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第43話:甘え癖(後編)
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連休からしばらく経った蘇芳の書斎。
「ということで、その日以降、
茶木さんが必要以上に甘えてこなくなったそうで。」
蘇芳と根岸が話をしている。
「ほほう、それは興味深いですね。」と蘇芳。
「やはりこれも教授の狙い通りでしたか?」と根岸。
「まぁ、おおむねそうなのですが、私の思惑では少し離れることで、
自分が相手にとってどういう存在なのかを考える時間を与えて、
お互い相手にとってどういった態度で接するのが
一番いいのかを気付かせるというものでした。」
「はい。それは前に教授から聞いています。」
「しかし白石さんの母親の登場が、思わぬイレギュラーとなって
想定以上の効果を生んだようですね」
「はい。」
「さすがに、ここまでうまくいくとは思いませんでしたが、
結果的には良かったです。」
「これで茶木さんの甘え癖は完全になくなったわけですか?」
根岸が蘇芳に尋ねる。
「いえ、一度生まれた感情はそう簡単には消えませんよ。
ただ、形を変えて納まるべきところに納まっただけです。」
「なにかしら、別の形で甘えるようになったということでしょうか?」
「・・・そういう事になりますね。」
****
連休から数日たって、確かにユキヤは甘えてこなくなっていた。
(この前まで子猫みたいだったのになぁ)
とすみれは思う。
ユキヤ本人も気付いていないが、やはりすみれの母、
美恵子の言葉も大きかったのだろう。
彼の中ですみれの存在は『甘える対象』から
『守るべき存在』にシフトしたようだ。
ユキヤは以前より、すみれにべったり甘えたりしなくなり、
むしろすみれを気遣うような行動が増えていた。
「うーん・・・なんか我が子の成長を見る思い。」
すみれがしみじみとつぶやく。
「なにそれ?親目線????」ユキヤが首を傾げる。
「だって、ユキヤ、最近私に甘えないじゃない?
前はあんなに甘えた坊主で、ベタベタイチャイチャしてたのに。」とすみれ。
「う・・・言うなよ」ユキヤは恥ずかしそうに返す。
「ふふん♪ユキちゃんは甘えん坊だもんねぇ~。」とすみれ。嬉しそうだ。
「あ!またガキ扱いしてる!」ユキヤは不満げだが、
まんざらでもない様子だった。
「でも連休中私が相手しなくても大丈夫だったみたいだしね。」
すみれがにっこりとして言った。
「あのな、俺だって親子水入らずを邪魔するほど、野暮じゃないよ」
ユキヤが苦笑いする。
「なんだよ、その微妙な顔は」とユキヤ。
「いや、別になんでもないけど。」とすみれは言うがちょっとニヤケている。
「お前今、絶対失礼なこと考えてただろ!!」
「いやぁ~私としては君が欲求不満になってないか心配しただけですよ」
とすみれは茶化すように言った。
「ばっ!!そんなんじゃねえし!!!」とユキヤが焦る。
「なに?欲求不満なの??じゃあ今日はお姉ちゃんが慰めてあげようか?」
とすみれが更にニヤリとする。
「・・・それお前が俺を好きに弄りたいだけだろ?」
ユキヤがジト目を返す。「バレたか」とすみれが舌を出す。
「ったく、相変わらず油断ならねえな」とユキヤは呆れた顔をしている。
「で、嫌なの?」とすみれが問う。「嫌なわけあるかい」ユキヤは即答した。
「素直でよろしい」すみれが笑う。
「はい、ではユキヤくん、ご褒美です。」とすみれがユキヤに抱きつく。
「え!?なになに?なにするの?」とユキヤが期待に満ちた顔で尋ねる。
「こうするの。」とすみれがユキヤにキスをする。
そしてそのまま二人はベッドに倒れこむ。
そして再び二人の唇は重ねられる。
今度は先ほどよりも長く、深く、激しく。
「ユキヤ・・・ユキヤ・・・大好きだよ・・・愛してる・・・」
「ああ・・・すみれ・・・すみれ・・・俺も・・・」
お互いの名前を呼び合いながら、何度も口づけを交わす二人。
「すみれ・・・好きだ・・・大好きなんだよ・・・
ずっと一緒にいたいんだ・・・」
「うん・・・わかってるよ・・・私もユキヤのこと・・・大好きだからね」
お互いの気持ちを確認し合うように、抱きしめあい、体を密着させる。
お互いの身体に鼓動が伝わる。お互いの体温を感じる。
二人は互いの存在を強く感じあった。
「ユキヤ・・・おっきくなってる・・・」
「え?あ、ほんとだ・・・」
自分の身体の反応に戸惑いを覚える。
「もう、仕方がないなぁ・・・」
「すみれこそ・・・」
そして、自然とお互いの手は相手の下半身へと伸びていく。
「ふふふ、元気になったね・・・」と笑うすみれに
「うるせぇ・・・」とユキヤは返した。
そしてユキヤはズボンを脱ぎ、すみれはスカートをたくし上げる。
「触ってもいいよね・・・」
「・・・ダメって言ってもやるんだろ?」
「よく分かってらっしゃる」とすみれが微笑む。
そして二人はお互いを慈しむように愛撫を始める。
「んん・・・」
「はぁ・・・んん・・・」
静かな部屋に、暑い吐息と水音がぴちゃぴちゃと響く。
「すみれ・・そろそろいいか?」
「ん・・・いいよ・・・きて・・・」
そうして、お互いに求めあう。
「ちょっと、ごめんね・・・」
すみれがおもむろにユキヤにアイマスクを掛ける。
「え?なに?なんで?」ユキヤが驚いた声をあげる。
「ちょっとこのまま続けてもいい?」
「まあ、別に構わないけど・・・」ユキヤは戸惑いながらも答えたが、
ちょっと妙な気分になってくる。
「ありがと」
すみれがすまなそうにユキヤの頭を撫でる。
「なんか恥ずかしいな」
「大丈夫、すぐに気にならなくなるから」とすみれは優しく言った。
「何するつもりなんだ?」
キツネにつままれたような顔でユキヤが聞く。
「ちょっとね、聞きたいことがあったんだ・・・」
すみれは答える。
「え?なに?なにを聞くつもりなの?」
「今回は何とか治まったみたいだけど、
もう少し根本的なところを知っておかないとなって思って。」
すみれはそう前置きすると、
「・・・何か怖いことあったの?」と切り出した。
「え?!」
「最近のユキちゃん、何か変だったから・・・」
「いや、そんなことは・・・」とユキヤが言い淀む。
「ごめんね、実はユキちゃんの事、ネギちゃんや蘇芳先生に相談してた。」
すみれはさらに申し訳なさそうに言う。
「まじか・・・」とユキヤ。
「でも、私にできることなんてほとんどなかったんだけどね」
そう言ってすみれは苦笑いする。
「いや、十分だよ。ありがとう」とユキヤは返す。
「それで、何か強いトラウマを刺激されて、
ユキちゃんが不安定になったんじゃないかって・・・」
「なるほどね・・・」とユキヤ。
「で、どうなの?」
視界を遮られた真っ暗な世界ですみれに抱かれ、
こんな状態でも安堵する。
「こわかったんだ・・・・」本音が出る。
自分が不安定になった原因。心当たりはある。
それは緑山涼香の姿を見かけたことだ。でもそれは言えない。
彼女の事はすっかり克服したと思ってた。
なのに、でも姿を見ただけで著しく気分を害した。
あの人の事は忘れたつもりだったのに。
「うん・・・そうか・・・こわかったんだ」とすみれが言うと
がちゃり。
「!」
ユキヤの後ろ手に手枷がはめられる。
今目隠しをされてるユキヤには、まったく予想ができない展開だった。
「なんだよこれ?」とユキヤが聞く。
「これから質問をするから答えてね」とすみれ。
「ああ、分かった」とユキヤ。
すみれはユキヤのシャツをまくり上げると乳首をこねくりだした。
「あ・・・なにを・・・」
「何が怖かったの?」すみれは手を動かしながら淡々と質問する。
「うぅ・・・」
「ねえ、教えてよ」とすみれは耳元で囁く。
「ぐっ・・・」とユキヤは押し黙ったまま。
「じゃあ、もっと気持ち良くしてあげる」とすみれは微笑んで言った。
「あぅ・・・」乳首がそと摘まみ上げられる。
「こ・・・怖かったんだ・・・お前が・・・
ンン、い、いなくなるのが・・・」
「ふーん、そう・・・」と言いながらすみれは、
ユキヤの下着を膝まで下ろす。
そして、彼のモノを掴むとそっと扱き始めた。「う・・・あぁ・・・」
ユキヤは思わず声をあげるが、すみれは手を休めない。
「あっ、はぁ・・・だから、お前と・・・ずっと・・・
あぁ・・いたかったんだ・・・」とユキヤは悶えながら答える。
(だから・・・あんなに私に甘えて来たのか・・・)
とすみれは思う。
「でも・・・それは・・ダメだって・・・分かったんだ」とユキヤは言う。
「なにが?」すみれが手を止めて聞く。
「はぁん・・・いなくなることを・・・
怖がってばかりじゃ・・・ダメなんだって」
ユキヤが答え終わったところで、次はアナル周辺をゆっくりと刺激する。
「ああっ・・・そっちまで・・・」優しい刺激にユキヤの身体が総毛立つ。
「で、ユキちゃんはどうしようって思ったの?」すみれは続ける。
「俺が・・・もっと・・強くならなきゃ・・・あふぅん!」
ユキヤは身悶えする。
「オレが・・・お前を・・・守らなきゃ・・・ってああん・・・」
とユキヤは言う。
(あれ?もしかして母さんとの話聞いてた?)
とすみれは思う。
「ユキちゃん、私もね、ユキちゃんがそう思うように
ユキちゃんを守りたいんだよ」とすみれが言う。
「でも、俺はお前にたくさん助けてもらって・・・」
「それは私もだよ。」とすみれは答える。
「私たちはいっぱい助け合って生きてるよ」
と更にすみれがユキヤを抱きしめる。
「すみれ・・・」
ユキヤが答えると、すみれはアイマスクを外した。
「え?いいの?」とユキヤが驚く。
「やっぱり顔が見える方がいいからね。」
と言って、ユキヤの顔にキスをした。
ユキヤは思わず顔を背ける。
「どうしたの?」
「いや、ちょっと恥ずかしくてさ」
ユキヤの顔は真っ赤になっていた。
「ふふ、やっぱりその方が可愛いね」
「おい!」
「照れなくてもいいじゃん」
「いや、そういうわけじゃないんだけど・・・」
「で、どうする?続ける?」
今のユキヤの格好はシャツをまくり上げられ、
ズボンと下着が足首まで下ろされてる状態だ。
「続けて欲しいなら言ってね」
「いや、その・・・」とユキヤが口ごもると、
「言わないと分からないよ?」とすみれが意地悪な笑みを浮かべた。
「いや、あの、続きをお願い・・・」とユキヤが観念すると、
すみれは満足げに微笑んだ。
「今日は珍しく素直だね」
すみれは再びユキヤの乳首を弄び始める。
「あぅ・・・」
「やっぱりここが一番好き?」
すみれが聞くと、
「うぅ・・・ああ」と赤くなりながらユキヤは小さくうなずく。
「そう、じゃあ、もっと気持ち良くしてあげる」そうすみれは言うと、
今度は乳首を口に含んだ。
舌先で転がされる度にユキヤの身体が跳ね上がる。
「あぁっ!それダメっ!」
「ほぉ?」すみれがニヤリとする。
すみれは乳首から口を離すと、ユキヤのモノを扱き始めた。
「あぁっ!」
「こっちの方が気持ち良いよね?」
とすみれは言いながら両手を使ってそっと捏ねるようにしていく。
「ああ、それ・・・そんなに・・・やさしくしないで・・・」
ユキヤが身をよじらせて悶える。
(あぁ・・・こんな時なのに・・・すごい・・・かわいい・・・)
すみれは一人で恍惚とした表情を見せていた。
「だめだよ、優しくしないとね」とすみれは答えた。
「はぁ・・・はぁはぁ・・・あぁっ、もう、イキそうだ・・・!」
ユキヤが息を荒げていく。
「いいよ、イッても」とすみれは答えて手を速めた。
「ああああああ!!!」
ユキヤは絶頂を迎えた。
「はぁ・・・はぁ・・・」とユキヤが呼吸を整える。
「気持ち良かった?」
とすみれが聞くと、
「うん・・・」とユキヤはうなずいた。
「そう、じゃあ、次は私が気持ち良くしてもらう番かな?」
と言うと、すみれは服を脱ぎ始めた。
「え?俺が?」とユキヤが驚く。
「そ、私のこと気持ちよくしてくれるんでしょ?」
とすみれは言った。
「えーと、まあ、そりゃあ・・・」とユキヤが答えると、
すみれは半脱ぎ状態で拘束されているユキヤを見る。
(脱がしちゃおうかなと思ったけど、これはこれで・・・)
とすみれは思った。
「ねぇ・・・ちょっとシャツ汚しちゃうかもだけどいい?」
「え?別にいいけど・・・?」
「ありがと」
・・・結局この後このシャツは洗濯機に放り込まれた。
***
朝。
先に目を覚ましたすみれはユキヤを揺り起こす。
「ほら、起きないと遅刻するよー」
「う~ん、あと5分・・・」
「ダメだってば、今日から大学始まるよ?」
「あ、そうか、そうだった・・・」
と言ってユキヤが起き上がった。
「?!」
そしておもむろにすみれに抱き付く。
「ちょ、なにしてんの・・・!」
「ゴメン・・・少しだけこうしてていい?」
「いや、だからってなんで今?!」
・・・ユキヤの甘え癖は完全に消えたわけではなく、時々こうして現れた。
ただ発動率はかなり低いのだが。「いや、なんか急にこうしたくなってさ」
「まったく・・・」
と言いつつもすみれはまんざらでもなさそうな顔をしている。
「じゃあ、朝食の準備するから顔洗ってきて」
「了解」
ユキヤが顔を洗いに行くと、すみれは台所に向かった。
(まぁ・・・これぐらいなら許容範囲かな)
****
更に数日後。
すみれがユキヤの部屋に遊びに行くと、何か本のようなものを熱心に見ている。
「何見てるの?」「ん?お前のアルバム」
・・・・・!
すみれが固まる。
「な・・・なんでそんなもの貴方が持ってるの!!?」
「・・・お前のお母さんが送ってくれんだが」
「母さんめぇ・・・!」すみれは真っ赤になって歯ぎしりした。
「いやぁお前にもこんな時期があったんだなぁと」
ユキヤはニコニコと幼少時のすみれの写真を眺める。
「やめて、恥ずかしい」とすみれが言うと、「いや、可愛いと思うぜ俺は」
とユキヤは真顔で答えた。
「っ・・・!」
すみれはさらに赤くなってしまう。
「さすが俺の女だ」とユキヤはニヤニヤしながら言った。
「っ!うるさい!バカ!」
とすみれが怒ると、ユキヤはアルバムを見てしみじみと
「可愛いと思うんだがなぁ・・・」
と言った。
「っ・・・!もう!知らない!」
とすみれはそっぽを向いた。
するとユキヤはすみれを抱き寄せ、キスをした。
「むぐっ!」
「機嫌直せよ」
「・・・」
「悪かった」
そう言ってユキヤはすみれに謝った。
「もう・・・調子良いんだから」
とすみれは呆れながら言う。
そして背中からギュッと抱き付いた。
「お、どうした急に?」「たまにはいいでしょ」「そうだな」
と言ってユキヤはすみれを抱きしめ返した。
「んふっ♪」
嬉しそうにするすみれ。
「最近甘えん坊になったな」「誰かさんの甘え癖がうつったんです!」
とすみれはぷいっと横を向いて拗ねた。
「いや、それはそれで嬉しいんだけどな」とユキヤは苦笑する。
(私は大変だったけどね)とすみれは心の中で笑った。
「すみれ・・・ちょっと・・・チョークスリーパーになってる・・・」
ユキヤは腕を叩いてタップの仕草をする。「あ、ごめん」
とすみれが力を緩めた。
「はぁ、はぁ・・・あー死ぬかと思った」とユキヤが息をつく。
「まあ、死んじゃうと困るし」とすみれが笑う。
「そりゃそうか」とユキヤも笑い返す。
「・・・私らどうしてこうなんだろうね?」
「でも嫌いじゃないだろ?」
「まぁね」そう言うとすみれは再び笑った。
おわり
「ということで、その日以降、
茶木さんが必要以上に甘えてこなくなったそうで。」
蘇芳と根岸が話をしている。
「ほほう、それは興味深いですね。」と蘇芳。
「やはりこれも教授の狙い通りでしたか?」と根岸。
「まぁ、おおむねそうなのですが、私の思惑では少し離れることで、
自分が相手にとってどういう存在なのかを考える時間を与えて、
お互い相手にとってどういった態度で接するのが
一番いいのかを気付かせるというものでした。」
「はい。それは前に教授から聞いています。」
「しかし白石さんの母親の登場が、思わぬイレギュラーとなって
想定以上の効果を生んだようですね」
「はい。」
「さすがに、ここまでうまくいくとは思いませんでしたが、
結果的には良かったです。」
「これで茶木さんの甘え癖は完全になくなったわけですか?」
根岸が蘇芳に尋ねる。
「いえ、一度生まれた感情はそう簡単には消えませんよ。
ただ、形を変えて納まるべきところに納まっただけです。」
「なにかしら、別の形で甘えるようになったということでしょうか?」
「・・・そういう事になりますね。」
****
連休から数日たって、確かにユキヤは甘えてこなくなっていた。
(この前まで子猫みたいだったのになぁ)
とすみれは思う。
ユキヤ本人も気付いていないが、やはりすみれの母、
美恵子の言葉も大きかったのだろう。
彼の中ですみれの存在は『甘える対象』から
『守るべき存在』にシフトしたようだ。
ユキヤは以前より、すみれにべったり甘えたりしなくなり、
むしろすみれを気遣うような行動が増えていた。
「うーん・・・なんか我が子の成長を見る思い。」
すみれがしみじみとつぶやく。
「なにそれ?親目線????」ユキヤが首を傾げる。
「だって、ユキヤ、最近私に甘えないじゃない?
前はあんなに甘えた坊主で、ベタベタイチャイチャしてたのに。」とすみれ。
「う・・・言うなよ」ユキヤは恥ずかしそうに返す。
「ふふん♪ユキちゃんは甘えん坊だもんねぇ~。」とすみれ。嬉しそうだ。
「あ!またガキ扱いしてる!」ユキヤは不満げだが、
まんざらでもない様子だった。
「でも連休中私が相手しなくても大丈夫だったみたいだしね。」
すみれがにっこりとして言った。
「あのな、俺だって親子水入らずを邪魔するほど、野暮じゃないよ」
ユキヤが苦笑いする。
「なんだよ、その微妙な顔は」とユキヤ。
「いや、別になんでもないけど。」とすみれは言うがちょっとニヤケている。
「お前今、絶対失礼なこと考えてただろ!!」
「いやぁ~私としては君が欲求不満になってないか心配しただけですよ」
とすみれは茶化すように言った。
「ばっ!!そんなんじゃねえし!!!」とユキヤが焦る。
「なに?欲求不満なの??じゃあ今日はお姉ちゃんが慰めてあげようか?」
とすみれが更にニヤリとする。
「・・・それお前が俺を好きに弄りたいだけだろ?」
ユキヤがジト目を返す。「バレたか」とすみれが舌を出す。
「ったく、相変わらず油断ならねえな」とユキヤは呆れた顔をしている。
「で、嫌なの?」とすみれが問う。「嫌なわけあるかい」ユキヤは即答した。
「素直でよろしい」すみれが笑う。
「はい、ではユキヤくん、ご褒美です。」とすみれがユキヤに抱きつく。
「え!?なになに?なにするの?」とユキヤが期待に満ちた顔で尋ねる。
「こうするの。」とすみれがユキヤにキスをする。
そしてそのまま二人はベッドに倒れこむ。
そして再び二人の唇は重ねられる。
今度は先ほどよりも長く、深く、激しく。
「ユキヤ・・・ユキヤ・・・大好きだよ・・・愛してる・・・」
「ああ・・・すみれ・・・すみれ・・・俺も・・・」
お互いの名前を呼び合いながら、何度も口づけを交わす二人。
「すみれ・・・好きだ・・・大好きなんだよ・・・
ずっと一緒にいたいんだ・・・」
「うん・・・わかってるよ・・・私もユキヤのこと・・・大好きだからね」
お互いの気持ちを確認し合うように、抱きしめあい、体を密着させる。
お互いの身体に鼓動が伝わる。お互いの体温を感じる。
二人は互いの存在を強く感じあった。
「ユキヤ・・・おっきくなってる・・・」
「え?あ、ほんとだ・・・」
自分の身体の反応に戸惑いを覚える。
「もう、仕方がないなぁ・・・」
「すみれこそ・・・」
そして、自然とお互いの手は相手の下半身へと伸びていく。
「ふふふ、元気になったね・・・」と笑うすみれに
「うるせぇ・・・」とユキヤは返した。
そしてユキヤはズボンを脱ぎ、すみれはスカートをたくし上げる。
「触ってもいいよね・・・」
「・・・ダメって言ってもやるんだろ?」
「よく分かってらっしゃる」とすみれが微笑む。
そして二人はお互いを慈しむように愛撫を始める。
「んん・・・」
「はぁ・・・んん・・・」
静かな部屋に、暑い吐息と水音がぴちゃぴちゃと響く。
「すみれ・・そろそろいいか?」
「ん・・・いいよ・・・きて・・・」
そうして、お互いに求めあう。
「ちょっと、ごめんね・・・」
すみれがおもむろにユキヤにアイマスクを掛ける。
「え?なに?なんで?」ユキヤが驚いた声をあげる。
「ちょっとこのまま続けてもいい?」
「まあ、別に構わないけど・・・」ユキヤは戸惑いながらも答えたが、
ちょっと妙な気分になってくる。
「ありがと」
すみれがすまなそうにユキヤの頭を撫でる。
「なんか恥ずかしいな」
「大丈夫、すぐに気にならなくなるから」とすみれは優しく言った。
「何するつもりなんだ?」
キツネにつままれたような顔でユキヤが聞く。
「ちょっとね、聞きたいことがあったんだ・・・」
すみれは答える。
「え?なに?なにを聞くつもりなの?」
「今回は何とか治まったみたいだけど、
もう少し根本的なところを知っておかないとなって思って。」
すみれはそう前置きすると、
「・・・何か怖いことあったの?」と切り出した。
「え?!」
「最近のユキちゃん、何か変だったから・・・」
「いや、そんなことは・・・」とユキヤが言い淀む。
「ごめんね、実はユキちゃんの事、ネギちゃんや蘇芳先生に相談してた。」
すみれはさらに申し訳なさそうに言う。
「まじか・・・」とユキヤ。
「でも、私にできることなんてほとんどなかったんだけどね」
そう言ってすみれは苦笑いする。
「いや、十分だよ。ありがとう」とユキヤは返す。
「それで、何か強いトラウマを刺激されて、
ユキちゃんが不安定になったんじゃないかって・・・」
「なるほどね・・・」とユキヤ。
「で、どうなの?」
視界を遮られた真っ暗な世界ですみれに抱かれ、
こんな状態でも安堵する。
「こわかったんだ・・・・」本音が出る。
自分が不安定になった原因。心当たりはある。
それは緑山涼香の姿を見かけたことだ。でもそれは言えない。
彼女の事はすっかり克服したと思ってた。
なのに、でも姿を見ただけで著しく気分を害した。
あの人の事は忘れたつもりだったのに。
「うん・・・そうか・・・こわかったんだ」とすみれが言うと
がちゃり。
「!」
ユキヤの後ろ手に手枷がはめられる。
今目隠しをされてるユキヤには、まったく予想ができない展開だった。
「なんだよこれ?」とユキヤが聞く。
「これから質問をするから答えてね」とすみれ。
「ああ、分かった」とユキヤ。
すみれはユキヤのシャツをまくり上げると乳首をこねくりだした。
「あ・・・なにを・・・」
「何が怖かったの?」すみれは手を動かしながら淡々と質問する。
「うぅ・・・」
「ねえ、教えてよ」とすみれは耳元で囁く。
「ぐっ・・・」とユキヤは押し黙ったまま。
「じゃあ、もっと気持ち良くしてあげる」とすみれは微笑んで言った。
「あぅ・・・」乳首がそと摘まみ上げられる。
「こ・・・怖かったんだ・・・お前が・・・
ンン、い、いなくなるのが・・・」
「ふーん、そう・・・」と言いながらすみれは、
ユキヤの下着を膝まで下ろす。
そして、彼のモノを掴むとそっと扱き始めた。「う・・・あぁ・・・」
ユキヤは思わず声をあげるが、すみれは手を休めない。
「あっ、はぁ・・・だから、お前と・・・ずっと・・・
あぁ・・いたかったんだ・・・」とユキヤは悶えながら答える。
(だから・・・あんなに私に甘えて来たのか・・・)
とすみれは思う。
「でも・・・それは・・ダメだって・・・分かったんだ」とユキヤは言う。
「なにが?」すみれが手を止めて聞く。
「はぁん・・・いなくなることを・・・
怖がってばかりじゃ・・・ダメなんだって」
ユキヤが答え終わったところで、次はアナル周辺をゆっくりと刺激する。
「ああっ・・・そっちまで・・・」優しい刺激にユキヤの身体が総毛立つ。
「で、ユキちゃんはどうしようって思ったの?」すみれは続ける。
「俺が・・・もっと・・強くならなきゃ・・・あふぅん!」
ユキヤは身悶えする。
「オレが・・・お前を・・・守らなきゃ・・・ってああん・・・」
とユキヤは言う。
(あれ?もしかして母さんとの話聞いてた?)
とすみれは思う。
「ユキちゃん、私もね、ユキちゃんがそう思うように
ユキちゃんを守りたいんだよ」とすみれが言う。
「でも、俺はお前にたくさん助けてもらって・・・」
「それは私もだよ。」とすみれは答える。
「私たちはいっぱい助け合って生きてるよ」
と更にすみれがユキヤを抱きしめる。
「すみれ・・・」
ユキヤが答えると、すみれはアイマスクを外した。
「え?いいの?」とユキヤが驚く。
「やっぱり顔が見える方がいいからね。」
と言って、ユキヤの顔にキスをした。
ユキヤは思わず顔を背ける。
「どうしたの?」
「いや、ちょっと恥ずかしくてさ」
ユキヤの顔は真っ赤になっていた。
「ふふ、やっぱりその方が可愛いね」
「おい!」
「照れなくてもいいじゃん」
「いや、そういうわけじゃないんだけど・・・」
「で、どうする?続ける?」
今のユキヤの格好はシャツをまくり上げられ、
ズボンと下着が足首まで下ろされてる状態だ。
「続けて欲しいなら言ってね」
「いや、その・・・」とユキヤが口ごもると、
「言わないと分からないよ?」とすみれが意地悪な笑みを浮かべた。
「いや、あの、続きをお願い・・・」とユキヤが観念すると、
すみれは満足げに微笑んだ。
「今日は珍しく素直だね」
すみれは再びユキヤの乳首を弄び始める。
「あぅ・・・」
「やっぱりここが一番好き?」
すみれが聞くと、
「うぅ・・・ああ」と赤くなりながらユキヤは小さくうなずく。
「そう、じゃあ、もっと気持ち良くしてあげる」そうすみれは言うと、
今度は乳首を口に含んだ。
舌先で転がされる度にユキヤの身体が跳ね上がる。
「あぁっ!それダメっ!」
「ほぉ?」すみれがニヤリとする。
すみれは乳首から口を離すと、ユキヤのモノを扱き始めた。
「あぁっ!」
「こっちの方が気持ち良いよね?」
とすみれは言いながら両手を使ってそっと捏ねるようにしていく。
「ああ、それ・・・そんなに・・・やさしくしないで・・・」
ユキヤが身をよじらせて悶える。
(あぁ・・・こんな時なのに・・・すごい・・・かわいい・・・)
すみれは一人で恍惚とした表情を見せていた。
「だめだよ、優しくしないとね」とすみれは答えた。
「はぁ・・・はぁはぁ・・・あぁっ、もう、イキそうだ・・・!」
ユキヤが息を荒げていく。
「いいよ、イッても」とすみれは答えて手を速めた。
「ああああああ!!!」
ユキヤは絶頂を迎えた。
「はぁ・・・はぁ・・・」とユキヤが呼吸を整える。
「気持ち良かった?」
とすみれが聞くと、
「うん・・・」とユキヤはうなずいた。
「そう、じゃあ、次は私が気持ち良くしてもらう番かな?」
と言うと、すみれは服を脱ぎ始めた。
「え?俺が?」とユキヤが驚く。
「そ、私のこと気持ちよくしてくれるんでしょ?」
とすみれは言った。
「えーと、まあ、そりゃあ・・・」とユキヤが答えると、
すみれは半脱ぎ状態で拘束されているユキヤを見る。
(脱がしちゃおうかなと思ったけど、これはこれで・・・)
とすみれは思った。
「ねぇ・・・ちょっとシャツ汚しちゃうかもだけどいい?」
「え?別にいいけど・・・?」
「ありがと」
・・・結局この後このシャツは洗濯機に放り込まれた。
***
朝。
先に目を覚ましたすみれはユキヤを揺り起こす。
「ほら、起きないと遅刻するよー」
「う~ん、あと5分・・・」
「ダメだってば、今日から大学始まるよ?」
「あ、そうか、そうだった・・・」
と言ってユキヤが起き上がった。
「?!」
そしておもむろにすみれに抱き付く。
「ちょ、なにしてんの・・・!」
「ゴメン・・・少しだけこうしてていい?」
「いや、だからってなんで今?!」
・・・ユキヤの甘え癖は完全に消えたわけではなく、時々こうして現れた。
ただ発動率はかなり低いのだが。「いや、なんか急にこうしたくなってさ」
「まったく・・・」
と言いつつもすみれはまんざらでもなさそうな顔をしている。
「じゃあ、朝食の準備するから顔洗ってきて」
「了解」
ユキヤが顔を洗いに行くと、すみれは台所に向かった。
(まぁ・・・これぐらいなら許容範囲かな)
****
更に数日後。
すみれがユキヤの部屋に遊びに行くと、何か本のようなものを熱心に見ている。
「何見てるの?」「ん?お前のアルバム」
・・・・・!
すみれが固まる。
「な・・・なんでそんなもの貴方が持ってるの!!?」
「・・・お前のお母さんが送ってくれんだが」
「母さんめぇ・・・!」すみれは真っ赤になって歯ぎしりした。
「いやぁお前にもこんな時期があったんだなぁと」
ユキヤはニコニコと幼少時のすみれの写真を眺める。
「やめて、恥ずかしい」とすみれが言うと、「いや、可愛いと思うぜ俺は」
とユキヤは真顔で答えた。
「っ・・・!」
すみれはさらに赤くなってしまう。
「さすが俺の女だ」とユキヤはニヤニヤしながら言った。
「っ!うるさい!バカ!」
とすみれが怒ると、ユキヤはアルバムを見てしみじみと
「可愛いと思うんだがなぁ・・・」
と言った。
「っ・・・!もう!知らない!」
とすみれはそっぽを向いた。
するとユキヤはすみれを抱き寄せ、キスをした。
「むぐっ!」
「機嫌直せよ」
「・・・」
「悪かった」
そう言ってユキヤはすみれに謝った。
「もう・・・調子良いんだから」
とすみれは呆れながら言う。
そして背中からギュッと抱き付いた。
「お、どうした急に?」「たまにはいいでしょ」「そうだな」
と言ってユキヤはすみれを抱きしめ返した。
「んふっ♪」
嬉しそうにするすみれ。
「最近甘えん坊になったな」「誰かさんの甘え癖がうつったんです!」
とすみれはぷいっと横を向いて拗ねた。
「いや、それはそれで嬉しいんだけどな」とユキヤは苦笑する。
(私は大変だったけどね)とすみれは心の中で笑った。
「すみれ・・・ちょっと・・・チョークスリーパーになってる・・・」
ユキヤは腕を叩いてタップの仕草をする。「あ、ごめん」
とすみれが力を緩めた。
「はぁ、はぁ・・・あー死ぬかと思った」とユキヤが息をつく。
「まあ、死んじゃうと困るし」とすみれが笑う。
「そりゃそうか」とユキヤも笑い返す。
「・・・私らどうしてこうなんだろうね?」
「でも嫌いじゃないだろ?」
「まぁね」そう言うとすみれは再び笑った。
おわり
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