44 / 90
第44話 楔
しおりを挟む
「いや、そういうことではない。彼は魔将に転じた。魔将とは人の世に大災害をもたらす存在なのだよ」
「ハルトさんはご存知ないのですか? 魔族には人と共存を願うお方もいらっしゃるということを」
もちろん知っているさ。
しかし、十郎は夜魔ではなく魔将なのだ。
かぶりを振る私へシャルロットは静かに言葉を続ける。
「ジュウロウ様からは邪気を感じませんでした。きっとハルトさんとまた友となれると思うのですが……」
「何!」
いや、それならば夜魔とステータスに表示されるはず。
「ジュウロウ様は生前の意思そのままを保持しているはずです」
「……十郎が自分のやりたいように動けるのなら、人に仇成すことなど有り得ない」
「あのお方に繋がる『楔』を感じました。それこそが、ハルトさんにジュウロウ様を『邪悪』と感じさせているモノです」
「十郎は枷がついた状態なのか……?」
話がまるで見えて来ない。
十郎とまた友人として歩むことができるのなら、何が何でも彼に突き刺さった「楔」とやらを崩したいところだ。
どうにかできないものかとシャルロットをじっと見つめると、彼女は少し言いよどんだ後、口を開く。
「わたくしは楔を外す術を使えます」
「お、おお!」
しかし、シャルロットの顔は優れない。
これは単純に喜ぶことはできなさそうだ……。
「何か問題があるのか?」
眉をひそめる彼女へ問いかけると、彼女は深く頷きを返す。
「ジュウロウ様の楔は重く……わたくしの力では足りません。ハルトさんならばと思い相談に来たのですが……」
「残念だが、私は『楔』さえ認識していない体たらくだったからな」
「そうですか……残念です。ジュウロウ様といずれ、戦わなければ……なのですね」
「いや、そうと決まったわけじゃない。要は術の威力をあげればいいのだろう?」
「はい。ですが……わたくしの力では……」
「シャルロット。しばらく、術の開発に付き合ってくれないか? 試してみたいことがある」
「分かりました。一度、国に戻ります。きっとまた戻ってきますので、その時にお願いします」
「ありがとう」
「いえ、ジークフリードさんからお聞きしたところ、ジュウロウ様は強すぎて太刀打ちできないとおっしゃってました。その為、聖王国ではどうすればいいのか対応を練っています……国にとっても死活問題なのですよ」
てっきりシャルロットの個人的な思いでここに来ていると思っていたが、彼女の後ろには国が控えているということか。
しかし、その割に彼女の発言は包み隠す様子がまるでないのだが……。
「貴君の国は私のような者に情報を与えていいものなのか?」
「問題ありませんわ。わたくしをここへ使わせたのですもの」
「それは……?」
「わたくしは教義上、嘘はつけません。黙ることはできますが……」
「なるほど。この件に関しては、貴君に全権が任されているってことか」
「そう取っていただいて構いません。先日の真祖討伐は、ハルトさんが思っている以上にわたくしとこの国に影響を及ぼしているのですよ」
シャルロットは言葉を続ける。
真祖は聖剣使いであるジークフリードが聖女シャルロットへ応援を頼んだ。この二人は大陸でも屈指の実力者で、特に対妖魔に関してはこの二人の右に出る者はいない。
その二人が苦戦し、肩を並べて戦った私とリリアナのことが話題にならないわけが無かった。
元々「大賢者」として知名度があるリリアナはともかく、私のことはグレアム王国、聖王国の中枢部でも話題になったそうだ。
ディリング伯爵領内で噂になるくらいは覚悟していたが、まさか二つの国で騒がれるとは思いもしなかった。
「シャルロット、私のことはどれほど知れ渡っているのだ?」
「少なくとも、わたくしの国である聖王国の武闘派の神官内では、知らぬ者がいないほど広まっています」
「それはスレイヤーの組織なんだろうか?」
「スレイヤーは個々人の契約で成り立ってますが、神官は共和国に所属する対魔族の組織です」
「ふむ……」
「あ、あの……噂になるとお困りでしょうか? やはり大賢者様と同じく大魔術師様も世捨て人なのでしょうか」
「いや、リリアナはどうか分からぬが、妖魔討伐を依頼されれば出向くよ。元とはいえ私も陰陽師の端くれ……」
「それでしたらホッとしました……私はあなたの噂を抑え込もうと動きませんでしたので……」
シャルロットと私の間にある種の違和感を覚える。
十郎ほどの魔将はともかくとして、あの真祖は最上位の実力を持つとは言えなかった。真祖としては並みの実力だろう。
大陸は日ノ本より遥かに広大な面積を持つ。となれば、真祖や魔将と戦う機会も少なくはないはず。それが、一体の真祖を倒した程度で国中に不本意ながら大魔術師ハルトと名が広まるほどのものかと言われると、はなはだ疑問だ。
「シャルロット、真祖や魔将……リリアナの言葉を借りるとデーモンロードだったか……が出現することはこれまで無かったのか?」
「もちろんありましたわ。『十年に一度の災厄』と言われておりますとおり、滅多に出て来るものではありませんのでご安心ください」
「十年に一度……なのか? たったそれだけ?」
「はい。想像するだけでも恐ろしいことですが、十年に一度くらいの間隔でデーモンロードは大陸の『ディアボロス・ナオス《神殿》』と呼ばれる場所で出現することが多いです」
おかしい。これほど広い大陸に十年間で一度しか魔将・真祖が生まれないなど……それだけの器がある人材が死ななかった? いや、そんなわけなかろう。
戦闘強者ではなくとも、魂の器の大きな人物が存在し、死んだ後に充分な魔が漂っていれば魔将となる。
逸脱した器であればノブ・ナガのように魔王になることさえできるのだ。この大陸は恐らく日ノ本の数倍以上の人口を抱えているはず。
……となれば、率からして魔将・真祖に成ることができる人材も多いはずなのだ。
「ハルトさん、どうかなさいましたか? とても怖い顔をされておられます」
「すまない。考え事をしていた」
「何か引っかかることがありましたか?」
「デーモンロードの数が……異常に少ないと思うのだ」
「そうでしょうか……あれほどの魔族がそうそう出て来ては国が大変なことになりますよ」
「シャルロット、私の故郷はグレアム王国より面積も人口も少ないと思う。しかし」
一旦そこで言葉を切り、紅茶を一口飲む。
シャルロットも固唾を飲んで私の次の言葉を待っていた。
「日ノ本では二年に一度はデーモンロードが誕生する。多い時は年に一体」
息を飲むシャルロット。
彼女はおろおろと指先を震わせ、胸の前で手を組み目をつぶる。
「Mon dieu……。ハルトさんの国をお守りください」
シャルロットは十字を切り祈りを捧げた。
なるほど。日ノ本に数倍の規模を持つ大陸で十年に一度しか生まれない真祖を倒したとなると確かに噂になるのは理解できる。
それに、あの戦い。シャルロットとジークフリードだけでは勝てないことはないにしろ、騎士の犠牲者も数人出ていたかもしれない。
「シャルロット。私の気質は先ほど述べた通りだ。妖魔討伐にこの身が必要ならば手を貸す」
「ありがとうございます。ジュウロウ様の件、わたくしも全力でお手伝いさせていただきますわ」
ぽっと頬を染め、シャルロットは控えめな笑みを浮かべる。
「分かった。国の許可を得たらすぐにこちらに来てもらえるか?」
「はい」
「ハルトさんはご存知ないのですか? 魔族には人と共存を願うお方もいらっしゃるということを」
もちろん知っているさ。
しかし、十郎は夜魔ではなく魔将なのだ。
かぶりを振る私へシャルロットは静かに言葉を続ける。
「ジュウロウ様からは邪気を感じませんでした。きっとハルトさんとまた友となれると思うのですが……」
「何!」
いや、それならば夜魔とステータスに表示されるはず。
「ジュウロウ様は生前の意思そのままを保持しているはずです」
「……十郎が自分のやりたいように動けるのなら、人に仇成すことなど有り得ない」
「あのお方に繋がる『楔』を感じました。それこそが、ハルトさんにジュウロウ様を『邪悪』と感じさせているモノです」
「十郎は枷がついた状態なのか……?」
話がまるで見えて来ない。
十郎とまた友人として歩むことができるのなら、何が何でも彼に突き刺さった「楔」とやらを崩したいところだ。
どうにかできないものかとシャルロットをじっと見つめると、彼女は少し言いよどんだ後、口を開く。
「わたくしは楔を外す術を使えます」
「お、おお!」
しかし、シャルロットの顔は優れない。
これは単純に喜ぶことはできなさそうだ……。
「何か問題があるのか?」
眉をひそめる彼女へ問いかけると、彼女は深く頷きを返す。
「ジュウロウ様の楔は重く……わたくしの力では足りません。ハルトさんならばと思い相談に来たのですが……」
「残念だが、私は『楔』さえ認識していない体たらくだったからな」
「そうですか……残念です。ジュウロウ様といずれ、戦わなければ……なのですね」
「いや、そうと決まったわけじゃない。要は術の威力をあげればいいのだろう?」
「はい。ですが……わたくしの力では……」
「シャルロット。しばらく、術の開発に付き合ってくれないか? 試してみたいことがある」
「分かりました。一度、国に戻ります。きっとまた戻ってきますので、その時にお願いします」
「ありがとう」
「いえ、ジークフリードさんからお聞きしたところ、ジュウロウ様は強すぎて太刀打ちできないとおっしゃってました。その為、聖王国ではどうすればいいのか対応を練っています……国にとっても死活問題なのですよ」
てっきりシャルロットの個人的な思いでここに来ていると思っていたが、彼女の後ろには国が控えているということか。
しかし、その割に彼女の発言は包み隠す様子がまるでないのだが……。
「貴君の国は私のような者に情報を与えていいものなのか?」
「問題ありませんわ。わたくしをここへ使わせたのですもの」
「それは……?」
「わたくしは教義上、嘘はつけません。黙ることはできますが……」
「なるほど。この件に関しては、貴君に全権が任されているってことか」
「そう取っていただいて構いません。先日の真祖討伐は、ハルトさんが思っている以上にわたくしとこの国に影響を及ぼしているのですよ」
シャルロットは言葉を続ける。
真祖は聖剣使いであるジークフリードが聖女シャルロットへ応援を頼んだ。この二人は大陸でも屈指の実力者で、特に対妖魔に関してはこの二人の右に出る者はいない。
その二人が苦戦し、肩を並べて戦った私とリリアナのことが話題にならないわけが無かった。
元々「大賢者」として知名度があるリリアナはともかく、私のことはグレアム王国、聖王国の中枢部でも話題になったそうだ。
ディリング伯爵領内で噂になるくらいは覚悟していたが、まさか二つの国で騒がれるとは思いもしなかった。
「シャルロット、私のことはどれほど知れ渡っているのだ?」
「少なくとも、わたくしの国である聖王国の武闘派の神官内では、知らぬ者がいないほど広まっています」
「それはスレイヤーの組織なんだろうか?」
「スレイヤーは個々人の契約で成り立ってますが、神官は共和国に所属する対魔族の組織です」
「ふむ……」
「あ、あの……噂になるとお困りでしょうか? やはり大賢者様と同じく大魔術師様も世捨て人なのでしょうか」
「いや、リリアナはどうか分からぬが、妖魔討伐を依頼されれば出向くよ。元とはいえ私も陰陽師の端くれ……」
「それでしたらホッとしました……私はあなたの噂を抑え込もうと動きませんでしたので……」
シャルロットと私の間にある種の違和感を覚える。
十郎ほどの魔将はともかくとして、あの真祖は最上位の実力を持つとは言えなかった。真祖としては並みの実力だろう。
大陸は日ノ本より遥かに広大な面積を持つ。となれば、真祖や魔将と戦う機会も少なくはないはず。それが、一体の真祖を倒した程度で国中に不本意ながら大魔術師ハルトと名が広まるほどのものかと言われると、はなはだ疑問だ。
「シャルロット、真祖や魔将……リリアナの言葉を借りるとデーモンロードだったか……が出現することはこれまで無かったのか?」
「もちろんありましたわ。『十年に一度の災厄』と言われておりますとおり、滅多に出て来るものではありませんのでご安心ください」
「十年に一度……なのか? たったそれだけ?」
「はい。想像するだけでも恐ろしいことですが、十年に一度くらいの間隔でデーモンロードは大陸の『ディアボロス・ナオス《神殿》』と呼ばれる場所で出現することが多いです」
おかしい。これほど広い大陸に十年間で一度しか魔将・真祖が生まれないなど……それだけの器がある人材が死ななかった? いや、そんなわけなかろう。
戦闘強者ではなくとも、魂の器の大きな人物が存在し、死んだ後に充分な魔が漂っていれば魔将となる。
逸脱した器であればノブ・ナガのように魔王になることさえできるのだ。この大陸は恐らく日ノ本の数倍以上の人口を抱えているはず。
……となれば、率からして魔将・真祖に成ることができる人材も多いはずなのだ。
「ハルトさん、どうかなさいましたか? とても怖い顔をされておられます」
「すまない。考え事をしていた」
「何か引っかかることがありましたか?」
「デーモンロードの数が……異常に少ないと思うのだ」
「そうでしょうか……あれほどの魔族がそうそう出て来ては国が大変なことになりますよ」
「シャルロット、私の故郷はグレアム王国より面積も人口も少ないと思う。しかし」
一旦そこで言葉を切り、紅茶を一口飲む。
シャルロットも固唾を飲んで私の次の言葉を待っていた。
「日ノ本では二年に一度はデーモンロードが誕生する。多い時は年に一体」
息を飲むシャルロット。
彼女はおろおろと指先を震わせ、胸の前で手を組み目をつぶる。
「Mon dieu……。ハルトさんの国をお守りください」
シャルロットは十字を切り祈りを捧げた。
なるほど。日ノ本に数倍の規模を持つ大陸で十年に一度しか生まれない真祖を倒したとなると確かに噂になるのは理解できる。
それに、あの戦い。シャルロットとジークフリードだけでは勝てないことはないにしろ、騎士の犠牲者も数人出ていたかもしれない。
「シャルロット。私の気質は先ほど述べた通りだ。妖魔討伐にこの身が必要ならば手を貸す」
「ありがとうございます。ジュウロウ様の件、わたくしも全力でお手伝いさせていただきますわ」
ぽっと頬を染め、シャルロットは控えめな笑みを浮かべる。
「分かった。国の許可を得たらすぐにこちらに来てもらえるか?」
「はい」
0
お気に入りに追加
634
あなたにおすすめの小説
魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡
サクラ近衛将監
ファンタジー
女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。
シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。
シルヴィの将来や如何に?
毎週木曜日午後10時に投稿予定です。
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
この野菜は悪役令嬢がつくりました!
真鳥カノ
ファンタジー
幼い頃から聖女候補として育った公爵令嬢レティシアは、婚約者である王子から突然、婚約破棄を宣言される。
花や植物に『恵み』を与えるはずの聖女なのに、何故か花を枯らしてしまったレティシアは「偽聖女」とまで呼ばれ、どん底に落ちる。
だけどレティシアの力には秘密があって……?
せっかくだからのんびり花や野菜でも育てようとするレティシアは、どこでもやらかす……!
レティシアの力を巡って動き出す陰謀……?
色々起こっているけれど、私は今日も野菜を作ったり食べたり忙しい!
毎日2〜3回更新予定
だいたい6時30分、昼12時頃、18時頃のどこかで更新します!
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
美味しい料理で村を再建!アリシャ宿屋はじめます
今野綾
ファンタジー
住んでいた村が襲われ家族も住む場所も失ったアリシャ。助けてくれた村に住むことに決めた。
アリシャはいつの間にか宿っていた力に次第に気づいて……
表紙 チルヲさん
出てくる料理は架空のものです
造語もあります11/9
参考にしている本
中世ヨーロッパの農村の生活
中世ヨーロッパを生きる
中世ヨーロッパの都市の生活
中世ヨーロッパの暮らし
中世ヨーロッパのレシピ
wikipediaなど
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる