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第26話:友麻様はみんなのために頑張りたい!(その4)
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「・・・ではそろそろこちらも始めましょうか」
(こちらも?!)
嫌な予感がした黒川の背中に悪寒が走った。
「これだけ興奮しているなら、そろそろいいかもしれませんわね」
その言葉にビクッとする黒川だったが、
すぐにその意味を理解することになる。
(たしかに乳首を弄るだけで、
こんなに厳重な拘束をしないよな・・・)
「覚えておりますでしょう?
私が最近お前によくしている事ですのよ」
友麻が無邪気に笑いながら言う。
「え・・・それってまさか?!」
黒川がそう言い終わらないうちに、
下半身に何かひんやりしたものが塗られる感覚がする。
身動きが全く取れないので、
自分に何が起きているのか分からない恐怖があった。
「な、なにを・・・?」黒川が不安げに聞く。
「ふふ、そんなに怯えなくても大丈夫ですのよ」
(まさか・・・!)黒川は青ざめた顔でそう思った。
「まずは柔らかくほぐすところから始めますから」
「!!?」
黒川は友麻の言葉に戦慄する。
「だから、そんなに怯えないでくださいましね?」
友麻はゴム手袋をはめながらにこやかに言うが
彼にしてみればたまったものではない。
(怯えるに決まってるだろ!)
心の中で叫ぶ黒川だったが、その願いが叶う事はなかった・・・。
「・・・っ!」
黒川のアナルにローションで濡れた指が挿入される。
「う・・・ぐぅ・・・」
(や、やっぱりなんか変な感じ・・・)
異物感と嫌悪感から思わずうめき声が出てしまう。
「ふふ、文月のここ、とってもかわいいですのよ」
友麻はそう言うと、黒川の中で指を少し動かす。
「う・・・うぅ・・・」
下腹部の違和感に黒川が苦しそうに呻く。
「あらあら、そんなに恥ずかしがらなくても良いのですよ?」
結衣が言う。
(いや、そういう問題じゃなくて!)
黒川は心の中でツッコむ。
「・・・っ!」しかしそれも虚しく、
無情にも指が大きく動き始める。
最初はゆっくりと動いていた指だったが
徐々に激しさを増していき・・・。
(うぅ・・恥ずかしくてたまらない筈なのに・・・)
最近友麻が自分のアナル開発に乗り気なのは、知っている。
しかしこれまではせいぜい細いバイブを使われる程度だった。
それが今日はいきなり指だ。黒川は戸惑いを隠せない。
(うぅ・・・恥ずかしい)
しかしそんな黒川の思いとは裏腹に、
友麻の責めはどんどんエスカレートしていく・・・。
「あ・・・あぅぅ」
黒川の中に今まで強く感じたことのなかった
感覚が広がっていく。
「ふふ、だいぶほぐれてきましたわね」
そう言って微笑むと、今度は指を二本に増やして挿入した。
「うう・・・あぁうぐうぅ・・・・」
そしてそのまま激しく抜き差しを繰り返す。
妙な違和感が次第に違うもの似代わっていくのが感じられた。
「ふふ、だいぶ柔らかくなりましたわね」
黒川はアナルを責められながら悶える。
「ふ・・・ふぁ・・・あぁ」
(うぅ・・・恥ずかしいのに・・・)
しかしいくら恥ずかしくても黒川の身体は正直に反応してしまう。
そんな黒川の様子を楽しそうに見つめる姉妹たち・・・。
「もう、そんなに締め付けないで下さいな」
友麻がそう言って微笑む。「ち、ちが・・・ぅ」
黒川は否定するが・・・。
(うう・・・。違うって言いたいのに身体が言うことを聞かない)
自分の意思とは裏腹にアナルがどんどん敏感になっていく黒川。
「ふふ・・・可愛い子ですわね。
そんなにお尻の穴を犯されるのが気持ち良いのですか?」
「あ、あぁ、そっ・・・そん、な・・・」
黒川は自分のアナルの反応を否定する。
「ではこれはどうですか?えい♪」
そして今度は指を5㎝ほど入れたところを
グッと指を曲げて刺激した。
「うっ!?ああぁぁあぁぁあ!!」
その瞬間黒川はこれまで以上の快感に襲われる。
「ふふ、どうですの?こうされると堪らないでしょう」
友麻はその反応を楽しむかのようにさらに刺激を続けた。
「ひっ!あっあっ!!やめっ!!」(な・・・なんだよこれ?!)
黒川の悲鳴のような声を聞き、姉妹は満足そうに笑うのだった。
「ふふっ、男の子はやっぱりここの刺激には耐えられませんのね」
友麻がそう言いながら指を引き抜く。
「うぅ・・・今のは一体・・・?」
黒川は自分の身に起こったことが理解できず混乱している様子だ。
「ふふ、前立腺・・・名前ぐらいはご存じでしょう?」
友麻が微笑みながら言う。
「えっ・・・?!」
聞きなれない言葉に彼は不思議そうな顔をする。
「あら、その様子だと本当に知らないのですか?」
友麻は楽しそうに笑うと黒川の耳元に口を近づけて囁いた。
「前立腺というのは男性のお尻の中にある性感帯ですのよ」
「そ・・・そんな所が・・・。」黒川は信じられないという表情だ。
「ふふ、まぁいいですわ。これからたっぷり教えてあげますもの」
そういうと再び指を入れ、動かし始めた。
今度は先ほどよりも深く入れられていく。
そしてまた同じところを突かれた瞬間――!
「あぁぁぁぁぁっ!!!」
強い刺激が走り、黒川がまたも絶叫を上げる。
「ふふ、そんなに気持ちいいのですね」
(うっ・・・嘘だろ!?こんなので感じるなんて・・・。)
黒川は信じられないといった表情で自分の下半身を見るが、
今の彼の身体は拘束されており、すべてを見ることは出来ない。
しかしそんな黒川の様子を見て友麻はさらに責め立てる。
「ほらっ、もっと気持ち良くなってくださいまし!」
そう言って今度は指先でトントンと叩いたり、
指の腹の部分で擦ったりしていく。
その度に黒川の口から喘ぎ声が上がる。
「ひゃうっ!!あぁっ!あぁん!!うぅん!!」
「あらら、やっぱり女の子みたいになってますわよ?文月は」
(そんな・・・。違うのに・・・!)
黒川はもう恥ずかしさに耐えられなくなっていた。
(うぅ・・・。なんでだよ。どうしてこんなことに・・・。)
黒川が心の中で呟く。
だが、彼の思いに反して身体は快楽を求め続けていた・・・。
「ほら!そろそろイきたいのではございませんの?!」
友麻がそう言いつつ黒川のものを強く握りこむ。
「ひぎっ!あっ!!ああぁぁ!ひぅぅぅ!」
その刺激に堪らず悲鳴を上げるもやはり身体は正直だ。
「ふふ、こんなに大きくして・・・いやらしい子ですわね・・・」
そう言いながら友麻は指先で黒川の中を激しくかき回す。
「あぁん!だめぇ!もう許してくださいぃ!!」
黒川の必死の声を無視して友麻は手を動かし続ける。
そして――ついにその時が来た。
が、
(・・・出ない?なんで?!)
黒川は困惑していた。
「あら、どうしましたの?」友麻が不思議そうに尋ねる。
「あ・・・いや・・・」
(なんでだ?!いつもならもう出てもおかしくないはずなのに!)
黒川は焦り始めていた。
そんな様子を見て察したのか静観していた結衣が言う。
「・・・ふふ、出せなくて驚いているようですわね。
それはそのはずですわ。
さっきからお〇ん〇ん、触っていませんもの」
そうだ・・・さっきから友麻は前立腺を刺激していただけだ。
(それだけでも、絶頂を迎えられるのか・・・?)
黒川は心の中でそう思った。そして自分の異変にも気が付く。
いつもなら射精と同時に消えていく絶頂感が消えていないのだ。
(え・・・なんで・・・?)
その感覚はいつまでも残り続け、
その身体をゾクゾクとさせていた。
「ふふ、どうやら初めてのドライオーガズムを
体験できたようですのね」
友麻が微笑みながら言う。
「わずかな期間でここまでさせるなんて・・・
なかなかやりますわね友麻」
結衣も感心したように言った。
(ドライ・・・?)黒川は聞き慣れない単語に戸惑いを隠せない。
「あら、ご存知ありませんの?」結衣が言う。
「・・・はい・・・」黒川は恥ずかしそうに答える。
(うぅ・・・やっぱり恥ずかしいな・・・。
こんな姿見られたくない・・・。)
そんなことを考える黒川だったが、そんな思いとは裏腹に
身体はどんどん火照っていく。
「ふふ、今のお前は、お尻の刺激だけで
イってしまったという事ですのよ」
「そうなるとお射精しない代わりに、
気持ちいいのがちょっと長く続きますわ」
「つまり、今文月は女の子と同じイキ方をしたという事ですわ」
(うぅ・・・そんな・・・バカな事・・・・)
黒川は泣きそうになる。
「そんな顔しなくても、慣れてくればお尻の刺激だけでも
お射精できるようになるのでご安心なさいませ」
(何を?!)
黒川は心の中でツッコんだ。
しかし言われてみれば、
ドライオーガズムによってもたらされたという
身体の中のゾクゾクとした感覚は、
不快なものではなく、むしろ心地よかった。
「さ、今度はこっちが欲しくなってしまったのではありませんか?」
友麻はそう言って、黒川のペニスをバシッと平手打ちする。
「ひぐっ!?」
その衝撃に黒川は悲鳴を上げる。
「ふふ、やっぱりお〇ん〇んが欲しくて堪らないようですわね。」
(・・・・。)
黒川は答えない。
「ふふ、答えなくてもわかりますわ。
だってお前のお〇ん〇ん、もうこんなに大きくなっていますもの」
友麻はそう言って黒川のものを優しく撫でる。
(うぅ・・・)黒川の顔が赤くなる。
「ほら、言ってごらんなさい。
お前が今何を一番されたいのですか?」
「うぅ・・・私は・・・」
(俺が・・・一番されたいのは・・・)
「お〇ん〇んを虐めて欲しいです」
消え入りそうな声でそう呟くと、友麻と結衣が微笑む。
「ふふ、よく言えましたわね」
そう言って友麻は黒川の頭を撫でた。
(あぁ・・・気持ちいい・・・。もっとしてほしい・・・)
そんな考えを見透かしたように
「お尻だけでは物足りずに、お〇ん〇んにまで欲しがるなんて・・・
お前は本当に貧欲な生き物ですのね」
友麻はそう無邪気に笑う。「う・・・だって・・・」
(うぅ・・・恥ずかしい・・・。)
黒川は恥ずかしさに顔を赤く染める。
「ふふ、可愛い子ですわね。でも・・・」
友麻は黒川のものを強く握りこむ。
「ひぎゃっ!」突然の刺激に黒川が嬌声を上げる。
「お〇ん〇んを虐められてこんなに喜んで・・・
やっぱりお前は変態ですのね」
「ひ・・・ひゃい」
黒川は快感で頭が真っ白になり、まともに喋ることすらできない。
(あぁ・・・もっと罵ってほしい・・・。)
「ふふ、そんなにお〇ん〇んを虐めて欲しいのでしたら・・・」
友麻はそう言って黒川のものを握り直すと上下に動かし始める。
「ふぎゃっ!ああぁぁ!!」黒川が悲鳴のような声を上げる。
(うぅ・・・すごい気持ちいい・・・)
しかし絶頂に達する直前で手の動きが止まる。
「・・・え?」(なんで?!)
「文月・・・お前はこれで満足ですか?」
「うぅ・・・」
(そんな・・・)黒川は泣きそうな表情を浮かべる。
「ふふ、そんなに切ない顔をして・・・。
文月は本当に可愛らしいですわね」
友麻が微笑みながら言う。
(あぁ・・・早くして欲しいのに・・・。)
黒川はもう限界だった。しかし――!
「・・・本当は踏まれたいのではありませんの?」
友麻が耳元でそう囁いた。
「っ?!」(なんで・・・?!)黒川は動揺する。
「ふふ、図星のようですのね。
やっぱりお前はそういう生き物です」
(うぅ・・・そんな・・・。)
「ほら、正直に言いなさいな」
(そうだ・・・俺は・・・)
「はい・・・貴女方に踏まれたいです!」
黒川が叫ぶように言うと友麻は満足げに微笑んだ。
「最後の最後で自分から踏まれることを望むなんて・・・
まったく救いがたい変態ですのよ!」
「ふふ、仕方がありませんわ。それが文月ですもの」
結衣も微笑む。
(あぁ・・・この方たちのこの声だけで俺は・・・)
黒川は胸が高鳴るのを感じた。
「さぁ、踏まれたいのなら、自分でその体勢におなりなさい!」
友麻が枷を外し黒川に命令する。
「はい!」黒川は返事をすると、 床の上に仰向けになった。
「ふふ、いい格好ですわね」結衣が冷ややかに笑いかける。
「はいぃ・・・仰せのままに・・・」
黒川は顔を真っ赤に染めて答える。
(あぁ・・・恥ずかしい・・・。でも俺は・・・。)
「ふふ、本当に惨めな姿ですわね。」友麻が嘲笑するように言う。
「うぅ・・・」
(あぁ・・・もっと罵って欲しい・・・。)
黒川は快感で頭がいっぱいだった。
友麻はそんな黒川の様子を楽しそうに見つめると、
ゆっくりと足を近づけていく。
そしてそのまま彼の股間に足を乗せようとすると
「友麻!文月にもご挨拶させなさい。」
結衣が冷ややかな声で言う。
「あらら、私としたことがうっかりしてましたの。
さぁ文月、私たちにされたいことをちゃんとお願いしなさい」
友麻は無邪気な声で黒川に言った。
「はい・・・お二方のその美しいおみ足で・・・
卑しくて浅ましい私を踏んで下さい・・・」
黒川は消え入りそうな声で懇願した。
「ふふ、よく言えましたわね」
友麻はそう言って微笑むと、 黒川の股間に足を乗せ、
ゆっくりと体重をかける。
「ひぎぃッ・・・!」
(あぁ・・・気持ちいい・・・。)
黒川は快感に身を震わせる。
「あら、私も忘れては困りますわ。」
今回は友麻とのプレイをやや静観気味だった結衣が、
ここぞとばかりに黒川の顔面を踏みつける。
「ふがっ・・・ぐご・・・」
(あぁ・・・結衣様の足が・・・。)
黒川が快感に身を震わせる。
「ふふ、本当に気持ちよさそうな顔をするのですね」
友麻はそう言いながらさらに体重をかける。
「先ほど責めた前立腺ですが、
あれって尿道から責めることもできますのよ」
「え・・・?」黒川は驚きの声を上げる。
(そんな・・・まさか・・・。)
黒川の脳裏に、以前尿道責めをされた記憶がよみがえる・・・。
「・・・前と後ろから同時に前立腺を責めたら、
お前は一体どんな声をあげてくれるのかしらね?」
友麻は黒川のものを踏みつけながら楽しそうに言った。
(あ・・・あぁ・・・そんなこと・・・されたら・・・)
黒川の顔が恐怖と期待が入り混じった表情になる。
「あら、今の話を聞いただけでここがグッと硬くなりましたのよ。」
「・・・一体何を想像したのですか?この変態マゾ!」
友麻と交互に結衣が罵る。
「あぁ・・・もうしわけ・・・ございません」
黒川は恍惚とした表情を浮かべて謝罪の言葉を口にする。
(あぁ・・・もうダメ・・・)
黒川が絶頂に達しようとしたその時――!
「ふふ、まだイッてはダメですわよ」
友麻がそう言うと、足の力を抜く。
(そんな・・・あと少しなのに・・・。)
黒川の目から涙が流れる。
(うぅ・・・イキたいィィ・・・。)
そんな思いも虚しく友麻は再び足を動かし始める。
「ひぎぅぅっ!」黒川は身体を仰け反らせ、絶叫する。
そしてまた絶頂を迎える直前で足を緩める。
(あぁ・・・またイキそびれた・・・。)
そして友麻の足がまたも動き始める。
(うぅ・・・イキたいのにぃ・・・。)
「ふふ、どうしました文月?そんなに苦しそうな顔をして」
「あぅぅっ!もぅ・・・許してくださいぃぃ!」
黒川が懇願すると、友麻は意地悪そうな笑みを浮かべて言った。
「あら?何を許せばいいのです?」
「お願いです・・・貴女の足で・・・射精・・・
させて、くださいぃぃ・・・!」
黒川は涙を流しながら懇願する。
「ふふ、そんなに射精したいのですか?」
友麻は黒川のものを踏みつけながら問いかける。
「はい・・・!お願いです・・・どうか・・・」
黒川は涙を流して懇願する。「ふふ、いいですわ」
友麻が微笑んで言うと黒川のものを踏みつけた足に力を込める。
「ふぎゃぁあっ!」
黒川が絶叫する。
(あぁっ!すごい・・・)
黒川は快感で頭が真っ白になった。
「あ・・・ダメ、で、でりゅぅ・・・!」
黒川は身体を痙攣させながら、 勢いよく精液を吐き出した。
「あらあら、これはまた盛大にイキましたわね」
友麻はそう言ってクスリと笑った。
「踏まれながらお外にお精子びゅるびゅる飛ばして
、喜ぶ変態ですものね」
結衣も冷ややかに笑う。
「はぁ、はぁ・・・うぅ・・・はい・・・
私はお精子びゅるびゅるして、喜ぶ変態です・・・。
お二人の足で踏まれてイキます・・・」
黒川は目に涙を浮かべながら答えた。
(あぁ・・・気持ち良い・・・。)
黒川は恍惚とした、しかし幸せそうな表情を浮かべていた。
つづく
(こちらも?!)
嫌な予感がした黒川の背中に悪寒が走った。
「これだけ興奮しているなら、そろそろいいかもしれませんわね」
その言葉にビクッとする黒川だったが、
すぐにその意味を理解することになる。
(たしかに乳首を弄るだけで、
こんなに厳重な拘束をしないよな・・・)
「覚えておりますでしょう?
私が最近お前によくしている事ですのよ」
友麻が無邪気に笑いながら言う。
「え・・・それってまさか?!」
黒川がそう言い終わらないうちに、
下半身に何かひんやりしたものが塗られる感覚がする。
身動きが全く取れないので、
自分に何が起きているのか分からない恐怖があった。
「な、なにを・・・?」黒川が不安げに聞く。
「ふふ、そんなに怯えなくても大丈夫ですのよ」
(まさか・・・!)黒川は青ざめた顔でそう思った。
「まずは柔らかくほぐすところから始めますから」
「!!?」
黒川は友麻の言葉に戦慄する。
「だから、そんなに怯えないでくださいましね?」
友麻はゴム手袋をはめながらにこやかに言うが
彼にしてみればたまったものではない。
(怯えるに決まってるだろ!)
心の中で叫ぶ黒川だったが、その願いが叶う事はなかった・・・。
「・・・っ!」
黒川のアナルにローションで濡れた指が挿入される。
「う・・・ぐぅ・・・」
(や、やっぱりなんか変な感じ・・・)
異物感と嫌悪感から思わずうめき声が出てしまう。
「ふふ、文月のここ、とってもかわいいですのよ」
友麻はそう言うと、黒川の中で指を少し動かす。
「う・・・うぅ・・・」
下腹部の違和感に黒川が苦しそうに呻く。
「あらあら、そんなに恥ずかしがらなくても良いのですよ?」
結衣が言う。
(いや、そういう問題じゃなくて!)
黒川は心の中でツッコむ。
「・・・っ!」しかしそれも虚しく、
無情にも指が大きく動き始める。
最初はゆっくりと動いていた指だったが
徐々に激しさを増していき・・・。
(うぅ・・恥ずかしくてたまらない筈なのに・・・)
最近友麻が自分のアナル開発に乗り気なのは、知っている。
しかしこれまではせいぜい細いバイブを使われる程度だった。
それが今日はいきなり指だ。黒川は戸惑いを隠せない。
(うぅ・・・恥ずかしい)
しかしそんな黒川の思いとは裏腹に、
友麻の責めはどんどんエスカレートしていく・・・。
「あ・・・あぅぅ」
黒川の中に今まで強く感じたことのなかった
感覚が広がっていく。
「ふふ、だいぶほぐれてきましたわね」
そう言って微笑むと、今度は指を二本に増やして挿入した。
「うう・・・あぁうぐうぅ・・・・」
そしてそのまま激しく抜き差しを繰り返す。
妙な違和感が次第に違うもの似代わっていくのが感じられた。
「ふふ、だいぶ柔らかくなりましたわね」
黒川はアナルを責められながら悶える。
「ふ・・・ふぁ・・・あぁ」
(うぅ・・・恥ずかしいのに・・・)
しかしいくら恥ずかしくても黒川の身体は正直に反応してしまう。
そんな黒川の様子を楽しそうに見つめる姉妹たち・・・。
「もう、そんなに締め付けないで下さいな」
友麻がそう言って微笑む。「ち、ちが・・・ぅ」
黒川は否定するが・・・。
(うう・・・。違うって言いたいのに身体が言うことを聞かない)
自分の意思とは裏腹にアナルがどんどん敏感になっていく黒川。
「ふふ・・・可愛い子ですわね。
そんなにお尻の穴を犯されるのが気持ち良いのですか?」
「あ、あぁ、そっ・・・そん、な・・・」
黒川は自分のアナルの反応を否定する。
「ではこれはどうですか?えい♪」
そして今度は指を5㎝ほど入れたところを
グッと指を曲げて刺激した。
「うっ!?ああぁぁあぁぁあ!!」
その瞬間黒川はこれまで以上の快感に襲われる。
「ふふ、どうですの?こうされると堪らないでしょう」
友麻はその反応を楽しむかのようにさらに刺激を続けた。
「ひっ!あっあっ!!やめっ!!」(な・・・なんだよこれ?!)
黒川の悲鳴のような声を聞き、姉妹は満足そうに笑うのだった。
「ふふっ、男の子はやっぱりここの刺激には耐えられませんのね」
友麻がそう言いながら指を引き抜く。
「うぅ・・・今のは一体・・・?」
黒川は自分の身に起こったことが理解できず混乱している様子だ。
「ふふ、前立腺・・・名前ぐらいはご存じでしょう?」
友麻が微笑みながら言う。
「えっ・・・?!」
聞きなれない言葉に彼は不思議そうな顔をする。
「あら、その様子だと本当に知らないのですか?」
友麻は楽しそうに笑うと黒川の耳元に口を近づけて囁いた。
「前立腺というのは男性のお尻の中にある性感帯ですのよ」
「そ・・・そんな所が・・・。」黒川は信じられないという表情だ。
「ふふ、まぁいいですわ。これからたっぷり教えてあげますもの」
そういうと再び指を入れ、動かし始めた。
今度は先ほどよりも深く入れられていく。
そしてまた同じところを突かれた瞬間――!
「あぁぁぁぁぁっ!!!」
強い刺激が走り、黒川がまたも絶叫を上げる。
「ふふ、そんなに気持ちいいのですね」
(うっ・・・嘘だろ!?こんなので感じるなんて・・・。)
黒川は信じられないといった表情で自分の下半身を見るが、
今の彼の身体は拘束されており、すべてを見ることは出来ない。
しかしそんな黒川の様子を見て友麻はさらに責め立てる。
「ほらっ、もっと気持ち良くなってくださいまし!」
そう言って今度は指先でトントンと叩いたり、
指の腹の部分で擦ったりしていく。
その度に黒川の口から喘ぎ声が上がる。
「ひゃうっ!!あぁっ!あぁん!!うぅん!!」
「あらら、やっぱり女の子みたいになってますわよ?文月は」
(そんな・・・。違うのに・・・!)
黒川はもう恥ずかしさに耐えられなくなっていた。
(うぅ・・・。なんでだよ。どうしてこんなことに・・・。)
黒川が心の中で呟く。
だが、彼の思いに反して身体は快楽を求め続けていた・・・。
「ほら!そろそろイきたいのではございませんの?!」
友麻がそう言いつつ黒川のものを強く握りこむ。
「ひぎっ!あっ!!ああぁぁ!ひぅぅぅ!」
その刺激に堪らず悲鳴を上げるもやはり身体は正直だ。
「ふふ、こんなに大きくして・・・いやらしい子ですわね・・・」
そう言いながら友麻は指先で黒川の中を激しくかき回す。
「あぁん!だめぇ!もう許してくださいぃ!!」
黒川の必死の声を無視して友麻は手を動かし続ける。
そして――ついにその時が来た。
が、
(・・・出ない?なんで?!)
黒川は困惑していた。
「あら、どうしましたの?」友麻が不思議そうに尋ねる。
「あ・・・いや・・・」
(なんでだ?!いつもならもう出てもおかしくないはずなのに!)
黒川は焦り始めていた。
そんな様子を見て察したのか静観していた結衣が言う。
「・・・ふふ、出せなくて驚いているようですわね。
それはそのはずですわ。
さっきからお〇ん〇ん、触っていませんもの」
そうだ・・・さっきから友麻は前立腺を刺激していただけだ。
(それだけでも、絶頂を迎えられるのか・・・?)
黒川は心の中でそう思った。そして自分の異変にも気が付く。
いつもなら射精と同時に消えていく絶頂感が消えていないのだ。
(え・・・なんで・・・?)
その感覚はいつまでも残り続け、
その身体をゾクゾクとさせていた。
「ふふ、どうやら初めてのドライオーガズムを
体験できたようですのね」
友麻が微笑みながら言う。
「わずかな期間でここまでさせるなんて・・・
なかなかやりますわね友麻」
結衣も感心したように言った。
(ドライ・・・?)黒川は聞き慣れない単語に戸惑いを隠せない。
「あら、ご存知ありませんの?」結衣が言う。
「・・・はい・・・」黒川は恥ずかしそうに答える。
(うぅ・・・やっぱり恥ずかしいな・・・。
こんな姿見られたくない・・・。)
そんなことを考える黒川だったが、そんな思いとは裏腹に
身体はどんどん火照っていく。
「ふふ、今のお前は、お尻の刺激だけで
イってしまったという事ですのよ」
「そうなるとお射精しない代わりに、
気持ちいいのがちょっと長く続きますわ」
「つまり、今文月は女の子と同じイキ方をしたという事ですわ」
(うぅ・・・そんな・・・バカな事・・・・)
黒川は泣きそうになる。
「そんな顔しなくても、慣れてくればお尻の刺激だけでも
お射精できるようになるのでご安心なさいませ」
(何を?!)
黒川は心の中でツッコんだ。
しかし言われてみれば、
ドライオーガズムによってもたらされたという
身体の中のゾクゾクとした感覚は、
不快なものではなく、むしろ心地よかった。
「さ、今度はこっちが欲しくなってしまったのではありませんか?」
友麻はそう言って、黒川のペニスをバシッと平手打ちする。
「ひぐっ!?」
その衝撃に黒川は悲鳴を上げる。
「ふふ、やっぱりお〇ん〇んが欲しくて堪らないようですわね。」
(・・・・。)
黒川は答えない。
「ふふ、答えなくてもわかりますわ。
だってお前のお〇ん〇ん、もうこんなに大きくなっていますもの」
友麻はそう言って黒川のものを優しく撫でる。
(うぅ・・・)黒川の顔が赤くなる。
「ほら、言ってごらんなさい。
お前が今何を一番されたいのですか?」
「うぅ・・・私は・・・」
(俺が・・・一番されたいのは・・・)
「お〇ん〇んを虐めて欲しいです」
消え入りそうな声でそう呟くと、友麻と結衣が微笑む。
「ふふ、よく言えましたわね」
そう言って友麻は黒川の頭を撫でた。
(あぁ・・・気持ちいい・・・。もっとしてほしい・・・)
そんな考えを見透かしたように
「お尻だけでは物足りずに、お〇ん〇んにまで欲しがるなんて・・・
お前は本当に貧欲な生き物ですのね」
友麻はそう無邪気に笑う。「う・・・だって・・・」
(うぅ・・・恥ずかしい・・・。)
黒川は恥ずかしさに顔を赤く染める。
「ふふ、可愛い子ですわね。でも・・・」
友麻は黒川のものを強く握りこむ。
「ひぎゃっ!」突然の刺激に黒川が嬌声を上げる。
「お〇ん〇んを虐められてこんなに喜んで・・・
やっぱりお前は変態ですのね」
「ひ・・・ひゃい」
黒川は快感で頭が真っ白になり、まともに喋ることすらできない。
(あぁ・・・もっと罵ってほしい・・・。)
「ふふ、そんなにお〇ん〇んを虐めて欲しいのでしたら・・・」
友麻はそう言って黒川のものを握り直すと上下に動かし始める。
「ふぎゃっ!ああぁぁ!!」黒川が悲鳴のような声を上げる。
(うぅ・・・すごい気持ちいい・・・)
しかし絶頂に達する直前で手の動きが止まる。
「・・・え?」(なんで?!)
「文月・・・お前はこれで満足ですか?」
「うぅ・・・」
(そんな・・・)黒川は泣きそうな表情を浮かべる。
「ふふ、そんなに切ない顔をして・・・。
文月は本当に可愛らしいですわね」
友麻が微笑みながら言う。
(あぁ・・・早くして欲しいのに・・・。)
黒川はもう限界だった。しかし――!
「・・・本当は踏まれたいのではありませんの?」
友麻が耳元でそう囁いた。
「っ?!」(なんで・・・?!)黒川は動揺する。
「ふふ、図星のようですのね。
やっぱりお前はそういう生き物です」
(うぅ・・・そんな・・・。)
「ほら、正直に言いなさいな」
(そうだ・・・俺は・・・)
「はい・・・貴女方に踏まれたいです!」
黒川が叫ぶように言うと友麻は満足げに微笑んだ。
「最後の最後で自分から踏まれることを望むなんて・・・
まったく救いがたい変態ですのよ!」
「ふふ、仕方がありませんわ。それが文月ですもの」
結衣も微笑む。
(あぁ・・・この方たちのこの声だけで俺は・・・)
黒川は胸が高鳴るのを感じた。
「さぁ、踏まれたいのなら、自分でその体勢におなりなさい!」
友麻が枷を外し黒川に命令する。
「はい!」黒川は返事をすると、 床の上に仰向けになった。
「ふふ、いい格好ですわね」結衣が冷ややかに笑いかける。
「はいぃ・・・仰せのままに・・・」
黒川は顔を真っ赤に染めて答える。
(あぁ・・・恥ずかしい・・・。でも俺は・・・。)
「ふふ、本当に惨めな姿ですわね。」友麻が嘲笑するように言う。
「うぅ・・・」
(あぁ・・・もっと罵って欲しい・・・。)
黒川は快感で頭がいっぱいだった。
友麻はそんな黒川の様子を楽しそうに見つめると、
ゆっくりと足を近づけていく。
そしてそのまま彼の股間に足を乗せようとすると
「友麻!文月にもご挨拶させなさい。」
結衣が冷ややかな声で言う。
「あらら、私としたことがうっかりしてましたの。
さぁ文月、私たちにされたいことをちゃんとお願いしなさい」
友麻は無邪気な声で黒川に言った。
「はい・・・お二方のその美しいおみ足で・・・
卑しくて浅ましい私を踏んで下さい・・・」
黒川は消え入りそうな声で懇願した。
「ふふ、よく言えましたわね」
友麻はそう言って微笑むと、 黒川の股間に足を乗せ、
ゆっくりと体重をかける。
「ひぎぃッ・・・!」
(あぁ・・・気持ちいい・・・。)
黒川は快感に身を震わせる。
「あら、私も忘れては困りますわ。」
今回は友麻とのプレイをやや静観気味だった結衣が、
ここぞとばかりに黒川の顔面を踏みつける。
「ふがっ・・・ぐご・・・」
(あぁ・・・結衣様の足が・・・。)
黒川が快感に身を震わせる。
「ふふ、本当に気持ちよさそうな顔をするのですね」
友麻はそう言いながらさらに体重をかける。
「先ほど責めた前立腺ですが、
あれって尿道から責めることもできますのよ」
「え・・・?」黒川は驚きの声を上げる。
(そんな・・・まさか・・・。)
黒川の脳裏に、以前尿道責めをされた記憶がよみがえる・・・。
「・・・前と後ろから同時に前立腺を責めたら、
お前は一体どんな声をあげてくれるのかしらね?」
友麻は黒川のものを踏みつけながら楽しそうに言った。
(あ・・・あぁ・・・そんなこと・・・されたら・・・)
黒川の顔が恐怖と期待が入り混じった表情になる。
「あら、今の話を聞いただけでここがグッと硬くなりましたのよ。」
「・・・一体何を想像したのですか?この変態マゾ!」
友麻と交互に結衣が罵る。
「あぁ・・・もうしわけ・・・ございません」
黒川は恍惚とした表情を浮かべて謝罪の言葉を口にする。
(あぁ・・・もうダメ・・・)
黒川が絶頂に達しようとしたその時――!
「ふふ、まだイッてはダメですわよ」
友麻がそう言うと、足の力を抜く。
(そんな・・・あと少しなのに・・・。)
黒川の目から涙が流れる。
(うぅ・・・イキたいィィ・・・。)
そんな思いも虚しく友麻は再び足を動かし始める。
「ひぎぅぅっ!」黒川は身体を仰け反らせ、絶叫する。
そしてまた絶頂を迎える直前で足を緩める。
(あぁ・・・またイキそびれた・・・。)
そして友麻の足がまたも動き始める。
(うぅ・・・イキたいのにぃ・・・。)
「ふふ、どうしました文月?そんなに苦しそうな顔をして」
「あぅぅっ!もぅ・・・許してくださいぃぃ!」
黒川が懇願すると、友麻は意地悪そうな笑みを浮かべて言った。
「あら?何を許せばいいのです?」
「お願いです・・・貴女の足で・・・射精・・・
させて、くださいぃぃ・・・!」
黒川は涙を流しながら懇願する。
「ふふ、そんなに射精したいのですか?」
友麻は黒川のものを踏みつけながら問いかける。
「はい・・・!お願いです・・・どうか・・・」
黒川は涙を流して懇願する。「ふふ、いいですわ」
友麻が微笑んで言うと黒川のものを踏みつけた足に力を込める。
「ふぎゃぁあっ!」
黒川が絶叫する。
(あぁっ!すごい・・・)
黒川は快感で頭が真っ白になった。
「あ・・・ダメ、で、でりゅぅ・・・!」
黒川は身体を痙攣させながら、 勢いよく精液を吐き出した。
「あらあら、これはまた盛大にイキましたわね」
友麻はそう言ってクスリと笑った。
「踏まれながらお外にお精子びゅるびゅる飛ばして
、喜ぶ変態ですものね」
結衣も冷ややかに笑う。
「はぁ、はぁ・・・うぅ・・・はい・・・
私はお精子びゅるびゅるして、喜ぶ変態です・・・。
お二人の足で踏まれてイキます・・・」
黒川は目に涙を浮かべながら答えた。
(あぁ・・・気持ち良い・・・。)
黒川は恍惚とした、しかし幸せそうな表情を浮かべていた。
つづく
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