服飾文化研究部にようこそ!~僕が女装させられて、先輩たちのオモチャにされるにされる日々~

桃ノ木ネネコ

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第35話:ある放課後の出来事

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<前回までのあらすじ>
主人公白石圭太は美人保険医が顧問の『服飾文化研究会』に
強引に入れられる。
しかしそこは服飾研究とは名ばかりのコスプレHを楽しむ場所であった。
そこで圭太は言われるがままに女装して、顧問の沙由美と先輩部員たちに
オモチャにされる日々を送っている中、
手痛い失恋なども経験してしまうが、
異常ながらも賑やかな毎日を過ごす。
(あらすじここまで)

圭太は今日も部室にやってくる。
他にはまだ誰も来ていなかった。
(今のうちに着替えておこうかな)
いつものように準備室に入り、着替え始める。
下着から何から着替えるので手間はそれなりに掛かる。

いつの間にかクローゼットの衣装の種類も増え、ウィッグやメイク道具、
小物の種類も増えていっていた。最初は抵抗感しかなかったこの行為にも
(まだ抵抗は多少あるが)すっかり慣れてしまった自分がいた。
今ではむしろ楽しみにしている部分もあるぐらいだ。
真由里たちにメイクの仕方なども教わって
圭太の女装の完成度は日に日に高くなる。
服装チェックのために姿見の前に立つと、一人の美少女メイドが立っている。
圭太がちょっと笑うと鏡の中の美少女も笑う。
その笑顔はとても可愛くて……思わずドキッとする。
ふぅっと息をつくと胸の奥がきゅんとなるような感覚を覚えるのだ。
(こんなことやってるとまるでご主人様から
お呼びがかかるの待ちわびてるみたいだ・・・)
そう思いながら僕は自分の胸にそっと手を添えた……。
何故かたまらなく寂しい気持ちになる。

(・・・っていかん、いかん!一人だとついこんなこと考えちゃうな)
圭太は頭を振って今の考えを打ち消す。

「しかし誰も来ないなぁ・・・」
普段ならばもう誰か来てもいい頃合いなのだが。
こんな時に限って誰も来ない。
圭太はパイプ椅子に腰かけて足をバタバタさせてた。

(一人だとまた妙なことを考えちゃいそうだな・・・)
「よし!」圭太は気合を入れて立ち上がる。
そして勢いよく伸びをしたところに
「あなた、何やってるのよ?」
・・・葵が来ていた。

「えっ!?あっ、あの、これは……」
慌てて言い訳しようとするが言葉が出なかった。
「別にいいのよ。そんなに慌てる必要はないのだから。
ここはそういうところなんだしね」
葵は微笑みを浮かべていた。
「で?何をしていたのかしらん?」
葵は圭太に詰め寄る。
「いえ、特に何もしてませんけど……」
圭太は目を逸らす。
「・・・あまりに退屈で・・・いえ、
僕だって物思いにふけることだってありますよ。」
圭太は言い直した。
葵はじっと圭太を見つめる。
圭太はその視線に耐えかねて顔を背けた。
葵は少し考えて口を開く。
「まあいいわ。でもあまり一人でいる時は
変なことしない方がいいと思うわ。
何かあったら困るのは自分だし、
それにみんなに迷惑かけたくないでしょう」
「変なことって・・・」
「例えば女装して一人でするとか、ね。まさかとは思うけれど、
鏡に映った自分を見て、妙なことを考えてたんじゃないでしょうね?」
葵はニヤッと笑って圭太を指さす。図星を突かれた圭太は赤面する。
「ちっち違います。僕は何もやましいことはありません。
本当です。信じてください。」
必死になって否定するが顔は真っ赤である。
「あら、そうなの。じゃあそういう事にしといてあげる」
葵はくすりと笑った。
「ところで葵さんは何をしに来たんですか?」
圭太は話題を変えるために質問をした。
「ああ、今日は生徒会の仕事が早く終わったから
顔を出そうと来てみたんだけど・・・」
「でもまだ僕と葵さん以外誰も来ないんですよね。」
圭太が言うと葵はコクリとうなずいた。
「そうみたい。せっかく来たんだからもう少ししたら帰ろうかな。
それまでここにいてもいいかな。暇つぶしに付き合って欲しいのだけど。
もちろん嫌なら帰ってもいいのよ。」
葵はちょっと寂しげな表情を見せた。
「構いませんよ。どうせ誰も来ないし、一人より二人の方が楽しいですよ。」
圭太は笑顔で答えた。
「ありがとう。それじゃお邪魔します。」
葵はパイプ椅子に腰かける。

「・・・暫く見ない間にあなたまた可愛くなったんじゃない?」
「せめて逞しくなったとか言ってほしいです・・・」
圭太はちょっとむくれて見せる。
「冗談よ。でも可愛いのは確かね。ほんと女の子みたいよね。」
「男として嬉しくはないですよ・・・それ」
「ごめんごめん、悪かったってば。」
葵は苦笑いしながら謝る。
こんな時の葵は普段とちがい顔がやわらかい。それがとても新鮮だった。
(いつもこんな感じだともっと話しやすいのに)
そう思いながら圭太は葵を見る。
葵もこちらを見ていたようで目が合った。
二人は思わず吹き出してしまった。
「そういえばあなた、ちゃんとお昼ご飯食べてるの?」
葵は思い出したように聞いてきた。
「ええ、一応は。」
「へぇ、偉いじゃん。私なんて朝抜いてきちゃうこともあるくらいなのに」
「それはそれでどうかと思いますけど・・」
「いいんだよ。私はこれが普通なの。」
「まぁ、いいですけど。それより葵さんの方は大丈夫なんですか?
 生徒会長だから忙しいんでしょ?」
「んー、正直あんまり寝れてないかな。でもしょうがないよ。
学校のためだもん。それに好きでやってることだしね。」
「・・・大変ですね。」
圭太は心配そうな目を向ける。
「別に大変なことなんか無いよ。やり甲斐はあるしね。
でも最近疲れ気味でね。なかなかうまくいかないよ。」
葵はため息をつく。
「やっぱり、少しは休まないとだめですよ。」
「わかってはいるんだけどね。」

二人の他愛ない会話が続く。
その様子はちょっと姉妹みたいに見える。
(でも葵さん、最近ホント優しくなったよね)
ふと圭太はそんなことを思った。

「ねぇ圭太君。」「はい何でしょう。」
「あのさ・・・」
「はい。」
「私の事、好きにしてみてくれないかな。」
「・・・・・・・・・・・・はい!?」
あまりにも唐突とんでもないことを言い出され、
圭太の頭が追い付かない。
「・・・・・って言ったら驚く?」
「そりゃ驚きますよ!」突然のことに圭太は動揺する。
葵はクスリと笑った。
「ど、どうしたんですかいきなり?」
「だって圭太君の女装姿見てたらさ、何かムラっと来ちゃってさ。
つい言ってみたくなっちゃった。」
「・・・はあ。」
圭太は呆れたような返事をする。
葵は悪戯っぽく微笑んでいる。

「ねえ、鏡の前でやっぱり変なこと考えていたんでしょう?」
「あ、あれは、その・・・」圭太は恥ずかしそうに俯く。
「どんなこと考えてたか教えて?」
「そ、それは・・・」
「ほら、早く。」
「・・・・・・」
「言わないと、この場で襲い掛かってしまうかもしれないぞ。」
葵は妖艶な表情を浮かべる。
「えっ!ちょ、待ってくださいってば・・・」
「待たない♪」
葵はじりじりと距離を詰めてくる。
「もう、仕方のない人ですね。」
圭太は観念して口を開く。

「僕は、女装した自分の姿を見て・・・ドキドキしました。」
「それで?」
「僕・・・こんなに可愛かったんだなって思って、
すごく興奮してしまいました。」
「うんうん。」葵の顔がにやけている。
「そして、その姿はまるでご主人様のお呼びを待つ
寂しそうなメイドのように思えてきて・・・」
圭太は顔を赤らめながら続ける。
「そう思ったら・・・ますます胸が苦しくなって・・・」
葵はそれを楽しそうに聞いている。
「それで・・・一人でいるのがたまらなく怖くなって・・・」
圭太は更に続けた。
「それで・・・どうしたくなったの?」葵が意地悪く言う。
「・・・・・・・!」
圭太は真っ赤になってスカートを捲り上げる。
そこには女性用の下着を穿いた下半身があった。
葵はゴクリと唾を飲む。
「ご、ごめんなさい・・・僕、もう・・・」
圭太自身も話してるうちに興奮してきたようだ。
葵は圭太が座る椅子の前にしゃがみこむ。
目の前はちょうど男性器がある位置だ。
「圭太君、何をするつもりなのかしら?」
「ぼ・・・僕のモノを・・・さ、触って欲しいです。」「どこを?」
「お、おち○ぽを・・・です。」圭太は耳まで赤くなっていた。
「よく言えたね。いい子いい子。」
そう言って葵はその部分を撫で始める。
「あっ・・・」
圭太は思わず声を上げる。
「うふふ。可愛い声で鳴くのね。もっと聞かせて・・・」
葵は手の動きをさらに早めていく。
「ああ・・・あぁぁ・・・あふぅ・・・」圭太の声もさらに大きくなる。
その顔は快楽に溺れていた。
葵の手の中でソレはさらに硬度を増していき、ビクビクと脈打っている。
やがて限界を迎えたのか、白濁液を吐き出す。
勢い良く飛び出した液体は床に飛び散った・・・。
「はぁ・・・はぁ・・・」圭太の口から甘い吐息が漏れる。
「あらら、出しちゃったね。でもまだまだ元気そうだね。」
葵はそう言いながら、下着を脱がせる。
すると、再びいきり立った肉棒が現れた。
葵はそれを手に取ると、舌先でチロっと舐める。
「うぐっ!」
圭太はピクッと反応する。
「ん?どうかしたのかな?」
「い、いえ、何でもありません・・・。」
圭太が再び顔を紅潮させる。
「本当に?」
「本当・・・です」
「じゃあこれは何?」
葵は再びそれを口に含むと、今度は強く吸い始めた。
「あ、ああん!」
「やっぱり感じてるじゃない。嘘つきは嫌いよ。」
葵は口を離すと、手で上下にしごく。
「あ、あの、お願いです、そろそろ・・・」
「ダ~メ♪」
葵は手を休めない。
「あ、あぁ、ダメだってば、あ、あ、あぁ、あ、あ、あ、あ・・・」
圭太は体を仰け反らせながら喘ぎ続けている。
「ほら、我慢しないの。」
「そ、そんなこと言われてもぉ・・・」
「しょうがないわねぇ。」
葵はそう言いながら、圭太の無毛の男性器をパクりと口に含んだ。
「えっ!?ちょっ!待ってくださいってば・・・」
「待たない♪」
葵は口を動かす。
圭太は顔を真っ赤にしながら悶える。
葵はしばらく口を動かしていたが、
やがて動きを止めると、口の中のものを一気に飲み込んだ。
圭太はそれを見て呆然としている。
葵は満足げに微笑むと言った。
「ごちそうさま。」
「・・・」圭太は何も言えない。
「どうしたの?」
「・・・はぁ・・・はぁ・・・なんでも・・・ありません。」
圭太の頭は真っ白だった。ただ分かるのは自分のモノが
たまらなく気持ちいという事だけだった・・・。
「そう、なら続きをしましょうか。」
葵はそう言うと簡易ベッドの上に圭太を押し倒し、
圭太の上に覆いかぶさるようにして四つん這いになる。
「次は私の番ね。」
「葵さんの?」
「もちろん」
葵はスカートを捲り上げる。
そこには無毛の女性器があった。
葵は圭太の顔の前に自分の女性器を持ってくると、
「舐めて」と一言言った。
圭太は恐る恐るそこに舌を伸ばす。
「ひゃうっ!!」
葵の体が跳ね上がる。
圭太は慌てて舌を引っ込める。
「ごめんなさい・・・痛かったですか?」
「いいえ、大丈夫。続けて・・・」
圭太はもう一度そこを舐
「ああぁぁぁ!!!」
またもや悲鳴が上がる。
「だ、だめぇ!!そこは敏感なのぉぉ・・・・」そう言いながらも葵は腰を振り続ける。
葵の秘所からは愛液が溢れ出し、それが潤滑油となってさらに激しく動くことを可能にする。
圭太はその動きに合わせて舌を使い、刺激を与えていく。
次第に葵の動きが激しくなっていく。
圭太の目の前で、葵の大きな胸も揺れている。
圭太は無意識のうちにそれに手を伸ばしていた。
葵は一瞬驚いた表情を見せたものの、
すぐに笑顔になり、自ら圭太の手を取り、自らの胸に誘導する。
圭太は夢中でそれを揉みしだいた。
柔らかい感触。そして手に収まりきらない大きさ。
指の間からこぼれ落ちそうになるほどのボリューム。
圭太は我を忘れてその柔らかさを堪能していた。
葵は圭太に抱きつくような体勢になると、
圭太の耳元に唇を寄せ、囁くようにこう言った。
「いいわよ・・・来ても」
圭太はゴクリと唾を飲み込むと、葵にキスをした。
そのまま押し倒すと、男性器を葵の中へと挿入していく。
「んっ!」
葵が少し苦しそうな声を上げるが、構わずに押し進める。
やがて根元まで入ると、二人は繋がったまま
「「んっ・・・」」同時に息を漏らす。
「葵さん、動いてもいいですか?」
「うん、いいわ。きて・・・」
ゆっくりと動き出すと、葵が甘い声で喘ぐ。
「あぁ・・・あぁ・・」お互い無毛なので遮るものが何もない。
二人の結合部が丸見えになっている。
「・・・入ってるとこ全部見えてる?・・・」
葵は恥ずかしそうにしながらも、どこか嬉しげに見えた。
「僕だって見られてるんですよ・・・?
葵さんのここが僕のをくわえ込んでるところ・・・」
「あぁぁ・・・言わないで・・・」
葵の膣内がキュッと締まる。
それを感じ取った圭太は、より一層強く打ち付ける
「あっ!ダメ!そんなに強くしたら・・・」
「イキそうなんですね?」
「うぅ・・・イク!イッっちゃう!!」
「じゃあ・・・一緒に・・・」
圭太はラストスパートをかける。
「あんっ!激しすぎぃ!!もう無理ぃ!!」
「僕も限界です・・・出ます!!」
「出してぇ!!中にいっぱい頂戴!!」
「「ああぁぁぁぁ!!!」」
二人が絶頂を迎えた瞬間、大量の精液が葵の中に放出された。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「ふぅ・・・」
「ねぇ・・・まだできるよね?」
葵は妖艶な雰囲気を纏いながら、そう言った。
「はいもちろんですよ」
圭太はそう言うと、再び腰
「待って、今度は私が上になるから」
葵はそう言うと、圭太を押し倒してその上に跨った。
「えっと・・・」
「どうしたの?」
「あの、僕は何をすれば?」
「そうね、まずは私を気持ちよくさせて?」
「はい」
「それと、敬語は禁止」
「わかりま……わかった」
「それでよし」
「でも、どうやって……」
「簡単よ」
葵は圭太の男性器を掴むと、自分の女性器にあてがい、
一気に飲み込んだ。
「ああああああ!!」
突然の強い刺激に、圭太は思わず大きな声を上げてしまう。
「あら、ごめんなさい。痛かった?」
「いえ、大丈夫・・・」
「ならよかった。ところで、さっきの質問だけど、
私の中に入ってるこれを動かせばいいのよ」
「は、はい・・・」
「そうそう、上手よ」
(なんだか不思議な感覚だ)
圭太はそう思いながらも、言われた通りに腰を動かす。
「そうそう、その調子」
「葵さん・・・・すごく興奮・・・する」
圭太がそう言った途端、葵は圭太の乳首をつまんだ。
「あふっ!」
そしてそのまま指先で転がすように弄ぶ。
「う・・・くぅぅぅ・・・」
圭太はその刺激でさらに激しく動く。
しかし、それでもなお葵は余裕の表情を浮かべている。
圭太の額には汗が滲んでいるというのに。
圭太は少し悔しくなり、葵の弱点を攻める。
葵の一番敏感な部分を指ではじいた。
「ひゃうん!」葵が聞いたこともない声をあげる
「ちょっと、そこは反則でしょ!」
葵が抗議の声を上げる。
「葵さんばっかりずるい・・・」
圭太がちょっと恨みがましい声で言い返す。
「しょうがないわね・・・」葵は少し考えた後、
圭太の手を取り、自らの胸へと導いてやる。
「これで満足かしら?」
「はい!」
「素直なのはいいことよ」
そういうと、葵は自ら動き始めた
「ほーら、これが欲しかったんでしょ?」
「はいっ・・・」
「じゃあもっと頑張って?」
圭太は無言で頷く。
「いい子ね」
お互いに腰を動かし続ける。
「あ、葵さん、そろそろ・・・」限界が近いようだ。
「あ、ああ・・いい、いいわよ、好きなとき・・・に出し・・・て!」
「くっ・・・うはぅぅぅっ・・・」
「ああああぁ・・・」
葵も同時に果てたようだ。
「ふぅ・・・」
「お疲れ様」
「はぁ・・・はぁはぁ・・・」
二人は簡易ベッドの上で横になっていた。
葵が優しく頭を撫でてくれる。
圭太は心地よい疲労感に包まれていた。
しばらくすると、葵が話しかけてきた。
「ねぇ、圭太君」
「何ですか?」
「今日は楽しかった?」
「はい!とっても!!」
「それは良かったわ」
そう言って微笑む葵の顔はとても綺麗だった。
「でも、どうして急にこんなことをしてくれたんですか?」
「そうね、あなたがあんまりにも可愛いからかなぁ……
あと、最近勉強漬けてちょっとストレスたまってたのかもね。」
そう言うと、彼女は僕の頬を両手で包み込むようにして触れてくる。
彼女の手は柔らかく、温かかった。
僕を見つめる瞳には慈愛の色が浮かんでいた。

*****
しばらくして、葵が服装を整える。
「さすがに、もう帰る時間よね」
「ええ、そうですね」
時計を見ると、時刻は既に午後6時を回っていた。
「じゃあまた明日・・・」
「はい」
「それと、あと・・・」
葵はそういうと部室のドアに向かって歩いて行き、不意にドアを開ける。
「やっぱり・・・・」
「あはは~こんにちは~・・・」
ドアの前には沙由美が立っていた。
「沙由美先生、いつからここに?」
葵が沙由美に冷ややかな視線を向ける。
「んっとぉ、葵ちゃんが圭ちゃんを
言葉責めにしてるあたりからですかね・・・」
沙由美が目を反らしながら言う。
「ほとんど全部じゃないですか!」
葵は恥ずかしそうに顔を赤らめる。
(ちっとも来ないから多分こんなことだとは思っていたけど・・・)
あまりに予想通り過ぎて、突っ込む気力すらない圭太だった。
「まあまあいいじゃん。仲良きことは美しき哉ってことで!」
沙由美は悪びれる様子もなく、あっけらかんとした態度だ。
「まったく・・・」葵も呆れ顔だ。

(しかしあの時、もし葵さんが声を掛けなかったら、僕はどうしていたかな・・・)
ふとそんなことを考えてしまう。
(もしかしたら鏡の僕に向かってもっと変なことを考えていたのかな?)
なんだかちょっと妙な気分になった。

おわり
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