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第5話:ぽんこつ女王様(その1)

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掛かっていた。
相変わらず夜の生活ではすみれが主導権を握っている。

「あぁ・・・んん・・・」
「ふぅっ!うぐっ!」
今日も二人はベッドの上で絡み合っていた。
ユキヤの手足には相変わらず枷がされ、首には黒い首輪がはめれている。
そして股間からはピンク色をしたローターが垂れていた。
(ああっ、ダメだ・・・また・・・すぐ気持ち良くなる・・・)
心の中でいくら否定しようとも、身体はそれを裏切るようにどんどん感じてしまっていた。

「ほらっ、イキたいんでしょ?イッちゃいなさいよ?」
そう言うとすみれは乳首をギュッとつねりあげた。
その瞬間、ユキヤの頭の中に電流が流れるような快感が流れ込んだ。
「あああんっ!!!」
ビクンっと身体を大きく跳ねさせながら、ユキヤ悶えていた。

「上も下もすっかり敏感になっちゃったね」
そんなユキヤを見ながら、すみれは妖艶に微笑んだ。
「う、うぅ・・・」
先ほどから乳首を弄られるのとアナルに入れられたローターによる刺激が続き、
ペニスにだけ何もされていない。
それなのにもう我慢の限界を迎えそうなくらい大きくなっていた。
しかしすみれはそれを見てニヤリと笑みを浮かべると、そのまま手を離してしまった。

「あっ・・・」
思わず声が漏れてしまう。するとそれに気を良くしたのか、
すみれはユキヤの耳元に口を近づけてきた。
「ねえユキちゃん、どうして欲しい?言ってみて」
吐息交じりの甘い声で囁く。ゾクッとした感覚が背筋を走る。

ユキヤはしばらく葛藤していたが、とうとう限界を迎えたようだった。
「お願いします・・・イカせて・・・」
「じゃあ、お〇ん〇んと、乳首、後ろの穴とどれでイキたいの?」
「全部・・・全部です・・・」
別に欲張ったわけではなく、どれを選んでも結局全部使ってイかされるので、
こう答えるほかないのだ。

「よく言えたわねぇ。偉いよぉ」
すみれは優しく頭を撫でると、手始めにユキヤの胸の突起を口に含んできた。
舌先で転がされるたびに、腰のあたりからぞくぞくするような快感が駆け巡る。
すみれはそのまま片方の手でもう片方の乳首をつまんできた。
「ああぁっ!」
突然の強い快楽に耐えきれず、大きな喘ぎ声をあげてしまった。

すみれはそれに構わず今度は両方の胸に吸い付いてきた。
ちゅぱちゅぱと音を立てながら舐められ吸われていくうちに、頭がボーっとしてくる。
さらにすみれの手は下半身へと伸びていき、ついにアナルに入っていたローターを掴まれた。
そしてゆっくりと引き抜かれる。
「ひゃうんっ!」
思わず情けない声が出てしまい、慌てて口を押さえようとするが、両手は動かせない。

「うーん、これぐらいほぐれてたら、指全部入っちゃいそうだけど・・・」
言い終わる前にすでに2本の指が入れられていた。
「やっ、ちょっ・・・だめっ・・・!!」
必死に抵抗するが、もちろん無意味に終わる。
やがて、何かを探るような動きになったと思うと、
次の瞬間、強烈な電撃のようなものが走った。
「ひっ!あぁぁぁぁっ!!!」
今までで一番激しい反応を見せるユキヤを、すみれが嬉しそうに見つめている。
「あれ、ここかな?」
そしてもう一度その場所に触れると、また同じように電気が走る。
(ああ・・・そこを弄られると何も考えられなく・・・)
どうやら前立腺のあたりを刺激されたようだ。
すみれは執拗にその部分を責め立てる。

「あっ、ああぁ・・・ひぐっ!・・・ううぅぅ!」
もはや言葉を発する余裕もなく、ただひたすらに快感に耐えるしかなかった。
「そろそろいいかな」
すみれはアナルから指を引き抜く。ようやく終わったと思いきや、
次はペニスに手が伸ばされ、上下にしごかれる。
「さっきから、お〇ん〇ん弄られなくて寂しそうにしてたもんね」
「うぅ・・・」
恥ずかしさと悔しさがこみ上げてくるが、
今更抵抗しても無駄なのはわかっているのでされるがままになるしかない。

「ほぉ~ら、気持ちいいでしょ?我慢しないで出しちゃいなさい」
「あ、あっ、ダメ・・・出ます・・・イク・・・イッくううう!!」
ドピュッドピューッ!! 勢いよく飛び出した精液がすみれの顔にかかる。
「きゃあっ!?もう、いきなり出さないでよ」
「ごめん・・・」
申し訳なさそうな顔で謝るユキヤだったが、すみれは顔についた
白濁を手で拭って口に含むと、妖艶な笑みを浮かべた。

「ふふん、濃いわねぇ。溜まってたの?」
「そりゃまあ、最近忙しかったから・・・」
ユキヤは気まずげに目を逸らす。
「でもまだまだ元気みたいだし、もう一回出しておこうか」
「えぇっ!?」
「大丈夫、今度はちゃんとお尻だけでイカせてあげるから」
「ちょっ、待っ―――」
「待たない♪」
結局その後、ユキヤは3度も搾り取られてしまうのだった。

***

(俺ら二人の関係って何なんだろう・・・)
事が済んでから、ベッドの中でユキヤはふと考える。
恋人同士であるのはまず大前提だが、自分たち二人の場合はそれだけではない。
(定番の『女王と奴隷』ってのは普段の生活考えると、そこまでじゃないし・・・)
自分を奴隷と呼ぶにしては、夜以外の生活があまりに自由だ・・・。
それにすみれだって普段を見ていると到底女王とは思えない。
むしろどちらかというと、ペットの犬を可愛がる
飼い主といったところだろうか。

ユキヤはそんなことを考えながら、隣に眠るすみれの寝顔を見る。
すやすやと安らかに眠っているすみれを見て、
ユキヤの中に悪戯心が芽生える。
ユキヤはゆっくりと手を伸ばすと、すみれの胸を揉んだ。
「んんっ・・・ん?」
一瞬すみれは嫌がるような素振りを見せたが、
すぐにユキヤの手を掴んで自分の胸に押し付けた。

「むにゃむにゃ・・・もっと触ってもいいのよ?」
どうやらまだ夢の中らしい。
(じゃあ遠慮なく・・・)
ユキヤはちょっと強めに乳首を吸う。
すると、すみれはビクッとして目を開いた。

「ちょっ、ちょっと!何してるの!?」
「いやぁ、なんか無性におっぱい吸いたくなって」
「あんたは赤ちゃんか!」
「・・・俺にはいつもやるのに」
「それはそれ、これはこれ」
「理不尽すぎる!」
「うるさい!」
「ぶへっ!」
すみれの手がユキヤの鼻をつまんだ。

「まったく、油断も隙もあったものじゃないわね」
「ごめん・・・」
「もう・・・」
そう言うとすみれはもぞもぞと布団にもぐる。

「ほら、早くこっち来なさい」
「えっ・・・?」
「今日くらい甘えていいから」
「あ、ああ・・・うん」
ユキヤがすみれの隣に潜り込む。そしてぎゅっと抱き着いた。
「よしよし、いい子いい子」
(なんか女王様というよりお母さんだよな・・・)
ユキヤはそのまま眠ってしまった。

***

「明日、飲み会あるんだけど行ってもいい?」
夕食時、すみれはユキヤに尋ねる。
「明日かぁ・・・俺バイトなんだよなぁ」ユキヤは少々難しい顔をする。
なぜならこれまですみれを一人で飲み会に行かせた結果、
ロクなことになっていないからだ。
なのでよっぽどのことがない限り、ユキヤが同行するのが通例だった。

「友達から頭数足りないからどうしてもって・・・お願いされてさぁ」
すみれは両手を合わせて頭を下げる。
「わかった、行くだけなら別に構わないけど」
「ホント?ありがとー、助かるぅ」
すみれは嬉しそうな顔でユキヤの手を握る。

「ただし、条件がある」
「な、なにかな?」
「サワー1杯以上のアルコールを一切取らない事!」
ユキヤはびしっと指を突きつける。
「あとその日だけはスマホの追跡アプリをオンしておく事!」
・・・少々過保護なような気もするが、
すみれを一人で飲み会に参加させることはそれだけ心配なのだ。

「はい、わかりました・・・」
すみれはしゅんとした顔で返事をする。
「あと、帰りは迎えに行くから連絡する事」
「は、はいっ・・・」
「もし約束破ったら、今度こそお酒禁止にするからな!」
「はい、気を付けます・・・」

ユキヤがこれだけ厳しいのは、すみれがお酒に弱い事も勿論だが、
とんでもない酒乱であることも知っているからである。
しかも本人は覚えてないのでなおさら質が悪かった。

以前すみれが酔っぱらい、ユキヤを襲ったことがあった。
その時はユキヤも必死で抵抗したが、結局はすみれのされるがままになり、
ユキヤも興奮して最後まで致してしまった。
(しかも翌日にはキレイに忘れててさぁ・・・)

ユキヤはあの時の事を思い出したのか、頭をぶんぶんと振る。
「どうしたの?」
「いや、なんでもない」
「ふ~ん」
すみれは何かを察しているような表情だったが、
それ以上は何も言わなかった。

「と、とにかく一定以上の酒は飲むなよ!」ユキヤは何度も念押しする。
「わかってるってば。しつこい男は嫌われるわよ」
「うぐっ・・・」
ユキヤは言い返せなかった。
「じゃあ、そういうことで」
「あ、ああ・・・」
こうして、すみれが飲み会に行くことが決定した。

***

翌日。
すみれは飲み会会場となる飲み屋へと向かう。その店は個室の居酒屋で、
すみれの友人が予約していた。
「ここか・・・」
店の中に入ると店員に案内される。
「こちらのお部屋です」
「ありがとうございます」
襖を開けると既に何人か集まっていた。
「すみれ、こっち!」先に来てる友人のひなのが呼ぶ。
「ごめんね、遅くなって」
「大丈夫、まだ始まってないし」
「そういえば、今日のメンツは誰が来るの?」
「えっと、確か・・・」
「こんばんは」
「あっ、君は確か・・・」
数人の中にいた一人の端正な顔立ちの青年が挨拶する。
「黄瀬センパイ、どうもです。そちらの方は白石さん・・・
でしたっけ?俺、黒川っていいます。」
「よろしく。今日は人数合わせで連れてきちゃったんだけど、
迷惑だったかな?」
「いえ、全然そんなことはないですよ。むしろ大歓迎というか」
「そっか。よかった」
「ねぇねぇ、ひなちゃん、この子誰だっけ?」
すみれはひなのに耳打ちする。

「うちのサークルの後輩の黒川君。まだ2年だけどいい子だよ。」
「へぇーそうなんだ」
「黒川君、こっちは親友のすみれ。色々と面白い子だよ~」
ひなのは黒川と呼ばれた青年にすみれを紹介する。
「ちょっと何よ!その雑な紹介の仕方は?!」
「だって、すみれがどんな人なのか分からないと、
紹介するの難しいじゃん」
「まぁ、確かにそれは一理あるけど・・・」
「はじめまして、改めて自己紹介しますね。
俺2年の黒川 瞬くろかわしゅんっていいます。」
そう言って黒川はすみれに笑いかけた。口元のホクロが印象的だ。
「こちらこそ、初めまして。白石すみれです」すみれは一礼する。

(なんかカッコよくて、女の子にモテそうな後輩ちゃんだな・・・
あれ?でもこの子、さっき私の事『白石さん』って呼んでたような・・・
気のせいかな?)

「すみれ、早く座ろう」
「うん、そうだね」
すみれは席に着く。

「すみれ、飲み物はビールで良いよね?」
「もちろん・・・」と言いかけてすみれはユキヤとの約束を思い出す。
「あ、私はレモンサワーで」と慌ててすみれは言い直した。
「はいはいっと」
「黒川君の分は何にする?」
「俺はとりあえず生で」
「了解」

「じゃあ、注文しとくから先に乾杯しようよ」
「オッケー」
「では皆さん、お疲れ様でした。カンパーイ!」
感じの音頭で乾杯し、飲み会が開始される。

飲み会のメンバーはほぼ顔見知りだったので、すぐに談笑が始まった。
「ところですみれ、最近何かあった?」
「ん?別に何もないけど、どうして?」
「いや、最近同棲始めたって聞いたから、
ラブラブ生活ついて聞きたいかな~って」
ひなのはニヤつきながら聞いてくる。

「う~ん、特に変わったことは無いと思うけど・・・」
ここにいる友人たちは、すみれ達の特殊過ぎる秘密については知らなかった。

「またまた、すみれも惚けるねぇ」
「ホントに無いってば。それに、私達、まだそこまで進んでないし」
「まだ、っていう事はいずれは進みたいと?」
「そういう訳じゃないけど・・・」
本当は進んでるどころではないが、ここで話しても
ややこしくなるだけなので、すみれはお茶を濁す。

「え?!白石さん、彼氏と同棲してるんですか?!」
黒川が興味ありげに聞いてくる。
「うん、そうだよ。最近付き合い始めて一緒に住み始めてるの」
「マジですか?!凄いですね!!」
「黒川君も彼女作ればわかるよ。楽しいし、
嬉しいし、幸せだし、毎日が充実してるよ」
「へぇーそうなんですね。白石さんみたいなきれいな人が
彼女だなんて羨ましいなぁ」
黒川がちょっと上目遣いに言ってきた。

「いやいやそんな事ないって。黒川君、カッコいいじゃん」
すみれも照れながら返す。
「ありがとうございます。そう言ってもらえると嬉しいです」
そう言って黒川はにっこりと笑って見せた。
「もう、黒川君ってば、お上手なんだから~」

「あ、先輩方、こいつこんな顔だけど、かなりの女好きで、
いつもこうやって女の子をナンパするんで気を付けた方がいいですよぅ~」
傍にいた別の後輩が横から茶化してきた。
「ちょっと、余計なこと言うなよ!」「本当の事じゃん!」
「なに?黒川君女好きなの?」
「まぁ、はい。そうです。」
黒川が苦笑いしながら答える。

「なんか意外だね。もっと硬派なのかと思ってた」
「いやいや、男なら普通っすよ」
「そっかぁ、でもねあんまり調子に乗らない方がいいよ。
いつか痛いしっぺ返しを食らうから。」
「いやいや、そんなつもりはないっすよ。俺もそこら辺は弁えてますんで」
「どうかしらねぇ・・・」
すみれは意味深に呟く。

同じ頃、バイト中のユキヤが大きなくしゃみをしていたとかいないとか。

「そう言えば白石さん、さっきからソフトドリンクしか
飲んでないんですね?」
「う、うんあんまりお酒は飲まないようにしてるから・・・」
「何でなんですか?」
「だって酔っぱらうと、色々と迷惑かけちゃいそうだし。
だから普段は控えてるの」
「別に気にしないでもいいんじゃないですか?
むしろ可愛いと思いますよ。酔った白石さん」
「いやいや、彼からも強く止められてるし」
「ええ~?!彼氏さん結構束縛厳しい方ですか?」
「いや、そういう問題じゃなくて・・・」
原因は明らかに自分なのでそこはハッキリと否定した。

「ふ~ん、彼氏さん、ちょっと嫉妬深いタイプかも知れませんねぇ」
「まぁ確かにちょっとやきもち焼きなところはあるけど・・・」
それに関しては自分の方がより強い束縛を要求したりするので、
あまり多くを語りたくないすみれだった。

「ところで、もう飲み物がないですね。何か頼みます?」
黒川が露骨に話題を変えてきた。
「あ、じゃあウーロン茶を。」
「はい。俺の分と一緒に頼みますね。俺はウーロンハイをっと。」
黒川は備え付けのタブレットで注文する。

程なくして店員が注文されたものを持ってやってくる。
「ええと、こっちが白石さんのウーロン茶ですね。どうぞ。」
そう言って黒川はウーロン茶をすみれに渡す。
「あ、ありがとう」すみれは礼を言って受け取る。

しかしこの時は誰も気付いていなかった。
黒川が注文していたのが実はウーロンハイが2杯だった事を・・・。
そしてそれをすみれに渡す際に黒川が
口元に笑みを浮かべていたことを・・・。

つづく
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