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第65話 聖剣
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「――とまあ、そんな感じだぜ」
十郎は一息に全て喋ったからか、顎をあげ「ふいい」と息を吐く。
彼の話をまとめると、ミツヒデの転移術は万能ではなく幾つかの制限があることが分かった。
一つ。転移術はどこにでも好きなところへ転移することができるわけではない。転移先となる場所には標的が必要で、標的が存在しない場所には転移ができないのだ。
灯台の明かりを想像すると分かりやすい。暗闇の中をやみくもに進んでも港にたどり着くことはできない。
ミツヒデの転移術にとっての灯台とは、強大な魔である。
強大とはどの程度を指すのか十郎に問うたところ、少なくとも魔将クラスの魔が無ければ転移術の標的にはできないとのこと。
つまり……十郎やゼノビアの元にならばミツヒデはいつでも転移可能だ。また、巨大魔溜まりにも転移することができるだろう。
ゼノビアの時のことを思い出してみると、この仕組みについて納得できる。
ゼノビアは私たちと遭遇するまでは、海の上を飛翔してきていた。彼女がリリアナに辱められた時にミツヒデが不意に現れた。
もしどこにでも転移可能であれば、ゼノビアがわざわざ海を渡って来る必要はなかっただろう。
転移術にはもう一つ制限がある。
それは、一日に四度までの使用制限だ。今回の場合、ミツヒデは十郎をドラゴンズエッグに送り込み、自らは北の魔溜まりへ転移したのだろう。
次にここへミツヒデ自ら転移し、今しがた彼はどこかへ転移していった。これで四度。
少なくとも、日付が変わるまでは再びミツヒデがここに出現することはない。
「ふむ。少なくとも明日の朝日が昇るまでは、休息に当てることができるのかの」
顎に指先をあて、リリアナが確認するように呟く。
「そういうこった。ミツヒデが何を考えてんのか分からねえが、今は霊力を回復させねえと」
言いながらその場にゴロリと寝そべる十郎。
「ドラゴンズエッグの中心部で休むとは剛毅な奴じゃのお」
呆れたように長い髪をかきあげるリリアナだったが、彼女も地面に手をつきペタンと座り込んだ。
魔将とやりあうことに比べれば、ここで休息し霊力を回復させてから移動した方が遥かに安全だろう。
ここで休むことに関しては、私にも否はない。
『全く……ここをどこだと心得ておるのだ』
呑気な私たちの会話を聞いていた古代龍が苦言を呈する。
「だいじょーぶだって。シャルがいるならあんたは手を出してこない。あんたが手を出してこないなら他の龍も控えるだろ?」
両手を頭の後ろにやって顔だけを古代龍に向けた十郎が、ズケズケとした物言いで古代龍に問いかけた。
『全く……煮ても焼いても食えぬ奴じゃの』
古代龍は地の底から響くような「グオオ」という唸り声を出す。きっと彼はため息をついたのだろう。
ゆったりとした弛緩した空気が流れる中、古代龍の治療を終えたシャルロットだけが額に両手を当てフルフルと首を振る。
「シャルロット、何かあったのか?」
「はい……ジークフリードさんと遠話ができないのです」
「何……」
確か彼は北の魔溜まりに向かったと聞いている。
おそらく飛竜を使っていたと思うのだが……一体彼の身に何が?
シャルロットへ向け再び口を開こうとした時――。
天が眩く輝く。
太陽と見紛うばかりの黄金の光が渦を巻き、一点に収束していく。
収束した光が動きをとめ、一泊置いた次の瞬間、白銀の光へと変わる。
太陽より尚強い強力な光へ視界が麻痺してしまった。
目をつぶり、いち早く視界を回復させることにつとめる。
ようやく目が慣れてきたところで、天を仰ぎ見ると……。
大剣が中空に浮かんでいた。
長身の男の身の丈ほどの刀身がある上に幅も広く、並みの者では持つことさえ敵わぬ重厚さを備えた大剣。
刀身の中央には黄金の線が入り、柄の先には大きなルビーがはめ込まれていた。
私はこの大剣を見たことがある。
これは……。
「エクスカリバーが何故ここに」
真っ先に呟いたのはリリアナだ。
そう、中空に威風堂々と浮かぶ大剣はエクスカリバーだった。
「すげえ大剣だな……あれは」
「私が聞く限り、あの大剣――エクスカリバーこそこの大陸で最も尊く、偉大で、強力なものだと言う」
あっけにとられた様子の十郎へエクスカリバーのことを説明する。
驚く私と十郎とは異なり、リリアナとシャルロットは悲壮な顔でエクスカリバーを見つめていた。
「ハルト、そしてジュウロウよ。エクスカリバーが主の元を離れる時……何が起こったのか知らぬのじゃろう?」
リリアナがエクスカリバーから目を離し、眉間に皺よせたまま私と十郎に問う。
「その通りだ。教えて欲しい」
「うむ。ここにエクスカリバーが出現したということは、ジークフリードはこの世にもはやいないということじゃ」
「……まさか……そうあっさりとやられるような者ではなかっただろう」
「分からぬ。ミツヒデにやられたのかもしれぬぞ」
有り得ない。
ジークフリードとミツヒデの実力を比べれば、確かにミツヒデの方が上回る。そこは間違いないが、ジークフリードは対魔族に関して言えば実力以上の力を発揮することができるのだ。
そう、今私たちの上空にあるエクスカリバーの聖属性があるのだから。
もし、ジークフリードとミツヒデが交戦したとして、ミツヒデがジークフリードを打倒したとしよう。
ジークフリードは単独ではなく騎士団も引き連れている。
いかなミツヒデだとて、うまく戦いを進めたとしても無傷……はありえるかもしれないが、霊力が全く減らぬはずはない。
その結果から導き出せる答えは……。
「魔将がまだいるのか」
ミツヒデの手の者であることは間違いない。
都合よく北の魔溜まりにやって来たジークフリードらを、現地にたまたまいた魔将クラスが彼らを打倒するなんてことは考えられないからだ。
ミツヒデ自身が対峙していないなら、彼の協力者しか考えられない。
「十郎」
「知らねえ。俺はミツヒデ、ゼノビアにしか会ったことがねえ。ミツヒデが何をしているのかなんて興味が無かったからな」
名を呼ぶだけで正確に私の意図を察した十郎が言葉を返す。
「みなさん、先に祈りを捧げさせていただいてもよろしいでしょうか?」
顔を伏せ、シャルロットが静かに両手を胸の前で組む。
「すまない。私にも彼の冥福を祈らせて欲しい」
「すまん」
「そうじゃの。弔いが先じゃ」
それぞれ思い思いにジークフリードへ哀悼の意を示す。
しかし、本当にジークフリードは亡くなったのだろうか。彼は強者だった。
エクスカリバーがここにあるからといって、にわかには信じられないのだ。
未だ納得できない私の様子に気が付いたリリアナが私の肩をポンと叩く。
「ハルト。疑う気持ちは分かるがジークフリードが生存していることはまずない……」
「そうか……」
これまで幾度も経験してきた仲間の死。
しかし、何度味わっても憤りと悲しみしか沸いては来ない。
何度も経験すると慣れるというが、こと人の死に関しては慣れるはずなどないのだ。
必ず、打倒してやる。
首を洗って待っていろ。
十郎は一息に全て喋ったからか、顎をあげ「ふいい」と息を吐く。
彼の話をまとめると、ミツヒデの転移術は万能ではなく幾つかの制限があることが分かった。
一つ。転移術はどこにでも好きなところへ転移することができるわけではない。転移先となる場所には標的が必要で、標的が存在しない場所には転移ができないのだ。
灯台の明かりを想像すると分かりやすい。暗闇の中をやみくもに進んでも港にたどり着くことはできない。
ミツヒデの転移術にとっての灯台とは、強大な魔である。
強大とはどの程度を指すのか十郎に問うたところ、少なくとも魔将クラスの魔が無ければ転移術の標的にはできないとのこと。
つまり……十郎やゼノビアの元にならばミツヒデはいつでも転移可能だ。また、巨大魔溜まりにも転移することができるだろう。
ゼノビアの時のことを思い出してみると、この仕組みについて納得できる。
ゼノビアは私たちと遭遇するまでは、海の上を飛翔してきていた。彼女がリリアナに辱められた時にミツヒデが不意に現れた。
もしどこにでも転移可能であれば、ゼノビアがわざわざ海を渡って来る必要はなかっただろう。
転移術にはもう一つ制限がある。
それは、一日に四度までの使用制限だ。今回の場合、ミツヒデは十郎をドラゴンズエッグに送り込み、自らは北の魔溜まりへ転移したのだろう。
次にここへミツヒデ自ら転移し、今しがた彼はどこかへ転移していった。これで四度。
少なくとも、日付が変わるまでは再びミツヒデがここに出現することはない。
「ふむ。少なくとも明日の朝日が昇るまでは、休息に当てることができるのかの」
顎に指先をあて、リリアナが確認するように呟く。
「そういうこった。ミツヒデが何を考えてんのか分からねえが、今は霊力を回復させねえと」
言いながらその場にゴロリと寝そべる十郎。
「ドラゴンズエッグの中心部で休むとは剛毅な奴じゃのお」
呆れたように長い髪をかきあげるリリアナだったが、彼女も地面に手をつきペタンと座り込んだ。
魔将とやりあうことに比べれば、ここで休息し霊力を回復させてから移動した方が遥かに安全だろう。
ここで休むことに関しては、私にも否はない。
『全く……ここをどこだと心得ておるのだ』
呑気な私たちの会話を聞いていた古代龍が苦言を呈する。
「だいじょーぶだって。シャルがいるならあんたは手を出してこない。あんたが手を出してこないなら他の龍も控えるだろ?」
両手を頭の後ろにやって顔だけを古代龍に向けた十郎が、ズケズケとした物言いで古代龍に問いかけた。
『全く……煮ても焼いても食えぬ奴じゃの』
古代龍は地の底から響くような「グオオ」という唸り声を出す。きっと彼はため息をついたのだろう。
ゆったりとした弛緩した空気が流れる中、古代龍の治療を終えたシャルロットだけが額に両手を当てフルフルと首を振る。
「シャルロット、何かあったのか?」
「はい……ジークフリードさんと遠話ができないのです」
「何……」
確か彼は北の魔溜まりに向かったと聞いている。
おそらく飛竜を使っていたと思うのだが……一体彼の身に何が?
シャルロットへ向け再び口を開こうとした時――。
天が眩く輝く。
太陽と見紛うばかりの黄金の光が渦を巻き、一点に収束していく。
収束した光が動きをとめ、一泊置いた次の瞬間、白銀の光へと変わる。
太陽より尚強い強力な光へ視界が麻痺してしまった。
目をつぶり、いち早く視界を回復させることにつとめる。
ようやく目が慣れてきたところで、天を仰ぎ見ると……。
大剣が中空に浮かんでいた。
長身の男の身の丈ほどの刀身がある上に幅も広く、並みの者では持つことさえ敵わぬ重厚さを備えた大剣。
刀身の中央には黄金の線が入り、柄の先には大きなルビーがはめ込まれていた。
私はこの大剣を見たことがある。
これは……。
「エクスカリバーが何故ここに」
真っ先に呟いたのはリリアナだ。
そう、中空に威風堂々と浮かぶ大剣はエクスカリバーだった。
「すげえ大剣だな……あれは」
「私が聞く限り、あの大剣――エクスカリバーこそこの大陸で最も尊く、偉大で、強力なものだと言う」
あっけにとられた様子の十郎へエクスカリバーのことを説明する。
驚く私と十郎とは異なり、リリアナとシャルロットは悲壮な顔でエクスカリバーを見つめていた。
「ハルト、そしてジュウロウよ。エクスカリバーが主の元を離れる時……何が起こったのか知らぬのじゃろう?」
リリアナがエクスカリバーから目を離し、眉間に皺よせたまま私と十郎に問う。
「その通りだ。教えて欲しい」
「うむ。ここにエクスカリバーが出現したということは、ジークフリードはこの世にもはやいないということじゃ」
「……まさか……そうあっさりとやられるような者ではなかっただろう」
「分からぬ。ミツヒデにやられたのかもしれぬぞ」
有り得ない。
ジークフリードとミツヒデの実力を比べれば、確かにミツヒデの方が上回る。そこは間違いないが、ジークフリードは対魔族に関して言えば実力以上の力を発揮することができるのだ。
そう、今私たちの上空にあるエクスカリバーの聖属性があるのだから。
もし、ジークフリードとミツヒデが交戦したとして、ミツヒデがジークフリードを打倒したとしよう。
ジークフリードは単独ではなく騎士団も引き連れている。
いかなミツヒデだとて、うまく戦いを進めたとしても無傷……はありえるかもしれないが、霊力が全く減らぬはずはない。
その結果から導き出せる答えは……。
「魔将がまだいるのか」
ミツヒデの手の者であることは間違いない。
都合よく北の魔溜まりにやって来たジークフリードらを、現地にたまたまいた魔将クラスが彼らを打倒するなんてことは考えられないからだ。
ミツヒデ自身が対峙していないなら、彼の協力者しか考えられない。
「十郎」
「知らねえ。俺はミツヒデ、ゼノビアにしか会ったことがねえ。ミツヒデが何をしているのかなんて興味が無かったからな」
名を呼ぶだけで正確に私の意図を察した十郎が言葉を返す。
「みなさん、先に祈りを捧げさせていただいてもよろしいでしょうか?」
顔を伏せ、シャルロットが静かに両手を胸の前で組む。
「すまない。私にも彼の冥福を祈らせて欲しい」
「すまん」
「そうじゃの。弔いが先じゃ」
それぞれ思い思いにジークフリードへ哀悼の意を示す。
しかし、本当にジークフリードは亡くなったのだろうか。彼は強者だった。
エクスカリバーがここにあるからといって、にわかには信じられないのだ。
未だ納得できない私の様子に気が付いたリリアナが私の肩をポンと叩く。
「ハルト。疑う気持ちは分かるがジークフリードが生存していることはまずない……」
「そうか……」
これまで幾度も経験してきた仲間の死。
しかし、何度味わっても憤りと悲しみしか沸いては来ない。
何度も経験すると慣れるというが、こと人の死に関しては慣れるはずなどないのだ。
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