21 / 39
21.じゃがじゃがー
しおりを挟む
小川の向こうは木々が生い茂っていたのだけど、薄くてほんの200メートルもいかないうちに荒涼とした灰色の大地に出る。
草木一本ないゴツゴツとした荒地で、周囲に俺たちを遮るものが一つたりともない。
こいつはよろしくないと思ったところでもう遅い。
幸い、ところどころに傾斜があり平坦とは程遠い地形をしていた。
窪みとか横穴とかがあるかもしれない。
大きな登り下りと足を取られそうになるほど小さな窪みというか穴、表面がすべすべしているところが多いが転がっている岩が鋭角的なものもチラホラと見受けられる。
「撒けたかな?」
「残念ながら私には野生の勘みたいなものはないのよ。だってえ、私はか弱い魔法使いなんだもの。きゃ」
「……魔法の維持だけしててくれ」
一旦立ち止まり、足音や物音がないか耳を澄ますことにした。
そう時を置かずハールーンが追いついてきて、大きな丸い目をこちらに向ける。
「動きが全く読めないね。巨体故にゆっくりと歩くだけでも、僕らの走る速度くらいにはなる」
「見てきたのか?」
「遠目にだけどね。手記に記載されているモンスターではないかもしれないよ。ドラゴンに似て非なる生物に見えた」
「ううむ。となれば表皮が硬そうだな」
「そうだね。スケルタルドレイク以上の耐久力も持っているかも」
「そうだ。ハールーン。動きが読めないというのはどういうことなんだ?」
「飢えている。だから、正常な判断ができない状態と言えばいいのかな。目に入るものを手当たり次第に捕食していた」
「うわあ……」
睨まれただけでストームバードが尻尾を撒いて逃走するような実力を持つ相手は、相当に凶暴らしい。
出会ったが最後、敵は捕食のために全力でこちらに襲い掛かって来るというわけか。
倒し切るか、隠れてやり過ごすか悩ましい。隠れたところで簡単に諦めてくれる相手だったらいいけど。
「食欲を満たしつつ、動いている。ストームバードが向かった方向にね」
「あの鳥、余程美味しいのかいな」
「さあ。僕らなんて小さな餌だから、別の方向に逃げれば遭遇することもないかもしれないね」
「どうすっか」
喋りながらもゆっくりと歩を進めている。行き先は変えていない。右方向そのままだ。
ゴツゴツした固い地面ばかりだと思っていたけど、この辺りは砂地なんだな。本当にいろんな地形がある。
砂地は森の柔らかな土と似て非なるものだ。どちらも力を込めると足が沈み込むのだが、砂地の場合は足をとられる。
注意しないと躓いてしまいそうだ。
ん、行く手の砂が動いた気がする。
いや、気のせいじゃない。
「まずい。何かの罠だ!」
「私の魔法でも感知されちゃった?」
「恐らく地面を踏むと反応するんじゃないか」
ベルベットを背中から降ろし、ムラクモの刀を引き抜く。
僅かに動いた砂は勢いを増し、ボコボコとそこらかしこで砂が盛り上がってきている。
「ハールーンは気が付かれてないか?」
「分からない。様子見だね」
ハールーンと会話を交わしている間にも盛り上がった砂からスポーンスポーンと丸い生物が飛び出し、地面に着地する。
何だこの生物は? モンスターの一種なんだろうか?
ジャガイモを知っているかな? シチューにすると美味しいんだけど、こいつの見た目はジャガイモが一番近い。
丸いジャガイモに蔓でできた足が生え、ぱかっとジャガイモ部分に口のような穴が開いた。
口のような穴を開いたり閉じたりし、中にはズラリと鋭い牙が見える。
あれで、この地を通った者を喰うのだろうか。
それにしても数が多い。
一体一体の大きさは直径1メートルほどでそこまで大きなモンスターではないのだけど、軽く見積もって三十は超える。
「ジャガイモの逆襲よおお。いつも食べられちゃうから、今度は俺たちが食べてやるーって」
「逃げようにも取り囲まれているし、っち」
同時に四方向から俺たちを齧ろうとジャンプしてきたジャガイモたち。
対する俺はベルベットを抱え上げ、大きく右に動き奴らを回避する。
「変なところを触っちゃダメよ」
「いいから静かにしてろ。ハールーンは認識されていないようだな」
ジャガイモたちは俺とベルベットをターゲットにしているようで、すぐ隣にいるハールーンには見向きもしない。
こうしている間にも再度食いついて来たし。雪崩を打って襲い掛かってこようとしている。
「よっしい。ここは私がひと肌脱いじゃおう。脱ぐとっても服を脱ぐわけじゃないんだから。勘違いしないでよね」
「多対一はあまり得意じゃないんだ。手伝ってくれるのなら助かる」
ベルベットを下ろし、ムラクモの刀を一閃し、一体を真っ二つにした。
「太くて大きいのを一発かますからー。しばらく護ってちょ」
「了解」
前だけを護っても護りきれないから注意しなければ。
ジャガイモらは四方八方から襲い掛かって来る。
その数、16体。
当初30程度だったジャガイモたちはまだまだ数を増やしている。
ムラクモの刀を鞘に納め、両手をあげトレーススキルを発動。
「超敏捷!」
宙に浮いたままジャガイモらの動きが停止する。
この数を一息には超敏捷の効果時間内では無理だ。
よって……。当たりそうな奴だけ斬り捨てる!
刀を四度振ったところで、停止した時間が元に戻る。
残りのジャガイモたちは無事だったが、ジャガイモ同士でぶつかり地面にひっくり返った。
これで懲りたのか、次弾のジャガイモたちは四体に減る。
これなら何とかさばききれるぞ。
斬り捨てることではなく、凌ぐことに注力しベルベットに当たらぬよう彼女を死守する。
「準備完了よ。見せてやるわ。月の術の深淵ってやつを」
「前置きはいいからはやく!」
「情緒ってものがないわね。スターチェイサー、そして、弾けなさい。ムーンバースト」
ベルベットの頭上に光の鎖が出現しグルグルと高速で回転し始める。
繋がれていた一つ一つの鎖の輪が弾け、バレットとなり四方八方に飛び散った。
次々とジャガイモが光のバレットに貫かれ、消し炭になっていく。
カンカンカン。
むむ。いくつかは弾かれてしまったのか?
硬い物にぶつかる音が遠くの方で響く。
「どんなもんじゃーい」
「おお。すっかり倒し切ったか。しかし、この術って高熱か何かなのか?」
「そうよ。星というものは熱いものなのよ。私のハートくらいに」
そ、そうか。
残ったのはぶすぶすと黒煙をあげるジャガイモだったものだけだった。
これじゃあ、食べることはできんな。
『グルウウアアアアア』
やれやれと肩を竦めたその時、今まで聞いた中で最も激しい咆哮が耳に届く。
この音で身体が完全に硬直する。
叫び声で思い出したが、俺、バインドボイスを記憶していたんだった。
さっきジャガイモらに使えばよかったな。
何て現実逃避している場合じゃねえ。こいつはやばい、とってもやばいぞ。
ジャガイモの群れを見つけ、ウキウキしてこちらまでやってきたんだろう。咆哮の主は。
草木一本ないゴツゴツとした荒地で、周囲に俺たちを遮るものが一つたりともない。
こいつはよろしくないと思ったところでもう遅い。
幸い、ところどころに傾斜があり平坦とは程遠い地形をしていた。
窪みとか横穴とかがあるかもしれない。
大きな登り下りと足を取られそうになるほど小さな窪みというか穴、表面がすべすべしているところが多いが転がっている岩が鋭角的なものもチラホラと見受けられる。
「撒けたかな?」
「残念ながら私には野生の勘みたいなものはないのよ。だってえ、私はか弱い魔法使いなんだもの。きゃ」
「……魔法の維持だけしててくれ」
一旦立ち止まり、足音や物音がないか耳を澄ますことにした。
そう時を置かずハールーンが追いついてきて、大きな丸い目をこちらに向ける。
「動きが全く読めないね。巨体故にゆっくりと歩くだけでも、僕らの走る速度くらいにはなる」
「見てきたのか?」
「遠目にだけどね。手記に記載されているモンスターではないかもしれないよ。ドラゴンに似て非なる生物に見えた」
「ううむ。となれば表皮が硬そうだな」
「そうだね。スケルタルドレイク以上の耐久力も持っているかも」
「そうだ。ハールーン。動きが読めないというのはどういうことなんだ?」
「飢えている。だから、正常な判断ができない状態と言えばいいのかな。目に入るものを手当たり次第に捕食していた」
「うわあ……」
睨まれただけでストームバードが尻尾を撒いて逃走するような実力を持つ相手は、相当に凶暴らしい。
出会ったが最後、敵は捕食のために全力でこちらに襲い掛かって来るというわけか。
倒し切るか、隠れてやり過ごすか悩ましい。隠れたところで簡単に諦めてくれる相手だったらいいけど。
「食欲を満たしつつ、動いている。ストームバードが向かった方向にね」
「あの鳥、余程美味しいのかいな」
「さあ。僕らなんて小さな餌だから、別の方向に逃げれば遭遇することもないかもしれないね」
「どうすっか」
喋りながらもゆっくりと歩を進めている。行き先は変えていない。右方向そのままだ。
ゴツゴツした固い地面ばかりだと思っていたけど、この辺りは砂地なんだな。本当にいろんな地形がある。
砂地は森の柔らかな土と似て非なるものだ。どちらも力を込めると足が沈み込むのだが、砂地の場合は足をとられる。
注意しないと躓いてしまいそうだ。
ん、行く手の砂が動いた気がする。
いや、気のせいじゃない。
「まずい。何かの罠だ!」
「私の魔法でも感知されちゃった?」
「恐らく地面を踏むと反応するんじゃないか」
ベルベットを背中から降ろし、ムラクモの刀を引き抜く。
僅かに動いた砂は勢いを増し、ボコボコとそこらかしこで砂が盛り上がってきている。
「ハールーンは気が付かれてないか?」
「分からない。様子見だね」
ハールーンと会話を交わしている間にも盛り上がった砂からスポーンスポーンと丸い生物が飛び出し、地面に着地する。
何だこの生物は? モンスターの一種なんだろうか?
ジャガイモを知っているかな? シチューにすると美味しいんだけど、こいつの見た目はジャガイモが一番近い。
丸いジャガイモに蔓でできた足が生え、ぱかっとジャガイモ部分に口のような穴が開いた。
口のような穴を開いたり閉じたりし、中にはズラリと鋭い牙が見える。
あれで、この地を通った者を喰うのだろうか。
それにしても数が多い。
一体一体の大きさは直径1メートルほどでそこまで大きなモンスターではないのだけど、軽く見積もって三十は超える。
「ジャガイモの逆襲よおお。いつも食べられちゃうから、今度は俺たちが食べてやるーって」
「逃げようにも取り囲まれているし、っち」
同時に四方向から俺たちを齧ろうとジャンプしてきたジャガイモたち。
対する俺はベルベットを抱え上げ、大きく右に動き奴らを回避する。
「変なところを触っちゃダメよ」
「いいから静かにしてろ。ハールーンは認識されていないようだな」
ジャガイモたちは俺とベルベットをターゲットにしているようで、すぐ隣にいるハールーンには見向きもしない。
こうしている間にも再度食いついて来たし。雪崩を打って襲い掛かってこようとしている。
「よっしい。ここは私がひと肌脱いじゃおう。脱ぐとっても服を脱ぐわけじゃないんだから。勘違いしないでよね」
「多対一はあまり得意じゃないんだ。手伝ってくれるのなら助かる」
ベルベットを下ろし、ムラクモの刀を一閃し、一体を真っ二つにした。
「太くて大きいのを一発かますからー。しばらく護ってちょ」
「了解」
前だけを護っても護りきれないから注意しなければ。
ジャガイモらは四方八方から襲い掛かって来る。
その数、16体。
当初30程度だったジャガイモたちはまだまだ数を増やしている。
ムラクモの刀を鞘に納め、両手をあげトレーススキルを発動。
「超敏捷!」
宙に浮いたままジャガイモらの動きが停止する。
この数を一息には超敏捷の効果時間内では無理だ。
よって……。当たりそうな奴だけ斬り捨てる!
刀を四度振ったところで、停止した時間が元に戻る。
残りのジャガイモたちは無事だったが、ジャガイモ同士でぶつかり地面にひっくり返った。
これで懲りたのか、次弾のジャガイモたちは四体に減る。
これなら何とかさばききれるぞ。
斬り捨てることではなく、凌ぐことに注力しベルベットに当たらぬよう彼女を死守する。
「準備完了よ。見せてやるわ。月の術の深淵ってやつを」
「前置きはいいからはやく!」
「情緒ってものがないわね。スターチェイサー、そして、弾けなさい。ムーンバースト」
ベルベットの頭上に光の鎖が出現しグルグルと高速で回転し始める。
繋がれていた一つ一つの鎖の輪が弾け、バレットとなり四方八方に飛び散った。
次々とジャガイモが光のバレットに貫かれ、消し炭になっていく。
カンカンカン。
むむ。いくつかは弾かれてしまったのか?
硬い物にぶつかる音が遠くの方で響く。
「どんなもんじゃーい」
「おお。すっかり倒し切ったか。しかし、この術って高熱か何かなのか?」
「そうよ。星というものは熱いものなのよ。私のハートくらいに」
そ、そうか。
残ったのはぶすぶすと黒煙をあげるジャガイモだったものだけだった。
これじゃあ、食べることはできんな。
『グルウウアアアアア』
やれやれと肩を竦めたその時、今まで聞いた中で最も激しい咆哮が耳に届く。
この音で身体が完全に硬直する。
叫び声で思い出したが、俺、バインドボイスを記憶していたんだった。
さっきジャガイモらに使えばよかったな。
何て現実逃避している場合じゃねえ。こいつはやばい、とってもやばいぞ。
ジャガイモの群れを見つけ、ウキウキしてこちらまでやってきたんだろう。咆哮の主は。
1
お気に入りに追加
604
あなたにおすすめの小説
竜騎士の俺は勇者達によって無能者とされて王国から追放されました、俺にこんな事をしてきた勇者達はしっかりお返しをしてやります
しまうま弁当
ファンタジー
ホルキス王家に仕えていた竜騎士のジャンはある日大勇者クレシーと大賢者ラズバーによって追放を言い渡されたのだった。
納得できないジャンは必死に勇者クレシーに訴えたが、ジャンの意見は聞き入れられずにそのまま国外追放となってしまう。
ジャンは必ずクレシーとラズバーにこのお返しをすると誓ったのだった。
そしてジャンは国外にでるために国境の町カリーナに向かったのだが、国境の町カリーナが攻撃されてジャンも巻き込まれてしまったのだった。
竜騎士ジャンの無双活劇が今始まります。
転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~
うみ
ファンタジー
恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。
いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。
モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。
そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。
モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。
その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。
稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。
『箱を開けるモ』
「餌は待てと言ってるだろうに」
とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
トップ冒険者の付与師、「もう不要」と言われ解雇。トップ2のパーティーに入り現実を知った。
空
ファンタジー
そこは、ダンジョンと呼ばれる地下迷宮を舞台にモンスターと人間が暮らす世界。
冒険者と呼ばれる、ダンジョン攻略とモンスター討伐を生業として者達がいる。
その中で、常にトップの成績を残している冒険者達がいた。
その内の一人である、付与師という少し特殊な職業を持つ、ライドという青年がいる。
ある日、ライドはその冒険者パーティーから、攻略が上手くいかない事を理由に、「もう不要」と言われ解雇された。
新しいパーティーを見つけるか、入るなりするため、冒険者ギルドに相談。
いつもお世話になっている受付嬢の助言によって、トップ2の冒険者パーティーに参加することになった。
これまでとの扱いの違いに戸惑うライド。
そして、この出来事を通して、本当の現実を知っていく。
そんな物語です。
多分それほど長くなる内容ではないと思うので、短編に設定しました。
内容としては、ざまぁ系になると思います。
気軽に読める内容だと思うので、ぜひ読んでやってください。
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
その幼女、最強にして最恐なり~転生したら幼女な俺は異世界で生きてく~
たま(恥晒)
ファンタジー
※作者都合により打ち切りとさせて頂きました。新作12/1より!!
猫刄 紅羽
年齢:18
性別:男
身長:146cm
容姿:幼女
声変わり:まだ
利き手:左
死因:神のミス
神のミス(うっかり)で死んだ紅羽は、チートを携えてファンタジー世界に転生する事に。
しかしながら、またもや今度は違う神のミス(ミス?)で転生後は正真正銘の幼女(超絶可愛い ※見た目はほぼ変わってない)になる。
更に転生した世界は1度国々が発展し過ぎて滅んだ世界で!?
そんな世界で紅羽はどう過ごして行くのか...
的な感じです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる