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第15話:それでも僕は・・・(その1)
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<前回までのあらすじ>
主人公白石圭太は美人保険医が顧問の
『服飾文化研究会』に強引に入れられる。
しかしそこは服飾研究とは名ばかりのコスプレH
を楽しむ場所であった。
そこで祥太は言われるがままに女装して、
顧問の沙由美と先輩部員の葵たちに
オモチャにされる日々を送っている中、
アクの強い新入部員を迎えるのだった
(あらすじここまで)
風呂上り、鏡を見て圭太はちょっとため息を吐く。
(身長もだけどせめてもう少し肉が付けばなぁ・・・)
高校生になって、もうすぐ初の年末を迎えるが、
体の成長の兆しはあまり見えない。
夏だけど言われていた体毛の処理もなんだかんだで続けているので、
余計に幼く見えてしまう。
(全部ツルツルの方が可愛いとか沙由美先生は言うけど・・・)
圭太は剃られた時のことを思い出し赤面する。
(あれは本当に恥ずかしかったよな・・・
沙由美先生は俺が小さいままの方がいいのかな?)
と、圭太はここでふと以前姉から借りたホラー漫画の内容を思い出してしまう。
『やり手のステージママが子役である娘の仕事がなくならないようにと、
成長を止める薬を飲まされる。
やがて娘は子供の体系のまま顔だけが大人になって・・・』
(まさか沙由美先生も・・・いやいやそんなまさか!)
と頭で否定するも圭太は身震いした。
その時台所から圭太の母が
「お風呂あがったならさっさと服着なさい!風邪ひくわよ!」と言ってきた。
ここで圭太は我に返ると慌てて服を着て自室に戻るのだった。
******
そんな冬のある日、
「えー今日からから君たちに新しい仲間が増えます。」と
担任からお知らせが入り、教室内はざわつく。
そしてその日は朝礼の後すぐに転校生の紹介になった。
「じゃあ入ってきなさい」と教室に入ってきたのは、
背が高く体格もいい眼光鋭い少年だった。
「彼は転校生の村崎橙知(むらさきだいち)君だ。
仲良くしてあげるように。」
と担任から紹介される。村崎橙知と紹介された少年は
「村崎だ。よろしく頼む」
とだけぶっきらぼうに挨拶すると席に着いた。
顔の造形だけみれば所謂「イケメン」の部類に入るが、
どうみても不良っぽい雰囲気に
みんな委縮してしまっているようだったが、
圭太だけは違った。(村崎…どっかで聞いたような)
と心の中でしきりに考えていた。
やがて「あ」と思い出し休み時間に声をかける。
「なぁ君、橙ちゃんだよね?」
「ああそうだが、君は……」
「俺は白石圭太。覚えてる?昔一緒に遊んでたじゃん。」
「ん……まさかお前・・・あの「ケイ」か?」
「そうだよ!久しぶりだね橙ちゃん!」
「あ~マジで久々すぎて一瞬わからなかったぞ。相変わらずちんまいなぁ!」
「いきなりひどいなぁ、小学生の頃よりは大きくなってるだろ!」
あまりに不釣り合いな二人が普通に談笑しているので、
クラスがざわつく。
「あいつら知り合いなのか?」
「でもなんか似合わなくない?」
と口々にささやく声が聞こえる。
「そういえば橙ちゃんって小4の頃急に転校したから
挨拶もできなかったよね。」
「・・・ま、まぁそれはいいじゃないか、それより元気にやってるか?」
「うん、毎日楽しいよ。」
久々の幼馴染とと再会に、旧交を温めあう圭太たちだった。
放課後。
「橙ちゃん、せっかくだし学校案内しようか?」
「いや、お前の世話にはならないよ。
学校ぐらい一人で何とかすらぁ」
と橙知は一人で学校内を探検に行ってしまった。
(相変わらず一匹狼気取ってるなぁ・・・)
と圭太は苦笑いする。
そんなわけで部室に向かう圭太であった。
「こんちわー・・・ってまだ誰もいないのか?」
圭太が部室に入るとそこには誰もいない。
しかし机には真新しい衣装が置いてあった。
「今日の衣装はこれか・・・」圭太はそそくさと着替える。
・・・もはや女装することがルーチンワークになってる圭太だった。
「これ、翠さんの新作だな。さすがというか・・・動きやすい。」
翠の衣装の出来に感心するも、やはり誰もいないのは暇なので、
仕方なく圭太は部室の掃除をし始める。
(この格好で掃除とかなんか本当にメイドになった気分だな・・・)
と、圭太はスカートのすそを気にしながらモップをかける。
ふと、机の下に何か落ちているのを見つける。
拾い上げてみるとそれは沙由美が置いていったらしい広告チラシで、
そこには こんなことが書かれていた。
そんなこんなで掃除が終わるが、部室には誰も来ない。
圭太は椅子に座ってスマホを眺めたりしながら待っていたが、
何時しか眠りに落ちていた。
どれぐらい過ぎたあたりだろうか。
コンコン
ドアをノックする音がする。
(あれ?先生かな・・・)
寝ぼけ眼で圭太がドアを開けると・・・
「お前!・・・・まさかケイか?!」
そこに立っていたのは・・・・橙知だった。
圭太はびっくりして眠気が吹き飛ぶ。
圭太はあわててドアを閉めようとするが、
その前に橙知が入ってくる。
そして、まじまじと圭太を見つめると一言つぶやいた。
「なんだよ・・・その格好は?!」
見られた・・・これは・・・もうダメだ・・・
圭太の頭は真っ白になった。
「お前なんで女装なんかしているんだ!?」橙知の詰問が続く。
「いやこれにはいろいろと事情があってですね・・・」
「事情だとぉ?さては誰かに無理やり着せられたんだろ?」
「うっ、それはそうなんだけど・・・」
といいかけたところで、橙知の後ろから声がした。
「そうよ、私が圭ちゃんを女装させてるの。」
沙由美だった・・・。
「てめぇっ!教員のくせに・・・」
と沙由美に掴みかかろうとする橙知を圭太が止める。
「やめてよ橙ちゃん!」
「お前!何言ってやがる!・・・」
「大丈夫だよ橙ちゃん。僕は平気だから。」
「だってこいつのせいでお前は・・・」
「いいから落ち着いて話を聞いて!」
「うるせぇ!お前は黙ってろ!!」
圭太が止めに入るも、橙知に一喝されてしまった。
そして橙知は沙由美に向き直る。
「とにかくな!俺はあんたを許さねぇ!
絶対にケイをアンタの毒牙から解放してやる!」
と怒鳴りつける。
だが沙由美も負けていない。
「まったく威勢のいいイケメン君ねぇ・・・
そんなにお友達が大事?」
(沙由美先生・・・それじゃ悪人のセリフだよ・・・)
圭太も心の中でツッコむ。
「ああそうだよ!こいつは俺の親友なんだ。」
と橙知が答える。
「親友ね・・・あなたにとって圭ちゃんは何?」
「な、何をいきなり・・・」
「いいから答えなさい。」
「えっと・・・大事な幼馴染だよ!悪いか!」
橙知は少し照れながら言う。
それを見ていた沙由美の顔がほころぶ。
そして、優しい声で言った。
まるで子供をあやすかのように。
優しく、慈愛に満ちた笑顔で。
しかし、目は笑っていない。
圭太はその目を見てぞわりとした。
「なら、勝負をしましょう!」
沙由美が言う。
「なんだと?」沙由美の意外な提案に橙知も一瞬たじろぐ。
「明日から3日間、午後4時半までに
圭ちゃんをこの部室に入れない事。もしこれが守れたら
圭ちゃんは解放してあげる。もし負けたら・・・
君にはメイド服を着てもらうわ」
「なっ、ふざけんな!!そんな勝負できるか!」
「あら?自信がないのかしら?ふふふ・・・」
(いや、沙由美先生・・・それ悪役のセリフですよ・・・)
圭太も心の中でツッコむ。
「ちっ!わかったよ!その勝負受けてやらぁ」
(ダメだよ橙ちゃん!この人やるときは本気なんだ!)
と橙知を心配そうに見る圭太に対し、
「そんな顔するな、お前は俺が必ず助け出してやるからな!」
橙知は壮絶に勘違いしていた・・・。
「さて、それでは明日の準備もあるでしょうし
今日はこれぐらいにしておきます。」
そう言い残して、沙由美先生は部室を出て行った。
「おいケイ!しっかりしろよ!絶対あの女の
思い通りにさせちゃだめだぜ!」
「うん・・」
確かにここで橙知が勝てば圭太は
この異常な生活から逃れられる。
それは圭太自身にも喜ばしいことだろう。
(・・・でも、本当にそれでいいのか?)
圭太は少し考えこんでいた。
一方、沙由美が外に出ると、一人の女生徒がいた。
「今の話聞いていた?」と沙由美が話しかける。
「もちろんバッチリですよぉ~
しかし男の子同士の熱い友情っていいもんですねぇ。」
新入部員の藍川真由里であった。
「でもあの場合、あのイケメン君の一方通行っぽいけど。」
「そうですねぇ、圭太様あんまり乗り気じゃなさそうだし」
真由里はニヤつきながら言う。
「まあいいわ、明日から本番よ。翠ちゃんたちにも伝えといて。」
「はい!沙由美先生!」
「いい返事ね・・・頼んだわよ。真由里ちゃん」
こうして、圭太の処遇をかけた戦いが始まった。
(こんなんで大丈夫なのか・・・俺・・・)
つづく
主人公白石圭太は美人保険医が顧問の
『服飾文化研究会』に強引に入れられる。
しかしそこは服飾研究とは名ばかりのコスプレH
を楽しむ場所であった。
そこで祥太は言われるがままに女装して、
顧問の沙由美と先輩部員の葵たちに
オモチャにされる日々を送っている中、
アクの強い新入部員を迎えるのだった
(あらすじここまで)
風呂上り、鏡を見て圭太はちょっとため息を吐く。
(身長もだけどせめてもう少し肉が付けばなぁ・・・)
高校生になって、もうすぐ初の年末を迎えるが、
体の成長の兆しはあまり見えない。
夏だけど言われていた体毛の処理もなんだかんだで続けているので、
余計に幼く見えてしまう。
(全部ツルツルの方が可愛いとか沙由美先生は言うけど・・・)
圭太は剃られた時のことを思い出し赤面する。
(あれは本当に恥ずかしかったよな・・・
沙由美先生は俺が小さいままの方がいいのかな?)
と、圭太はここでふと以前姉から借りたホラー漫画の内容を思い出してしまう。
『やり手のステージママが子役である娘の仕事がなくならないようにと、
成長を止める薬を飲まされる。
やがて娘は子供の体系のまま顔だけが大人になって・・・』
(まさか沙由美先生も・・・いやいやそんなまさか!)
と頭で否定するも圭太は身震いした。
その時台所から圭太の母が
「お風呂あがったならさっさと服着なさい!風邪ひくわよ!」と言ってきた。
ここで圭太は我に返ると慌てて服を着て自室に戻るのだった。
******
そんな冬のある日、
「えー今日からから君たちに新しい仲間が増えます。」と
担任からお知らせが入り、教室内はざわつく。
そしてその日は朝礼の後すぐに転校生の紹介になった。
「じゃあ入ってきなさい」と教室に入ってきたのは、
背が高く体格もいい眼光鋭い少年だった。
「彼は転校生の村崎橙知(むらさきだいち)君だ。
仲良くしてあげるように。」
と担任から紹介される。村崎橙知と紹介された少年は
「村崎だ。よろしく頼む」
とだけぶっきらぼうに挨拶すると席に着いた。
顔の造形だけみれば所謂「イケメン」の部類に入るが、
どうみても不良っぽい雰囲気に
みんな委縮してしまっているようだったが、
圭太だけは違った。(村崎…どっかで聞いたような)
と心の中でしきりに考えていた。
やがて「あ」と思い出し休み時間に声をかける。
「なぁ君、橙ちゃんだよね?」
「ああそうだが、君は……」
「俺は白石圭太。覚えてる?昔一緒に遊んでたじゃん。」
「ん……まさかお前・・・あの「ケイ」か?」
「そうだよ!久しぶりだね橙ちゃん!」
「あ~マジで久々すぎて一瞬わからなかったぞ。相変わらずちんまいなぁ!」
「いきなりひどいなぁ、小学生の頃よりは大きくなってるだろ!」
あまりに不釣り合いな二人が普通に談笑しているので、
クラスがざわつく。
「あいつら知り合いなのか?」
「でもなんか似合わなくない?」
と口々にささやく声が聞こえる。
「そういえば橙ちゃんって小4の頃急に転校したから
挨拶もできなかったよね。」
「・・・ま、まぁそれはいいじゃないか、それより元気にやってるか?」
「うん、毎日楽しいよ。」
久々の幼馴染とと再会に、旧交を温めあう圭太たちだった。
放課後。
「橙ちゃん、せっかくだし学校案内しようか?」
「いや、お前の世話にはならないよ。
学校ぐらい一人で何とかすらぁ」
と橙知は一人で学校内を探検に行ってしまった。
(相変わらず一匹狼気取ってるなぁ・・・)
と圭太は苦笑いする。
そんなわけで部室に向かう圭太であった。
「こんちわー・・・ってまだ誰もいないのか?」
圭太が部室に入るとそこには誰もいない。
しかし机には真新しい衣装が置いてあった。
「今日の衣装はこれか・・・」圭太はそそくさと着替える。
・・・もはや女装することがルーチンワークになってる圭太だった。
「これ、翠さんの新作だな。さすがというか・・・動きやすい。」
翠の衣装の出来に感心するも、やはり誰もいないのは暇なので、
仕方なく圭太は部室の掃除をし始める。
(この格好で掃除とかなんか本当にメイドになった気分だな・・・)
と、圭太はスカートのすそを気にしながらモップをかける。
ふと、机の下に何か落ちているのを見つける。
拾い上げてみるとそれは沙由美が置いていったらしい広告チラシで、
そこには こんなことが書かれていた。
そんなこんなで掃除が終わるが、部室には誰も来ない。
圭太は椅子に座ってスマホを眺めたりしながら待っていたが、
何時しか眠りに落ちていた。
どれぐらい過ぎたあたりだろうか。
コンコン
ドアをノックする音がする。
(あれ?先生かな・・・)
寝ぼけ眼で圭太がドアを開けると・・・
「お前!・・・・まさかケイか?!」
そこに立っていたのは・・・・橙知だった。
圭太はびっくりして眠気が吹き飛ぶ。
圭太はあわててドアを閉めようとするが、
その前に橙知が入ってくる。
そして、まじまじと圭太を見つめると一言つぶやいた。
「なんだよ・・・その格好は?!」
見られた・・・これは・・・もうダメだ・・・
圭太の頭は真っ白になった。
「お前なんで女装なんかしているんだ!?」橙知の詰問が続く。
「いやこれにはいろいろと事情があってですね・・・」
「事情だとぉ?さては誰かに無理やり着せられたんだろ?」
「うっ、それはそうなんだけど・・・」
といいかけたところで、橙知の後ろから声がした。
「そうよ、私が圭ちゃんを女装させてるの。」
沙由美だった・・・。
「てめぇっ!教員のくせに・・・」
と沙由美に掴みかかろうとする橙知を圭太が止める。
「やめてよ橙ちゃん!」
「お前!何言ってやがる!・・・」
「大丈夫だよ橙ちゃん。僕は平気だから。」
「だってこいつのせいでお前は・・・」
「いいから落ち着いて話を聞いて!」
「うるせぇ!お前は黙ってろ!!」
圭太が止めに入るも、橙知に一喝されてしまった。
そして橙知は沙由美に向き直る。
「とにかくな!俺はあんたを許さねぇ!
絶対にケイをアンタの毒牙から解放してやる!」
と怒鳴りつける。
だが沙由美も負けていない。
「まったく威勢のいいイケメン君ねぇ・・・
そんなにお友達が大事?」
(沙由美先生・・・それじゃ悪人のセリフだよ・・・)
圭太も心の中でツッコむ。
「ああそうだよ!こいつは俺の親友なんだ。」
と橙知が答える。
「親友ね・・・あなたにとって圭ちゃんは何?」
「な、何をいきなり・・・」
「いいから答えなさい。」
「えっと・・・大事な幼馴染だよ!悪いか!」
橙知は少し照れながら言う。
それを見ていた沙由美の顔がほころぶ。
そして、優しい声で言った。
まるで子供をあやすかのように。
優しく、慈愛に満ちた笑顔で。
しかし、目は笑っていない。
圭太はその目を見てぞわりとした。
「なら、勝負をしましょう!」
沙由美が言う。
「なんだと?」沙由美の意外な提案に橙知も一瞬たじろぐ。
「明日から3日間、午後4時半までに
圭ちゃんをこの部室に入れない事。もしこれが守れたら
圭ちゃんは解放してあげる。もし負けたら・・・
君にはメイド服を着てもらうわ」
「なっ、ふざけんな!!そんな勝負できるか!」
「あら?自信がないのかしら?ふふふ・・・」
(いや、沙由美先生・・・それ悪役のセリフですよ・・・)
圭太も心の中でツッコむ。
「ちっ!わかったよ!その勝負受けてやらぁ」
(ダメだよ橙ちゃん!この人やるときは本気なんだ!)
と橙知を心配そうに見る圭太に対し、
「そんな顔するな、お前は俺が必ず助け出してやるからな!」
橙知は壮絶に勘違いしていた・・・。
「さて、それでは明日の準備もあるでしょうし
今日はこれぐらいにしておきます。」
そう言い残して、沙由美先生は部室を出て行った。
「おいケイ!しっかりしろよ!絶対あの女の
思い通りにさせちゃだめだぜ!」
「うん・・」
確かにここで橙知が勝てば圭太は
この異常な生活から逃れられる。
それは圭太自身にも喜ばしいことだろう。
(・・・でも、本当にそれでいいのか?)
圭太は少し考えこんでいた。
一方、沙由美が外に出ると、一人の女生徒がいた。
「今の話聞いていた?」と沙由美が話しかける。
「もちろんバッチリですよぉ~
しかし男の子同士の熱い友情っていいもんですねぇ。」
新入部員の藍川真由里であった。
「でもあの場合、あのイケメン君の一方通行っぽいけど。」
「そうですねぇ、圭太様あんまり乗り気じゃなさそうだし」
真由里はニヤつきながら言う。
「まあいいわ、明日から本番よ。翠ちゃんたちにも伝えといて。」
「はい!沙由美先生!」
「いい返事ね・・・頼んだわよ。真由里ちゃん」
こうして、圭太の処遇をかけた戦いが始まった。
(こんなんで大丈夫なのか・・・俺・・・)
つづく
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