服飾文化研究部にようこそ!~僕が女装させられて、先輩たちのオモチャにされるにされる日々~

桃ノ木ネネコ

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番外編2:第二音楽室での出来事

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<前回までのあらすじ>
主人公白石圭太は美人保険医が顧問の『服飾文化研究会』に
強引に入れられる。
しかしそこは服飾研究とは名ばかりのコスプレHを楽しむ場所であった。
そこで圭太は言われるがままに女装して、顧問の沙由美と先輩部員たちに
オモチャにされる日々を送っている中、
辛い失恋を経験してしまうが、
異常ながらも賑やかな毎日を過ごす。
(あらすじここまで)

圭太は、担任に頼まれた荷物を置きに、第二音楽室の準備室にいた。
第二音楽室は通常の音楽室のように授業で使われることは稀だ。
一応防音加工があるという事で、年中行事の合唱の
練習などに使われるのがせいぜいで、準備室に至っては、
ほとんど吹奏楽部の倉庫状態である。

「えっと……先生からのメモだと……ここに置いとけばいいんだよね?」
そう言いながら、圭太は荷物の入った段ボール箱を置いた。
「よしっ!これでオッケー!」
圭太は自分の仕事を終えて、満足げに言った。
そしてさて帰ろうかと準備室のドアを開けようとしたその時。
(あれ?教室の方に誰かいる?)
普段ほとんど人のいない第二音楽室に人の声がした。
「・・・ちゃんとカギ閉めた?」「は・・・はい」どうやら
女性と男性の二人のようだ。
(男の方は千草先生かな?)
そう思いつつ圭太は聞き耳を立てる。
すると男女の声の他に別の女性の声で会話しているようだった。
その女性は少し興奮気味に早口で話していた。
一方の男性の方もどこか浮ついた感じである。
一体何の話をしているのか気になった圭太はさらに聞き耳を立てる。
「自分のしたころ分かってるよね?」「は、はい!」
女性の方が高圧的な口調で男性を問い詰めている。
男性の方はそれに答えているが緊張のため上ずった声になっている。
そんな男性の様子にかまわず、女性は言葉を続ける。
その一言ごとに男性は体をビクつかせていた。
(なんなんだ?一体?)圭太はドアの隙間から隣を覗く。
「じゃあ、今から私が言う事を復唱してね」「わ、わかりました……」
男性が答える。その様子は明らかにおかしい。
よく見ると顔が赤くなっていた。
そしてなぜか内股になっていた。
(あれ、千草先生とC組の水原じゃないか?)
圭太はドア越しに見えた人物に見覚えがあった。
音楽教師の千草青磁と1年C組の水原あんずである。
あんずと圭太は特に面識はなかったが、
清楚系女子として男子からひそかに人気なため、
圭太も顔ぐらいは知っていた。
「まずは挨拶してみて」「お、おはようございます」
千草の言葉に続いてあんずがぎこちなくあいさつをする。
「うん、まあまあかしら。次行ってみよっか」
千草が微笑む。だが目は笑っていない。
「もとはと言えば先生が私に手を出そうとしたからなんだからね」
「す、すいません。でも、我慢できなくて……」
千草があんずに迫る。
「ふん、変態教師のくせに言い訳なんて見苦しい」
「そ、それは……」
あんずは目をそらしうつ向いた。
「言いたいことがあるならはっきり言えば?イケメン先生?」
「うぅ……」千草があんずを追い詰めていく。
「女性とあこがれのイケメン音楽教師が実は
こんなドMと知ったらみんなどう思うかな~!」
あんずはなじるように言う。
(一体何が始まるんだよおい・・・)ドアの向こうで圭太は動けないでいた。

「ほーら、何か言ってみなよ。変態」
千草はさらにあんずを責め立てる。
「ぼ、僕はドMです!もっと罵ってください!!」

千草は学校内ではイケメン教師として女子のあこがれの的である。
そしてあんずは男子から人気の女生徒だ。
そんな二人が第二音楽室で何をしているのだろう? 
圭太は疑問に思ったが、今はそれどころではない。
目の前の光景が信じられなかったのだ。
あんずが千草を罵倒しているのである。
しかも千草はドMらしい。
あんずの表情から「千草をいじめて楽しんでいる」という事が分かる。
「ふっ、このドM教師め。いい加減認めたらどう?」
「はい、認めます。僕はドMの変態です。だから、
お願いします。僕をいじめてください!」
千草があんずにひざまづく。
「言いなさい、わたしはあなたの何?」

「は、はい。あなた様は僕のご主人さまであらせられます。
どうか卑しい奴隷に罰をお与え下さい。」
「へえ、私の事好きなんでしょ?だったら好きっていったらキスさせてあげる。
もちろん足にね♪」
「ああ……好きです。あんず様・・・」

どうやらこの二人ひそかに付き合っているようだ。
しかもとんでもない形で。
(うへぇ・・・。)圭太はげんなりする。

「じゃあ、立って。足を舐めて。」
「は、はいっ」千草が立ち上がる。
「その前に、奴隷の分際で服を着ているなんて生意気よ。
全部脱ぎなさい。」
あんずは息を荒げながら命令した。
千草はあんずの前で服を脱いでいく。
千草の上半身があらわになる。
細身ではあるが筋肉質であり、引き締まった体をしている。
「全部って言ったよね?愚図なんだからまったく・・・」
「はいぃぃ!申し訳ありません。」
千草はズボンに手をかける。
「早くしなさいよ。」
「は、はいぃ」
千草は一気にパンツごと下ろした。下半身があらわになる。
「ふぅん、キレイにしてきてって言ったの守ってきてくれたのね。」
「はい……。あんず様に言われた通り全部脱毛しておきました。」
千草の下半身には毛が一本も生えていなかった。
「よろしい。では、そのまま床に這いつくばりなさい。」
「は、はひぃ」千草はゆっくりと膝をつく。
「これでもうほかの人とHできなくなっちゃったね・・・」
「は、はい……」
「私以外の女と付き合うなんて許さないから……」
「は、はい……」
あんずは千草の頭を踏みつけた。
「ほら、お望みのご褒美だよ。ありがたく受け取ってね!」
「ありがとうございます!」
あんずは教室の机に腰掛けると、靴と靴下を脱いで、千草の前に足を出した。
千草はあんずの足元にひざまずき、あんずの足の指を口に含んだ。
千草の舌があんずの足を這っていく。
千草の顔は紅潮しており、目は潤んでいた。

(すごいな・・・沙由美先生でもあそこまでしないぞ・・・)
地獄のような酷い光景が続くが、圭太はなぜか目が離せなかった・・・。
千草への責めは続く。
千草はあんずに踏まれ、蹴られ、罵倒され続けた。
千草はあんずにされるがままだ。
千草の目は完全にハートマークになっているように見える。
あんずはさらに激しく千草を蹴りつける。
千草の体は何度も
「あんず様ぁ~、愛していますぅ」
「ああっ、もっとぉもっとくださいいい」
「あはっ、あんずさまのおみあしおいしいれすう」
歓喜の言葉を繰り返した。

(じ、地獄かここは・・・)この光景を目の当たりにして
圭太としては一刻も早くこの場を去りたかったが、準備室のドアは一つしかなく、
しかも彼らのいる第二音楽室を通過しないと外に出れない。

「そろそろいいわ。」
あんずはそう言うと、千草に背を向けた。
千草は素早くあんずの後ろに回り込む。
「ねえ、あんたさ、私のこと好きなんでしょ?」
「はい!大好きです!あんず様のためなら何でもします!」
「じゃあさ、キスしてよ。」
「え!?」
「何驚いてるわけ?奴隷なんだから当たり前でしょ。」
「は、はい。」
千草はあんずを抱きしめると唇を重ねた。
「ん……ちゅ……んむ……」
「んん……んぷは」
「どうだった?」
「すごくおいしかったでしゅ……」
「フッ、変態め。」
あんずは千草を突き放すと、再び机に腰掛ける。
そして下着を下ろし足を開き
「ほら、あなたのせいで汚れたんだからきれいにしなさいよ。」
と言った。どうやらあんずの方も興奮してたらしい。
千草は躊躇することなく、その股間に顔を埋めた。
千草は夢中で舐める。
千草が舐めた後は唾液でぬらぬらと光っていた。
「あ、あふ・・・んん・・・」あんずも声をあげる。
「うーん、まあまあかしらね。」
あんずは千草の頭を撫でる。
「じゃあ先生にもご褒美あげる。」そういうとあんずは千草の股間に足を延ばした。
そして素足で千草のモノを刺激し始める。
千草のそれはすぐに大きくなっていった。あんずの足の動きが激しくなる。
「ああ・・・あんずしゃまっ・・・もうだめぇ・・・イっちゃいますぅ・・・」
「いいわよ、出しちゃって。」
千草は体を震わせながら果ててしまったようだ。
「足だけでいっちゃうとか、やっぱり変態ね」
「はいぃ・・・ありがとうございますぅ・・・」
千草は放心状態だ。
あんずはそんな千草を見て満足げな笑みを浮かべている。
「それじゃあ、私は帰るけど、先生、ちゃんと見張っといてよね。」
あんずは千草の耳元でささやくように言った。
「はい・・・あんず様・・・」
あんずは準備室から出て行った。

*****

「ふう、やっと終わったか・・・」
地獄のような状態からようやく解放され、
圭太はほっとした表情を見せる。
そして毒気にあてられまくったせいか、
そのまま準備室の床にヘタヘタと座り込んだ・・・
(あの二人があんな関係だなんて・・・・)
おそらく二人の関係が今までバレなかったのは、
防音の行き届いた音楽室での行為だったのと、
「学校では教師と生徒」という暗黙の了解があったからだと思われるが、
 今の行為を見た限り、もはや二人の間に壁はないのだろう。

圭太は先ほどまでの光景を思い出していた。
あんずの足の指が千草のそれをまさぐり、 千草のそれが
『くっ……あっ……あんず様ぁ……!』
と叫び、そして果てる。
圭太の頭の中には、ついさっき見たばかりの
あんずの痴態が浮かんできた。
圭太は無意識のうちに自分の下半身に手を伸ばし、 
ズボンの上からそこを触り始めていた。

圭太のそこは熱を帯び始め、徐々に固くなっていく。
それに合わせるように右手のスピードはどんどん上がっていった。
次第に息遣いは荒くなり、手の動きはさらに激しくなり、 
圭太の頭の中は真っ白になっていった。
「あ・・・あ・・・イクッ!!」
圭太は人知れず果てた。

「はあ・・・はあ・・・」圭太は肩で呼吸をしている。
射精後の倦怠感からなのか、 圭太はしばらく動けずにいたが、 
やがて立ち上がりポケットのティッシュを手に取ると、
 下半身を拭き始めた。
「はあ・・・何やってんだろ僕・・・」
圭太はため息をつく。
(今回はただ頼まれて荷物を置きに来ただけなのに・・・)
「これじゃあまるで僕が覗きじゃないか・・・」
圭太は自分のしたことに対して罪悪感を覚えながらも、 
空しさと憤りを感じていた・・・。

****
あれから学校で、あんずも千草も変わった様子はない。
というか仲の良い素振りすら見せない。
かたやイケメンな女子に人気音楽教師で
もう片方は男子からひそかに人気のある清楚系美少女だ。
(誰に話しても俺と沙由美先生の関係以上に信じてくれそうにないなぁ・・・)
目撃した当の圭太ですらあれは夢だったんじゃないかと思えてくる。

ふと教室の窓を見ると、千草先生が渡り廊下を歩いていた。
周りには彼に憧れる女生徒達が取り巻いている。
しかしその中には、学校で唯一彼の本性を理解する
水原あんずはいないのだ。

圭太の視線の先にいる彼は、 
今日もまたいつもの笑顔でさわやかに微笑んでいる。
その裏で、彼が密かに何を考えているのかなど知る由もない。
圭太はそんなことを考えながら、 千草の姿を見つめている。
千草は相変わらず女生徒達
「ねえ、千草せんせーい!今度一緒にご飯食べに行きましょうよ~!」
に囲まれていた。
千草は爽やかな笑みを浮かべたまま、 女生徒達に何か言っているようだ。
女生徒達はきゃぴきゃぴとはしゃいでいる。
千草は女生徒達の頭を優しく撫でると、 そのまま校舎の中に消えていった。
(あの人がまさかたった一人の女生徒に
絶対服従させれてるとは思わないだろうなぁ)
圭太は再び窓から外を見る。
そこにはもう千草はいなかった。

(もし彼の本性を知ったとしても、水原みたいに
すべてをきちんと受け止めてくれる人は果たしているのかな・・・?)

圭太はぼんやりとそんなことを考えた。

おわり
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