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第4話 リュートの隠し事
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先ほど、リュートが一瞬見せた憂いと何か関係があるのだろうか?
そう思いつつも、彼へ言葉を返す。
「リュート、ご両親は外出か手の離せない何かをしているのか?」
「あ、うん。そうなんだ。父ちゃんは森へ。母ちゃんはさっき言った紅茶が売っている大きい街まで出かけているんだ」
「そろそろ外は完全に夜のとばりに包まれる。そうなると街はともかく、森は危険だ。魔の者が出るやもしれん」
「あ、いや。いくら急いでも、明後日くらいまでは戻らないかなあと」
リュートは困ったように手を後ろに回し頭をかく。
その態度を見て、私の不安は確信に変わる。
リュートは何か大きなことを隠しているはずだ。少年を一人残して何日も両親が揃って外出するなど異常事態と言える。
母親が一人で街まで行けるというのなら、普通少年も連れて行くと思うのだが……。もしくは、父が帰るまで待つ。
そうではないとしたら、何か切羽詰まったものがあるのだろうか。
他人の事情へ踏み込むのは好ましくない。このまま黙っているか、聞くべきか迷うところだ。
「そうか……なら、私もそろそろ」
「あ、いや。せっかくだから泊って行ってくれよ! ハルト兄ちゃんは小船でここに来たんだろ?」
「そうだが……」
「ここはティコの村というんだけど、ティコには宿はないんだよ。旅人は村長の家に置いてもらうか野宿しかないんだ」
やはり……。
リュートから目線を外し首を振る。
「どうしたんだ? ハルト兄ちゃん。村長のところに挨拶に行かなくったって、ここに泊ることは問題ないぞ!」
「それは……」
「ハルト兄ちゃん、俺が言うのもなんだけど、服装が相当怪しいって。村長もビックリするはずさ」
その通りなのだが、わざわざ言わなくても分かっている。
リュートのような服装が標準だとすれば、私の格好は珍妙に過ぎるだろう。
それは最初に彼へ会った時から理解していたことだ。
しかし、裏を返せばリュートは村長ならとてもじゃないが宿泊を受け入れそうにない怪しい私をあっさりと泊めると言っているのだ。
彼の態度は一貫して友好的。ずっと思っていたが、警戒心が無さ過ぎる。
いや、そうではない。
私の予想が正しければ、彼は警戒する必要を感じなかったに違いない。
「リュート。嫌なら言わなくていいんだが……。貴君は……命の危険が迫っているのではないのか? 」
それが何かは私には分からない。魔の者によるのか……それともこの地に生贄の習慣でも残っているのか……。
「ハルト兄ちゃん、どうしてそう思ったんだ?」
急に真剣な顔になったリュートは、真っ直ぐに私の目を見つめて来る。
「それは、リュートの両親が揃って外出していること。もう一つは貴君が余りに私へ友好的だからだよ」
「そっか。すごいな! ハルト兄ちゃんは。それだけのことで分かるなんて」
「そうでもないさ。ドロドロした宮殿で暮らしていたから……」
リュートは口を開き、何か言いたそうにしてまた閉じる。
そんな彼に対し私はなるべく穏やかに見えるよう、微笑を浮かべ目じりを下げた。
「ハルト兄ちゃん、ごめん! 俺、俺……」
「リュートは何一つ悪いことなんてしていないじゃないか。謝ることなんて無い」
「で、でも。俺、あわよくばハルト兄ちゃんを利用しようと思って。信じられないかもしれないけど、今はそんなことないんだぜ」
「何を言ってるんだ。リュート。私は貴君から一辺たりとも悪意など感じていない。むしろ、余りに無警戒過ぎて心配していたくらいだ」
大げさに肩を竦め片目をつぶると、リュートも体から力が抜けようやくいつもの笑顔を見せてくれた。
「兄ちゃんの奇抜な恰好を見てさ、スレイヤーだと思って。もしかしたら……あいつを倒してくれるかもしれないと思ったんだよ」
「あいつとは……」
「いや、いいんだ。ハルト兄ちゃんは強いけど、あいつはもっともっと強いんだ」
私より強いだと……その言葉を聞いた瞬間に私の肌が泡立つ。
ま、まさか、この地にも魔王が出現したのか? いや……魔王はそうそう出てくるものではない……。
なら、魔将か真祖か?
む。外にまで自分の気迫を出してしまっていたようだ。
「すまん、リュート」
「い、いや。ハルト兄ちゃんって、美形の優男って思っていたけど、凄みもあるんだな! 憧れるぜ」
「して、リュート。あいつとは?」
「デュラハンさ。モンスターレベルは七十四。いくらハルト兄ちゃんでも敵わないよ」
聞いたことが無い。魔物か……それとも人やあやかしの名か?
「リュート、それはどんな存在なのだ?」
「首の無い甲冑を着た騎士様って感じの見た目だよ。でも中身はなくて、鎧だけが動いているような」
リュートの説明に強張った体が弛緩する。
首の無い騎士……となると少なくとも魔将クラスではない。
騎士という言葉に聞き覚えはないが、似たような妖魔であれば知っている。
「ほう……首の無い馬にでも騎乗しているのかな?」
「やっぱり知ってるんじゃないか、ハルト兄ちゃん!」
「いや、似て非なるものやもしれん。詳しく聞かせてくれないか」
「え、でも。ハルト兄ちゃんは関わる必要がないって。俺が行けば済む話なんだから」
「リュート。私の生業は魔の者を滅ぼすことにあった。貴君の言うところのスレイヤーみたいなものだ」
「スレイヤーなら、命の危険を顧みない行為は厳禁だぜ? 命あっての物種ってスレイヤーはいつもマスターから言い聞かされているだろ?」
スレイヤーとは使命を帯びた職ではないのか。
陰陽師と違って彼らにとって魔の者……いやモンスター討伐は商売ってことなのだろう。
元とはいえ、魔の者が近くに存在し他に適任者がいないとあれば……陰陽師の血が黙っていない。
こんな時、きっと十郎も行けと言うはずだ。
「これでも私は陰陽師の端くれ。例えひとかけらでも勝てる見込みがあるのなら、挑む。それが陰陽師たる矜持なのだよ。だから、聞かせて欲しい」
私の気迫に押されたのか、リュートは神妙に頷くとデュラハンについて説明を始める。
デュラハンとはモンスターの一種で、アンデッドと呼ばれる系統に属す。
村に出る変わった性質を持つモンスターで、村に出没しても縦横無尽に暴れまわるわけではなく、誰か一人を指さすのだそうだ。
そして、二週間後にまたやって来て、指をさした人物の首を狩る。
一度出没するとずっとその村に通い続けるらしく、一人ではあるが確実に命が奪われてしまう。
「なるほど……私の知る『首無し武者』とは性質が異なるな……」
「俺はもう覚悟はできているんだ。父ちゃんも母ちゃんも討伐できる人を探しに行ってくれたけど……」
「それで両親がいなかったのだな」
「うん。母ちゃんはもしかしたら丁度SSランクのスレイヤーでも街に来ていれば間に合うかもしれないってところなんだけど……」
「父君はどうなのだ?」
「父ちゃんは森の大賢者って人を探しに行ったんだけど、どこにいるか分からないから……いつ戻って来るやら」
腕を組み、顔を伏せ目を瞑る。
首無し武者と行動規範は異なるが……おそらく同種の妖魔ではないのかと推測する。
デュラハンは無差別に村の人を指定するらしいが、首無し武者はサムライを狙う。どちらも指定した人物以外には手出ししないというところは同じだ。
「リュート。私も同行してよいか?」
あえて、討伐するとはリュートには伝えない。
そう言うと彼は私を別のところで待たせたりといった行動をとりかねないからな。
見ず知らずの私のことを心配してくれるのは、非常に喜ばしいことだが、今回に限っては枷になる。
そう思いつつも、彼へ言葉を返す。
「リュート、ご両親は外出か手の離せない何かをしているのか?」
「あ、うん。そうなんだ。父ちゃんは森へ。母ちゃんはさっき言った紅茶が売っている大きい街まで出かけているんだ」
「そろそろ外は完全に夜のとばりに包まれる。そうなると街はともかく、森は危険だ。魔の者が出るやもしれん」
「あ、いや。いくら急いでも、明後日くらいまでは戻らないかなあと」
リュートは困ったように手を後ろに回し頭をかく。
その態度を見て、私の不安は確信に変わる。
リュートは何か大きなことを隠しているはずだ。少年を一人残して何日も両親が揃って外出するなど異常事態と言える。
母親が一人で街まで行けるというのなら、普通少年も連れて行くと思うのだが……。もしくは、父が帰るまで待つ。
そうではないとしたら、何か切羽詰まったものがあるのだろうか。
他人の事情へ踏み込むのは好ましくない。このまま黙っているか、聞くべきか迷うところだ。
「そうか……なら、私もそろそろ」
「あ、いや。せっかくだから泊って行ってくれよ! ハルト兄ちゃんは小船でここに来たんだろ?」
「そうだが……」
「ここはティコの村というんだけど、ティコには宿はないんだよ。旅人は村長の家に置いてもらうか野宿しかないんだ」
やはり……。
リュートから目線を外し首を振る。
「どうしたんだ? ハルト兄ちゃん。村長のところに挨拶に行かなくったって、ここに泊ることは問題ないぞ!」
「それは……」
「ハルト兄ちゃん、俺が言うのもなんだけど、服装が相当怪しいって。村長もビックリするはずさ」
その通りなのだが、わざわざ言わなくても分かっている。
リュートのような服装が標準だとすれば、私の格好は珍妙に過ぎるだろう。
それは最初に彼へ会った時から理解していたことだ。
しかし、裏を返せばリュートは村長ならとてもじゃないが宿泊を受け入れそうにない怪しい私をあっさりと泊めると言っているのだ。
彼の態度は一貫して友好的。ずっと思っていたが、警戒心が無さ過ぎる。
いや、そうではない。
私の予想が正しければ、彼は警戒する必要を感じなかったに違いない。
「リュート。嫌なら言わなくていいんだが……。貴君は……命の危険が迫っているのではないのか? 」
それが何かは私には分からない。魔の者によるのか……それともこの地に生贄の習慣でも残っているのか……。
「ハルト兄ちゃん、どうしてそう思ったんだ?」
急に真剣な顔になったリュートは、真っ直ぐに私の目を見つめて来る。
「それは、リュートの両親が揃って外出していること。もう一つは貴君が余りに私へ友好的だからだよ」
「そっか。すごいな! ハルト兄ちゃんは。それだけのことで分かるなんて」
「そうでもないさ。ドロドロした宮殿で暮らしていたから……」
リュートは口を開き、何か言いたそうにしてまた閉じる。
そんな彼に対し私はなるべく穏やかに見えるよう、微笑を浮かべ目じりを下げた。
「ハルト兄ちゃん、ごめん! 俺、俺……」
「リュートは何一つ悪いことなんてしていないじゃないか。謝ることなんて無い」
「で、でも。俺、あわよくばハルト兄ちゃんを利用しようと思って。信じられないかもしれないけど、今はそんなことないんだぜ」
「何を言ってるんだ。リュート。私は貴君から一辺たりとも悪意など感じていない。むしろ、余りに無警戒過ぎて心配していたくらいだ」
大げさに肩を竦め片目をつぶると、リュートも体から力が抜けようやくいつもの笑顔を見せてくれた。
「兄ちゃんの奇抜な恰好を見てさ、スレイヤーだと思って。もしかしたら……あいつを倒してくれるかもしれないと思ったんだよ」
「あいつとは……」
「いや、いいんだ。ハルト兄ちゃんは強いけど、あいつはもっともっと強いんだ」
私より強いだと……その言葉を聞いた瞬間に私の肌が泡立つ。
ま、まさか、この地にも魔王が出現したのか? いや……魔王はそうそう出てくるものではない……。
なら、魔将か真祖か?
む。外にまで自分の気迫を出してしまっていたようだ。
「すまん、リュート」
「い、いや。ハルト兄ちゃんって、美形の優男って思っていたけど、凄みもあるんだな! 憧れるぜ」
「して、リュート。あいつとは?」
「デュラハンさ。モンスターレベルは七十四。いくらハルト兄ちゃんでも敵わないよ」
聞いたことが無い。魔物か……それとも人やあやかしの名か?
「リュート、それはどんな存在なのだ?」
「首の無い甲冑を着た騎士様って感じの見た目だよ。でも中身はなくて、鎧だけが動いているような」
リュートの説明に強張った体が弛緩する。
首の無い騎士……となると少なくとも魔将クラスではない。
騎士という言葉に聞き覚えはないが、似たような妖魔であれば知っている。
「ほう……首の無い馬にでも騎乗しているのかな?」
「やっぱり知ってるんじゃないか、ハルト兄ちゃん!」
「いや、似て非なるものやもしれん。詳しく聞かせてくれないか」
「え、でも。ハルト兄ちゃんは関わる必要がないって。俺が行けば済む話なんだから」
「リュート。私の生業は魔の者を滅ぼすことにあった。貴君の言うところのスレイヤーみたいなものだ」
「スレイヤーなら、命の危険を顧みない行為は厳禁だぜ? 命あっての物種ってスレイヤーはいつもマスターから言い聞かされているだろ?」
スレイヤーとは使命を帯びた職ではないのか。
陰陽師と違って彼らにとって魔の者……いやモンスター討伐は商売ってことなのだろう。
元とはいえ、魔の者が近くに存在し他に適任者がいないとあれば……陰陽師の血が黙っていない。
こんな時、きっと十郎も行けと言うはずだ。
「これでも私は陰陽師の端くれ。例えひとかけらでも勝てる見込みがあるのなら、挑む。それが陰陽師たる矜持なのだよ。だから、聞かせて欲しい」
私の気迫に押されたのか、リュートは神妙に頷くとデュラハンについて説明を始める。
デュラハンとはモンスターの一種で、アンデッドと呼ばれる系統に属す。
村に出る変わった性質を持つモンスターで、村に出没しても縦横無尽に暴れまわるわけではなく、誰か一人を指さすのだそうだ。
そして、二週間後にまたやって来て、指をさした人物の首を狩る。
一度出没するとずっとその村に通い続けるらしく、一人ではあるが確実に命が奪われてしまう。
「なるほど……私の知る『首無し武者』とは性質が異なるな……」
「俺はもう覚悟はできているんだ。父ちゃんも母ちゃんも討伐できる人を探しに行ってくれたけど……」
「それで両親がいなかったのだな」
「うん。母ちゃんはもしかしたら丁度SSランクのスレイヤーでも街に来ていれば間に合うかもしれないってところなんだけど……」
「父君はどうなのだ?」
「父ちゃんは森の大賢者って人を探しに行ったんだけど、どこにいるか分からないから……いつ戻って来るやら」
腕を組み、顔を伏せ目を瞑る。
首無し武者と行動規範は異なるが……おそらく同種の妖魔ではないのかと推測する。
デュラハンは無差別に村の人を指定するらしいが、首無し武者はサムライを狙う。どちらも指定した人物以外には手出ししないというところは同じだ。
「リュート。私も同行してよいか?」
あえて、討伐するとはリュートには伝えない。
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