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第48話:だから私は責任を取る(その2)

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(一体何が始まるんだろう・・・)
ユキヤはベッドの上で待機していた。
すみれから言われたのは
「おしりをきれいにしといてね」だけだった・・・

ベッドの横に並んでいる見慣れない道具たちが目に入るが、
用途については想像もしたくない。
(大体察しは付くけどさ・・・・)
ユキヤはそんな事を考えながら、すみれが来るのを待っていた。

しばらくして、ドアをノックする音が聞こえる。
「ユキちゃん、入るよー。」
すみれの声が聞こえた。
ユキヤは緊張した面持ちで返事をする。
ガチャリという音と共にすみれが部屋に入ってくる。

「ユキちゃん、準備はできたかな?早速始めようと思うんだけど・・・」
ユキヤは黙ったままコクリとうなずく。
「じゃあ、まずは服を脱いでくれるかな?」
「はい・・・」
「あ、ちゃんとトイレ行っといた?」
「・・・行きました!」
脱ぎながら、ちょっとヤケクソ気味にユキヤは答えた。
「うん、よろしい。」
ユキヤは全裸になると、恥ずかしそうに股間を隠す。

別に彼女の前で裸になるのは初めてではない。なのに今日に限っては妙に恥ずかしい。
「ユキちゃん、隠さないで見せてごらん。」
すみれは優しくユキヤの手を外す。
「ふむ、綺麗にしてるじゃないの。」
「そりゃあ、まあ・・・」
「よし、それなら大丈夫そうだね。」
「それで、俺は何をすれば・・・?」

「ん?ああ、ユキちゃんはただ寝てるだけで良いんだよ?」
すみれはにこりと笑う。
「へ?」
「とりあえず、そこにうつぶせになって。」
「わ、わかった。」

ユキヤは言われるままに横になり、顔の前で両手に枷をはめられ固定される。
首の後ろにベルトを通して手首を固定するタイプの枷なので、
腕は下げられない。
うつ伏せだとカエルの様に這いつくばるしかない。
「今日はね、気持ちよくなるところを増やすよ」

「増やすって・・・」
「まずいろんなところを気持ちよくするからね」
「えっ!?」
すみれはそういうとユキヤの背中を指先でなぞった。
「ひゃっ」
ユキヤは思わず声を上げる。

(確か入れる前に色々触って興奮させとくとスムーズに行くってあったな・・・)
すみれは勉強した手順を思い出す。
参考にしたのが対女性向けのものだったので、ちょっと相手へ接し方が
女の子に対するものに近くなっていた・・・。
「ユキちゃん、どう?何か感じる?私は結構感じちゃうかも。」
「くすぐったいです・・・」
「そっかぁ、でもまだまだこれからだよぉ」
そういうと今度は脇腹を撫で始める。
「あっ・・・」
「あとさ、髪の毛ちょっとほどいてみようか・・・」
すみれがユキヤのヘアゴムと外すと束ねられていた髪がふわりと落ちる。
「ユキちゃん、髪下ろしても可愛いね。」
すみれはそう言いながらユキヤの髪を手ですき始めた。

「あの・・・」
「何?」
「なんか変な気分になってきた・・・」
「なんかこうすると、ちょっと女の子みたいだね・・・」「えっ?」
「ユキちゃん、かわいいよ。」
「・・・」
すみれからの意外な評価にユキヤは少し顔を赤らめる。

「ユキちゃん、こっち向いてくれる?」
「はい・・・」
ユキヤは顔を横にしてすみれの方を見る。
「ユキちゃん、キスしようか?」
「え?」
「だって、恋人同士なんだしいいよね?」
「うん・・・」
ユキヤは目を閉じて唇を差し出す。
「ちゅ・・・」
二人の唇が重なる。そして舌が絡み合う。
「ユキちゃん、もっと欲しい?」
「あ、ああ・・・」
「じゃあ、あげるね。」
そういうと再び口づけを交わす二人。
「ぷはっ!」
ユキヤは息苦しくなったのか口を離す。
「ねえ、ユキちゃん。次はどこがいい?」
「じゃあ、胸とか・・・」
「わかった・・・。」
そう言うとすみれは背中から覆いかぶさり
ユキヤの乳首をつまんだり、引っ張ったりし始める。
(これ・・・女の子が後ろからされる体制じゃ・・・)
「あん・・・んん・・・」
そんな事を考える間もなく乳首に刺激が走る。
「ユキちゃん、やっぱりおっぱい弱いんだね。」
「そんなこと・・・ない・・・」
「でもこっち大きくなってるね。」
「そ、それは・・・」
すみれはユキヤの股間に手を伸ばす。

「ほら、こんなに大きくなってるよ?それにヌルッとしてるし・・・」
ユキヤは自分のモノが硬くなり始めている事に気付く。
「ユキちゃん、気持ちいい?」「んん・・・」
すみれは手を止めずに聞く。
「ユキちゃん、正直に言わないとやめちゃうよ?」
「うう・・・きもちいい・・・」
恥ずかしいのか答えながら顔を赤らめる。
「じゃあ、これは?」
そういうとすみれはユキヤの股間を強く握った。

「痛いっ!!」
「ごめんごめん、強く握りすぎちゃったかな?でも、
ユキちゃんのここ、すごく硬いけど。」
「ごめ・・・なさい・・・」思わず謝ってしまう。
「ユキちゃん、謝る必要は無いんだよ?ここはユキちゃんの大事な所だからね?」
「はい・・・」
ユキヤの顔が紅潮し、次第に興奮していくのがわかる。「あ・・あふっ!」
「ユキちゃん、どうしたの?顔真っ赤だよ?」
「なんでも・・・ない・・・」
「そう?でも、ユキちゃん、もう我慢できないんじゃない?」
「うん・・・」
「それなら、私に任せてね。」
(ゴメンねユキちゃん、今日はそっちがメインじゃないの・・・)
すみれは心の中で謝罪しつつ、次のステップへと進む。

「ユキちゃん、もう少しお尻上げてくれる?」
「はい・・・」
ユキヤは言われるままに腰を上げる。
すみれはその様子を見ながら用意してあるゴム手袋をはめる。
「ちょっと冷たいけど我慢してね・・・」
そういうとローションを指先につける。
「ひゃっ」
「ユキちゃん大丈夫?」
「・・・」
「じゃあ、いくね・・・」
すみれはユキヤのお尻の穴の周りを、そっと撫で始める。
「あ・・・あんっんん・・・」
(やっぱり最初は抵抗あるよね)
「ユキちゃん、力抜いてね。リラックスだよ?」
「はい・・・」
(そろそろいいか)
すみれはユキヤの肛門周りをマッサージする。
「ユキちゃん、どう?」
「なんか、変なかんじ・・・」
「そっかぁ、まだ変な感じかぁ」
(そろそろいいかな?)
すみれはユキヤのアナルに人差し指を入れる。

「あっ・・・」思わず声が出てしまう。
「大丈夫、ゆっくりほぐすから・・・」「は、はい・・・」
緊張しているのか変な受け答えをしてしまう・・・。

「ユキちゃん、深呼吸してみて?」
「すーはーすーはー」
「ちょっとだけ動かすね?」
「はい・・・」
すみれはゆっくりと指を出し入れし始める。
「んっ!んっ!」
(うわ・・・すごい締め付けてくる・・・)「ユキちゃん、痛くない?」
「だ、だいじょうぶ・・・」
(結構キツイかも・・・。でも、少しずつ柔らかくなってきた気がする。)
「ユキちゃん、もう一本入れるね?」
「えっ!?む、無理・・・!」「大丈夫、優しくするから・・・」
そういうとすみれは中指も挿入し、出し入れを始める。

「ああ・・・」
「ユキちゃん、今二本入ってるよ?」
「え・・・・嘘?!」「ほんと。ほら、私の指が根元まで入っちゃってるよ?」
「そんな・・・」ユキヤは自分で自分の身体が信じられなかった。
「ユキちゃん、もっと気持ちよくなりたい?」
「はい・・・」
「じゃあ、もっと気持ち良くさせてあげるね。」
すみれはそういうと前立腺を探し始める。

(確か後ろの穴から5㎝ぐらいのところにだっけ・・・)
すみれはまだ前立腺の正確な位置を把握できていなかった。
これまではわずかな感触の違いとユキヤの反応を見て
『ここだ』と思った部分を刺激していた。

(今回はちゃんと調べたんだから・・・)
すみれは色々調べた知識を元に、ユキヤの感じるポイントを探す。
そうしてちょっと感触の違う場所を探し当てた。
(場所的にもここで間違いない!)
すみれはちょっと指先を曲げてそこを刺激してみる。

「ああああ!!!」ユキヤが声をあげる。
「ユキちゃんどうしたの?痛かった?」
「ちが・・・う・・・」
「ユキちゃん、気持ちいいの?」
「きもち・・・いい・・・すごく・・・」
ユキヤは両手で自分の顔を抑える事しかできなかった。

「ユキちゃん、ここが気持ちいいの?」
「うん・・」
「そっかぁ、じゃあ、いっぱい弄らないとね♪」
「ああぁん!」
すみれはユキヤの弱点を攻め続ける。
「ああっ!!ダメッ!!」
「ユキちゃん、どうしたの?ここがイイんでしょ?」
「ひぅ・・・きもち良すぎて・・・ひゃうん!」
刺激すればするほど、ユキヤが悶え続けていく。

(どうしよう・・・可愛い)
すみれはユキヤの可愛さに興奮し始めていた。
(こんなに乱れるなんて・・・)
「ダ・・・ダメ・・・それ以上刺激・・・されたら・・おれ・・・」
「ユキちゃん、我慢しなくていいんだよ?」
「でも・・・俺ばっかり・・・」
「私はユキちゃんに気持ち良くなって欲しいだけだもん」
「でも・・・」
「ほら、我慢できないんでしょ?」
すみれはさらに指を動かす。

「う・・・ああぁ・・・」
「ほぉ~ら、イッちゃいなよ」
すみれは指の動きをさらに激しくする。
「ああっ!!!あぁぁぁあぁぁ!!」
ユキヤは絶頂を迎えた。でも射精はしない。

「はぁ・・・はあ・・・」
「ユキちゃん、また女の子みたいにイっちゃったね・・・」
そういってすみれはユキヤの頭を撫でた。「ううん!」
その瞬間ビクンっと身体を震わせるユキヤ。
(まさか髪の毛にまで神経通ってる?!)これはもちろん錯覚だが、
すみれは自分の行動でユキヤを驚かせてしまったことに
申し訳なさを感じながらも、この新しい発見に喜びを感じていた。

「ごめんなさい、ユキちゃん。びっくりさせちゃって」
「ううん・・・でもやっぱりなんか変・・・」
ユキヤは酔ったようにボーっとしている。
(やっぱり・・・まだ気持ちいいままだ・・・)
このイキ方をするといつもこうだ・・・
ユキヤは恍惚としたまま動けずにいた。
「ユキちゃん・・・でもね、さっきからユキちゃんのお尻
私の指を放してくれないよ・・・もっと欲しいって締め付けてきてる。」
「うう・・・」
恥ずかしくて顔が真っ赤になるユキヤ。

(そんなこと言われても・・・自分じゃどうにもならないよ・・・)
「ねぇ、ユキちゃん、もっと気持ちよくなりたくない?」
すみれはそう言うと更に強く前立腺を刺激する。
「うっ・・・ああぁぁぁぁ!!」
不意の刺激にユキヤは悲鳴に近い声をあげてしまう。

「どう?気持ちいい?」
「うっ・・・うん・・・」
後ろの穴には射精のような終点がないため、何度でも絶頂を迎えることが出来る・・・
前で何かで呼んだのを思い出す。今がまさにそんな状態なわけだ。

「ふーん、そうなんだぁ」
すみれは嬉しそうにしている。
「じゃあ、もっと気持ち良くさせてあげるね♪」
「えっ!?」
「だって、もっと気持ち良くさせたら
もっと可愛いユキちゃんが見られるんでしょ?」
すみれはそういうと指を2本に増やしてさらに刺激を与え始めた。

「ああああ!!」
ユキヤはまたもや悶える。
「ユキちゃん、可愛い」
そう言いながらすみれはユキヤの乳首に手を伸ばす。

「あ・・・そっちは・・・やめ・・・!!」
「どうして?」
「くすぐったいし・・・ゾクッてなるし・・・」
「そっかぁ、ユキちゃんはここが弱いんだぁ」
そう言ってすみれはユキヤの弱点を攻め続ける。
「ああ!ダ・・・ダメッ・・・」

この瞬間、ユキヤの股間から白濁液が流れ出た・・・
(え・・・これってまさか?!)

つづく
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