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第5話:アートな季節3「愛玩」(完結)
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その夜、
姉妹は部屋着に着替えて私室のソファに座っていた。
黒川はまだ女装姿のまま二人の前に立たされていた。
自分の手でスカートをまくり上げて、
貞操具しか付けていない下半身を露出させられている。
「それでアクセサリーショップの中ではどうでしたのかしら?」
結衣が尋ねてきた。
「は、はい、店員さんに声を掛けられましたが・・・
怪しまれなかったと思い・・・ます」
「ふーん、その時何を考えていましたの?」
「男だって・・・バレたら・・・どうしようって・・・ずっと」
「あら、ちゃんと演技できていたようですわね。よく出来ました」
結衣は微笑みながら黒川の頭を撫でた。
「は、はい、ありがとうございます」
「でも、それだけじゃないでしょう?正直に言ってごらんなさい」
友麻が貞操具越しに黒川の股間を足で弄った。「うっ!くぅ!」
黒川が声を上げる。
「ほら、ちゃんと言いなさい。何を考えていまして?」
「はい・・・バレた時の事を・・・想像してたら・・・
すごく興奮・・・しました」
「変態なんですのね」友麻が冷たく言い放つ。
「は、はいぃ・・・」
その言葉を聞いた黒川は、自分の股間がまた貞操具で
締められる痛みを感じていた。
しかし同時に、何故かゾクッとした快感も感じてしまっていた。
「あぁ・・・」
「ふふ、随分と痛そうですこと」
「あらあら、自分で自分のお〇ん〇んイジメて、
喜んでいますのね?」
友麻は楽しげな表情を浮かべて、さらに強く足を押し付けてくる。
「は、はいぃ・・・!」
「本当にお前はお〇ん〇んを苛められるのが好きですわね」
結衣も反対側から笑いながらグリグリと踏みつけている。
「ぐっ!ううう・・・」
「ほら、どうしてほしいか、きちんとお願いしなさい」
「は、はひぃ・・・もっとぉ・・・踏んで・・・欲しいです!」
そう言うと黒川は膝からがくりと崩れ落ちた。
「こら、お人形が勝手に座っちゃダメですのよ」
友麻がたしなめるように言う。
「ご、ごめんなさいぃ・・・」
黒川は立ち上がろうとしたが、力が入らない。
「仕方ありませんわね、ちょっとだけお仕置きしてあげますわ」
結衣はそう言いながら黒川へ後ろ手に手錠をかける。
「な・・・何をするつもりで・・・?」
かちゃり・・・
黒川の疑問に答えるように、彼の股間を圧迫していた貞操具を外す。
「お前の場合、これを付けてない方がお仕置になりそうですわ。」
「あ・・・あ・・・」
黒川に付けられていた貞操具はペニスを圧縮させ、勃起すると
男性器全体に痛みを感じさせるタイプのものだ。
それを外された瞬間、黒川は強烈な解放感を感じた。
結衣は黒川の解放された男性器を再びスカートで隠し、
「暫くこのままにしておいたら、お前はどうなるかしら?」と言う。
「そ、そんな・・・」
貞操具から解放される事、それは即ち男性器に
何の刺激も与えられないという事になる。
(こんなに・・・興奮させられてるのに・・・)
貞操具によって押さえつけられていた性欲が一気に噴き出してきて、
黒川は苦しげに身を捩る。これまでの姉妹からの調教で、
股間への痛みすら興奮と直結できるようになった今では
これ以上に辛い状態はない。
しかも手錠で両手の自由すら奪われているので、
自分でこの湧き上がる性欲を鎮める術はない。
「うっ・・・ううぅ」
切なさともどかしさで黒川は涙目になる。
「・・・こんなみじめな状態でも、
スカートの上から分かるほど大きくしていますのね。」
友麻が黒川のスカートの盛り上がった部分を見て笑う。
(女装して・・・こんな恥ずかしい目に逢わされているのに・・なんで)
黒川は羞恥心と同時に、背徳的な快楽を覚えてしまっている
自分に戸惑っていた。
「あ・・・あああ・・・うぐぐぅぅ・・・」
黒川は無意識のうちに腰を動かしてしまう。
「あらあら、随分と気持ち良さそうな顔してますのね」
「まったく・・・呆れてしまうほどの変態ですわね」
「は、はいぃ・・・!」
二人の冷たい視線を浴びて、黒川はさらに興奮を高めていく。
「もう我慢できないみたいですわね」
「じゃあそろそろ許して差し上げましょう」
結衣はそう言うと、黒川のスカートを捲りあげる。
そこにはパンパンに腫れ上がったペニスが脈打つ姿があった。
「赤ちゃんみたいにツルツルなお〇ん〇んなくせに、
こんなに大きくなるのですね」
「あっ・・・」
結衣が指先で軽く触れただけで、ビクンッ!と震える。
「もっと触って欲しいですか?」
「うぅ・・は、はい・・・」
「ではちゃんとおねだりなさい」
「はいぃ・・・私の・・・おち〇ぽを・・・踏んでくださいぃ・・・」
黒川は屈辱に顔を赤らめながらも、結衣の足に擦り付けようと
必死に股間を押し付けようとする。
しかし友麻がそれを許さない。
「ダメですのよ、もっとちゃんと言葉になさい」
「は、はいぃ・・・」
黒川は泣きそうになりながら懇願する。
「お願いします・・・私めの醜く浅ましいちん〇を、
貴女方のその美しいおみ足で・・・
思い切り踏みつけて・・・くださいぃ・・・!!」
「あらあら、本当に変態ですわね」
結衣はクスリと笑って、ゆっくりと足を上げた。「でもご褒美ですわ!」
そして勢いよく左右から二人で黒川の股間を踏みつけた。
「ひゃぁぁぁぁ・・・・!!」
あまりの快感に黒川は思わず声を上げてしまった。
その反応を楽しむかのように、結衣は何度も黒川の股間を踏む。
「ほら、もっと可愛く鳴きなさい!」
「は、はいぃぃ!あぁぁぁ!」
(あぁ、お二人の足の裏が・・・俺のに直に触れてる・・・)
剃毛されたことで、遮るものが一切なくなった股間が
結衣と友麻の足の感触をダイレクトに感じてしまい、
黒川の興奮はますます高まっていく。
「あ・・・あふぅ・・・ひぐっ!」
「ほら、もっと踏んでほしいのでしょう?」
「はいぃ・・・」
黒川は返事をしながら全身をピクピクと痙攣させる。
「まったく・・・卑しいお人形ですわ」
「は、はいぃ・・・私はとても・・・はぅん、卑しい人形です。」
結衣は楽しげな表情を浮かべながら、さらに強く踏みつける。
「あ、ああぁ・・・」
ペニスも玉も一気に圧迫され、黒川はあまりの快感に悶え苦しむ。
そしてとうとう限界を迎えてしまう・・・。
「も、もうだめぇ・・・イっちゃいます・・・」
「いいですわよ、そのままお人形らしく果てなさい」
「は、はいぃ・・・あ、あ、あ、あぁぁぁっ!!!」
黒川は大きく仰け反ると、白濁液をぶち撒けた。
「あらあら、こんなに出してしまって」
「まだ出るのかしら?」
松葉姉妹は黒川の股間に左右から足をぐっと押し込む。
「ひぎぃ!」
射精直後の敏感すぎる亀頭を容赦なく責められ、
黒川は再び射精してしまう。
その様子は、まるで練乳のチューブを踏みつけたような有様だった。
「あらあら、また出しましたわね」
「もう出ないんじゃありませんこと?」
「も・・・申し訳・・・ありま・・せ・・・
ドレスを汚して・・しまい・・・」
息を荒げながら黒川が謝罪する。
彼が着せられていた黒いドレスは彼から出たもので、
あちこちが白く汚れてしまっていた・・・。
「気にすることはありませんわ。」
「そうですわ。」
「これは私たちがあなたのために用意したものですもの。」
「このドレスは、この衣装はあなたの精で穢れたことで
より一層妖艶さが引き立ちましたわ。」
「だから謝る必要なんてないのですよ。」
「はい・・・」
「ほら、今の姿を鏡で見てごらんなさい。」
「はい・・・」
黒川は言われるままに、姿見の前に立つ。
そこに映っていたのは、白い液体でドロドロになった
自分の姿が映し出された。
「うわ・・・」
汗と涙でぐしゃぐしゃになった顔に、精液まみれのドレス・・・
思わず目を背けたくなる酷い有様だったが、
なぜか目を離すことは出来なかった。
その惨状は同時に、自分がそれだけ快楽を感じていたという証でもあり、
黒川は興奮を隠せなかった。「あぁ・・・」
その姿を見た松葉姉妹もまた興奮を隠せないようだった。
結衣は黒川の耳元でささやく。
「ふふ、貴方で遊んでいると本当に飽きませんわね・・・」
「ゆ・・・い・・・さま・・・」
黒川はその言葉を最後に気が遠くなり、その場に倒れこんだ。
「あら?気絶してしまいましたか」
「まったく、しょうがない子ですのね」
そう言いながらも、二人はどこか
嬉しそうな笑みを浮かべているように見えた・・・
***
黒川が意識を取り戻すと、そこはベッドの上だった。
「ここは・・・」
「目が覚めたかしら?」
「結衣様!?」
声の主は結衣であった。
汗と精液にまみれたドレスとウィッグは既に脱がされ、
身体の塗装や汚れは綺麗に拭き取られていた。
「気分はどうかしら?」
「はい、大丈夫です。」
黒川は起き上がると、結衣に向かって頭を下げようとする。
しかし、結衣はそれを制止した。
「今日はお前を1日中連れまわしてしまいましたからね。」
「疲れましたでしょ。無理しない方がいと思いますの。」
「ありがとうございます。」
「今夜はここに泊まっていきなさい。
では私たちは自分の部屋に戻りますので」
姉妹はそう言うと部屋を出て行った。
彼女たちの言葉から察するに、
ここは来客用の寝室なのだろう。
姉妹または一族の女性に調教される奴隷たちは、
専用の宿舎を用意されるが、
黒川は未だに自宅で暮らし、
こうして姉妹から気まぐれに呼ばれるのが常だった。
これは彼が、依頼されたり、
売り出すための商売用の奴隷ではなく、
姉妹たちの専属の『ペット』であることが主な理由だ。
彼女たちが楽しむだけの存在であることから、
その分普段の自由は保障されている。
(俺は・・・どうなりたいんだろう)
黒川はベッドの中でふとそんな事を考える。
結衣と友麻の玩具として弄ばれ続ける日々。それはそれで幸せだが、
果たして自分はこのままでいいのかと疑問を抱くこともある。
とはいえ、今の自分に出来ることは限られている。
今はただ、与えられる命令に従うだけだ。
(でも今は信じよう・・・あのお二人を・・・)
そう思い、再び眠りについた。
****
それから暫く黒川は外出の際のウィッグ着用に加えて眉を描く生活・・・
つまり普通に大学に通う生活が続いた。
(多少面倒だが眉が生えるまでの辛抱だし・・・)
しかしその一方で姉妹から呼ばれることがぴたりと止んでしまう。
黒川は不安に駆られる。もしかすると飽きられてしまったのだろうか。
あるいは何か別の用事で忙しいのかもしれない。
黒川は悶々としながら、大学の講義を受けていた。
黒川がそんな思いを抱えつつで数週間が経ち、眉も生え揃えだした頃、
ようやく姉妹からお呼びがかかった。
黒川は期待に胸を膨らませて、姉妹の屋敷へと急いだ。
部屋の扉を開けると、そこには松葉姉妹の姿があった。
「やっと来たましたのね。待ちくたびれましたわよ。」
「すみません・・・」
「まぁ、その様子だと、私達の事を想って
夜も眠れなかったみたいですね。」
「えっ・・・」
黒川は図星を突かれてドキリとする。
「ふふ、可愛いですわね。」
「さ、こっちにいらっしゃい」「はい・・・」
黒川は結衣と友麻に連れられて、とある一室に入った。
そこには一体のドールが置かれていた。
「こ、これは・・・」
ドールを見た黒川は一瞬言葉を失う。
「ふふ、驚きましたか?」
ドールにはあの時黒川が着ていたドレスと
同じデザインのものを着ていた。そして、
髪の色もあの時と同じブルネットのロングヘアをしている。
「こ、これ・・・まさか・・・」
「そうですわ。貴方の人形ですわよ。」
「あの時のお前が可愛くてつい作ってしまいましたわ。」
「既成品のドール服を改造したものですが・・・
それらしく見えますでしょう?」
「は、はい・・・」
黒川は目の前にあるものが信じられず、呆然としていた。
「・・・とはいっても、ドール服を作るのって難しいんですのね。」
「もとからあるものを改造するだけだというのに、
ここまでかかってしまいましたわ」
姉妹は笑うが、黒川は驚きを隠せない。そして姉妹の手に目をやると、
その指には無数の絆創膏が巻かれている。
きっと、この短期間で何度も失敗を繰り返しながら
苦心して作り上げたのだろう。
『つい作った』などとうそぶいているが、
かなりの労力を費やしたことは想像に難くない。
(あの美しいお手をあんなにして・・・)
「・・・・・。」
そう考えると胸の中に何かがこみあげてきて
黒川は思わず涙ぐむ。
「あら、泣いているのですか?」
「泣き虫さんなのですわねぇ。」
「す、すいません・・・」
「謝ることはありません。
それだけ喜んでくれたということなのでしょう?」
「そうですわ。嬉しいなら素直に喜びなさいな」
「はい・・・」
だって貴女方は普段裁縫などしない筈です・・・
そんな言葉が喉まで出かかる。
しかし、黒川はそれを飲み込んだ。
彼女たちは、自分のために頑張ってくれたのだ。
それを思うと、とてもじゃないが軽々しく言えるわけがなかった。
黒川は改めて自分が愛されていることを実感する。
「・・・ありがとうございます。」
胸が詰まり、そう言うのが精一杯だった。
「うふふ、どういたしまして。」
(お二方のこの気持ちは、
ただの気まぐれで一過性のものかもしれない。
いつしか飽きて捨てられるかもしれない・・・
でも、それでも俺は・・・)
黒川は、彼女たちの『ペット』として生きていく決意を新たにした。
「また、遊びましょうね。
今度は3人お揃いの服を着て大学内を歩くのはいかがでしょう?」
「・・・え?!」
そんな恐ろしい提案をされ、黒川の顔から血の気が引いた。
先ほどの決意が早速揺らいでしまう。
「ふふ、冗談ですよ。」
「あ、ああ!びっくりしましたよ・・・」
黒川はほっと息をつく。
「でも、いつかは実現させますわよ。」
「ええ、楽しみですわね。」
2人は楽しそうに笑った。
(どうか・・・お二人の気持ちが変わりますように・・・)
黒川は心の中でそう願わずにはいられなかった。
―――松葉姉妹は、黒川の願いを聞き届けてくれるだろうか。
それは、黒川にも分からない。
おわり
姉妹は部屋着に着替えて私室のソファに座っていた。
黒川はまだ女装姿のまま二人の前に立たされていた。
自分の手でスカートをまくり上げて、
貞操具しか付けていない下半身を露出させられている。
「それでアクセサリーショップの中ではどうでしたのかしら?」
結衣が尋ねてきた。
「は、はい、店員さんに声を掛けられましたが・・・
怪しまれなかったと思い・・・ます」
「ふーん、その時何を考えていましたの?」
「男だって・・・バレたら・・・どうしようって・・・ずっと」
「あら、ちゃんと演技できていたようですわね。よく出来ました」
結衣は微笑みながら黒川の頭を撫でた。
「は、はい、ありがとうございます」
「でも、それだけじゃないでしょう?正直に言ってごらんなさい」
友麻が貞操具越しに黒川の股間を足で弄った。「うっ!くぅ!」
黒川が声を上げる。
「ほら、ちゃんと言いなさい。何を考えていまして?」
「はい・・・バレた時の事を・・・想像してたら・・・
すごく興奮・・・しました」
「変態なんですのね」友麻が冷たく言い放つ。
「は、はいぃ・・・」
その言葉を聞いた黒川は、自分の股間がまた貞操具で
締められる痛みを感じていた。
しかし同時に、何故かゾクッとした快感も感じてしまっていた。
「あぁ・・・」
「ふふ、随分と痛そうですこと」
「あらあら、自分で自分のお〇ん〇んイジメて、
喜んでいますのね?」
友麻は楽しげな表情を浮かべて、さらに強く足を押し付けてくる。
「は、はいぃ・・・!」
「本当にお前はお〇ん〇んを苛められるのが好きですわね」
結衣も反対側から笑いながらグリグリと踏みつけている。
「ぐっ!ううう・・・」
「ほら、どうしてほしいか、きちんとお願いしなさい」
「は、はひぃ・・・もっとぉ・・・踏んで・・・欲しいです!」
そう言うと黒川は膝からがくりと崩れ落ちた。
「こら、お人形が勝手に座っちゃダメですのよ」
友麻がたしなめるように言う。
「ご、ごめんなさいぃ・・・」
黒川は立ち上がろうとしたが、力が入らない。
「仕方ありませんわね、ちょっとだけお仕置きしてあげますわ」
結衣はそう言いながら黒川へ後ろ手に手錠をかける。
「な・・・何をするつもりで・・・?」
かちゃり・・・
黒川の疑問に答えるように、彼の股間を圧迫していた貞操具を外す。
「お前の場合、これを付けてない方がお仕置になりそうですわ。」
「あ・・・あ・・・」
黒川に付けられていた貞操具はペニスを圧縮させ、勃起すると
男性器全体に痛みを感じさせるタイプのものだ。
それを外された瞬間、黒川は強烈な解放感を感じた。
結衣は黒川の解放された男性器を再びスカートで隠し、
「暫くこのままにしておいたら、お前はどうなるかしら?」と言う。
「そ、そんな・・・」
貞操具から解放される事、それは即ち男性器に
何の刺激も与えられないという事になる。
(こんなに・・・興奮させられてるのに・・・)
貞操具によって押さえつけられていた性欲が一気に噴き出してきて、
黒川は苦しげに身を捩る。これまでの姉妹からの調教で、
股間への痛みすら興奮と直結できるようになった今では
これ以上に辛い状態はない。
しかも手錠で両手の自由すら奪われているので、
自分でこの湧き上がる性欲を鎮める術はない。
「うっ・・・ううぅ」
切なさともどかしさで黒川は涙目になる。
「・・・こんなみじめな状態でも、
スカートの上から分かるほど大きくしていますのね。」
友麻が黒川のスカートの盛り上がった部分を見て笑う。
(女装して・・・こんな恥ずかしい目に逢わされているのに・・なんで)
黒川は羞恥心と同時に、背徳的な快楽を覚えてしまっている
自分に戸惑っていた。
「あ・・・あああ・・・うぐぐぅぅ・・・」
黒川は無意識のうちに腰を動かしてしまう。
「あらあら、随分と気持ち良さそうな顔してますのね」
「まったく・・・呆れてしまうほどの変態ですわね」
「は、はいぃ・・・!」
二人の冷たい視線を浴びて、黒川はさらに興奮を高めていく。
「もう我慢できないみたいですわね」
「じゃあそろそろ許して差し上げましょう」
結衣はそう言うと、黒川のスカートを捲りあげる。
そこにはパンパンに腫れ上がったペニスが脈打つ姿があった。
「赤ちゃんみたいにツルツルなお〇ん〇んなくせに、
こんなに大きくなるのですね」
「あっ・・・」
結衣が指先で軽く触れただけで、ビクンッ!と震える。
「もっと触って欲しいですか?」
「うぅ・・は、はい・・・」
「ではちゃんとおねだりなさい」
「はいぃ・・・私の・・・おち〇ぽを・・・踏んでくださいぃ・・・」
黒川は屈辱に顔を赤らめながらも、結衣の足に擦り付けようと
必死に股間を押し付けようとする。
しかし友麻がそれを許さない。
「ダメですのよ、もっとちゃんと言葉になさい」
「は、はいぃ・・・」
黒川は泣きそうになりながら懇願する。
「お願いします・・・私めの醜く浅ましいちん〇を、
貴女方のその美しいおみ足で・・・
思い切り踏みつけて・・・くださいぃ・・・!!」
「あらあら、本当に変態ですわね」
結衣はクスリと笑って、ゆっくりと足を上げた。「でもご褒美ですわ!」
そして勢いよく左右から二人で黒川の股間を踏みつけた。
「ひゃぁぁぁぁ・・・・!!」
あまりの快感に黒川は思わず声を上げてしまった。
その反応を楽しむかのように、結衣は何度も黒川の股間を踏む。
「ほら、もっと可愛く鳴きなさい!」
「は、はいぃぃ!あぁぁぁ!」
(あぁ、お二人の足の裏が・・・俺のに直に触れてる・・・)
剃毛されたことで、遮るものが一切なくなった股間が
結衣と友麻の足の感触をダイレクトに感じてしまい、
黒川の興奮はますます高まっていく。
「あ・・・あふぅ・・・ひぐっ!」
「ほら、もっと踏んでほしいのでしょう?」
「はいぃ・・・」
黒川は返事をしながら全身をピクピクと痙攣させる。
「まったく・・・卑しいお人形ですわ」
「は、はいぃ・・・私はとても・・・はぅん、卑しい人形です。」
結衣は楽しげな表情を浮かべながら、さらに強く踏みつける。
「あ、ああぁ・・・」
ペニスも玉も一気に圧迫され、黒川はあまりの快感に悶え苦しむ。
そしてとうとう限界を迎えてしまう・・・。
「も、もうだめぇ・・・イっちゃいます・・・」
「いいですわよ、そのままお人形らしく果てなさい」
「は、はいぃ・・・あ、あ、あ、あぁぁぁっ!!!」
黒川は大きく仰け反ると、白濁液をぶち撒けた。
「あらあら、こんなに出してしまって」
「まだ出るのかしら?」
松葉姉妹は黒川の股間に左右から足をぐっと押し込む。
「ひぎぃ!」
射精直後の敏感すぎる亀頭を容赦なく責められ、
黒川は再び射精してしまう。
その様子は、まるで練乳のチューブを踏みつけたような有様だった。
「あらあら、また出しましたわね」
「もう出ないんじゃありませんこと?」
「も・・・申し訳・・・ありま・・せ・・・
ドレスを汚して・・しまい・・・」
息を荒げながら黒川が謝罪する。
彼が着せられていた黒いドレスは彼から出たもので、
あちこちが白く汚れてしまっていた・・・。
「気にすることはありませんわ。」
「そうですわ。」
「これは私たちがあなたのために用意したものですもの。」
「このドレスは、この衣装はあなたの精で穢れたことで
より一層妖艶さが引き立ちましたわ。」
「だから謝る必要なんてないのですよ。」
「はい・・・」
「ほら、今の姿を鏡で見てごらんなさい。」
「はい・・・」
黒川は言われるままに、姿見の前に立つ。
そこに映っていたのは、白い液体でドロドロになった
自分の姿が映し出された。
「うわ・・・」
汗と涙でぐしゃぐしゃになった顔に、精液まみれのドレス・・・
思わず目を背けたくなる酷い有様だったが、
なぜか目を離すことは出来なかった。
その惨状は同時に、自分がそれだけ快楽を感じていたという証でもあり、
黒川は興奮を隠せなかった。「あぁ・・・」
その姿を見た松葉姉妹もまた興奮を隠せないようだった。
結衣は黒川の耳元でささやく。
「ふふ、貴方で遊んでいると本当に飽きませんわね・・・」
「ゆ・・・い・・・さま・・・」
黒川はその言葉を最後に気が遠くなり、その場に倒れこんだ。
「あら?気絶してしまいましたか」
「まったく、しょうがない子ですのね」
そう言いながらも、二人はどこか
嬉しそうな笑みを浮かべているように見えた・・・
***
黒川が意識を取り戻すと、そこはベッドの上だった。
「ここは・・・」
「目が覚めたかしら?」
「結衣様!?」
声の主は結衣であった。
汗と精液にまみれたドレスとウィッグは既に脱がされ、
身体の塗装や汚れは綺麗に拭き取られていた。
「気分はどうかしら?」
「はい、大丈夫です。」
黒川は起き上がると、結衣に向かって頭を下げようとする。
しかし、結衣はそれを制止した。
「今日はお前を1日中連れまわしてしまいましたからね。」
「疲れましたでしょ。無理しない方がいと思いますの。」
「ありがとうございます。」
「今夜はここに泊まっていきなさい。
では私たちは自分の部屋に戻りますので」
姉妹はそう言うと部屋を出て行った。
彼女たちの言葉から察するに、
ここは来客用の寝室なのだろう。
姉妹または一族の女性に調教される奴隷たちは、
専用の宿舎を用意されるが、
黒川は未だに自宅で暮らし、
こうして姉妹から気まぐれに呼ばれるのが常だった。
これは彼が、依頼されたり、
売り出すための商売用の奴隷ではなく、
姉妹たちの専属の『ペット』であることが主な理由だ。
彼女たちが楽しむだけの存在であることから、
その分普段の自由は保障されている。
(俺は・・・どうなりたいんだろう)
黒川はベッドの中でふとそんな事を考える。
結衣と友麻の玩具として弄ばれ続ける日々。それはそれで幸せだが、
果たして自分はこのままでいいのかと疑問を抱くこともある。
とはいえ、今の自分に出来ることは限られている。
今はただ、与えられる命令に従うだけだ。
(でも今は信じよう・・・あのお二人を・・・)
そう思い、再び眠りについた。
****
それから暫く黒川は外出の際のウィッグ着用に加えて眉を描く生活・・・
つまり普通に大学に通う生活が続いた。
(多少面倒だが眉が生えるまでの辛抱だし・・・)
しかしその一方で姉妹から呼ばれることがぴたりと止んでしまう。
黒川は不安に駆られる。もしかすると飽きられてしまったのだろうか。
あるいは何か別の用事で忙しいのかもしれない。
黒川は悶々としながら、大学の講義を受けていた。
黒川がそんな思いを抱えつつで数週間が経ち、眉も生え揃えだした頃、
ようやく姉妹からお呼びがかかった。
黒川は期待に胸を膨らませて、姉妹の屋敷へと急いだ。
部屋の扉を開けると、そこには松葉姉妹の姿があった。
「やっと来たましたのね。待ちくたびれましたわよ。」
「すみません・・・」
「まぁ、その様子だと、私達の事を想って
夜も眠れなかったみたいですね。」
「えっ・・・」
黒川は図星を突かれてドキリとする。
「ふふ、可愛いですわね。」
「さ、こっちにいらっしゃい」「はい・・・」
黒川は結衣と友麻に連れられて、とある一室に入った。
そこには一体のドールが置かれていた。
「こ、これは・・・」
ドールを見た黒川は一瞬言葉を失う。
「ふふ、驚きましたか?」
ドールにはあの時黒川が着ていたドレスと
同じデザインのものを着ていた。そして、
髪の色もあの時と同じブルネットのロングヘアをしている。
「こ、これ・・・まさか・・・」
「そうですわ。貴方の人形ですわよ。」
「あの時のお前が可愛くてつい作ってしまいましたわ。」
「既成品のドール服を改造したものですが・・・
それらしく見えますでしょう?」
「は、はい・・・」
黒川は目の前にあるものが信じられず、呆然としていた。
「・・・とはいっても、ドール服を作るのって難しいんですのね。」
「もとからあるものを改造するだけだというのに、
ここまでかかってしまいましたわ」
姉妹は笑うが、黒川は驚きを隠せない。そして姉妹の手に目をやると、
その指には無数の絆創膏が巻かれている。
きっと、この短期間で何度も失敗を繰り返しながら
苦心して作り上げたのだろう。
『つい作った』などとうそぶいているが、
かなりの労力を費やしたことは想像に難くない。
(あの美しいお手をあんなにして・・・)
「・・・・・。」
そう考えると胸の中に何かがこみあげてきて
黒川は思わず涙ぐむ。
「あら、泣いているのですか?」
「泣き虫さんなのですわねぇ。」
「す、すいません・・・」
「謝ることはありません。
それだけ喜んでくれたということなのでしょう?」
「そうですわ。嬉しいなら素直に喜びなさいな」
「はい・・・」
だって貴女方は普段裁縫などしない筈です・・・
そんな言葉が喉まで出かかる。
しかし、黒川はそれを飲み込んだ。
彼女たちは、自分のために頑張ってくれたのだ。
それを思うと、とてもじゃないが軽々しく言えるわけがなかった。
黒川は改めて自分が愛されていることを実感する。
「・・・ありがとうございます。」
胸が詰まり、そう言うのが精一杯だった。
「うふふ、どういたしまして。」
(お二方のこの気持ちは、
ただの気まぐれで一過性のものかもしれない。
いつしか飽きて捨てられるかもしれない・・・
でも、それでも俺は・・・)
黒川は、彼女たちの『ペット』として生きていく決意を新たにした。
「また、遊びましょうね。
今度は3人お揃いの服を着て大学内を歩くのはいかがでしょう?」
「・・・え?!」
そんな恐ろしい提案をされ、黒川の顔から血の気が引いた。
先ほどの決意が早速揺らいでしまう。
「ふふ、冗談ですよ。」
「あ、ああ!びっくりしましたよ・・・」
黒川はほっと息をつく。
「でも、いつかは実現させますわよ。」
「ええ、楽しみですわね。」
2人は楽しそうに笑った。
(どうか・・・お二人の気持ちが変わりますように・・・)
黒川は心の中でそう願わずにはいられなかった。
―――松葉姉妹は、黒川の願いを聞き届けてくれるだろうか。
それは、黒川にも分からない。
おわり
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※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
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