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第13話:嵐の日(後編)
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「待っててね!今準備するから!」
すみれはそう言うとユキヤにキスをした。
すみれはペニスバンドを用意し始める。
やっぱり装着するのに時間が掛かるらしい。
ようやく付け終わるとユキヤの前に向き直った。
「やっぱり付けてるときって、恥ずかしいな・・・」
すみれがちょっと照れ臭そうにする。
「どうして?いつもやってることなのに」
「・・・気分の問題ってやかつもね。」
「へぇ、お前でもそんなこと気にするんだ」
「・・・どういう意味よ?!」
すみれが口をとがらせて、ぷいっとそっぽを向いてしまう。
「・・・・!」
しかしそっぽを向いた途端、表情が緩む。何か思いついたようだ。
「ねぇ、今日はユキちゃんが上になってみない?」
「上って?」
「だから今日は、私が横になってじっとしてるから、
ユキちゃんが上に乗っかるの!」
「お、おい、ちょっと待て!それじゃあまるで・・・」
「騎乗位だよ。知らないの?」
「知ってるけど、なんでいきなり・・・」
「いいからいいから!ほら、やってみなよ。」
すみれはベッドの上に寝転がる。
「う、うう・・・」
ユキヤは躊躇した。
「大丈夫だって、私と繋がるのは変わらないんだし。」
「・・・わかったよ。」
ユキヤはすみれに覆いかぶさる。
(騎乗位するなんて初めてなんだけど・・・)
「なんか、ドキドキしちゃうね」
すみれはユキヤの顔を見て笑う。
「・・・そうだな」
ユキヤも照れながら笑い返した。
「ふふ、可愛い」
すみれはユキヤの頬を撫でるとキスをした。
「んっ・・・」
ユキヤも舌を絡ませる。
「ぷはぁ」
唇を離すとお互いの唾液で糸を引いた。
普段と上下が逆というだけでなんだか新鮮な感じがする。
「ねえ、ユキちゃん。もう入れたい?」
「え?」
「もう我慢できないんでしょ?」
「う、うるさいな」
「じゃあ入れても良いよ」
すみれにはすっかり本心を見透かされている。
「わ・・・わかったよ?」
「ただし、ゆっくり入れるのよ」
「わ、わかってるよ!」
ユキヤはすみれの腰をつかむ。
そしてすみれのモノを自分のアナルにあてがう。
「一応ローションは塗ってあるから痛くはないと思うけど・・・」
「・・・い、行くぞ」
「良いよ、来て」
ユキヤはゆっくりと腰を沈める。
「うう、うぐぅ」
ペニバンが腸内に侵入してくる感覚に、
ユキヤは苦しそうにうめき声をあげる。
「ユキちゃん、無理しない方が・・・」
「だ、大丈夫、すぐ慣れるから・・・」
ユキヤは深呼吸をして息を整えると、一気に奥まで突き入れた。
いつにも増して、女の子が入れられてる気分が強い・・・
「ここが・・ユキちゃんの一番奥なのかな?」
「たぶん、そうだと思う」
「動いてみて?」
「わかった」
ユキヤはゆっくりとピストン運動を始める。
「ああ・・・んんっ・・・あふぅん・・・」
自分で動いて自分で喘ぎ声を出す・・・何とも言えない気分になってくる。
(なんか俺が、物凄く貧欲に求めてるみたい・・・)
ユキヤはそう考えると、とても恥ずかしくなってきた。
そしてすみれの方に目をやると、彼女も顔を真っ赤にしながら
目を丸くしてこちらを見ている。
「・・・あれ?俺何かまずいことしてる?」
「ううん、ただ・・・」「ただ?」
「男の子の騎乗位ってなんかすごいなって・・・」
「・・・・・・!」
それを聞いた途端、ユキヤの顔は一気に真っ赤になった・・・。
「あの、その、ごめんね?変なこと言っちゃって」
「・・・別にいいよ。もう・・・」半ばヤケクソ気味に返す。
「ところでさ、これ、すごく気持ちいいね」
「そ、そうなのか?」
「うん、自分で動くより全然気持ちいいよ」
すみれの付けているペニスバントのハーネスの内側には、
装着者用のディルドが仕込まれている。
これは『自分だけが気持ちよくなりたくない』
というユキヤの希望からだった。
「そうか・・・なら良かった。」
「・・・でも、やっぱり私は上の方が好きかな」
「そうなの?」
「うん、ユキちゃんが一生懸命頑張ってくれてるのは嬉しいけど、
私もユキちゃんを気持ち良くさせたいな」「じゃあ、次は交代するか」
「ゴメンね、私が言い出したのに。」
「別にいいよ、じゃあすみれ、上になってくれる?」
「オッケー」
ユキヤとしてはこの体勢は恥ずかしすぎたので、
すみれの方から申し出てくれたのは、むしろありがたかった。
すみれは起き上がるとユキヤの上に跨った。
(こうして見ると、すみれの身体は本当に綺麗だな)
ユキヤはすみれの身体をまじまじと見つめる。
「そんなに見ないでよぉ」
すみれは自分の身体を隠すように手で覆う。
「なんで隠すんだよ」
「だって、恥ずかしいし」
「俺は見てるだけなのに?」
「それでもだよ!」
「まあいいか」
ユキヤはすみれの胸元に手を伸ばす。
「ひゃあっ!?」
すみれはビクッとした。
「ちょ、ちょっと!いきなり触らないでよ!」
「え、ダメなの?」
「ダ、ダメじゃないけど、心の準備とかあるじゃん!」
「そう言われてもなぁ」
「もう!そんな事ばっかり言ってるとこうしちゃうよ!」
すみれは声を荒げてそう言うと、両足をもって
ユキヤの中へ勢いよく挿入した。
「あぐぅっ・・・!」
いきなりの刺激に思わずなさけない声をあげてしまう。
「挿れられて・・・気持ちいいんでしょう?」
ユキヤは声を絞り出して答える。「き、きもちぃです・・・」
「素直でよろしい♪」
すみれは嬉々として腰を動かし始める。
「ほらほら、どう?」
ユキヤの一番奥に、すみれのペニバンが何度も当たる。
最近慣れてきたようですみれの腰使いも上手くなっており、
すぐにイキそうになる。
「あぁ・・ひんっ・・ひぅ、ひぅん・・・しゅ、しゅごい・・・」
理性が思わず消し飛びそうになるほど気持ちがいい。
「ねぇ、どこが気持ち良いの?」
「お、おくぅ・・・」
「奥が好きなの?こんな風に?」
すみれはグリグリとユキヤの奥を刺激した。
「ああぁぁん!そ・・・そんなとこにぃ!」
「フフン、ここが良いんだね?」
「うん・・・そこ、すごくいい・・・」
「そう、それじゃあもっと突いてあげるね?」
すみれが少し興奮した声で言った。
「うん、いっぱい・・・いっぱい突いて・・・」
すみれはユキヤの中を前立腺もろともガンガン攻める。
「んん、はぁん!・・・奥に・・・しゅごく・・・あたりゅぅ・・・」
後ろの穴の快楽には本当に終わりがない。
快感は弱まるどころか増していくばかりだ。
そしてそんな状態で刺激ばかりが与えられ、
ユキヤはだんだん思考が止まり、呂律が回らなくなってくる。
「あぁ、あんっ!・・・そんな・・・そんなにされたら・・・あぁっ!」
「ふふん、可愛いなぁ・・・ほんっとーに君は!」
すみれも目をギラギラとさせ、彼を見つめていた。
「すみれぇ・・・キスしたい・・・」
「・・・いいよ。」
すみれはユキヤに覆いかぶさるようにして口づけをした。
舌を入れながら激しくピストンする。
「ぷはっ、すみれぇ・・ちょっと・・・すご・・・」
「ユキちゃんこそ、お〇ん〇んすごいよ?」
「それは・・・すみれが・・・持ち良すぎるからぁ・・・」
「あ、嬉しいことを言ってくれるね?」
「ちょ、ちょっと・・・ダメ、出るぅ・・・」
ユキヤの顔は涙と汗でぐちゃぐちゃになっていた。
「何が出るのかな~?」
「やめ、ちょっとストップ」
「ダーメ♪」
すみれは更に動きを早くする。
「ホント・・・だめぇ、もう出る、漏れちゃう!」
「出しちゃえば!」「イク、イッちゃう!ダメ、出るぅぅぅ・・・」
そうしてユキヤが今まさに射精しようというその時
「じゃあ私も出しちゃおうかな」
すみれの口から信じられないセリフが出てきた。
「えつ?!・・・まってぇ・・・それ、どういう・・・」
すみれのセリフに驚いたユキヤが何か言おうとしたが遅かった。
その次の瞬間ユキヤは果てた。
「あ・・・あぁぁ・・・」
それと同時に自分の体内に何か生暖かいものが放たれたのを
ハッキリと感じ取った・・・。
「はぁ・・・はぁ、はぁ・・・」
「ユキちゃん、もうすっかりおしりだけでイケるようになったね」
すみれはユキヤの頭を撫でた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」
息を整えているユキヤをすみれは抱きしめる。
「ユキちゃん、愛してる」
「待って・・・今俺の中に・・・何が・・・」
いくら精巧に出来てはいてもすみれのは所詮はただのディルドだ。
(そんな偽物のペニスから射精なんてできっこないのに・・・)
ユキヤは自分の中に放たれたものが何なのか理解できなかった・・・。
「お、驚いた・・・・?!「驚いたよ!てか・・・今の何?!」
ユキヤは困惑しながらもすみれに質問する。
「だ、大丈夫だよ、これはただのローションだから」
「ローション?!」
ユキヤは思わず叫んだ。
「最近の大人のオモチャって凄いんだね・・・
疑似射精が出来るのもあるんだよ。」
すみれがいたずらっぽく笑った。
「じゃあ俺の中に出したのは・・・」
「そ、だからそのためのローション。安心した?」
「わ、わかったけど・・・ま、紛らわしいなぁ・・・」
ユキヤはホッとした表情を見せた。
「でも・・・一度ぐらい中で出してあげたかったし・・・」
すみれが下を向いて小声でぼそりと言った。
「すみれ?」
「なんでもなーい」
ユキヤの疑問にすみれは答えなかった。
「ねぇ、ユキちゃん。このあと今日は何しよっか」
「そうだなぁ、とりあえず少し昼寝しようか」
「賛成」
二人はベッドの上でそのまま横になった。
***
「雨、まだ止まないね・・・」
「ああ、止む気配もないな」
夕方になっても外は相変わらずの豪雨だった。
「せっかくのお休みなのになぁ・・・」
「仕方がないさ。こういう日もある」
夕方近くになって、ようやく目を覚ました、ユキヤとすみれは
ソファに並んで座ってのんびりしていた。
夕飯まではまだ少し時間がある。
先ほどからすみれはタブレットで通販サイトを見ている。
(またろくでもないもの買う気でいるんだろうな・・・)
そう思ったユキヤだったがあえて何も言わずにいた。
「ユキちゃん、これどう思う?」
すみれはユキヤに画面を見せるように向きを変えた。
そこには『アナルバイブ』の文字があった。
「ん~、いいんじゃないかな」
ユキヤは適当に返事をする。
(どうせ止めても買うくせに・・・)
ユキヤは呆れながらため息を吐いた。
「すごい!これ私の腕ぐらいの太さがあるんだって!」
すみれはとても興奮していた。
「・・・!!!?」
一瞬ユキヤの時が止まる。
「ねえ、ユキちゃん。試しに使ってみようと思うんだけどどうかな?」
「入るか!!そんなもん!!」ユキヤは声を荒げた。
「ええ?入らないかなぁ」
「無理だって言ってるだろ!!」さすがにいつになく必死に止める。
「やってみないと分からないじゃん」
「・・・やめて!大体そのせいでもし俺の身体がぶっ壊れたら
お前だって困るだろ!!」
本当にシャレにならない事態になりそうだったので、
最後には怒鳴り声になっていた。
「あ、それは確かに・・・」
「とにかく俺は嫌だからな!」
「分かった、じゃあ今回は諦める」
「分かってくれたならそれで良い・・・」
ひとしきり怒鳴った後、ユキヤは更に深いため息を吐いた。
「ユキちゃん、疲れてるみたいだけど大丈夫?」
「誰のせいでこんなになってると思ってるんだよ・・・」
「ごめんなさい・・・でも売ってるってことは、
世の中これが入る人がいるって事だよね?」
「もう黙ってくれ・・・」
ユキヤは頭を抱えた。
(俺の身体、本当に無事で済むかな・・・)
ユキヤは不安に駆られていた。
おわり
すみれはそう言うとユキヤにキスをした。
すみれはペニスバンドを用意し始める。
やっぱり装着するのに時間が掛かるらしい。
ようやく付け終わるとユキヤの前に向き直った。
「やっぱり付けてるときって、恥ずかしいな・・・」
すみれがちょっと照れ臭そうにする。
「どうして?いつもやってることなのに」
「・・・気分の問題ってやかつもね。」
「へぇ、お前でもそんなこと気にするんだ」
「・・・どういう意味よ?!」
すみれが口をとがらせて、ぷいっとそっぽを向いてしまう。
「・・・・!」
しかしそっぽを向いた途端、表情が緩む。何か思いついたようだ。
「ねぇ、今日はユキちゃんが上になってみない?」
「上って?」
「だから今日は、私が横になってじっとしてるから、
ユキちゃんが上に乗っかるの!」
「お、おい、ちょっと待て!それじゃあまるで・・・」
「騎乗位だよ。知らないの?」
「知ってるけど、なんでいきなり・・・」
「いいからいいから!ほら、やってみなよ。」
すみれはベッドの上に寝転がる。
「う、うう・・・」
ユキヤは躊躇した。
「大丈夫だって、私と繋がるのは変わらないんだし。」
「・・・わかったよ。」
ユキヤはすみれに覆いかぶさる。
(騎乗位するなんて初めてなんだけど・・・)
「なんか、ドキドキしちゃうね」
すみれはユキヤの顔を見て笑う。
「・・・そうだな」
ユキヤも照れながら笑い返した。
「ふふ、可愛い」
すみれはユキヤの頬を撫でるとキスをした。
「んっ・・・」
ユキヤも舌を絡ませる。
「ぷはぁ」
唇を離すとお互いの唾液で糸を引いた。
普段と上下が逆というだけでなんだか新鮮な感じがする。
「ねえ、ユキちゃん。もう入れたい?」
「え?」
「もう我慢できないんでしょ?」
「う、うるさいな」
「じゃあ入れても良いよ」
すみれにはすっかり本心を見透かされている。
「わ・・・わかったよ?」
「ただし、ゆっくり入れるのよ」
「わ、わかってるよ!」
ユキヤはすみれの腰をつかむ。
そしてすみれのモノを自分のアナルにあてがう。
「一応ローションは塗ってあるから痛くはないと思うけど・・・」
「・・・い、行くぞ」
「良いよ、来て」
ユキヤはゆっくりと腰を沈める。
「うう、うぐぅ」
ペニバンが腸内に侵入してくる感覚に、
ユキヤは苦しそうにうめき声をあげる。
「ユキちゃん、無理しない方が・・・」
「だ、大丈夫、すぐ慣れるから・・・」
ユキヤは深呼吸をして息を整えると、一気に奥まで突き入れた。
いつにも増して、女の子が入れられてる気分が強い・・・
「ここが・・ユキちゃんの一番奥なのかな?」
「たぶん、そうだと思う」
「動いてみて?」
「わかった」
ユキヤはゆっくりとピストン運動を始める。
「ああ・・・んんっ・・・あふぅん・・・」
自分で動いて自分で喘ぎ声を出す・・・何とも言えない気分になってくる。
(なんか俺が、物凄く貧欲に求めてるみたい・・・)
ユキヤはそう考えると、とても恥ずかしくなってきた。
そしてすみれの方に目をやると、彼女も顔を真っ赤にしながら
目を丸くしてこちらを見ている。
「・・・あれ?俺何かまずいことしてる?」
「ううん、ただ・・・」「ただ?」
「男の子の騎乗位ってなんかすごいなって・・・」
「・・・・・・!」
それを聞いた途端、ユキヤの顔は一気に真っ赤になった・・・。
「あの、その、ごめんね?変なこと言っちゃって」
「・・・別にいいよ。もう・・・」半ばヤケクソ気味に返す。
「ところでさ、これ、すごく気持ちいいね」
「そ、そうなのか?」
「うん、自分で動くより全然気持ちいいよ」
すみれの付けているペニスバントのハーネスの内側には、
装着者用のディルドが仕込まれている。
これは『自分だけが気持ちよくなりたくない』
というユキヤの希望からだった。
「そうか・・・なら良かった。」
「・・・でも、やっぱり私は上の方が好きかな」
「そうなの?」
「うん、ユキちゃんが一生懸命頑張ってくれてるのは嬉しいけど、
私もユキちゃんを気持ち良くさせたいな」「じゃあ、次は交代するか」
「ゴメンね、私が言い出したのに。」
「別にいいよ、じゃあすみれ、上になってくれる?」
「オッケー」
ユキヤとしてはこの体勢は恥ずかしすぎたので、
すみれの方から申し出てくれたのは、むしろありがたかった。
すみれは起き上がるとユキヤの上に跨った。
(こうして見ると、すみれの身体は本当に綺麗だな)
ユキヤはすみれの身体をまじまじと見つめる。
「そんなに見ないでよぉ」
すみれは自分の身体を隠すように手で覆う。
「なんで隠すんだよ」
「だって、恥ずかしいし」
「俺は見てるだけなのに?」
「それでもだよ!」
「まあいいか」
ユキヤはすみれの胸元に手を伸ばす。
「ひゃあっ!?」
すみれはビクッとした。
「ちょ、ちょっと!いきなり触らないでよ!」
「え、ダメなの?」
「ダ、ダメじゃないけど、心の準備とかあるじゃん!」
「そう言われてもなぁ」
「もう!そんな事ばっかり言ってるとこうしちゃうよ!」
すみれは声を荒げてそう言うと、両足をもって
ユキヤの中へ勢いよく挿入した。
「あぐぅっ・・・!」
いきなりの刺激に思わずなさけない声をあげてしまう。
「挿れられて・・・気持ちいいんでしょう?」
ユキヤは声を絞り出して答える。「き、きもちぃです・・・」
「素直でよろしい♪」
すみれは嬉々として腰を動かし始める。
「ほらほら、どう?」
ユキヤの一番奥に、すみれのペニバンが何度も当たる。
最近慣れてきたようですみれの腰使いも上手くなっており、
すぐにイキそうになる。
「あぁ・・ひんっ・・ひぅ、ひぅん・・・しゅ、しゅごい・・・」
理性が思わず消し飛びそうになるほど気持ちがいい。
「ねぇ、どこが気持ち良いの?」
「お、おくぅ・・・」
「奥が好きなの?こんな風に?」
すみれはグリグリとユキヤの奥を刺激した。
「ああぁぁん!そ・・・そんなとこにぃ!」
「フフン、ここが良いんだね?」
「うん・・・そこ、すごくいい・・・」
「そう、それじゃあもっと突いてあげるね?」
すみれが少し興奮した声で言った。
「うん、いっぱい・・・いっぱい突いて・・・」
すみれはユキヤの中を前立腺もろともガンガン攻める。
「んん、はぁん!・・・奥に・・・しゅごく・・・あたりゅぅ・・・」
後ろの穴の快楽には本当に終わりがない。
快感は弱まるどころか増していくばかりだ。
そしてそんな状態で刺激ばかりが与えられ、
ユキヤはだんだん思考が止まり、呂律が回らなくなってくる。
「あぁ、あんっ!・・・そんな・・・そんなにされたら・・・あぁっ!」
「ふふん、可愛いなぁ・・・ほんっとーに君は!」
すみれも目をギラギラとさせ、彼を見つめていた。
「すみれぇ・・・キスしたい・・・」
「・・・いいよ。」
すみれはユキヤに覆いかぶさるようにして口づけをした。
舌を入れながら激しくピストンする。
「ぷはっ、すみれぇ・・ちょっと・・・すご・・・」
「ユキちゃんこそ、お〇ん〇んすごいよ?」
「それは・・・すみれが・・・持ち良すぎるからぁ・・・」
「あ、嬉しいことを言ってくれるね?」
「ちょ、ちょっと・・・ダメ、出るぅ・・・」
ユキヤの顔は涙と汗でぐちゃぐちゃになっていた。
「何が出るのかな~?」
「やめ、ちょっとストップ」
「ダーメ♪」
すみれは更に動きを早くする。
「ホント・・・だめぇ、もう出る、漏れちゃう!」
「出しちゃえば!」「イク、イッちゃう!ダメ、出るぅぅぅ・・・」
そうしてユキヤが今まさに射精しようというその時
「じゃあ私も出しちゃおうかな」
すみれの口から信じられないセリフが出てきた。
「えつ?!・・・まってぇ・・・それ、どういう・・・」
すみれのセリフに驚いたユキヤが何か言おうとしたが遅かった。
その次の瞬間ユキヤは果てた。
「あ・・・あぁぁ・・・」
それと同時に自分の体内に何か生暖かいものが放たれたのを
ハッキリと感じ取った・・・。
「はぁ・・・はぁ、はぁ・・・」
「ユキちゃん、もうすっかりおしりだけでイケるようになったね」
すみれはユキヤの頭を撫でた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」
息を整えているユキヤをすみれは抱きしめる。
「ユキちゃん、愛してる」
「待って・・・今俺の中に・・・何が・・・」
いくら精巧に出来てはいてもすみれのは所詮はただのディルドだ。
(そんな偽物のペニスから射精なんてできっこないのに・・・)
ユキヤは自分の中に放たれたものが何なのか理解できなかった・・・。
「お、驚いた・・・・?!「驚いたよ!てか・・・今の何?!」
ユキヤは困惑しながらもすみれに質問する。
「だ、大丈夫だよ、これはただのローションだから」
「ローション?!」
ユキヤは思わず叫んだ。
「最近の大人のオモチャって凄いんだね・・・
疑似射精が出来るのもあるんだよ。」
すみれがいたずらっぽく笑った。
「じゃあ俺の中に出したのは・・・」
「そ、だからそのためのローション。安心した?」
「わ、わかったけど・・・ま、紛らわしいなぁ・・・」
ユキヤはホッとした表情を見せた。
「でも・・・一度ぐらい中で出してあげたかったし・・・」
すみれが下を向いて小声でぼそりと言った。
「すみれ?」
「なんでもなーい」
ユキヤの疑問にすみれは答えなかった。
「ねぇ、ユキちゃん。このあと今日は何しよっか」
「そうだなぁ、とりあえず少し昼寝しようか」
「賛成」
二人はベッドの上でそのまま横になった。
***
「雨、まだ止まないね・・・」
「ああ、止む気配もないな」
夕方になっても外は相変わらずの豪雨だった。
「せっかくのお休みなのになぁ・・・」
「仕方がないさ。こういう日もある」
夕方近くになって、ようやく目を覚ました、ユキヤとすみれは
ソファに並んで座ってのんびりしていた。
夕飯まではまだ少し時間がある。
先ほどからすみれはタブレットで通販サイトを見ている。
(またろくでもないもの買う気でいるんだろうな・・・)
そう思ったユキヤだったがあえて何も言わずにいた。
「ユキちゃん、これどう思う?」
すみれはユキヤに画面を見せるように向きを変えた。
そこには『アナルバイブ』の文字があった。
「ん~、いいんじゃないかな」
ユキヤは適当に返事をする。
(どうせ止めても買うくせに・・・)
ユキヤは呆れながらため息を吐いた。
「すごい!これ私の腕ぐらいの太さがあるんだって!」
すみれはとても興奮していた。
「・・・!!!?」
一瞬ユキヤの時が止まる。
「ねえ、ユキちゃん。試しに使ってみようと思うんだけどどうかな?」
「入るか!!そんなもん!!」ユキヤは声を荒げた。
「ええ?入らないかなぁ」
「無理だって言ってるだろ!!」さすがにいつになく必死に止める。
「やってみないと分からないじゃん」
「・・・やめて!大体そのせいでもし俺の身体がぶっ壊れたら
お前だって困るだろ!!」
本当にシャレにならない事態になりそうだったので、
最後には怒鳴り声になっていた。
「あ、それは確かに・・・」
「とにかく俺は嫌だからな!」
「分かった、じゃあ今回は諦める」
「分かってくれたならそれで良い・・・」
ひとしきり怒鳴った後、ユキヤは更に深いため息を吐いた。
「ユキちゃん、疲れてるみたいだけど大丈夫?」
「誰のせいでこんなになってると思ってるんだよ・・・」
「ごめんなさい・・・でも売ってるってことは、
世の中これが入る人がいるって事だよね?」
「もう黙ってくれ・・・」
ユキヤは頭を抱えた。
(俺の身体、本当に無事で済むかな・・・)
ユキヤは不安に駆られていた。
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