうやら彼女は二首狼の主人か何からしい。
「こちらに攻撃の意思はない」
二首狼の口元から炎が消えたことで、ホッと胸を撫でおろしつつ全身鎧に向け言葉を投げかけた。
「まさか木の上に人がいるとは思わなかったのだ」
「いや、そいつを止めてくれて助かった」
良かった。会話が通じるみたいだ。
この分だと、このまま平和的にこの場を切り抜けることができそうだな。
「オルトロスはこう見えて普段はとても大人しいのだ。オルトロスがここまで警戒する者はそう多くはない」
「それって褒めてるのか?」
「もちろんだとも」
オルトロスってのは二首狼のことだろう。
あれほど獰猛だったオルトロスは、地面に伏せ大人しく主人の話を聞いている。
その様子から、まんざらあの女が言っていることも嘘ではない……のだと思う。
しっかし、こんな小さなコアラに何を警戒するって言うんだよ。
「それじゃあ、もう行かせてもらってもいいか?」
「済まないが、そうはいかない」
首をあげこちらに目を凝らす全身鎧であったが、どうやら俺の姿は確認できていない様子だった。
樹上は俺のテリトリー。そうそう簡単に姿を見せるようなヘマはしねえさ。
彼女は俺を人間かそれに類するものとでも思ってんだから、このままやり過ごしたい。
コアラだと分かった時、彼女が突然手のひらを返す、ってことも充分ありえるからな……。
しかし、このまま行かせてくれそうもない。
面倒だ。
逃げちまうかなあ……。
いや、オルトロスを再びけしかけられたらたまったもんじゃねえ。
「金なら持っていない。アイテムなら多少ある。それで勘弁してくれないか?」
「失礼な! 貴君は私が追いはぎか何かとでも思ったのか!」
「あ、いや。そんなわけじゃあないけど……」
懐柔するつもりが、逆に怒らせてしまった!
どうする?
まごついていたら、先に全身鎧が言葉を返す。
「姿を見せて欲しいのだ。貴君はオルトロスをここまでにさせた。それほどの者の姿を確認せぬまま立ち去るわけにはいかないのだよ」
「そう言うことか……」
「そういうわけだ。貴君にもやむにやまれぬ事情があるのかもしれない。だが、私も引くわけにはいかない」
彼女の言い分は理解できる。
彼女は俺のことを手練れだと勘違いしていた。だから、自分の身の安全のために相手の顔を確認しておきたいってことだろ。
自分の姿は見られていて、相手の顔は見えていない状態だものな。
俺と彼女が街中ですれ違っても分からないってのは彼女にとって危険なこと――。
いや、この女……戦闘狂の香りがするんだよなあ……案外、警戒心からじゃあなく、単に強い者の顔を見たいだけなのかもしれない。
「うーん。姿を見せたいのは山々なんだが、俺の姿を見るとそっちが攻撃してくるかもしれないからな」
迷った結果、ぶっちゃけることにした。
「私の誇りを汚すのか! ……いや、先にオルトロスをけしかけたのは私の方だったな……非礼は詫びよう」
「そういう意味じゃあないんだけどな……」
「誓いを立てようじゃないか」
全身鎧は懐から一枚の羊皮紙を出し、上に掲げる。
なんだろう?
戸惑う俺をよそに彼女は誓いとやらを宣言する。
「我、トリアノンは決して樹上の御仁を害さないと誓う。貴君も誓え」
「分かった。我、ソウシは決してトリアノンを害さないと誓う」
お互いに誓いの言葉を交わし終わった時、羊皮紙に炎が奔り、文字が刻まれて行く。
遠すぎて何が書かれているか分からないけど、アレはきっと物理的に俺と彼女を縛る何かなのだろうと予想される。
「効果は一日だ。貴君ほどの者ならこの誓いがどれほどの効果を持つか知っておろう」
「負けたよ。降りる」
効果のほどなんて全く存じ上げてないけどな!
だけど、彼女の言葉からあの羊皮紙はマジックアイテムだと確信した。
この世界のマジックアイテムがどれほどの価値を持つのか不明だ。
だけど、ここまで手間をかけたんだ。
彼女が俺の姿を見て襲ってくることはない。
スルスルと枝から幹を伝い、地面に降り立つ。
「ほら、やっぱり、会わない方がよかっただろ?」
俺の姿を見た全身鎧の両手が小刻みに震えている。
俺はどこからどう見ても人間じゃあないし、大臣曰く「奇妙な生物」らしいからモンスターだと思われても仕方ない。
「あ、愛らしい……」
「え?」
「いや、何でもない。私が貴君を傷付けることなど有り得ない。貴君が私に襲い掛かってこない限りな」
「そ、そうか。それならいいんだけど……」
「全く、ギアスの書まで使わせておいてどんな姿だと思ったら……拍子抜けしたぞ」
「あ、うん。なんかごめん」
彼女の纏う空気がガラリと変わったことは、俺にだって感じ取れる。
モンスターだと認識されなくてよかったよ。
「じゃあ、お互い姿も見たことだし、俺はもう行くぞ」
「待て。せっかく出会ったのだ。食事でもしながら、少し話をしないか?」
「生憎、さきほど食べたばかりなんだ」
ユーカリしか食べることができません、なんて言えないからな。
適当に誤魔化すことにした。
「そうか、それは残念だ。なら一つだけ聞かせてくれないか?」
「うん」
「貴君はエルダートレントについて何か知ってはいないか?」
「エルダートレント?」
「木のモンスターだ。冒険者達にも恐れられていてね。帝国から依頼を受け、討伐にやって来たのだよ」
「ほう……少し話がしたい」
ギアスの書とやらの効果は一日続くんだったよな。
全身鎧が言うエルダートレントってのは、俺が見た木の化け物と同じモンスターに違いない。
あの木の化け物を討伐してくれるってんなら、是非とも協力したい。
何故なら、俺がこれまで出会ったモンスターの中で、図抜けて強いのがエルダートレントなのだから。
倒そうと奴を観察したが、ちょっと難しそうだったんだよね。
奴は木のモンスターだけに、無防備になる時間がないんだ。
いや、本体が休息している時があるんだが、厄介なことに取り巻きがなあ……。
「そうか! 知っているのだな!」
「木の化け物だろ? カボチャを従えている」
そうなんだ。他のモンスターを襲っていたカボチャのモンスターが、エルダートレントの取り巻きだったんだよ。
あいつらは数で押して来るから、寝込みを襲う一撃必殺の俺とは相性が最悪……。
「カボチャ? 私はエルダートレントに会ったことが無くてね。逃げ帰った冒険者の情報だけしか知らない」
「冒険者は何と言っていたんだ?」
「エルダートレントはジャックオーランタンを産み出し、自由自在に操る」
「他に知っていることはある?」
「ジャックオーランタンに意思はなく、エルダートレントを討伐すれば全て枯れると聞く」
「なるほどな……」
カボチャ――ジャックオーランタンを何とかかいくぐりエルダートレントを仕留めれば片が付くのか。
「ソウシの知っていることも、聞かせてくれないか?」
「分かった」
立ち話もなんだし、その場で腰を降ろすと全身鎧――トリアノンも俺の隣に座る。
話をしようとしたところで、彼女が兜に手をかけ一息に兜を脱ぐ。
ふわさっと長い金色の髪が揺れ、彼女の素顔が露わになった。
思った以上に若い。
口調と落ち着き具合からそれなりに歳を重ねた女だと思っていたんだけど、見た感じ二十歳やそこらだ。
金色の髪に青い瞳、気の強そうな釣り目にスッキリと通った鼻筋。
キリっとした長い眉も伴って、戦乙女というのが俺の印象だった。
顔も見えないガッチガチの兜を被っているから、声を聞かなければ男か女かも分らんな。
様子を見守っていたら、全身鎧は二首狼に向けて片手をあげる。すると、二首狼の動きが止まったのだった。
どうやら彼女は二首狼の主人か何からしい。
「こちらに攻撃の意思はない」
二首狼の口元から炎が消えたことで、ホッと胸を撫でおろしつつ全身鎧に向け言葉を投げかけた。
「まさか木の上に人がいるとは思わなかったのだ」
「いや、そいつを止めてくれて助かった」
良かった。会話が通じるみたいだ。
この分だと、このまま平和的にこの場を切り抜けることができそうだな。
「オルトロスはこう見えて普段はとても大人しいのだ。オルトロスがここまで警戒する者はそう多くはない」
「それって褒めてるのか?」
「もちろんだとも」
オルトロスってのは二首狼のことだろう。
あれほど獰猛だったオルトロスは、地面に伏せ大人しく主人の話を聞いている。
その様子から、まんざらあの女が言っていることも嘘ではない……のだと思う。
しっかし、こんな小さなコアラに何を警戒するって言うんだよ。
「それじゃあ、もう行かせてもらってもいいか?」
「済まないが、そうはいかない」
首をあげこちらに目を凝らす全身鎧であったが、どうやら俺の姿は確認できていない様子だった。
樹上は俺のテリトリー。そうそう簡単に姿を見せるようなヘマはしねえさ。
彼女は俺を人間かそれに類するものとでも思ってんだから、このままやり過ごしたい。
コアラだと分かった時、彼女が突然手のひらを返す、ってことも充分ありえるからな……。
しかし、このまま行かせてくれそうもない。
面倒だ。
逃げちまうかなあ……。
いや、オルトロスを再びけしかけられたらたまったもんじゃねえ。
「金なら持っていない。アイテムなら多少ある。それで勘弁してくれないか?」
「失礼な! 貴君は私が追いはぎか何かとでも思ったのか!」
「あ、いや。そんなわけじゃあないけど……」
懐柔するつもりが、逆に怒らせてしまった!
どうする?
まごついていたら、先に全身鎧が言葉を返す。
「姿を見せて欲しいのだ。貴君はオルトロスをここまでにさせた。それほどの者の姿を確認せぬまま立ち去るわけにはいかないのだよ」
「そう言うことか……」
「そういうわけだ。貴君にもやむにやまれぬ事情があるのかもしれない。だが、私も引くわけにはいかない」
彼女の言い分は理解できる。
彼女は俺のことを手練れだと勘違いしていた。だから、自分の身の安全のために相手の顔を確認しておきたいってことだろ。
自分の姿は見られていて、相手の顔は見えていない状態だものな。
俺と彼女が街中ですれ違っても分からないってのは彼女にとって危険なこと――。
いや、この女……戦闘狂の香りがするんだよなあ……案外、警戒心からじゃあなく、単に強い者の顔を見たいだけなのかもしれない。
「うーん。姿を見せたいのは山々なんだが、俺の姿を見るとそっちが攻撃してくるかもしれないからな」
迷った結果、ぶっちゃけることにした。
「私の誇りを汚すのか! ……いや、先にオルトロスをけしかけたのは私の方だったな……非礼は詫びよう」
「そういう意味じゃあないんだけどな……」
「誓いを立てようじゃないか」
全身鎧は懐から一枚の羊皮紙を出し、上に掲げる。
なんだろう?
戸惑う俺をよそに彼女は誓いとやらを宣言する。
「我、トリアノンは決して樹上の御仁を害さないと誓う。貴君も誓え」
「分かった。我、ソウシは決してトリアノンを害さないと誓う」
お互いに誓いの言葉を交わし終わった時、羊皮紙に炎が奔り、文字が刻まれて行く。
遠すぎて何が書かれているか分からないけど、アレはきっと物理的に俺と彼女を縛る何かなのだろうと予想される。
「効果は一日だ。貴君ほどの者ならこの誓いがどれほどの効果を持つか知っておろう」
「負けたよ。降りる」
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だけど、彼女の言葉からあの羊皮紙はマジックアイテムだと確信した。
この世界のマジックアイテムがどれほどの価値を持つのか不明だ。
だけど、ここまで手間をかけたんだ。
彼女が俺の姿を見て襲ってくることはない。
スルスルと枝から幹を伝い、地面に降り立つ。
「ほら、やっぱり、会わない方がよかっただろ?」
俺の姿を見た全身鎧の両手が小刻みに震えている。
俺はどこからどう見ても人間じゃあないし、大臣曰く「奇妙な生物」らしいからモンスターだと思われても仕方ない。
「あ、愛らしい……」
「え?」
「いや、何でもない。私が貴君を傷付けることなど有り得ない。貴君が私に襲い掛かってこない限りな」
「そ、そうか。それならいいんだけど……」
「全く、ギアスの書まで使わせておいてどんな姿だと思ったら……拍子抜けしたぞ」
「あ、うん。なんかごめん」
彼女の纏う空気がガラリと変わったことは、俺にだって感じ取れる。
モンスターだと認識されなくてよかったよ。
「じゃあ、お互い姿も見たことだし、俺はもう行くぞ」
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「生憎、さきほど食べたばかりなんだ」
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「そうか、それは残念だ。なら一つだけ聞かせてくれないか?」
「うん」
「貴君はエルダートレントについて何か知ってはいないか?」
「エルダートレント?」
「木のモンスターだ。冒険者達にも恐れられていてね。帝国から依頼を受け、討伐にやって来たのだよ」
「ほう……少し話がしたい」
ギアスの書とやらの効果は一日続くんだったよな。
全身鎧が言うエルダートレントってのは、俺が見た木の化け物と同じモンスターに違いない。
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何故なら、俺がこれまで出会ったモンスターの中で、図抜けて強いのがエルダートレントなのだから。
倒そうと奴を観察したが、ちょっと難しそうだったんだよね。
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いや、本体が休息している時があるんだが、厄介なことに取り巻きがなあ……。
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あいつらは数で押して来るから、寝込みを襲う一撃必殺の俺とは相性が最悪……。
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「他に知っていることはある?」
「ジャックオーランタンに意思はなく、エルダートレントを討伐すれば全て枯れると聞く」
「なるほどな……」
カボチャ――ジャックオーランタンを何とかかいくぐりエルダートレントを仕留めれば片が付くのか。
「ソウシの知っていることも、聞かせてくれないか?」
「分かった」
立ち話もなんだし、その場で腰を降ろすと全身鎧――トリアノンも俺の隣に座る。
話をしようとしたところで、彼女が兜に手をかけ一息に兜を脱ぐ。
ふわさっと長い金色の髪が揺れ、彼女の素顔が露わになった。
思った以上に若い。
口調と落ち着き具合からそれなりに歳を重ねた女だと思っていたんだけど、見た感じ二十歳やそこらだ。
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