いつか、キラキラする日

僕らの日常

ブサイクかく語りき

まずね、僕は美少女が大好きだ
向こうからは相手にされてないのは重々承知だけどそんなのはいい


よくはないけど、よくはないけど現実は受けとめないとね


長年に渡って女子から塩対応を受けたブサイク男子は拗ねて捻くれるものだが僕は違った


細かい事はいい、可愛い子が好きなんだ
可愛いを定義したがるのはビギナーのやる事だ
僕くらいになるとそんなのはどうでもいい


だって可愛い女子から相手にされてないからね


なにをどう可愛いと思うかなんて人それぞれだし、世間の美醜の価値観に一々照らし合わせて自分の美醜基準を調整したって意味ない


それは好きにしてくれ、こっちも好きにさせてもらうから


ただ世間の美醜の基準を理解してないわけじゃないし、認めていないわけでもない


ややこしいのは良し悪しと好き嫌いが混同されて語られる事が多々あるって事だ
そんなのには一々つきあっていられない


そもそも流行だとかセンスだとか、他人と足並み揃えてモノを見るのはそういうのが好きな人達だけでやればいい
けどその人達はそれが絶対の価値観のように主張してくるし押し付けてくる
そうでなければ満足しないんだよね
それされるとシラケるんだよな


もう理屈とかいいよ、深い事を考えるのは学者さん達が頑張って文字にしてくれるからさ
僕はコーヒーを飲むように美醜を堪能したいんだ


そう、美しいものばかりだと成立しない
醜いものが好きなわけではないが、美醜はセットなんだよ


簡単に言うとね
もしブサイクな僕がイケメンに生まれ育ってたらこんな美少女愛好者にはならなかった可能性もあるって事


醜いものがあって、美しさがより明瞭になる
その逆もまたあり
バランスなのだ


世の中のイケメンがイケメンとされるのも僕らブサイクが存在するからだ


世の中の女子が美少女ばかりだったら感覚が麻痺して面白くないと思う


だからなんだってわけじゃない
つまりそういう事
シンプルに考えたい


このクラスに美人コンテスト上位の女子ばかり集まったのは奇跡であり僕としては狂喜するべき事である
綺麗なお花畑にでもいるような気分だ


ストーカーの趣味はないが目の届く範囲にいつも美少女達がいるとなれば環境としては最高じゃないですか？


だから僕はクラスメイトであるこの17人の美少女が大好きだ


これで僕がまともに女子とコミュニケーションをとれる才能があれば…


もうちょい見れる御面相に生まれていれば…


両親はイケメン&美女じゃないけどけしてブサイクじゃないのに


ちなみに僕の美醜の価値観でいえば全ての女子は可愛い
ただし人殺したり、あまりに冷血な人種は例外かな
それと…


僕と喋らない美少女


喋れてない僕が言うのもなんだけど←