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第19話:昔はいじめっ子だった?!(その1)

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(・・・あれも買ったしこれも買ったし、こんなもんかな?)
この日すみれはちょっと遠くの大型スーパーまで買い物に来ていた。その帰り道。
「あれ、すみれ!こんなところまで買い物に来てるの?」
同じ大学の友人・ひなのが声をかける。
「うん。今日はいろいろ買いたいものがあったからね。」
「まーここなら自転車でも来れるし、安売りもしてくれるしね」
「そうなんだよね~。近所じゃ売ってくれないものも置いてくれてるから助かるよ。」
そんな他愛ないやり取りの中、ひなのがすみれの荷物に気付いて尋ねる。
「あれ、すみれって犬飼ってたっけ?」
ひなのはすみれの持つ大型犬用のペットシーツに目をやる。
「あ、いやこれは・・・友達に頼まれて・・・」
とすみれが慌てて取り繕う。
「あ、そうか、すみれのマンション、大きいペット禁止だもんね」
「そ、そうなんだよ~。私も大きな犬好きだから、機会があれば飼いたいんだけど。」
と言いながら、心の中で(本当は彼氏用だけど)と付け足す。

最近激しいプレイが増えたせいか、ベッドシーツを汚すことが多くなった。
だからといって、いちいち洗ってたらキリがない。
そこで、ネットで調べたところ、ペットシーツがいいらしいという事を知って使っている。
「へぇ~、すみれって犬好きだったんだ~。知らなかったよ。どんなの好きなの。」
「え?い、いやぁ、品種問わず、大きな犬全般が好きかな~。
昔近所の人が飼ってるの、よく撫でさせてもらってたし。」
「ふぅん。確かにすみれってそういうイメージあるかもね。」
「え?どういう意味?」
「ほら、なんかこう、小さい子とか可愛いものを見るとすぐに寄っていくっていうかさ。」
「・・・可愛いもの・・・」すみれはちょっとポッとする。
「あれ?どうしたの急にニヤけて。何か変なこと言った?」
「い、いえ別になんでもない!飼ってはないけど今可愛がってるのがいるなーって・・・」
とごまかすように言う。
「へぇ、それは見てみたいなー。よかったら写真とか見せてくれると嬉しいんだけど。」
「あー・・・まぁ機会があったらね・・・」
「そっかー残念。それじゃまた今度ね!」と言ってひなのは去っていった。
(はぁ・・・危なかった・・・つい口走っちゃったよ・・・)
そう思いつつ、ペットシーツの入った袋をチラと見るすみれであった。

同じ頃。
「へっくしっ!」
バイト先でユキヤがくしゃみをしていた。「おーいユキヤ、風邪かー?」マスターが心配する。
「ああ、すみません。大丈夫です。誰か噂してるのかも。」と答えるユキヤ。
「ユキヤ君、体調悪いなら無理しないでね。」とバイト先の先輩の女の子が声をかける。
「ありがとうございます。でもほんと平気なんで」とユキヤが笑顔で返す。
「そ、ならいいんだけど・・・」とその先輩の子は少し不思議そうな顔をしていた。

****

数日後、件の大型スーパーにて、 生成智司きなりさとしはバイトに勤しんでいた。
「すいません、お茶の葉ってどこにありますか」
「ああ、それなら3番のコーナーの棚にありますね。」
とお客様に案内したり、「あの、この洗剤どこですか」と聞かれたりしているうちに
あっという間に時間が過ぎていく。
レジのお金を数えていると、いつの間にか夕方になっていた。
(今日はあの人来ないのかな・・・)
智司は最近、とある女性の事が頭から離れなくなっていた。
その女性は、いつも決まって夕方の時間帯に買い物に来る。
客の大部分が年配の女性の中、自分と同年代の女性はどうしても覚えてしまう。
特に彼女は好みのタイプなので余計印象に残った。
そして何より、彼女が来ると何故かホッとした気持ちになるのだ。
だが今日はその女性の姿はなく、どこか寂しい気持ちになった。
(多くても月に数回しか来ない人だからなぁ・・・)
そんな事を思いながら、智司はバイトを終えるのだった。
智司が着替えて帰ろうとすると、話し声が聞こえる。
「だからこの時間に来ればお惣菜とかが値下がりしててね・・・」
「もう遅いからさっさと買って帰ろうぜ」
どうやら男女の二人連れのようだった。しかも女性の方は・・・
(あ、あの子じゃないか!)
思わず声をかけそうになるがぐっと堪える。
幸いにも二人は会計中のようでこちらには気が付いていないようだ。
「ところで最近何か面白いことあった?」と女性が男性に話しかける。
「ん?うーんどうだろう。まぁちょっとした事件があったけどさ・・・」
何気ない雑談をする二人を見て智司は
(そうか・・・彼氏がいるのか・・・まぁ当然だよな)
智司は一人落胆しながらその場を立ち去ろうとしたその時だ。
(あれ・・・?男の方は・・・まさか!?)
ふと何かを思い出し、振り返って改めて見る。
その顔と容貌には確かに見覚えがあった。
智司は愕然とした。
何故なら、高校時代に自分をいじめていた奴だったからだ・・・。
智司の中に忌まわしく封印した記憶がフラッシュバックする。

太り気味な体型で、気が弱かったため、席が近いだけで絡まれ、イジメの標的にされた。
クラスのほかの人間はとばっちりを避けて誰も助けてくれない・・・
結局イジメに耐えかねて不登校になってしまった。
それなのに・・・。
智司は激しい怒りを覚えた。
あんな最低な男が彼女と付き合っていることが許せなかった。
「どうしようか・・・」
智司は悩んだ末、彼の後をつけることにした。
幸いにも向こうは気が付かなかった。

あとをつけている間に聞こえる会話から二人の名前を聞き出す。
「でさ、ユキヤは・・・」

『ユキヤ』という名前には明らかに聞き覚えがあった・・・。
ユキヤといえば自分の同級生で、高校時代に自分をイジメていた男の名である。
出席番号が近く、前の席にいただけで変に絡まれてイジメられた・・・
智司が高校でイジメられ始めたのはユキヤが原因と言ってもいい。
「なんであいつが・・・」
だが、今となってはどうでも良い話だ。
もう昔の事だし、イジメられて努力したことで別の人生を歩むことが出来たのだ。
それに、過去の事をいつまでも引きずるなんて格好悪い。
智司はそう思いながら二人の尾行を続けた。
ユキヤと彼女のすみれは、二人で手を繋いで歩いていた。
智司は少し離れた場所からその様子を眺めていたが、仲睦まじい様子でとても楽しそうだ。
「いい雰囲気じゃないか・・・」
智司は独り言を呟くと、そのまま自宅に帰るのだった。

****
その後、自宅に戻り、高校の同窓会名簿を引っ張り出す。
名簿をチェックして、「 茶木さきユキヤ」の名前を確認する。(やっぱり・・・)
次は写真を・・・といいたいところだが、卒業アルバムは彼にとっては
負の思い出満載の忌まわしいアイテムなので、すでに処分してしまっていた。
なので普通のアルバムにある当時の新学期に撮った集合写真を確認する。
一応それっぽい人間の存在を確認した。
「こんなやつと彼女は付き合ってるのか・・・」
ユキヤの彼女を横取りするというのはどうかと思う。
しかし、ユキヤには昔、散々酷い目にあわされたので、仕返しをしたかった。
復讐してやりたいという気持ちもある。
それに、すみれさんはユキヤに騙されているのでは?
 そう考えると居ても立っても居られなかった。
智司はクローゼットにある鏡で自分の姿を確認する。
(僕だって当時のまんまの僕じゃない。)
イジメの主な原因であった肥満は、
ここ2年の死に無物狂いなダイエットで、克服していた。
顔つきは痩せたことで若干シュッとしていて、
以前のような不健康そうな顔色はしていない。
髪型は短髪にしてワックスで整えており、それなりに清潔感がある。
体型は高校当時と比べるとかなり細身になっていた。
(これなら僕にも・・・いや、彼女を助けないと)
智司は決意すると、明日のバイト終わりに決行する事にした。

***
バイト帰り、ユキヤと彼女が一緒にいる所を目撃する。
智司はすぐに声を掛けた。
「おい!」
「ん・・・どなた?」すみれは智司の顔を見て誰なのかわからないようだった。
「あ、いつもいる店員さん?!」すみれが言う。
「そうだよ!今日は彼女とデートかい?幸せそうで何よりだよ」
皮肉交じりに話す。
「そっちこそ人つかまえて、いきなりケンカ腰とかなんなんだよ・・・」
ユキヤはぶっきらぼうに答える。
「とにかく白石さん!こんな奴に騙されちゃだめだ!こいつは昔・・・」
「ちょ、ちょっと待って下さい!」
すみれが慌てて遮る。
「待ちません!このふざけた茶髪は昔、僕を不登校になるまで追い詰めたんだ!」
「え・・・?」
すみれは黙ったまま俯いている。
「はぁ?お前が俺を?いつの話だよ」
ユキヤは呆れた表情で言う。
「忘れたとは言わせないよ!〇〇高校3年C組の茶木ユキヤ君!」
智司は同窓会名簿で調べた名前を言う。
「ああ、確かに高校とクラスはあってるが・・・」
「席が前というだけでお前に目を付けられて・・・あの時は本当に辛かった!」
「だから知らねーっつの。大体俺はその時・・・」
「嘘をつくんじゃない!!」
思わず大声を出してしまう。
「うわ、こえぇ・・・」ユキヤは引いていた。そして気を取り直し
「・・・相手にしない方がいいかも」とすみれに耳打ちする。
すみれが頷くと、ユキヤは彼女の手を取り、
「じゃ、そういう事で!」といきなり走り出した。

「あっ、こら逃げるのか!?卑怯者!!待て!!!」
智司は追いかけようとするが、ユキヤの方が足が速く追いつけなかった。
仕方なく諦めるしかなかった。

「三十六計逃げるに如かず・・・」
5分ほど走って開いてた追いかけてこないことを確かめると、足を止める。
「・・・大丈夫かすみれ?」ユキヤがすみれの方を見ると息も絶え絶えになっていた。
「ゴメン・・・」つい全速力に付き合わせてしまった事を謝った。
「はぁ・・・はぁっ・・・なんで・・・そっちは・・・息一つ乱れてないの・・・よ」
「鍛え方が違うからな。それよりさっきのアレだけどな・・・」
「うん・・・」
すみれはまだ少し苦しそうだ。
「学校名とクラスは合ってるけど・・・身に覚えがないんだよな」
「え?そうなの?」
「ま、あんまり気にすんなって。」
ユキヤは気にしてないようだった。
「でも・・・」
「とにかく今日は悪かったな。なんか好きなもんおごるよ」「本当?」
すみれは嬉しそうに笑みを浮かべた。
「おう、なんでもいいぜ」
「やった♪」
「・・・あんまり高いのはダメだぞ」
「分かってるって」
「ならよし。とりあえず飯にするか」
「賛成!」二人は歩きだした。

すみれには気にするなと言ったのだが、やっぱり引っかかるところがある。
この後、ユキヤは実家に電話をした。

****
数日後。
「何見てるの?」ユキヤの部屋に遊びに来たすみれが尋ねる。
「俺の卒アル。昨日実家からここに送ってもらったんだ。」
「へ~、見せて」
すみれは卒アルを一緒に見だす。
「これで何かわかればいいんだけどな・・・」
ユキヤは呟く。
「どういうこと?」
「いや、ちょっと気になることがあってな」
「ふぅん・・・」
しばらく二人で見ていると、あるページで手が止まる。
クラスの集合写真だった。みんなが集合した横に
一人だけ顔写真が印刷されている。
「この時うちのクラスで欠席したのはこいつだけっぽいから、
これがこの前のあいつかな?」
「え~でも全然違わない?もっと痩せてたし。」
確かにそこに写っていたのはこの前見た細面な青年の顔ではなく、
ふくよかな顔をした少年だ。
「うーん・・・でもあいつの話を考えると同じ人間で間違いないんだよなぁ」
ユキヤが考え込んでいると、
「同一人物ならものすごい努力したんだろうね」とすみれが言った。
「・・・それはともかく、あいつの話って俺の記憶と違う部分があるんだよな。
あいつ席が前とか言ってたけど、俺ずっと一番前だったし・・・」
ユキヤは卒業アルバムをめくっていく。
「あった。これ」

ユキヤはある場所を開く。そこには
卒業生全員の顔写真が掲載され、その下には名前が書いてある。
「さっきの写真と照合すると、あいつの名前は『生成智司』か・・・」
二人はここで初めて智司の名前を知ることになる。
ユキヤがいろいろと調べている横で、すみれは食い入るように卒アルを見ていた。
「・・・・・。」「どうした、そんなに見て?何かあるか?」
すみれが卒アルの写真を指さして尋ねる「・・・誰?これ・・・」
「俺だけど?下に名前書いてあるだろ。」「うそ?!今と全然違う!」
そこに写っていたのは短い黒髪でメガネをかけた
見るからに真面目そうな少年だった・・・。
「・・・受験もあったし、あんまり目立つようにしたくなかったんだよ」
「・・・本当にそれだけ?」「・・・そうだよ」そう言いつつユキヤは目を逸らす。
「・・・で、本当は?」すみれの視線が突き刺さる。
「言っても怒らないか?」「内容による」
ユキヤはため息をついて言う「当時付き合ってた彼女の好みに合わせてた・・・」
「彼女・・・」すみれの声のトーンが変わる。「だからお前と会うずっと前の話だっての!」
ユキヤは慌てて付け足す。

「とにかく!この時期の俺は髪は染めてなかったんだよ!
なのに俺を茶髪扱いしてきたのが引っかかったってわけ」
ユキヤがまくしたてるように言う。
「なんかあってるところと間違ってるところがごちゃごちゃしてるね」
すみれが首を傾げる。「まあ、そこはいいとして・・・」
「よくねえよ」ユキヤは突っ込むがスルーされる。
「それより問題はあの時何があったのかだよね。何か心当たりないの?」
「あの当時1年から付き合いのある連中以外、
他のクラスの連中にはあんまり興味なかったしな。」
ユキヤは当時を思い出すかのように天井を見上げる。
「そんなに受験勉強に勤しんでたの?」
「いや、付き合いたての彼女に夢中で・・・いてっ!」
話してる途中ですみれにどつかれる。「人が真面目に聞いてれば・・・」
「・・・だからお前と会う前だって!」
「あんたは昔からそんな事ばっかる考えてるのね」
すみれは呆れた顔でユキヤを見る。「・・・悪かったな」ユキヤは口を尖らせる。
「で、結局何も思いつかないんだね。」「ああ。」
ユキヤはベッドに寝転ぶ。「とりあえず、高校の時の友達をあたってみるよ」
「その方がいいかもね・・・しかしユキヤにもこんなかわいい時期があったんだねぇ」
すみれは卒アルとユキヤを交互に見ながら感慨深げにつぶやく。
「うるせえ」ユキヤは顔を赤くする。
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