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第28話:これって油断?!(前編)
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<前回までのあらすじ>
主人公白石圭太は美人保険医が顧問の『服飾文化研究会』に強引に入れられる。
しかしそこは服飾研究とは名ばかりのコスプレHを楽しむ場所であった。
そこで圭太は言われるがままに女装して、顧問の沙由美と先輩部員たちに
オモチャにされたりされなかったりな日々を送っている中、
謎の女装男子youtuber・グレンと知りあったり、
異常ながらも賑やかな毎日を過ごす。
(あらすじここまで)
冬休みが目前に迫ったある日、教室で圭太が雄一たちクラスメイトと
談笑しているとき、「好きな女子」の話題になった。
「俺は断然、綾瀬さんだな!」と内田が言う。
「おーいおい、またかよ! お前ってほんと綾瀬さん好きだなぁ~」
「だって可愛いじゃん? しかも性格も良くて頭も良いし……」
「俺はB組の五条さんかな」
「あーあの子いいよねぇ。明るくてスタイルもいいし。おっぱい大きいしw」
「……僕は、えっと……そうだな……。名前も分からない子なんだけど」と
伊藤がスマホの画像を見せてきた。「制服も違うし、他校の子かと思うんだけど」
「すげぇかわいいよな!? モデルみたいじゃん。この子と付き合えたら最高じゃね?」
「だけどさ、これ以降見かけなくてさ・・・でも俺は探してるんだ!俺は本気だぜ!」
皆がワイワイ盛り上がる中、圭太だけがその画像を見て青ざめる。
「…………っ!!」
そこに写っていたのは紛れもなく女装した圭太だった。
「あれ? どうしたんだシロ。顔色悪いけど大丈夫かい?」
「あ、うん……。ちょっとトイレ行ってくるね」
圭太はそそくさと席を立ち、教室を出て行った。
廊下に出たところで深呼吸をして気持ちを落ち着けようとする圭太だったが、
顔は冷や汗でいっぱいだった。
****
「・・・それで女装姿を見られた上に撮られていたと。」
「はい・・・」
放課後の部室で圭太は沙由美に相談していた。
「ふぅん。それっていつぐらいの話?」
「正確なところは不明ですが、先月くらいですかね。」
「・・・油断したわね。」「え?!」
「圭ちゃん、最近ちょっと油断しすぎてたわね。」
確かに最近真由里のメイクのお陰で、
一目で圭太とは分かりにくい女装もできるようになったお陰か、
女装状態で部室の外に出ていることも度々あった。
「まさか写真を撮られるなんて思わなかったですね。完全に気を抜いてました。」
「まぁ仕方ないわね。でもこれは私のミスでもあるから」
「いえ、先生が悪いわけじゃないですよ。」
「そう言ってもらえるとありがたいけど。とにかくこの件については私が何とかするわ」
「ありがとうございます。助かります」
「いいのよ。私にとって圭ちゃんが最優先事項だから」
「・・・」
「あとね」そいういうと沙由美は圭太の腕をつかんで袖をまくる。
「油断と言えばこっちの処理もちょっと怠り気味ね」
「・・・すいません冬場なんでつい・・・」
圭太の腕には産毛が少し生え始めていた。
「こういうちょっとした事が油断を呼んじゃうのよね。」
「はい・・・」
「じゃあ早速剃っちゃいましょっか♪」
「えぇっ!? ここでですか!?」
「葵ちゃん、シェーバー持ってない?」
「持ってますよ。一応」
葵が持っていた電気シェーバーを手に取り、沙由美はニッコリ微笑む。
「はい、圭ちゃんバンザイして」
「えぇ・・・」
圭太はしぶしぶ両手を上げると沙由美が手際よく服を脱がしていく
「なんか、恥ずかしいなこれ・・・」
たちまち上半身裸にされ
「ほら動かないの」
「は、はい」
圭太は目をつぶりながらされるがままになっていた。
やがてモーター音とともに背中がもぞもぞし始める
「んっ・・・くすぐった・・・あっ・・・」
「我慢して。動いたら危ないでしょ」
沙由美は圭太の背後で膝立ちになり、無防備な脇の下やお腹を丁寧に
撫でまわすようにシェーバーを動かした。
「ひゃはは! ちょ、ちょっと! くす、ぐったい!」
「動くなって言ったでしょ?」
「だ、だって・・・!」
「もう、しょうがないなぁ、葵ちゃん手伝って」
「はい」
葵も反対側で同じように圭太の身体を押さえつけた。
「はい、これでOK」
「ふぅ・・・やっと終わった・・・」
ようやく解放されてホッとする圭太だったが
「次は足ね」
「えっ」
「ほら、脱ぐ」
「えっ」
有無を言わさずズボンを降ろされる圭太。
「きゃあ!」思わず女の子みたいな悲鳴を上げてしまう。
「うーん、ちょっと伸びてるかな?」
「そ、それは自分でやりますから!」
「ダメよ。圭ちゃんが油断するとまた同じことが起きるかもしれないし。」
「は、はいぃ」
「葵ちゃん、押さえておいて」
「わかりました」
「じゃあいくわね」
「は、はい・・・」
沙由美はしゃがみこみ、圭太の足を開かせる。
そしてゆっくりと、丁寧に、しかし確実に圭太の足の毛を剃っていく。
「う、ぐぐ・・・」
圭太はくすぐったさともぞもぞした感じで何とも言えない気分になる。
「どう? 痛い?」
「い、いや、大丈夫ですけど、何か変な感じです・・・」
「もう少しで終わるからね」
沙由美は圭太の両足を念入りに剃り上げていく。
「はい、できた。こんなもんかな。次は・・・」
沙由美は立ち上がり、圭太の下半身をまじまじと見つめた。
圭太は慌てて前を隠す。
その様子に沙由美はニヤニヤと笑みを浮かべた。
「あ、いえ!結構です!ここは流石に自分でやるんで・・・」
と圭太は(無駄な)抵抗を試みる
「いいからいいから」
沙由美は強引に圭太の手をどけようとする。
(まずい! この体勢は非常にまずい!!)
いくら肉体関係があるとはいえ、男である圭太が女性二人の前で
下腹部を露出するのは非常にマズかった。
「い、いや、ほんとにそこは・・・」
圭太が焦っている間に、沙由美の手はあっさりと圭太の股間に到達した。
「!!!!!」抵抗むなしくパンツは引っぺがされる。
圭太の顔が一瞬にして真っ赤に染まる。
「あらまぁ」
「これは・・・」
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ! そこだけは勘弁して下さいよぉ!」
「ちょっと伸びてきてるわねぇ」「ですね」
二人は冷静な顔つきで圭太の股間を覗き込む。
圭太はあまりの恥ずかしさに両手で顔を覆った。
「ここはちょっとシェーバーよりカミソリの方がいいかも」
「あ、じゃあ私持ってますよ」
(圭太にとって)地獄のような話し合いがなされ、
葵がポーチの中から小さな小箱を取り出す。
いつまで立っても恥ずかしいもんは恥ずかしい圭太に比べ、
見慣れてしまったのか妙に冷静な二人が対照的だった。
「じゃあそれでいきましょうか」
沙由美はシェーバーを置き、代わりにカミソリを手に取った。
「はい、こっち向いて」
「はい・・」
圭太は覚悟を決め、ぎゅっと目を閉じた。
沙由美が圭太の足を開く。
「んっ・・・」
「ちょっと冷たいけど我慢してね」
「は、はい」
圭太はびくっと身体を震わせた。
「いくよ~」
沙由美は圭太の陰部へカミソリをあてる。
ジョリ、ジョリという音とともに、少しずつ毛が剃られていった。
圭太はなるべく動かないように努力する。
だが、どうしても動いてしまう。
圭太は自分の体が恨めしかった。
沙由美はそんな圭太の様子を眺めながら、手際よく剃っていった。
そして数分後、圭太の下腹部には一片のムダ毛が生えていない状態になった。
葵も満足そうにその様子を見ている。
「よし、終わり。お疲れ様」
沙由美は圭太の頭を撫でてあげた。
「はぁ・・・終わった・・・」(恥ずかしくて死ぬかと思った・・・)
これでまた圭太の首から下は体毛が一切存在しない状態となった。
圭太はホッとしてため息をつく。
「んふふ、圭ちゃん全身つるすべではないか~」と沙由美が抱き着く。
「うっ・・・」
圭太は胸を押し付けられ、思わず声が出てしまう。
「お願いですから服を着させてください・・・」圭太は消え入りそうな声で懇願した。
沙由美は圭太の体をぺたぺた触る。
圭太はくすぐったさに身をよじらせた。
そして沙由美は圭太の胸に顔を近づける。
そして大きく深呼吸をした。
「あーいい匂い・・・」
「ちょ、ちょっと先生、嗅がないでください・・・」
「えぇいいじゃないの。減るもんじゃないし」
沙由美は圭太の体を抱き寄せ、頬ずりをする。
圭太はされるがままになっていた
「うぅ・・・」
「う~ん、やっぱり若い子の肌は最高だわぁ」
沙由美はうっとりとした表情を浮かべる。
「はいはい、そこまでですよ」
葵が沙由美を圭太から引き剥がした。
「あん、もうちょっとだけ・・・」
「ダメです。ほら、早く服着せてあげないと風邪ひきますよ?」
「はぁい」
沙由美はしぶしぶといった感じで立ち上がると、圭太にシャツを着せた。
ズボンも履かせてもらい圭太はようやく服を着ることができた。
「はい、これでOK。ごめんなさいね、圭太君」
葵は申し訳なさそうに頭を下げた。
「いえ、別にいいんですけど・・・」
圭太は顔を赤くしながら俯いた。
「んーでも、緊張感を持たせるにはまだ何か足りないような・・・」
「そうですか? 私は十分だと思うんですけど」
「うーん・・・」
沙由美は腕を組んで考え込む。
「じゃあ、こういうのはどうでしょう」
「何々? どんなの?」
葵が耳打ちする。
「なるほどね。」
「これならきっと効果あると思うんですよ」
「うん、悪くないわね」
2人は顔を見合わせ、ニヤリと笑った。
「では早速準備しますか」
「そうしましょ♪」
2人の悪巧みは続く。
「あ、あのぉ、僕は・・・?」恐る恐る圭太は聞く。
「圭ちゃんはまた明日ね~朝保健室に来てね」
沙由美がウインクをして答える。
(うわ、絶対ろくでないこと考えてる・・・)
圭太は嫌な予感しかしなかった。
主人公白石圭太は美人保険医が顧問の『服飾文化研究会』に強引に入れられる。
しかしそこは服飾研究とは名ばかりのコスプレHを楽しむ場所であった。
そこで圭太は言われるがままに女装して、顧問の沙由美と先輩部員たちに
オモチャにされたりされなかったりな日々を送っている中、
謎の女装男子youtuber・グレンと知りあったり、
異常ながらも賑やかな毎日を過ごす。
(あらすじここまで)
冬休みが目前に迫ったある日、教室で圭太が雄一たちクラスメイトと
談笑しているとき、「好きな女子」の話題になった。
「俺は断然、綾瀬さんだな!」と内田が言う。
「おーいおい、またかよ! お前ってほんと綾瀬さん好きだなぁ~」
「だって可愛いじゃん? しかも性格も良くて頭も良いし……」
「俺はB組の五条さんかな」
「あーあの子いいよねぇ。明るくてスタイルもいいし。おっぱい大きいしw」
「……僕は、えっと……そうだな……。名前も分からない子なんだけど」と
伊藤がスマホの画像を見せてきた。「制服も違うし、他校の子かと思うんだけど」
「すげぇかわいいよな!? モデルみたいじゃん。この子と付き合えたら最高じゃね?」
「だけどさ、これ以降見かけなくてさ・・・でも俺は探してるんだ!俺は本気だぜ!」
皆がワイワイ盛り上がる中、圭太だけがその画像を見て青ざめる。
「…………っ!!」
そこに写っていたのは紛れもなく女装した圭太だった。
「あれ? どうしたんだシロ。顔色悪いけど大丈夫かい?」
「あ、うん……。ちょっとトイレ行ってくるね」
圭太はそそくさと席を立ち、教室を出て行った。
廊下に出たところで深呼吸をして気持ちを落ち着けようとする圭太だったが、
顔は冷や汗でいっぱいだった。
****
「・・・それで女装姿を見られた上に撮られていたと。」
「はい・・・」
放課後の部室で圭太は沙由美に相談していた。
「ふぅん。それっていつぐらいの話?」
「正確なところは不明ですが、先月くらいですかね。」
「・・・油断したわね。」「え?!」
「圭ちゃん、最近ちょっと油断しすぎてたわね。」
確かに最近真由里のメイクのお陰で、
一目で圭太とは分かりにくい女装もできるようになったお陰か、
女装状態で部室の外に出ていることも度々あった。
「まさか写真を撮られるなんて思わなかったですね。完全に気を抜いてました。」
「まぁ仕方ないわね。でもこれは私のミスでもあるから」
「いえ、先生が悪いわけじゃないですよ。」
「そう言ってもらえるとありがたいけど。とにかくこの件については私が何とかするわ」
「ありがとうございます。助かります」
「いいのよ。私にとって圭ちゃんが最優先事項だから」
「・・・」
「あとね」そいういうと沙由美は圭太の腕をつかんで袖をまくる。
「油断と言えばこっちの処理もちょっと怠り気味ね」
「・・・すいません冬場なんでつい・・・」
圭太の腕には産毛が少し生え始めていた。
「こういうちょっとした事が油断を呼んじゃうのよね。」
「はい・・・」
「じゃあ早速剃っちゃいましょっか♪」
「えぇっ!? ここでですか!?」
「葵ちゃん、シェーバー持ってない?」
「持ってますよ。一応」
葵が持っていた電気シェーバーを手に取り、沙由美はニッコリ微笑む。
「はい、圭ちゃんバンザイして」
「えぇ・・・」
圭太はしぶしぶ両手を上げると沙由美が手際よく服を脱がしていく
「なんか、恥ずかしいなこれ・・・」
たちまち上半身裸にされ
「ほら動かないの」
「は、はい」
圭太は目をつぶりながらされるがままになっていた。
やがてモーター音とともに背中がもぞもぞし始める
「んっ・・・くすぐった・・・あっ・・・」
「我慢して。動いたら危ないでしょ」
沙由美は圭太の背後で膝立ちになり、無防備な脇の下やお腹を丁寧に
撫でまわすようにシェーバーを動かした。
「ひゃはは! ちょ、ちょっと! くす、ぐったい!」
「動くなって言ったでしょ?」
「だ、だって・・・!」
「もう、しょうがないなぁ、葵ちゃん手伝って」
「はい」
葵も反対側で同じように圭太の身体を押さえつけた。
「はい、これでOK」
「ふぅ・・・やっと終わった・・・」
ようやく解放されてホッとする圭太だったが
「次は足ね」
「えっ」
「ほら、脱ぐ」
「えっ」
有無を言わさずズボンを降ろされる圭太。
「きゃあ!」思わず女の子みたいな悲鳴を上げてしまう。
「うーん、ちょっと伸びてるかな?」
「そ、それは自分でやりますから!」
「ダメよ。圭ちゃんが油断するとまた同じことが起きるかもしれないし。」
「は、はいぃ」
「葵ちゃん、押さえておいて」
「わかりました」
「じゃあいくわね」
「は、はい・・・」
沙由美はしゃがみこみ、圭太の足を開かせる。
そしてゆっくりと、丁寧に、しかし確実に圭太の足の毛を剃っていく。
「う、ぐぐ・・・」
圭太はくすぐったさともぞもぞした感じで何とも言えない気分になる。
「どう? 痛い?」
「い、いや、大丈夫ですけど、何か変な感じです・・・」
「もう少しで終わるからね」
沙由美は圭太の両足を念入りに剃り上げていく。
「はい、できた。こんなもんかな。次は・・・」
沙由美は立ち上がり、圭太の下半身をまじまじと見つめた。
圭太は慌てて前を隠す。
その様子に沙由美はニヤニヤと笑みを浮かべた。
「あ、いえ!結構です!ここは流石に自分でやるんで・・・」
と圭太は(無駄な)抵抗を試みる
「いいからいいから」
沙由美は強引に圭太の手をどけようとする。
(まずい! この体勢は非常にまずい!!)
いくら肉体関係があるとはいえ、男である圭太が女性二人の前で
下腹部を露出するのは非常にマズかった。
「い、いや、ほんとにそこは・・・」
圭太が焦っている間に、沙由美の手はあっさりと圭太の股間に到達した。
「!!!!!」抵抗むなしくパンツは引っぺがされる。
圭太の顔が一瞬にして真っ赤に染まる。
「あらまぁ」
「これは・・・」
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ! そこだけは勘弁して下さいよぉ!」
「ちょっと伸びてきてるわねぇ」「ですね」
二人は冷静な顔つきで圭太の股間を覗き込む。
圭太はあまりの恥ずかしさに両手で顔を覆った。
「ここはちょっとシェーバーよりカミソリの方がいいかも」
「あ、じゃあ私持ってますよ」
(圭太にとって)地獄のような話し合いがなされ、
葵がポーチの中から小さな小箱を取り出す。
いつまで立っても恥ずかしいもんは恥ずかしい圭太に比べ、
見慣れてしまったのか妙に冷静な二人が対照的だった。
「じゃあそれでいきましょうか」
沙由美はシェーバーを置き、代わりにカミソリを手に取った。
「はい、こっち向いて」
「はい・・」
圭太は覚悟を決め、ぎゅっと目を閉じた。
沙由美が圭太の足を開く。
「んっ・・・」
「ちょっと冷たいけど我慢してね」
「は、はい」
圭太はびくっと身体を震わせた。
「いくよ~」
沙由美は圭太の陰部へカミソリをあてる。
ジョリ、ジョリという音とともに、少しずつ毛が剃られていった。
圭太はなるべく動かないように努力する。
だが、どうしても動いてしまう。
圭太は自分の体が恨めしかった。
沙由美はそんな圭太の様子を眺めながら、手際よく剃っていった。
そして数分後、圭太の下腹部には一片のムダ毛が生えていない状態になった。
葵も満足そうにその様子を見ている。
「よし、終わり。お疲れ様」
沙由美は圭太の頭を撫でてあげた。
「はぁ・・・終わった・・・」(恥ずかしくて死ぬかと思った・・・)
これでまた圭太の首から下は体毛が一切存在しない状態となった。
圭太はホッとしてため息をつく。
「んふふ、圭ちゃん全身つるすべではないか~」と沙由美が抱き着く。
「うっ・・・」
圭太は胸を押し付けられ、思わず声が出てしまう。
「お願いですから服を着させてください・・・」圭太は消え入りそうな声で懇願した。
沙由美は圭太の体をぺたぺた触る。
圭太はくすぐったさに身をよじらせた。
そして沙由美は圭太の胸に顔を近づける。
そして大きく深呼吸をした。
「あーいい匂い・・・」
「ちょ、ちょっと先生、嗅がないでください・・・」
「えぇいいじゃないの。減るもんじゃないし」
沙由美は圭太の体を抱き寄せ、頬ずりをする。
圭太はされるがままになっていた
「うぅ・・・」
「う~ん、やっぱり若い子の肌は最高だわぁ」
沙由美はうっとりとした表情を浮かべる。
「はいはい、そこまでですよ」
葵が沙由美を圭太から引き剥がした。
「あん、もうちょっとだけ・・・」
「ダメです。ほら、早く服着せてあげないと風邪ひきますよ?」
「はぁい」
沙由美はしぶしぶといった感じで立ち上がると、圭太にシャツを着せた。
ズボンも履かせてもらい圭太はようやく服を着ることができた。
「はい、これでOK。ごめんなさいね、圭太君」
葵は申し訳なさそうに頭を下げた。
「いえ、別にいいんですけど・・・」
圭太は顔を赤くしながら俯いた。
「んーでも、緊張感を持たせるにはまだ何か足りないような・・・」
「そうですか? 私は十分だと思うんですけど」
「うーん・・・」
沙由美は腕を組んで考え込む。
「じゃあ、こういうのはどうでしょう」
「何々? どんなの?」
葵が耳打ちする。
「なるほどね。」
「これならきっと効果あると思うんですよ」
「うん、悪くないわね」
2人は顔を見合わせ、ニヤリと笑った。
「では早速準備しますか」
「そうしましょ♪」
2人の悪巧みは続く。
「あ、あのぉ、僕は・・・?」恐る恐る圭太は聞く。
「圭ちゃんはまた明日ね~朝保健室に来てね」
沙由美がウインクをして答える。
(うわ、絶対ろくでないこと考えてる・・・)
圭太は嫌な予感しかしなかった。
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