双子の令嬢姉妹の専属ペットになった俺は今日も二人の足の下にいる。

桃ノ木ネネコ

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第2話:ペットは踏まれるのがお好き(後編)

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その夜。
「ふぅ・・・さすがに1日中ブーツは疲れますわね。」
「そうそう、私たちにだってこういった息抜きが必要ですのよ。」

ここは姉妹たちの私室。
彼女たちは部屋着に着替え、素足となりソファでくつろいでいた。

「お前もご苦労様でしたわね」
くつろぐ二人の足の下には・・・
全裸で手足を拘束された黒川が仰向けに転がっている。
そしてその首にはめられた首輪の鎖は彼女たちが座る
ソファの足につながれていた。

「は、はい・・・」黒川は二人に踏まれながら答える。
二人のプライベート時は黒川は完全に
ペットか所有物として扱われていた。

「それにしても・・・お前、初めてにしては上出来でしたわよ」
結衣は褒めながら黒川の胸のあたりをつま先でなぞる。
「あ・・・しかし・・・先ほどは思わず逆上してしまい、
申し訳ございませんでした。」
黒川は先ほどの少女に対して感情的になってしまった事を詫びた。

「いえ、あれくらい問題ありませんわ。むしろ、その後の調教が
かなりスムーズに行きましたから、結果オーライですわ。」
友麻も同意するようにうなずく。

「はい・・・でもお二人を悪く言われてしまい、
我慢が出来なくなってしまって・・・」
黒川は少し反省したような表情をする。
「ふっ、本当にお前は可愛い子ですわね」
そう言って、二人は黒川の顔に足を近づける。
そしてそのまま踏みつけた。
「んっ!?・・・ありがとうございます・・・」
黒川はそう言うと、目を閉じて足の感触を楽しんだ。

「それと、あの子お前の事を悪く言っていませんでしたのよ。」
「え?!」
友麻からの意外な言葉に、黒川が驚く。
「あの子が言うには、お前はあの子を笑いながら、
どこか苦しそうにしてた・・・という事ですって。」
「だからあの子はお前が『無理に辛く当たって勇気づけてくれた』
と解釈したようですわ」
黒川は少女の意外な心情に、複雑な気持ちになる。

「で、でもあれは・・・て、貞操具が痛かっただけで・・・」
というが「ホントですの~?」と友麻が足の親指で
彼の臍をくすぐった。

「ひゃあっ!本当ですってばぁ!」
黒川は悶える。その様子を見て、二人がクスリと笑う。
(ああ・・・なんて幸せなんだろう)
黒川は恍惚とした表情をしながらも考える。

あの時、確かに逆上してしまったが、同時に性的興奮も少しあった・・・
そのせいで貞操具が勃起の妨げをして股間に痛みは走っていた。
だからその苦悶の表情もそのためだと自分では思っていた。

(でも俺は・・・あの子を無意識に憐れんでしまっていたのか?)
そう思うと、自分の心の中が分からなくなる。
(それともただ単にマゾだっただけなのか?)
どちらとも言い切れないが、少なくとも自分は、
本気であの子を蔑むことはできなかった。
(なんにせよ、このお二方には喜んでいただけた・・・)
黒川はその事実だけで満足していた。

「あらどうしました?ボーっとしてしまって?」
結衣が足の裏で黒川の頭を撫でた。「は、はいっ!」
「ふふ、隠すことありませんのよ。
男の人って喜んでるとすぐ身体に出ますのね。」
友麻がそう言って下腹部に目をやる。「うう・・・」
黒川は恥ずかしそうに顔を背けた。

黒川のペニスは、既に大きくなっていた。

「ほら、こんなになってますわよ。」
そう言って、結衣は黒川の股間を軽く蹴った。
「あひっ!!」突然の事につい声が出てしまう。
「ふふ、こうされると嬉しいのですよね。」
友麻が足裏全体で黒川の亀頭を踏みつける。

「はいぃっ・・・・ゆま・・・さまぁ・・・・ううぅ・・・」
黒川は苦しさの中でどこか嬉しそうな声でうめく。
「あらあら、よろこんでくれたようですのね!・・・」
「あ、あ、あ・・・・」もう声は出ても言葉にならなかった。
その顔には汗とヨダレに紛れてうっすらとだが
涙がにじみ始めている。

「・・・そしてここがお前の一番喜ぶところでしたわね・・・」
友麻はそう言って玉の部分を思い切り踏みつける。
「んぐっ!!!」その衝撃に思わず黒川が目を見開く。
その反応を楽しむかのように、友麻は何度も黒川の金玉を蹴り上げる。

「ぐふっ!・・・ぐうぅぅ・・・」
その度に黒川の口からは苦痛の声が漏れる。しかし、
同時に黒川の口元は笑っていた。
結衣はそんな黒川を楽しげに見下ろしている。
「さ、全部絞り出してしまいましょうか?」
友麻はさらに強く体重をかけ踏みつける。「あぎゃあああ!!!」
黒川は悲鳴を上げるが、それでも友麻の責めは止まらない。

「あ、あ、あ、あ、あ、」
黒川は必死に耐えようとするが、限界はすぐに訪れた。
「あ、ああ、ああああああああ」
その叫び声と共に、本当に絞り出したように
大量の精液を放ち、黒川は果てた・・・。
「ふふふ、たくさん出しましたのね」
そう言って、友麻は黒川の股間から足をどける。

「本当にお前は踏まれるのが大好きですのね。」
結衣も黒川の股間から足を離す。
「そうですわね・・・ここへ来たばかりの頃から、
それは変わらないですわね」
「はぁ・・・はぁ・・・ありがとう・・・ございますぅ・・・」
黒川は恍惚とした表情で二人に礼を言う。
「ふふ、可愛いですわねぇ」
「ええ、とても可愛らしいですわ」
二人は黒川の頭を優しく撫でる。
髪がないせいで、二人の手のぬくもりが直に頭皮に伝わってくる。
「お二方・・・」
黒川は幸せそうに二人の事を見つめた。


「・・・つかぬ事を聞きますがお前は何月生まれですか?」
黒川が私室の簡易シャワーを借りて、タオルで身体を拭いていると、
後ろから結衣が黒川の頭を撫でながら聞いてくる。
「え?私は7月生まれですが・・・」
突然の質問に黒川が不思議そうな顔で返す。
「ならば今度から『文月』と名乗りなさい」

「・・・え?」
「今のお前は私たちのペット。人間の名前など贅沢ですわ。」
「『踏まれる』のが『好き』だからですの?」
結衣の提案に友麻が無邪気に返す。
「・・・いえ、7月の昔の呼び方からですわ。」
これまた結衣も笑って返す。

「だから、今のようにペットや道具として
ふるまっているときは、そう呼びますわ。」
「・・・わかりました。あなた方から賜ったその名前。
大切にいたします・・・」
黒川は素直に返事をした。

(名前を・・・頂けた!)
その事実だけで黒川の心は歓喜で満たされていた。
そして同時に、黒川は決意する。
(この方々のためなら何でもしよう)と。
「あらあら、どうしました?そんなにうれしそうにして?」
結衣が黒川の顔を覗き込む。

「はい!名前まで与えていただき、感謝の言葉もありません!」
黒川は結衣の前にひざまづく。
「あらあら、可愛いこと」
結衣は黒川の頭を撫でる。「さ、今日はこれくらいにしましょうか」
友麻は部屋の時計を見る。

「あ、はい。本日も素晴らしい時間を過ごさせていただきました。」
黒川は立ち上がり、服を着る。
「今日はもう遅いから泊っていきなさい。寝室を用意しましたわ」
「そ、そんな・・・勿体のうございます」
黒川は流石に遠慮する。
「・・・だからってここで寝るわけにはいかないでしょう?」
「あ、はい。それでは失礼して・・・」
黒川は寝室へと移動した。

***

その日の深夜、結衣と友麻はお互いのベットで
向かい合いながら話していた。
「お姉さま・・・文月のことだけど・・・あの名前は・・・」
「そう・・・あの子はいくら忠誠心が高くても、
まだペットの段階です。
今回みたいに手伝ってもらった時に本名で呼んで、
名が知れ渡ってしまうと、あの子の今後に
影響が出るかもしれませんわ。」
結衣はちょっと心配そうに答える。

「仮面をかぶせたのもそのためですのね。」
友麻が納得したようにうなずく。
「・・・でもまさかあんな使い方をするとは思いませんでしたわ。」
「そういったところは、案外才能があるのかもしれませんのよ。」
「ええ、あの子はとてもいい子に育っていますわね。」
「ええ、とても可愛らしいですわ。」
二人は満足げに微笑む。

「それにしても、お姉さま、名前をあげたのはお母様に倣ったの?」
「・・・どういう事かしら?」
「だって、お母様が最初にお父様に贈ったプレゼントは・・・」
友麻は少し悪戯っぽく笑う。

「ふふっ、それは秘密よ♪」
結衣は楽しそうに笑みを浮かべた。
「ふふっ・・・」
「ふふふっ・・・」
結衣たちの笑い声が部屋に響いた。

おわり
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