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第11話:姉妹の仕事編1「純朴少年」
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「はぁ・・・はぁ・・・」
相変わらず玩具として散々姉妹に弄ばれた黒川は、
精も根も尽き果て、床に転がって
息も絶え絶えになっていた。
「ふふ、文月・・・どうだったかしら?
私たちに可愛がられるのは・・・」
結衣はそう言いながら、床で息を荒げている
黒川の頭を踏みつけた。
『文月』という従属名で呼ばれる事にも
すっかり慣れてしまっていた。
ぐりっ!ぐりぐり!と足に力を入れると、
汗ばんだ頭皮が艶めかしく光沢を放つ。
「あっ・・・ああ・・・」
黒川は恍惚とした表情を浮かべながら、結衣の足に頬擦りした。
「うふふ・・・いい子ですこと♡」
「本当に変態になってしまいましたのね」
「はいぃ・・・お二人がお喜びになるなら・・・どんな事でも」
「なら・・・お頼みしてしまいましょうか?」
「そうですわね、お前には久々に
『道具』としてお仕事してもらいますの」
「え・・・?」
結衣と友麻は、黒川の頭を踏みつけたまま会話を続けた。
姉妹の「道具」となるという事は、姉妹たちの裏家業である
依頼調教の手伝いをするという意味であった。
「依頼があったんですの。それが少々厄介な案件で」
「そこでお前にもお手伝いしていただきたいと思いますわ。」
「は、はい。わ、私にできる事であれば・・・。」
黒川は即答した。既に彼の心は結衣と友麻に
心酔してしまっているのだ。
姉妹からこう言われれば無条件で命令に従う。
そこに僅かな疑問などあるはずもなく、
ただ主のために役に立たなければという意識しか存在しない。
そう言った意味でも黒川は既に姉妹たちの従順な下僕であった。
***
数日後、黒川は松葉家の屋敷に呼ばれた。
そこで執事服に着替えさせられ、仮面を付けさせられた。
これは黒川が姉妹の仕事を手伝う時のスタイルだ。
(やっぱりこの格好、慣れないな・・・)
「我慢なさいね。おまえは『道具』なのですから」
結衣が黒川の考えを見透かしたように言った。
地下室に移動する途中で、
姉妹たちから今日の調教にいて説明される。
「今回の件は・・・厳密に言うと、調教というにも怪しいですわ。」
「え?それってどういう・・・?」
「わかりやすく言うと・・・『性教育』とでもいうのですかしら?」
「性教育・・・ですか?」
黒川は、いまいちピンと来なかった。
結衣と友麻がこんな回りくどい事をするということは、
恐らく相当な大物なのだろう。
だがそれがどんな人物なのかまでは想像がつかない。
「今回の対象はもう高校生にも拘らず、
性知識がまるでありません。」
「裕福な家庭で、母親に過保護に育てられたせいで、
そういったものに縁遠い生活を送ってきたようですわ」
「そ、そうなんですか?」
黒川は困惑した。そんな人物を調教というのは
果たして大丈夫なのか?と。
「それで、父親の方から
『このままだと成人しても結婚もままならないだろう』
と、性知識と女性に関する事を教え込んでほしいと
依頼がありましたの。」
友麻がため息まじりに言った。
(そんな事・・・このお二人に頼んだら・・・性癖歪まないか?)
黒川は内心そう思ったが、姉妹に言っても無駄だろうと思い、
口を噤んだ。
「全く迷惑な話ですの。我々も暇ではありませんのに・・・」
「本当に・・・こんなのは専門外ですわ。」
結衣と友麻は不満げに呟いた。
(そりゃそうだよな・・・お二方の専門は調教だし)
黒川も内心呆れ果てていた。
「でも昔から当家と懇意にされているお方からの依頼なので、
当家としても断ることが出来なかったようです・・・」
姉妹たちの話によると、その対象は
ある資産家の御曹司との事だった。
なのでお互いに本名は明かせないらしい。
「そんなわけで、今回は私達も正体を明かせませんわ。
ですからくれぐれも私達を名前で呼ばないようにお願いします。」
結衣がそう言うと、地下室に辿り着いた。
扉を開ける前に、姉妹も仮面をつける。
地下室には、その依頼主である資産家の息子とやらが居た。
(え?この子が・・・対象!?)
彼は全裸で拘束されていた。
その顔は童顔で身体も細く、実際の年齢より幼い印象を受ける。
(さっきの話からするとおそらく17,8歳ぐらいだろうけど・・・)
そしてここで調教を受けるための準備として、
頭髪だけでなく眉まですべて剃り落されていた・・・。
「ふふ、随分とすっきりしましたね。お似合いですわよ」
結衣が意地悪そうに笑う。
「申し訳ありませんが、ちょっとお外に出れないお顔に
させていただきましたの。」
友麻も愉快そうに笑う。
(髪がないのはお二人の趣味だけど、
逃げられないようにここまでするか・・・)
黒川は、流石にここまでされる少年に同情した。
しかし同時に、妙な昂ぶりも感じていた。
(な、なんだ?この感じ・・・)
初めて体験する感情に戸惑いつつも、
黒川は自分に与えられた『道具』の役目に集中する事にした。
「・・・あ、あんた達!こ、こんなことが許されると・・・!」
調教の対象であるの少年が初めて口を開く。
「ご安心なさいませ。あなたは今、
日本にいないことになっていますわ。」
「あなたのお母様には、3週間ばかり海外への
短期留学に行ったと伝えましたの」
結衣と友麻が応える。
「・・・そ、そんな無茶苦茶な!」
「文句はあなたのお父様に言ってくださいまし」
「ふふ、まぁ無理でしょうけどね」
「・・・っ!」
少年は言葉を失った。
結衣と友麻は続ける。
「・・・しかし短期間とはいえ、本名で呼べないのは不便ですわね。」
「この調教の間だけでも呼び名が欲しいところですのね」
そこまで言うと、姉妹は後ろに控えている黒川を見る。
そして再び少年の方に向き直るとこう聞いた。
「貴方は何月生まれです?」「・・・え?5月だけど・・・」
「そう、では『皐月』という名前にしましょう」
結衣がそう言うと、結衣と友麻は少年に近寄った。
そして剃髪された頭を愛おしく撫でる。
黒川の従属名である『文月』と同じ名付け方をしたわけだ。
(うわっ・・・)
黒川は、その光景に釘付けになった。
(あんなふうに見つめられたら・・・俺なら正気でいられないかも)
「うふふ、可愛いお顔をしていますのね」
友麻が嬉しそうに言う。
「さぁ、これからあなたを調教をしますのよ。」
結衣が少年に語りかける。
「い、一体僕に何をさせるつもりだ・・・!」
少年は怯えながら叫んだ。
(そりゃ怖いよな)黒川は同情した。
しかしそれと同時に妙な高揚感もあったのだ・・・。
「それにしても・・・」
「ふふ、かわいいお〇ん〇んですこと」
結衣と友麻が、少年の股間を見て笑う。
それはまるで生まれたばかりのようなピンク色だった。
「うぅ・・・」
『皐月』と呼ばれた少年の顔が羞恥に染まる。
しかし両手足は拘束されているため、前を隠すこともできない。
「あら、ごめんなさいね。あまりにも新鮮な感じで」
「ふふ、そんなに怯えなくても良いですわよ」
「お、怯えてなんかいない!」
皐月は強がってみせる。
しかしそれは恐怖心の裏返しであることは
誰の目にも明らかだった。
「ここでは、このお〇ん〇んがどうしたら気持ち良くなるのかと、
どうやって女の子を気持ちよくさせられるのかを
お勉強していくのですよ」
「つまり『ちゃんとした大人の男の子』になるための訓練です。」
結衣と友麻が皐月に説明していく。
(あれ、なんだか・・・いい雰囲気になってきたな)
黒川は先ほどまで不機嫌だった姉妹の機嫌が少し良くなったことに
安堵すると同時に、妙な期待感を抱いていた。
「そ・・・そんな事、僕には必要ない!」
「・・・じゃあどうやって赤ちゃん作るか知ってますの?」
「う・・・!」
結衣が聞くと、皐月は言葉に詰まった。
「え?!まさか本当に知りませんの?!」
「そ、それぐらい保健の授業で習った・・・!」
少年は強がって見せるが、姉妹は笑いをこらえている。
「ふふふっ・・・そんなんでよく今まで生きてこれましたわね」
結衣と友麻が耐えられず笑い出す。
(今どき天然記念物みたいな奴だな・・・)
黒川も心の中で呆れていた。
「う、うるさい!仕方ないだろ!」
皐月は顔を真っ赤にして反論した。
(なんだろう・・・この見てる方が心配になる純朴さは)
黒川は内心呟いた。そして無意識に口角が上がってしまう。
「・・・わかりました。まずはこのまっさらな
お〇ん〇んの使い方から教えましょう。」
「ま、まずは・・・?」
皐月は嫌な予感がした。しかし既に手遅れだった・・・。
結衣と友麻は皐月に近付き、彼のモノを優しく握った。
(うわっ・・・!)思わず声が出そうになる。
それをなんとか抑えた。
(な、なんだこれ?!なんか変だ!!
「・・・さすがにここからおしっこ以外のものが出るのは
ご存じですわよね?」
「ふふ、このお〇ん〇んが女の子を気持ちよくするために、
どんな風に使われるか教えてさしあげますわ」
結衣と友麻は皐月のモノを扱きながら説明する。
(ま・・・まさか!)
皐月は嫌な予感を覚えた。
しかしそれと同時に身体の奥底から湧き上がる感覚。
「な、なんだこれ?・・・なんか変だ!!」
皐月はなんとかそれを抑えようとするが、上手くいかない。
しかも姉妹の手が動くたびにその感覚は強まっていく・・・。
(ま、まずい!このままじゃ・・・)
「う・・・うぐっ・・」
「あらぁ?どうしましたの?」結衣と友麻がわざとらしく聞く。
(うぅっ!!や、やめてくれぇええ・・・)
彼の意志とは裏腹に、彼の股間にどんどん熱がこもってくる。
(これ・・・朝起きた時と、変な夢を見た時と同じ・・・)
「あ・・あぁ・・・」思わず切ない声が出てしまう。
「・・・一応男の子としての機能はおありですのね」
「よかったですわね、これで大きくならなければ
病院に行くところでしたわ。」
結衣と友麻が嘲笑う。
「う、うるさい!僕は・・・うぅっ!!」
皐月は反論しようとするが、それを遮るように
結衣と友麻の手が再び動き始めた。
(あぁ・・・)黒川もその様子を固唾を飲んで見守る。
(こ、これが女の子にされる感覚なのか・・・?)
今まで感じたことのない快感に襲われ、皐月の思考が停止する。
「あらあら、もうこんなに硬くなってしまって」
結衣が笑いながら言う。
「ではそろそろ気持ちよくイって貰いましょうか」
友麻が妖艶な笑みを浮かべながら言った。
「あぁ、あ、うぅ・・・!!」
黒川は初めての快感に戸惑いながらも興奮していた。
「文月、そこの棚にあるのを持ってきていただけますか?」
結衣が黒川に指示を出す。
「はい、わかりました」突然の呼び出しに彼は慌てて返事をした。
黒川は言われたとおり、棚に置いてあった道具を取り出した。
それは筒状の道具だった・・・。
「お嬢様、これを」
今回は本当の名前を呼べないということで、
黒川は姉妹を「お嬢様」と呼んだ。
「ふふ、ありがとうございます」
結衣はそれを受け取ると、皐月の股間にあてがった。
そしてゆっくりと上下に動かす。「あ・・・あぁぁ・・・ああ」
(な・・なに・・これぇ・・・)
皐月は初めての感覚に戸惑いながらも、
その快感に身を委ねていた。
「ふふ、どうですか?気持ちいいですか?」
結衣が意地悪そうな笑みを浮かべながら聞く。
皐月の顔はみるみる真っ赤になっていった。
「・・・っ!うぅ・・・あぁ・・・」
自分のモノがねっとり包まれるような感覚・・・
これを「気持ちいい」と理解するには彼の経験は足りなさ過ぎた。
しかしそれでも、彼のモノは少しずつ膨張していった。
「ふふ、どんどん硬くなっていきますわね」友麻が嘲笑する。
「あぁ・・・あぁぁ・・・」
(うぅ・・・もう嫌だ)皐月の目には涙が溜まっていた。
眉は剃り落されているので、額の汗が目に入ってくる。
しかし、それを拭うことすら出来ない。
「ふふ、我慢汁が出てきたようですわね」。
(うぅ・・・)皐月は羞恥心で一杯だった。
しかしそれでも興奮してしまう自分がいた・・・。
(あんな・・・気持ちよさそうな顔して・・・)
姉妹の後ろでこの様子を眺めていた黒川もまた、
自分の身体が興奮し始めているのを感じていた。
「う、うぅ・・・あぁ・・・」
(あぁ・・・何・・この感覚は?!)
「あらあら?随分と元気になりましたわね」
結衣が皐月のモノをオナホでこすりながら笑った。
「知らないとはいえ、やはり男の子ですのね」
友麻も耳元で囁く。
(こんなぁ・・・あぁぁ)
「あぁ、ああ!!」
(あぁぁ・・・だめぇえ!!)皐月は絶頂を迎えようとしていた。
「ふふ、我慢しないで出して良いのですよ」結衣が妖しく微笑む。
「あぁあ、あ、あ、あ、あぁぁぁぁぁぁ!!」
オナホの中にびゅるびゅると精液が放たれた・・・。
「あぁ・・・あぁぁ・・・」
(うぅ・・・)皐月は虚ろな目をしていた。
「はぁっはぁっはぁ・・・」
皐月は涙を浮かべ肩で息をしながら呼吸を整えていた。
(うぅ・・・)
「ふふ、随分とたくさん出ましたわね」結衣が妖しく微笑む。
「・・・っ!」(くそぉ!)皐月は屈辱的な気分だった。
しかし同時に、少し安心した気持ちもあった・・・。
「ふふふ、この白いのを女の子の中に放つことで、
赤ちゃんが出来ますのよ。」
皐月の目の前でオナホを逆にして中にたまった精液が
どろりと流れ落ちるのを見せながら、
結衣が皐月の耳元でそう囁く。
(・・・え?)皐月はその言葉に動揺した。
「・・・初めて自分の意志でお射精した気分はいかがですの?」
友麻が妖艶な笑みを浮かべる。
「自分の意志って・・・これはあなたたちが無理やり・・・」
「あら、私たちはお手伝いしただけですわ。」
結衣が微笑む。「そ、それは・・・」
(うぅ・・・)皐月は反論できなかった。
確かに彼のモノを愛撫したのは彼女だが、
実際に精液を出したのは彼の意志だった・・・。
「・・・・!」
皐月の顔が再び真っ赤になる。
そして彼の中で大きな屈辱と罪悪感が生まれた。
(ぼ、僕はなんてことを・・・!)
「そんなに落ち込まなくてもよろしいですわよ。
どんな聖人君子だって、男の子の身体は
そう出来ているのですから」
結衣が慰めるように言った。
(うぅ・・・)皐月は複雑な気持ちだった。
「あと、これが本物の女の子の身体だったら、
今のより何倍も気持ちいいですわよ」
友麻が皐月の耳元で囁く。「うぅ・・・」
(女の子の・・・身体?!)
「ふふっ、まぁ、これ以上はお楽しみにとっておきましょうか」
結衣が妖艶な笑みを浮かべた。
「そうですわね、初めてにしては刺激が強すぎたようですのよ」
友麻が意地悪そうな笑みを浮かべる。
「うぅ・・・」皐月は恥ずかしさでまた顔を真っ赤にしていた。
「文月、皐月を宿舎まで案内してあげなさい」
結衣が黒川に指示する。「かしこまりました」
皐月はこれからどうなるのか、期待と不安が
入り混じった複雑な気持ちだった・・・。
つづく
相変わらず玩具として散々姉妹に弄ばれた黒川は、
精も根も尽き果て、床に転がって
息も絶え絶えになっていた。
「ふふ、文月・・・どうだったかしら?
私たちに可愛がられるのは・・・」
結衣はそう言いながら、床で息を荒げている
黒川の頭を踏みつけた。
『文月』という従属名で呼ばれる事にも
すっかり慣れてしまっていた。
ぐりっ!ぐりぐり!と足に力を入れると、
汗ばんだ頭皮が艶めかしく光沢を放つ。
「あっ・・・ああ・・・」
黒川は恍惚とした表情を浮かべながら、結衣の足に頬擦りした。
「うふふ・・・いい子ですこと♡」
「本当に変態になってしまいましたのね」
「はいぃ・・・お二人がお喜びになるなら・・・どんな事でも」
「なら・・・お頼みしてしまいましょうか?」
「そうですわね、お前には久々に
『道具』としてお仕事してもらいますの」
「え・・・?」
結衣と友麻は、黒川の頭を踏みつけたまま会話を続けた。
姉妹の「道具」となるという事は、姉妹たちの裏家業である
依頼調教の手伝いをするという意味であった。
「依頼があったんですの。それが少々厄介な案件で」
「そこでお前にもお手伝いしていただきたいと思いますわ。」
「は、はい。わ、私にできる事であれば・・・。」
黒川は即答した。既に彼の心は結衣と友麻に
心酔してしまっているのだ。
姉妹からこう言われれば無条件で命令に従う。
そこに僅かな疑問などあるはずもなく、
ただ主のために役に立たなければという意識しか存在しない。
そう言った意味でも黒川は既に姉妹たちの従順な下僕であった。
***
数日後、黒川は松葉家の屋敷に呼ばれた。
そこで執事服に着替えさせられ、仮面を付けさせられた。
これは黒川が姉妹の仕事を手伝う時のスタイルだ。
(やっぱりこの格好、慣れないな・・・)
「我慢なさいね。おまえは『道具』なのですから」
結衣が黒川の考えを見透かしたように言った。
地下室に移動する途中で、
姉妹たちから今日の調教にいて説明される。
「今回の件は・・・厳密に言うと、調教というにも怪しいですわ。」
「え?それってどういう・・・?」
「わかりやすく言うと・・・『性教育』とでもいうのですかしら?」
「性教育・・・ですか?」
黒川は、いまいちピンと来なかった。
結衣と友麻がこんな回りくどい事をするということは、
恐らく相当な大物なのだろう。
だがそれがどんな人物なのかまでは想像がつかない。
「今回の対象はもう高校生にも拘らず、
性知識がまるでありません。」
「裕福な家庭で、母親に過保護に育てられたせいで、
そういったものに縁遠い生活を送ってきたようですわ」
「そ、そうなんですか?」
黒川は困惑した。そんな人物を調教というのは
果たして大丈夫なのか?と。
「それで、父親の方から
『このままだと成人しても結婚もままならないだろう』
と、性知識と女性に関する事を教え込んでほしいと
依頼がありましたの。」
友麻がため息まじりに言った。
(そんな事・・・このお二人に頼んだら・・・性癖歪まないか?)
黒川は内心そう思ったが、姉妹に言っても無駄だろうと思い、
口を噤んだ。
「全く迷惑な話ですの。我々も暇ではありませんのに・・・」
「本当に・・・こんなのは専門外ですわ。」
結衣と友麻は不満げに呟いた。
(そりゃそうだよな・・・お二方の専門は調教だし)
黒川も内心呆れ果てていた。
「でも昔から当家と懇意にされているお方からの依頼なので、
当家としても断ることが出来なかったようです・・・」
姉妹たちの話によると、その対象は
ある資産家の御曹司との事だった。
なのでお互いに本名は明かせないらしい。
「そんなわけで、今回は私達も正体を明かせませんわ。
ですからくれぐれも私達を名前で呼ばないようにお願いします。」
結衣がそう言うと、地下室に辿り着いた。
扉を開ける前に、姉妹も仮面をつける。
地下室には、その依頼主である資産家の息子とやらが居た。
(え?この子が・・・対象!?)
彼は全裸で拘束されていた。
その顔は童顔で身体も細く、実際の年齢より幼い印象を受ける。
(さっきの話からするとおそらく17,8歳ぐらいだろうけど・・・)
そしてここで調教を受けるための準備として、
頭髪だけでなく眉まですべて剃り落されていた・・・。
「ふふ、随分とすっきりしましたね。お似合いですわよ」
結衣が意地悪そうに笑う。
「申し訳ありませんが、ちょっとお外に出れないお顔に
させていただきましたの。」
友麻も愉快そうに笑う。
(髪がないのはお二人の趣味だけど、
逃げられないようにここまでするか・・・)
黒川は、流石にここまでされる少年に同情した。
しかし同時に、妙な昂ぶりも感じていた。
(な、なんだ?この感じ・・・)
初めて体験する感情に戸惑いつつも、
黒川は自分に与えられた『道具』の役目に集中する事にした。
「・・・あ、あんた達!こ、こんなことが許されると・・・!」
調教の対象であるの少年が初めて口を開く。
「ご安心なさいませ。あなたは今、
日本にいないことになっていますわ。」
「あなたのお母様には、3週間ばかり海外への
短期留学に行ったと伝えましたの」
結衣と友麻が応える。
「・・・そ、そんな無茶苦茶な!」
「文句はあなたのお父様に言ってくださいまし」
「ふふ、まぁ無理でしょうけどね」
「・・・っ!」
少年は言葉を失った。
結衣と友麻は続ける。
「・・・しかし短期間とはいえ、本名で呼べないのは不便ですわね。」
「この調教の間だけでも呼び名が欲しいところですのね」
そこまで言うと、姉妹は後ろに控えている黒川を見る。
そして再び少年の方に向き直るとこう聞いた。
「貴方は何月生まれです?」「・・・え?5月だけど・・・」
「そう、では『皐月』という名前にしましょう」
結衣がそう言うと、結衣と友麻は少年に近寄った。
そして剃髪された頭を愛おしく撫でる。
黒川の従属名である『文月』と同じ名付け方をしたわけだ。
(うわっ・・・)
黒川は、その光景に釘付けになった。
(あんなふうに見つめられたら・・・俺なら正気でいられないかも)
「うふふ、可愛いお顔をしていますのね」
友麻が嬉しそうに言う。
「さぁ、これからあなたを調教をしますのよ。」
結衣が少年に語りかける。
「い、一体僕に何をさせるつもりだ・・・!」
少年は怯えながら叫んだ。
(そりゃ怖いよな)黒川は同情した。
しかしそれと同時に妙な高揚感もあったのだ・・・。
「それにしても・・・」
「ふふ、かわいいお〇ん〇んですこと」
結衣と友麻が、少年の股間を見て笑う。
それはまるで生まれたばかりのようなピンク色だった。
「うぅ・・・」
『皐月』と呼ばれた少年の顔が羞恥に染まる。
しかし両手足は拘束されているため、前を隠すこともできない。
「あら、ごめんなさいね。あまりにも新鮮な感じで」
「ふふ、そんなに怯えなくても良いですわよ」
「お、怯えてなんかいない!」
皐月は強がってみせる。
しかしそれは恐怖心の裏返しであることは
誰の目にも明らかだった。
「ここでは、このお〇ん〇んがどうしたら気持ち良くなるのかと、
どうやって女の子を気持ちよくさせられるのかを
お勉強していくのですよ」
「つまり『ちゃんとした大人の男の子』になるための訓練です。」
結衣と友麻が皐月に説明していく。
(あれ、なんだか・・・いい雰囲気になってきたな)
黒川は先ほどまで不機嫌だった姉妹の機嫌が少し良くなったことに
安堵すると同時に、妙な期待感を抱いていた。
「そ・・・そんな事、僕には必要ない!」
「・・・じゃあどうやって赤ちゃん作るか知ってますの?」
「う・・・!」
結衣が聞くと、皐月は言葉に詰まった。
「え?!まさか本当に知りませんの?!」
「そ、それぐらい保健の授業で習った・・・!」
少年は強がって見せるが、姉妹は笑いをこらえている。
「ふふふっ・・・そんなんでよく今まで生きてこれましたわね」
結衣と友麻が耐えられず笑い出す。
(今どき天然記念物みたいな奴だな・・・)
黒川も心の中で呆れていた。
「う、うるさい!仕方ないだろ!」
皐月は顔を真っ赤にして反論した。
(なんだろう・・・この見てる方が心配になる純朴さは)
黒川は内心呟いた。そして無意識に口角が上がってしまう。
「・・・わかりました。まずはこのまっさらな
お〇ん〇んの使い方から教えましょう。」
「ま、まずは・・・?」
皐月は嫌な予感がした。しかし既に手遅れだった・・・。
結衣と友麻は皐月に近付き、彼のモノを優しく握った。
(うわっ・・・!)思わず声が出そうになる。
それをなんとか抑えた。
(な、なんだこれ?!なんか変だ!!
「・・・さすがにここからおしっこ以外のものが出るのは
ご存じですわよね?」
「ふふ、このお〇ん〇んが女の子を気持ちよくするために、
どんな風に使われるか教えてさしあげますわ」
結衣と友麻は皐月のモノを扱きながら説明する。
(ま・・・まさか!)
皐月は嫌な予感を覚えた。
しかしそれと同時に身体の奥底から湧き上がる感覚。
「な、なんだこれ?・・・なんか変だ!!」
皐月はなんとかそれを抑えようとするが、上手くいかない。
しかも姉妹の手が動くたびにその感覚は強まっていく・・・。
(ま、まずい!このままじゃ・・・)
「う・・・うぐっ・・」
「あらぁ?どうしましたの?」結衣と友麻がわざとらしく聞く。
(うぅっ!!や、やめてくれぇええ・・・)
彼の意志とは裏腹に、彼の股間にどんどん熱がこもってくる。
(これ・・・朝起きた時と、変な夢を見た時と同じ・・・)
「あ・・あぁ・・・」思わず切ない声が出てしまう。
「・・・一応男の子としての機能はおありですのね」
「よかったですわね、これで大きくならなければ
病院に行くところでしたわ。」
結衣と友麻が嘲笑う。
「う、うるさい!僕は・・・うぅっ!!」
皐月は反論しようとするが、それを遮るように
結衣と友麻の手が再び動き始めた。
(あぁ・・・)黒川もその様子を固唾を飲んで見守る。
(こ、これが女の子にされる感覚なのか・・・?)
今まで感じたことのない快感に襲われ、皐月の思考が停止する。
「あらあら、もうこんなに硬くなってしまって」
結衣が笑いながら言う。
「ではそろそろ気持ちよくイって貰いましょうか」
友麻が妖艶な笑みを浮かべながら言った。
「あぁ、あ、うぅ・・・!!」
黒川は初めての快感に戸惑いながらも興奮していた。
「文月、そこの棚にあるのを持ってきていただけますか?」
結衣が黒川に指示を出す。
「はい、わかりました」突然の呼び出しに彼は慌てて返事をした。
黒川は言われたとおり、棚に置いてあった道具を取り出した。
それは筒状の道具だった・・・。
「お嬢様、これを」
今回は本当の名前を呼べないということで、
黒川は姉妹を「お嬢様」と呼んだ。
「ふふ、ありがとうございます」
結衣はそれを受け取ると、皐月の股間にあてがった。
そしてゆっくりと上下に動かす。「あ・・・あぁぁ・・・ああ」
(な・・なに・・これぇ・・・)
皐月は初めての感覚に戸惑いながらも、
その快感に身を委ねていた。
「ふふ、どうですか?気持ちいいですか?」
結衣が意地悪そうな笑みを浮かべながら聞く。
皐月の顔はみるみる真っ赤になっていった。
「・・・っ!うぅ・・・あぁ・・・」
自分のモノがねっとり包まれるような感覚・・・
これを「気持ちいい」と理解するには彼の経験は足りなさ過ぎた。
しかしそれでも、彼のモノは少しずつ膨張していった。
「ふふ、どんどん硬くなっていきますわね」友麻が嘲笑する。
「あぁ・・・あぁぁ・・・」
(うぅ・・・もう嫌だ)皐月の目には涙が溜まっていた。
眉は剃り落されているので、額の汗が目に入ってくる。
しかし、それを拭うことすら出来ない。
「ふふ、我慢汁が出てきたようですわね」。
(うぅ・・・)皐月は羞恥心で一杯だった。
しかしそれでも興奮してしまう自分がいた・・・。
(あんな・・・気持ちよさそうな顔して・・・)
姉妹の後ろでこの様子を眺めていた黒川もまた、
自分の身体が興奮し始めているのを感じていた。
「う、うぅ・・・あぁ・・・」
(あぁ・・・何・・この感覚は?!)
「あらあら?随分と元気になりましたわね」
結衣が皐月のモノをオナホでこすりながら笑った。
「知らないとはいえ、やはり男の子ですのね」
友麻も耳元で囁く。
(こんなぁ・・・あぁぁ)
「あぁ、ああ!!」
(あぁぁ・・・だめぇえ!!)皐月は絶頂を迎えようとしていた。
「ふふ、我慢しないで出して良いのですよ」結衣が妖しく微笑む。
「あぁあ、あ、あ、あ、あぁぁぁぁぁぁ!!」
オナホの中にびゅるびゅると精液が放たれた・・・。
「あぁ・・・あぁぁ・・・」
(うぅ・・・)皐月は虚ろな目をしていた。
「はぁっはぁっはぁ・・・」
皐月は涙を浮かべ肩で息をしながら呼吸を整えていた。
(うぅ・・・)
「ふふ、随分とたくさん出ましたわね」結衣が妖しく微笑む。
「・・・っ!」(くそぉ!)皐月は屈辱的な気分だった。
しかし同時に、少し安心した気持ちもあった・・・。
「ふふふ、この白いのを女の子の中に放つことで、
赤ちゃんが出来ますのよ。」
皐月の目の前でオナホを逆にして中にたまった精液が
どろりと流れ落ちるのを見せながら、
結衣が皐月の耳元でそう囁く。
(・・・え?)皐月はその言葉に動揺した。
「・・・初めて自分の意志でお射精した気分はいかがですの?」
友麻が妖艶な笑みを浮かべる。
「自分の意志って・・・これはあなたたちが無理やり・・・」
「あら、私たちはお手伝いしただけですわ。」
結衣が微笑む。「そ、それは・・・」
(うぅ・・・)皐月は反論できなかった。
確かに彼のモノを愛撫したのは彼女だが、
実際に精液を出したのは彼の意志だった・・・。
「・・・・!」
皐月の顔が再び真っ赤になる。
そして彼の中で大きな屈辱と罪悪感が生まれた。
(ぼ、僕はなんてことを・・・!)
「そんなに落ち込まなくてもよろしいですわよ。
どんな聖人君子だって、男の子の身体は
そう出来ているのですから」
結衣が慰めるように言った。
(うぅ・・・)皐月は複雑な気持ちだった。
「あと、これが本物の女の子の身体だったら、
今のより何倍も気持ちいいですわよ」
友麻が皐月の耳元で囁く。「うぅ・・・」
(女の子の・・・身体?!)
「ふふっ、まぁ、これ以上はお楽しみにとっておきましょうか」
結衣が妖艶な笑みを浮かべた。
「そうですわね、初めてにしては刺激が強すぎたようですのよ」
友麻が意地悪そうな笑みを浮かべる。
「うぅ・・・」皐月は恥ずかしさでまた顔を真っ赤にしていた。
「文月、皐月を宿舎まで案内してあげなさい」
結衣が黒川に指示する。「かしこまりました」
皐月はこれからどうなるのか、期待と不安が
入り混じった複雑な気持ちだった・・・。
つづく
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