服飾文化研究部にようこそ!~僕が女装させられて、先輩たちのオモチャにされるにされる日々~

桃ノ木ネネコ

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第51話:身代わりデート(その4)(完結)

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それからしばらくして、すみれとユキヤの二人は、『仲直り』と称して
すみれの部屋で体を重ねていた。
「あぁ・・・あん、あん、あぁん・・・」
ベッドの上でうつ伏せになり、腰を高く上げた状態で、 
ユキヤに後ろから激しく責められている。
「どうしたの、いつもより感じてるじゃん。」
ユキヤの言葉にすみれは何も言い返せない。
(なんでこんなに気持ちいいんだろう)
そんな事を思いながらも体は正直に反応してしまう。
「ほら、もっと声出してよ。」
「あぁ・・・あぁ・・・」
さらに強く突き上げられる。
「ひゃうん!!」
思わず悲鳴を上げてしまった。
「あぁ・・・ごめんなさい、続けて・・・」
すみれは恥ずかしくて消え入りそうな声で言った。
「はい、じゃあ、いくよ。」
再び激しいピストン運動が始まる。
「あぁ・・・あぁ・・・あぁ・・・」
すみれは喘ぎ声しか出せない。
「らめぇ・・・おかしくなっちゃうぅぅ・・・」
すみれの理性は吹き飛び、もはや快楽に身を任せることしかできない。
「ああああああああああああ!!!!」
そして絶頂を迎えると同時に意識を失った。

「もぅ、激しすぎるよぉ・・・」
事が終わった後、すみれがユキヤに文句を言う。
「お前があんまりかわいい声を出すからだよ」
そう言ってキスをしてくる。
「んむぅ・・・ちゅぱ・・・」
舌を絡ませてくる。
「ねぇ、もう一回・・・」
「ダメだ、明日は朝早いんだろ?」
時計を見ると、すでに午前2時だった。
「わかった、じゃあお休み・・・」
「ああ、おやすみ。」
そういうとユキヤはすみれに軽く口づけをしてそのまま寝入ってしまった。

一人残されたすみれは、ユキヤが寝入ったのを確認するとある事を実行に移した・・・。
まず部屋の隅にあった買い物袋を持ってくると、ユキヤがかぶっている毛布をめくりあげる
そこではユキヤが全裸で熟睡していた。
(ええと、まずはこれを塗ればいいんだよね・・・)
すみれはユキヤの股間にクリーム状のもの塗りつけてヘラで全体に伸ばす。
「よし、これでOKっと」
(あとは10分ぐらい待つのか・・・)
すみれはスマホを取り出して時間を確認した。
(・・・なんか私の方がドキドキしてきちゃった。)
そんな事を思いながらすみれは、10分が過ぎるのを待った。

(よし、そろそろいいかな)
その10分が過ぎると、すみれは濡れタオルでユキヤの股間のクリームを拭きとる。
(うわ、すごい・・・)なんとすみれが拭いたところから陰毛が消滅していた。
(これなら剃刀要らずだね)
すみれはそう思いつつ、股間のクリームをすべてふき取ってしまった。
(すごい・・・ホントに溶けちゃうんだ)そこにはまっさらになったユキヤの股間があった。
(うん、ちょっとかわいいかも)すみれはそう思うとその光景に見惚れてしまっていた。
もちろんこれは浮気防止のための沙由美たちからの入れ知恵である。
ちなみにこの除毛クリームは圭太が指定したものだ。
(もう絶対浮気しないって言ったんだから・・・いいよね)
そう自分に言い聞かせ、すみれはユキヤに毛布をかぶせ直すと、
そのまま寝入ってしまった。

ユキヤの慟哭が響くのはその翌朝の事であった。

「おわぁぁぁー!!!」
突然の大声にびっくりしたすみれは目を覚ます。
「どうしたのよ?」「お、お前・・・おれの・・・下の・・・」
ユキヤは、自分でも理解が追い付かない。
「何?はっきり言わないとわからないんだけど」
「だから・・・俺の下の毛が・・全部なくなって・・・!」
「あらら、可愛くなっちゃって・・・」
「いや、可愛いとかじゃなくて!一体誰がこんなことを!?」
「さあ、誰でしょうねぇ~」
「おい!ふざけるんじゃないぞ!!
俺はお前以外に心当たりはないから聞いてるんだよっ」
「まあまあ、落ち着きなさい。ほれ、鏡見てみ」
「ん・・・なんだこりゃ・・・俺の大事なところがつるっぱげじゃないか・・・!」
ユキヤは自分の股間が情けないことになっているのを思い知らされ、愕然とする。
「いいんじゃないの?ほかに見せる当てもないし」
「そういう問題かよぉ・・・」
「それにしてもあんたのそれ、結構立派だったんだね。見直しちゃった。」
「・・・浮気どころか、風俗すら行けんわ!」
「でも、これでしばらく女遊びはできないでしょ」
「当たり前だろうが・・・ああ、俺の毛根が・・・」
「毛根はともかく、しばらくはおとなしくしときなさい。また変なことされたら困るから。」
「・・・わかったよ・・・」もう浮気はしないといった手前、ユキヤは黙るしかなかった。

****

「さっきすみれ姉さんから連絡あって・・・上手く行ったようですよ。」
部室にて圭太が沙由美に報告する。「そっか・・・まさか本当に実行するとはやるわね。」
沙由美は少し感心したようにほくそ笑む。
「先生のアドバイスでしょ?」「効果ある除毛クリーム教えたのは圭ちゃんでしょ。」
入れ知恵をした二人が互いに薄笑いを浮かべてていた。
こうして、圭太と沙由美の悪だくみは成功したのだ。
「これでしばらくユキヤさんの浮気が止まれば、
すみれ姉さんが僕に手出しする事もなくなると思います。」
今回は完全に巻き込まれだった圭太が安堵したように言った。

「しかし圭ちゃん、除毛クリームなんか使ってるの?」
「前に剃刀だとあとでチクチクするって言ったら、先生が教えてくれたんじゃないですか・・・」
「そういえばそうだったわね。すっかり忘れてたわ」
沙由美は、自分のうっかりに苦笑した。
「しかし、浮気されてもまだ好きでいられるもんなんですね。」
「そりゃ、愛してるなら当然でしょ。」
沙由美はあっさりと言い放った。
「え?そうなんですかね?」
「それに愛しているからこそ、独り占めしたくなるものよ」

「・・・でも僕、他の部員の人たちとも関係持ってますけど・・・
こう言う場合はどうなんでしょうか・・・」
圭太は思い切った質問をしてみる。
「それは圭ちゃんの事情であって、相手は違うの。」
「はぁ・・・」
「まあ、圭ちゃんは特別だから、圭ちゃんの感覚で考える必要はないんだけどね。」
「は、はぁ・・・」
圭太にはいまいち納得がいかない。
(先生は僕の事を一体どう思ってるんだろうな・・・)
圭太はふとそんな事を考えるのであった。
そしてこの前から自分の中でくすぶっている想いに、
まだ気づいていなかった・・・。

おわり
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