双子の令嬢姉妹の専属ペットになった俺は今日も二人の足の下にいる。

第65話：別荘にいらっしゃい（その３）

「ふふ、こんな変態に育ってしまって可愛い子」
そう言って結衣と友麻は今度は二人で黒川のモノを足でしごく。
「あ、あぁ・・・も、もう・・・」
黒川はそう言って身体を震わせる。

「あら、もう出したいのですか？」
「こんな所でよくもまあ恥ずかしげもなく・・・」
結衣と友麻はそう言ってクスクスと笑った。
（も、もう限界だ・・・！）
黒川は涙目で訴える。

「ふふ、いいですよ。お出しなさいな」
「ええ、ほら、早く！」
そう言って姉妹たちは一層激しく黒川のモノを足でしごいた。
「あ、あ・・・出ます・・出るっ！！」
そして次の瞬間、黒川は勢いよく射精した。
放たれた白濁液が地面へと吸い込まれていく・・・。

「ふふ、たくさん出ましたわね」
「ええ、まるで噴水みたい」
そう言って姉妹たちはクスクスと笑った。
「はぁ、はぁ・・・あ、あぁ・・・」
（あぁ、よりによって外でなんて・・・俺は）
黒川は羞恥心で顔を真っ赤に染めるのだった。

「あらあら、お外でするのがそんなに気持ちいいのですか？」
「ふふ、本当にこの変態マゾは救いようがありませんわ」
そう言って姉妹たちは笑う。
「は、はぃぃ・・・」
黒川は何も言い返せずに俯くしかなかった。

「・・・！」
そしてその時、
まだ身体の興奮が治まらない中、
先ほどとは別の欲求が彼の中で湧いた。
（トイレ・・・）
そう、黒川は尿意を感じたのだ。

夏とはいえ外で、しかも夜に裸でいたせいで
身体を冷やしてしまったのかもしれない。
そんな彼の意志とは関係なく、尿意は強まっていった。
「あ、あの・・・」
こみ上げてくる尿意に黒川は恥ずかしそうに姉妹に声をかける。

「あら？どうかしましたか？」
結衣が振り返って微笑む。
「その・・・トイレに行きたいです・・・」

黒川の言葉に姉妹は顔を見合わせた後、クスクスと笑った。
「ふふ、もう出そうですの？」
そう言って友麻が笑う。

「は、はい・・・」と黒川は泣き出しそうな声で答えた。
（うぅ・・・恥ずかしい）
そんな彼の心情を知ってか知らずか二人は続ける。
「では仕方ありませんわね」
「ふふ、ではここでしてみなさいな」
そう言って結衣は黒川のモノを足でしごき始める。
その刺激に彼は思わず身体を大きく震わせた。

「あ・・・えぇ・・・？！」
（え？ここで？！）
黒川は驚いて声を上げるが、姉妹たちは構わず続ける。
友麻も彼の乳首と耳を弄び始めた。

「だって、もう別荘から随分歩いてしまいましたわよ？」
「近くにトイレはございませんし、別荘まで戻るのにも
また暫く歩かなければなりませんわ。そこまで我慢できますの？」
そう言って二人はクスクスと笑う。

「え、でも・・・」
黒川は恥ずかしそうに俯く。
「ふふ、恥ずかしいのですか？」と結衣が微笑む。
「・・・はい」と黒川は答えた。
（うぅ・・・こんなところで・・・しかもお二人がいる前で！）
そんな黒川の反応を見て友麻が言う。
「ほら、我慢しすぎるとお身体に障りますのよ？」
そう言って彼女は黒川の下腹部を足で軽く押した。

「ふぁ・・・や、やめて・・・ください・・・！」
（やばい・・・もう限界だ！！）
それが引き金となり黒川は尿意の限界に達してしまう。
彼の額に脂汗が浮いてくる。

「大丈夫ですわ。私たちが見ているのですから」と結衣が微笑む。
「ふふ、安心して出してよろしいのですよ？」と友麻も微笑んだ。
そして二人はクスクスと笑い始めた。

「あ・・・あぁ・・・」
（もうダメだ・・・！）
黒川はついに我慢の限界を迎えた。

じょろろろろろ～・・・
黒川は勢いよく放尿を始めた。
我慢に我慢を重ねていたせいで
止めたくても自分の意志で止めることが出来ず、
ただただ流れ出るのを見守るしかなかった。

（あぁ、とうとう俺は・・・こんな、こんな）
そうして自分の前に小さな水たまりを作ると
黒川は恥ずかしさと情けなさに呆然としながら
顔を真っ赤に染めた。

（うぅ・・・もう死にたい）
黒川は涙目で俯くしかなかった。
「あらあら、沢山出ましたわね」と結衣が微笑む。
「ふふ、よくできました」と友麻も笑った。
「あ、あぁ・・・」
黒川は恥ずかしさのあまり何も言えずに俯いていた。

「・・・・」
そんな彼を見ていた結衣が無言で手錠を外した。
「・・・え？」
「ほら、これをお使いなさい」
更にそう言いながら手持ちのバッグから
汗拭き用のシートを出して渡した。

「え、あ、はい・・・」
黒川は戸惑いながらもそれを受け取った。そして、
 身体を拭いた後、そのシートで股間を拭った。
（うぅ・・・恥ずかしい）

「さて、遅くなってしまいましたし、
そろそろ別荘に戻りましょう。」
と 結衣が言う。
「え、でも・・・」と黒川は困惑顔をする。

「お前は帰ったら、シャワーを浴びた方がいいですわね」
と 友麻が続けて言う。
黒川は恥ずかしそうな表情を浮かべつつ、
「はい・・・」と小さく返事する。
いくらシートで拭いたとはいえ、彼の手や足に泥がまだ残っていた。

「帰りは２本足で大丈夫ですわよ」
「は、はい・・・」
黒川は恥ずかしさに顔を赤くし立ち上がると、
俯きながら彼女達の後に続いた。


（あれだけ酷い事をされたのに・・・）
黒川は彼女達と共に別荘へ歩き始めたが、
その手は強く繋がれていた。
「あ・・・」
黒川は小さく声を漏らした。
「い、いけません！貴女様の手が汚れます・・・」
黒川は自分の手が泥で汚れているのを気にして
思わず振りほどこうとする。
「ふふ、構いませんわ」
結衣は笑顔でそう答え、その手を離さなかった。

「結衣様・・・」その笑顔に黒川の中で何かがこみあげてくる。
そして少し冷静になってきたせいか今の自分の状態が
とてつもなく恥ずかしくなり、
思わず空いた手で前を隠してしまう。

（俺の中でお二人を慕う気持ちと恐れる気持ち・・・
どちらが強いんだろう。）
黒川はそう思いつつも、繋がれた彼女達の手をそっと握り返した。
「ふふ、可愛らしいですわね」
結衣はそう言って微笑むと優しく頭を撫でてくれた。
その手つきはとても優しくて心地よかった。

黒川本人は気付いていないが、
姉妹が時折見せるこういった『優しさ』のせいで
彼は壊れることが出来ずにいた・・・。

「あ、あの・・・」
「ん？どうしましたの？何か不満でも？」
「い、いえ・・・」
黒川は口ごもった。

「そうそう、シャワーを浴び終わったらまた貞操帯を付け直します」
そう言って結衣は笑う。
「えっ・・・？」黒川は思わず声を上げる。
「当然でしょう？お前のような変態は自由にしたら
私たちに何をするか分かりませんもの」
と 友麻も笑う。

「・・・っ」黒川は顔を赤らめた。
「ふふ、では行きましょう」
そう言って姉妹は歩き始めた。
（あぁ・・・また、あの窮屈な思いをしなくちゃいけなのか・・・）
黒川は心の中で呟いた。だが、その口元は少し緩んでいた。

（いつも気まぐれで、無茶苦茶でとても意地が悪い・・・
そんなあなた方にいつも振り回されてひどい目に逢ってるのに）
黒川はそんなことを思いながら前を歩く二人の背中を見つめる。

（それなのに俺は・・・貴女方といつまでも一緒にいたい・・・）
「ふふ、そんなに寂しそうな顔しないでくださいまし」
いつの間にか二人がこちらを振り向いていた。
「ほら、早くなさいな」
「はい！」
黒川は元気よく返事して二人の元へと走った。

つづく