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第54話:これってマンネリ?(その1)
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「あぁっ!あふっ・・・あひっ・・・んん」
「あん!あぁ・・・すごいよぉユキちゃん!」
「すみれ、好きだよ。愛してるよ」
「あぁ・・・私もだよ。ユキちゃんのこと大好きぃ!」
「はぁん!あぁ・・・気持ちいいよぉ・・・」
二人はベッドの上で激しく愛し合っていた。
ユキヤがベッドに拘束され、
その上にいるすみれが上下に動きながら
お互いの性器を結合していた。
結合部は粘着質な液体で濡れそぼっており、
ぐちゅぐちゅと淫らな音を部屋に響かせていた。
「あっ・・・あぐぅぅ・・で、出るぅぅ・・・出ちゃうぅ!」
「はぁぁ・・・ユキちゃんの、あ、熱いよぅ・・・」
ユキヤは腰をガクガクさせて痙攣しながら絶頂を迎えた。
結合部から白濁の液体がだらだらと流れ出ている。
「あぁん・・・もっとぉ・・・もっと私の中にぃ・・・!」
すみれも身体を小刻みに震わせて絶頂を迎えていた。
「はぁ、はぁはぁ・・・」
2人とも肩で息をしつつ折り重なった。
「ふふ、いっぱい出たねぇ」
「そうだね・・・ふぅ・・・」
「・・・・・」
「どうしたの?」
無言になるユキヤにすみれが尋ねた。
「いや、ちょっと考え事を・・・」
「何か悩み事でもあるの?」
「・・・ううん、何でもない事だよ」
(・・・なんだ?この感じ)
ユキヤは頭の片隅に何か引っかかるものを感じていた。
いつものように手足を拘束されてはいたが、
すみれから沢山愛されて、行為自体も文句なく気持ちがいい。
しかし何か違和感を感じる・・・。
「どうしたの、ユキちゃん?」
「ううん、なんでもないよ」
すみれには心配かけたくない。
だからなんでもないことにする。
(まぁ・・・いっか)
***
ユキヤの感じていた違和感は、実はすみれも感じていた。
翌日、湯船に浸かりながら彼女は考える。
「なんだろう?あの違和感・・・」
すみれはため息を吐く。
確かにユキヤとの行為自体に何も問題はない。
しかし何かが足りない感じがする。
その足りないものが、自分の心にぽっかりと
大きな穴を開けているようだった。
(私もユキヤも気持ちいい・・・筈なんだけど)
「すみれ、あんまり長く浸かってるとのぼせちまうぞ」
洗い場で身体を洗っているユキヤが注意する。
「あ、ごめんね。もう上がるよ」
すみれは湯船からあがり、
脱衣所でバスタオルを身体や髪を拭いた。
程なくして体を洗い終えたユキヤも脱衣所にやって来る。
「どうした?なんか悩み事でもあるのか?」
ユキヤは身体を拭きながらすみれに尋ねた。
「・・・ううん、なんでもないよ」
「そっか、ならいいや」
「ごめんね」
「謝ることじゃねぇって」
そう言ってユキヤは早々に服を着ると風呂場から出て行く。
「・・・おかしいのかな、私」
すみれはそう呟いて風呂から上がる。
彼女の頭にはまだ何か引っかかっているものがあった。
(何だろう、この違和感・・・)
その何かが一体何なのか彼女にはわからなかった。
***
「それはマンネリって奴っすね」
数日後、喫茶店ですみれの相談を聞いた浅葱はそう返した。
「マンネリ?」
「そうっスよ。分かりやすく言うと、
お互いに刺激が足りないって事っス」
浅葱のその言葉を、すみれはいまいち理解できなかった。
「同棲していると陥りやすいとは聞いていたっスが、
まさかすみれちゃん達にも起こるとは意外だったっスよ」
浅葱はいつものように特大パフェ食べながら言った。
「はあ・・・」
「長い間一緒にいすぎて、お互いにそこにいるのが
当たり前になってないっスか?」
「う、それは・・・」
浅葱の言葉にすみれは言葉を詰まらせた。
確かにそうかも知れない。
2人とも1日の殆どの時間を一緒に過ごしている。
夜の行為だってすっかり生活の一部になってしまっている。
「気を付けないと、次第に刺激もときめきも感じなくなって、
別れてしまうなんてこともあり得るっスからね」
浅葱がいつになく厳しい口調で言う。
「でも・・・どうすればいいの?」
すみれは不安げな表情で尋ねる。
「そうっスね・・・」浅葱は少し考えてから答えた。
「ひょっとしてすみれちゃん、
さっちゃんの喜ぶことばかりしてないっスか?」
『さっちゃん』とは浅葱がユキヤの名字
『茶木』から取った仇名である。
「え・・・?」
すみれにとって、行為中に第一とするのは
ユキヤが気持ち良くなることだ。
(だってそうしないと、可愛く鳴いてくれないし・・・)
すみれはそう考えている。
「あー、その顔は心当たりがある顔っスね」
浅葱がジト目ですみれを見る。
「え?え?」
図星を突かれたすみれは動揺した。
「相手の喜ぶ事をある程度把握してしまうと、
それがパターン化する恐れがあるっス。」
「パターン化?」
浅葱は頷いて続ける。
「そうっス。
例えば、すみれちゃんがさっちゃんに口でするとき、
さっちゃんの好きなやり方や
感じる場所を把握してしまっているから、
その方法でしかしなくなるじゃないスか?」
「・・・あの、浅葱さん、あまり露骨な表現は・・・」
すみれは浅葱のあまりな言動に
赤くなりながらツッコミを入れるが、
彼女のいう事も一理ある気がした。
確かにすみれはユキヤが喜ぶことをしてしまう傾向がある。
それは今までの行為で自覚していることだ。
「・・・確かに最近ある程度パターンが決まっていたかも」
すみれは考え込みながら言う。
「それがマンネリの原因になっているんスよ」
「なるほど・・・」
すみれは浅葱の指摘に納得する。
「でも、どうしたらいいのかな?」
「それは・・・まぁ、自分で考えるっス」
浅葱が意地悪そうな笑みを浮かべて言う。
(うう、この人、楽しんでるな)
すみれは内心でため息を吐いた。
(そんな事で別れることになったら・・・)
すみれは不安に思いながらも、
浅葱のアドバイスに従うことにした。
***
(マンネリから脱却する方法か・・・)
大学で講義の後、すみれは考えていた。
ユキヤとのマンネリを打開するにはどうしたらいいのかと。
(新しい事・・・っていっても
あんまり過激になり過ぎるのもなぁ。
だってもう充分過激・・・って違う!)
すみれは1人でノリツッコミをする。
(考えすぎも良くないのかな?)
マンネリ対策なために新しい刺激を求め続けても、
多分キリがなくなるだろう。
エスカレートしすぎて目的と手段が逆転してしまっては
それこそ元も子もない。
それにそれではまた闇雲に『刺激』を求めて、
より過激なプレイに走ってしまうだけだろう。
「うーん・・・」
「どうしたの?すみれ、元気ないぞ!」
悩むすみれに誰かが声をかける。
「え?いや、あの・・・」
声をかけてきたのは、すみれの友人、ひなのであった。
「ボーっとしてたけど大丈夫?」
「う、うん。ちょっと考え事してただけ」
すみれはひなのに相談してみることにした。
「なるほど、恋人付き合いのマンネリから脱却したい・・・」
「うん、そうなの」
・・・とはいってもあまり露骨な話も出来ないので、
夜の生活の事は伏せて相談する。
「それで?刺激が欲しいって事?」
「刺激ってわけでもないけど、
普段とは違うことをしたくて・・・
ほら、マンネリって言われてるじゃない?」
すみれが苦笑を浮かべながら言う。
「まあね・・・」
ひなのも苦笑する。
彼女も同棲する恋人がいると聞いたことがあるので、
何か思うところがあるのかも知れない。
「その『刺激』というのを具体的に決めてみたら?」
「具体的に?」
「そう。刺激って一口に言っても色んな種類あるし・・・」
そこまで言うとひなのも考える。
「例えばほら、気晴らしにデートでもしてみるとか?」
ひなのが提案する。
「で、デートか・・・」
すみれは考えてみる。
そういえば最近二人きりで出かける事は
あまりなくなっていた気がする。
これは同棲による弊害かもしれない。
「最近は二人で遠くに行くとかないでしょ?」
「う・・・」
(なんだか痛いところを突かれた)
図星をつかれてすみれは返す言葉に詰まる。
「もっと色々遊びに行ったりとかしていいと思うよ?
お互い何か新しい発見があるかもしれないし」
ひなのがそう言って微笑む。
「そ、そうだね・・・」
すみれも微笑んで頷いた。
つづく
「あん!あぁ・・・すごいよぉユキちゃん!」
「すみれ、好きだよ。愛してるよ」
「あぁ・・・私もだよ。ユキちゃんのこと大好きぃ!」
「はぁん!あぁ・・・気持ちいいよぉ・・・」
二人はベッドの上で激しく愛し合っていた。
ユキヤがベッドに拘束され、
その上にいるすみれが上下に動きながら
お互いの性器を結合していた。
結合部は粘着質な液体で濡れそぼっており、
ぐちゅぐちゅと淫らな音を部屋に響かせていた。
「あっ・・・あぐぅぅ・・で、出るぅぅ・・・出ちゃうぅ!」
「はぁぁ・・・ユキちゃんの、あ、熱いよぅ・・・」
ユキヤは腰をガクガクさせて痙攣しながら絶頂を迎えた。
結合部から白濁の液体がだらだらと流れ出ている。
「あぁん・・・もっとぉ・・・もっと私の中にぃ・・・!」
すみれも身体を小刻みに震わせて絶頂を迎えていた。
「はぁ、はぁはぁ・・・」
2人とも肩で息をしつつ折り重なった。
「ふふ、いっぱい出たねぇ」
「そうだね・・・ふぅ・・・」
「・・・・・」
「どうしたの?」
無言になるユキヤにすみれが尋ねた。
「いや、ちょっと考え事を・・・」
「何か悩み事でもあるの?」
「・・・ううん、何でもない事だよ」
(・・・なんだ?この感じ)
ユキヤは頭の片隅に何か引っかかるものを感じていた。
いつものように手足を拘束されてはいたが、
すみれから沢山愛されて、行為自体も文句なく気持ちがいい。
しかし何か違和感を感じる・・・。
「どうしたの、ユキちゃん?」
「ううん、なんでもないよ」
すみれには心配かけたくない。
だからなんでもないことにする。
(まぁ・・・いっか)
***
ユキヤの感じていた違和感は、実はすみれも感じていた。
翌日、湯船に浸かりながら彼女は考える。
「なんだろう?あの違和感・・・」
すみれはため息を吐く。
確かにユキヤとの行為自体に何も問題はない。
しかし何かが足りない感じがする。
その足りないものが、自分の心にぽっかりと
大きな穴を開けているようだった。
(私もユキヤも気持ちいい・・・筈なんだけど)
「すみれ、あんまり長く浸かってるとのぼせちまうぞ」
洗い場で身体を洗っているユキヤが注意する。
「あ、ごめんね。もう上がるよ」
すみれは湯船からあがり、
脱衣所でバスタオルを身体や髪を拭いた。
程なくして体を洗い終えたユキヤも脱衣所にやって来る。
「どうした?なんか悩み事でもあるのか?」
ユキヤは身体を拭きながらすみれに尋ねた。
「・・・ううん、なんでもないよ」
「そっか、ならいいや」
「ごめんね」
「謝ることじゃねぇって」
そう言ってユキヤは早々に服を着ると風呂場から出て行く。
「・・・おかしいのかな、私」
すみれはそう呟いて風呂から上がる。
彼女の頭にはまだ何か引っかかっているものがあった。
(何だろう、この違和感・・・)
その何かが一体何なのか彼女にはわからなかった。
***
「それはマンネリって奴っすね」
数日後、喫茶店ですみれの相談を聞いた浅葱はそう返した。
「マンネリ?」
「そうっスよ。分かりやすく言うと、
お互いに刺激が足りないって事っス」
浅葱のその言葉を、すみれはいまいち理解できなかった。
「同棲していると陥りやすいとは聞いていたっスが、
まさかすみれちゃん達にも起こるとは意外だったっスよ」
浅葱はいつものように特大パフェ食べながら言った。
「はあ・・・」
「長い間一緒にいすぎて、お互いにそこにいるのが
当たり前になってないっスか?」
「う、それは・・・」
浅葱の言葉にすみれは言葉を詰まらせた。
確かにそうかも知れない。
2人とも1日の殆どの時間を一緒に過ごしている。
夜の行為だってすっかり生活の一部になってしまっている。
「気を付けないと、次第に刺激もときめきも感じなくなって、
別れてしまうなんてこともあり得るっスからね」
浅葱がいつになく厳しい口調で言う。
「でも・・・どうすればいいの?」
すみれは不安げな表情で尋ねる。
「そうっスね・・・」浅葱は少し考えてから答えた。
「ひょっとしてすみれちゃん、
さっちゃんの喜ぶことばかりしてないっスか?」
『さっちゃん』とは浅葱がユキヤの名字
『茶木』から取った仇名である。
「え・・・?」
すみれにとって、行為中に第一とするのは
ユキヤが気持ち良くなることだ。
(だってそうしないと、可愛く鳴いてくれないし・・・)
すみれはそう考えている。
「あー、その顔は心当たりがある顔っスね」
浅葱がジト目ですみれを見る。
「え?え?」
図星を突かれたすみれは動揺した。
「相手の喜ぶ事をある程度把握してしまうと、
それがパターン化する恐れがあるっス。」
「パターン化?」
浅葱は頷いて続ける。
「そうっス。
例えば、すみれちゃんがさっちゃんに口でするとき、
さっちゃんの好きなやり方や
感じる場所を把握してしまっているから、
その方法でしかしなくなるじゃないスか?」
「・・・あの、浅葱さん、あまり露骨な表現は・・・」
すみれは浅葱のあまりな言動に
赤くなりながらツッコミを入れるが、
彼女のいう事も一理ある気がした。
確かにすみれはユキヤが喜ぶことをしてしまう傾向がある。
それは今までの行為で自覚していることだ。
「・・・確かに最近ある程度パターンが決まっていたかも」
すみれは考え込みながら言う。
「それがマンネリの原因になっているんスよ」
「なるほど・・・」
すみれは浅葱の指摘に納得する。
「でも、どうしたらいいのかな?」
「それは・・・まぁ、自分で考えるっス」
浅葱が意地悪そうな笑みを浮かべて言う。
(うう、この人、楽しんでるな)
すみれは内心でため息を吐いた。
(そんな事で別れることになったら・・・)
すみれは不安に思いながらも、
浅葱のアドバイスに従うことにした。
***
(マンネリから脱却する方法か・・・)
大学で講義の後、すみれは考えていた。
ユキヤとのマンネリを打開するにはどうしたらいいのかと。
(新しい事・・・っていっても
あんまり過激になり過ぎるのもなぁ。
だってもう充分過激・・・って違う!)
すみれは1人でノリツッコミをする。
(考えすぎも良くないのかな?)
マンネリ対策なために新しい刺激を求め続けても、
多分キリがなくなるだろう。
エスカレートしすぎて目的と手段が逆転してしまっては
それこそ元も子もない。
それにそれではまた闇雲に『刺激』を求めて、
より過激なプレイに走ってしまうだけだろう。
「うーん・・・」
「どうしたの?すみれ、元気ないぞ!」
悩むすみれに誰かが声をかける。
「え?いや、あの・・・」
声をかけてきたのは、すみれの友人、ひなのであった。
「ボーっとしてたけど大丈夫?」
「う、うん。ちょっと考え事してただけ」
すみれはひなのに相談してみることにした。
「なるほど、恋人付き合いのマンネリから脱却したい・・・」
「うん、そうなの」
・・・とはいってもあまり露骨な話も出来ないので、
夜の生活の事は伏せて相談する。
「それで?刺激が欲しいって事?」
「刺激ってわけでもないけど、
普段とは違うことをしたくて・・・
ほら、マンネリって言われてるじゃない?」
すみれが苦笑を浮かべながら言う。
「まあね・・・」
ひなのも苦笑する。
彼女も同棲する恋人がいると聞いたことがあるので、
何か思うところがあるのかも知れない。
「その『刺激』というのを具体的に決めてみたら?」
「具体的に?」
「そう。刺激って一口に言っても色んな種類あるし・・・」
そこまで言うとひなのも考える。
「例えばほら、気晴らしにデートでもしてみるとか?」
ひなのが提案する。
「で、デートか・・・」
すみれは考えてみる。
そういえば最近二人きりで出かける事は
あまりなくなっていた気がする。
これは同棲による弊害かもしれない。
「最近は二人で遠くに行くとかないでしょ?」
「う・・・」
(なんだか痛いところを突かれた)
図星をつかれてすみれは返す言葉に詰まる。
「もっと色々遊びに行ったりとかしていいと思うよ?
お互い何か新しい発見があるかもしれないし」
ひなのがそう言って微笑む。
「そ、そうだね・・・」
すみれも微笑んで頷いた。
つづく
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