双子の令嬢姉妹の専属ペットになった俺は今日も二人の足の下にいる。

桃ノ木ネネコ

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第73話:厄介なお仕事3「調教開始」

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「その後、あの子はどうしていましたか?」
「はい、割と大人しく宿舎まで来てくれました・・・。」
「ふふ、大分参っているようですわね」
その日の夜、姉妹は自室で黒川から
その後の樺島についての報告を聞いていた。
「まぁ、あんな目に遭ったのですから無理もありませんわね」
そう言って結衣はふふふと笑う。

「今日の主な目的はあの子の心を出来るだけへし折る事でしたから
目的はほぼ達成できたと言っていいでしょうね。」
結衣は満足げだ。
「そう言った意味でもお前もご苦労でしたわね」
「事がスムーズに進むきっかけを作ってくれましたものね」
友麻も黒川に微笑みかけた。

「はい、ご褒美ですわ」
結衣が黒川の股間を足先で撫でた。
「ひ、ひゃい・・・ありがとう・・ございますぅ・・」

黒川は姉妹の私室に入るなり
姉妹たちの座るソファの前に足置きとして
全裸で転がされていた。

「ふふ、相変わらず可愛らしいお姿ですこと」
「えぇ、本当に・・・」
「あの子とのやり取りの後だと、お前の素直な反応が
一回りして新鮮に感じられますわね」
姉妹は黒川の姿を見て満足そうに微笑む。
「・・・うぅ・・・!」
彼は恥ずかしそうに身を捩らせるが、
両手両足を縛られた状態ではどうする事も出来ない。

「それにしても、先程はなぜ私の腕をいきなり押したのですか?」
友麻が黒川に尋ねる。
「そ、それは・・・少しイラついてしまって・・・つい」
黒川は口ごもりながらも答えていく。

「そうでしたか。
でもたまたま上手く行ったからよかったですけど、
あの子がもしもっと狡猾に頭の回るタイプだったら、
その軽はず皆行動のせいでもっと面倒な事になっていたかも
しれないですのよ?」
友麻が意地悪く微笑むと彼の顔面を踏みつける。

「ぐ・・・も、もうしわけ・・・ございません」
黒川は踏まれたまま苦しそうに呻く。
「まぁ、結果的にうまく行きましたから結果オーライといたしますわ」
結衣が優しく微笑むと彼の股間を足先で撫でる。
「・・・っ!・・・ぁ・・・」
彼は体を大きく震わせた。
「ふふ、可愛いですわねぇ・・・」
2人はそんな黒川を見て楽しそうに笑う。

「それにしてもあの子・・・本当にそっくりでしたわね」
結衣が樺島の素顔を思い出しながらつぶやく。
「お前、生き別れの兄弟とかいませんの?」
友麻が黒川の頭に足を押し付け冗談交じりに言う。
「い、いません・・・!」
黒川は必死に否定すると、2人はまた楽しそうに笑う。

「ふふ、やはりそうですわよね」
「顔は似ていてもあの子とお前は中身は全然違いますもの」
姉妹は笑いながら黒川の身体を足で撫で続ける。
「うぅ・・・」
2人の足の動きに合わせて、彼の体がビクビクと震える。

(優里恵さんがあの子を私たちに託したのは
このせいだったのでしょうか?)
結衣は黒川を足で弄ぶ最中そんな事を考えていた。

「あ、あひっ・・!ゆ、ゆいさま・・・」
黒川が情けない声を上げる。
「ふふ、どうしました?」
「わ、私・・・もう・・・」
彼が切羽詰まった声で訴えると結衣は優しく微笑んだ。
「・・・えぇ、いいですよ」
そう言って彼女は足の速度を速めた。
「あひっ!あっ!あぁっ!」
(あぁ、可愛い)
2人の足の動きに合わせて黒川の体が震える。
「ぐ・・ぐぅぅ・・・!」
姉妹に見つめられながら彼は絶頂を迎えた。

「はぁ、はぁ・・・はぁ」
「あらあら、こんなに出してしまって、はしたない子」
「うふふ、お前は踏まれるのが大好きな変態ですものね。」
「はぃぃ・・・私は・・・お二人の足で・・・
踏まれるのが大好きな・・・どうしようもない・・
変態ですぅぅ・・・」
黒川は恍惚とした表情で姉妹の言葉に応えた。

そんな彼の姿を見て2人はますます笑みを深めるのだった・・・。

***

翌日の夕方・・・。
黒川に連れられて樺島は地下室に来ていた。
姉妹たちは昼間大学に通っているので、
調教の開始は夕方以降になる。

「あら、今日は随分素直に来ましたのね」
「ふふ、逃げても無駄とわかりまして?」
先に来た結衣たちがからかうように言った。

「うぅ・・・うるさいな・・・」
彼はぶっきらぼうに答えると気まずそうに顔をそらす。
「ふふ、そんなに怯えなくてもよろしいのに」
結衣が優しく微笑む。
「・・・っ!」
その笑顔を見て彼は思わず顔を赤らめる。
(くそ・・・!何なんだよこいつらは!)

2人の顔をまともに見れないまま、彼は椅子に座らされた。
そして黒川も彼の後ろに立つと姉妹たちは話を始めた。
「さて、それでは早速ですが本題に入りましょうか」
「貴方がこれから何をされるかわかっていますね?」
「・・・あぁ・・・」
2人が尋ねると興味なさげに頷いた。

「では、もう少し調教しやすいようにしましょう」
結衣がそう言い終わらないうちに樺島の口に布が当てられた。
「・・・・?!」
一瞬何が起こったか分からなかったが
これは後ろにいる黒川の仕業であることは間違いなかった。

「少しだけ眠って頂きますわ」
「大丈夫です。起きたときには全て終わっていますから」
「・・・!?」
布に染み込んだ薬品の香りを嗅いだ瞬間、
彼の意識は闇へと落ちていった・・・。

***

「ん・・・」
次に彼が目を覚ますと・・・樺島は全裸で縛られて床に転がっていた。
「あら、お目覚めですわね」
「お前のために用意したそれ、お気に召していただけましたかしら?」
「な、なんだこれ・・・!お前ら何をした!」
彼は自分が裸である事に気づくと慌てて体を隠そうとする。
しかし両手両足を縛られた状態ではどうする事も出来ず、
ただもぞもぞと胴体が動くだけだ。

「ふふ、よく似合ってますわよ」
そんな彼の姿を見て結衣が楽しそうに笑う。
「身動きできない気分はいかがですか?」
友麻もそれに続く。
「・・・っ!」
「さぁ、始めましょうか」
彼女たちはそう言って笑うと黒川と共に彼に近づいた。
そして彼の体を撫で始める。

2人の白くて細い指が肌の上を滑る度に、
くすぐったさ身体に走る。「く・・・やめろ!」
彼は必死に体をよじるが、2人の手は止まらない。
「あら、そんなに暴れてはいけませんわ」
「いい子にしていなさい」

「・・・・・・!」
樺島は無言で姉妹を睨みつける。「ふふ、怖い顔ですわね」
「でもその程度の抵抗は無駄ですわよ」
2人は余裕の表情で彼を見下ろす。
「くそぉぉ・・・っ!」
彼は悔しそうに歯を食いしばった。

「しかしまだそんなお顔が出来ますのね・・・」
結衣が半ば呆れ気味に言う。
「ちょっとお仕置したらもう少し大人しくなるかもしれませんのよ」
「そうですわね」
友麻の言葉に結衣が頷いた。
「でもどんなお仕置をしましょうか・・・?」

昨日あれだけプライドをへし折ったのに
まだこれだけ反抗する態度を見せるあたり
中途半端な事では折れてくれないだろう。
姉妹はそろって考え込む。

「文月、お前はどう思いますか?」
「・・・え?」
突然話を振られ、黒川は困惑する。

「だから、どうすれば一番効果的かという事です」
「何でもいいから言ってみるといいですのよ」
姉妹はニヤニヤしながら彼の方を見る。

(あ、これはちゃんと答えないとダメな奴だ・・・)
「・・・分かりました。少々お待ちください」
姉妹の顔を見て黒川は諦めたようにため息を吐いた。

「・・・うーん・・・」
黒川は顎に手を当てて考え込む。
(急に言われてもなぁ・・・)
黒川が悩んでいると、
姉妹は期待を込めた眼差しで見つめてくる。
(うぅ・・・そんな目で見ないでくれよ)
彼は心の中で愚痴をこぼす。そしてしばらく考えた後、
重い口を開いた。
「そうですね・・・」

そう言うと黒川は島に耳打ちした。
「あら、それは面白そうですわね。」
結衣がくすくすと笑う。
「お前にしては上出来ですのよ」
友麻も釣られて笑う。
「では、それで行きましょう」
2人がそう言うと彼は小さく頷いた。

つづく
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