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第14話遅れてきた新入部員(後編)
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数日後。
沙由美宅で美百合の歓迎会が催された。
歓迎会といっても、そこまで大規模なものではなくふつうに鍋パであった。
そしてなぜか圭太だけがチャイナドレスを着ている・・・。
「あの~なぜ僕だけが・・・」「だって今日の主賓は真由里ちゃんだもの」
「あーでもよかった、家に来いっていうから
てっきり裸エプロンで何か作らされるのかもと・・・」
「・・・そうしたいのは山々だけどあなたをキッチンに立たせるのが
危険行為って分かったからよ!」
「・・・そんなに料理下手ですか?」
「下手というより君の場合味付けが一般向けではないの!
・・・自覚症状がないあたりが一番タチが悪いわね」
「えぇ・・・」
「とにかく君は食べる以外で絶対に料理に触らない!いいわね!」
沙由美は圭太にそう厳命するとリビングへ向かう。
そこには部員たちが既にそろっていた。真由里、葵、翠、の3人だ。
テーブルにはすき焼きの材料やジュースなどが並べられている。
「ということで今から新入部員の藍川真由里ちゃんの歓迎会を開きます!
ということで主賓の真由里ちゃん!自己紹介をどうぞ」と沙由美が言う。
「は、はい!私2年C組の藍川真由里と申します!
趣味はコスプレに同人のオタ活全般でサークル「ゼロ距離レインボー」を主宰しています!
それから・・・」のっけからマシンガントークを開始する。
「相変わらず濃い子よね……」と沙由美。
「・・・」翠は無言のままうなずく。
「・・・(圧倒されている)」
「はいストップ!」と沙由美が手拍子をする。
「とりあえず今日はこの子が私たちの仲間になった記念日なんだから
もっと楽しくいきましょう!」
その言葉を受けてか、皆笑顔を浮かべる。
真由里もそれにつられて笑う。
「では改めて乾杯!!」
「かんぱい!」
その後みんなで鍋をつついたり雑談をしたりしながら楽しい時間を過ごす。
「ほれ、圭ちゃん、君はもっと真由里ちゃんにサービスする!」と沙由美が
圭太を強引に真由里の隣に座らせる。
「さ、サービスって何をすれば……」
「何でもいいのよ、肩揉んだりとか膝枕したりとか色々あるでしょう!」
「そ、そんな・・・今最押しの圭太様のお手を煩わせるわけには・・・」という真由里に
「あの~『様』はやめてくれませんか。とりあえず僕の方が年下だし」
「では圭太殿で・・・!しかし今日の・・・そのチャイナドレス・・・はぁ尊い」
「・・・」圭太はもう何も言わないことにした。
その後も和気あいあいとした雰囲気で会は進んでいく。
「あれ飲み物なくなってきちゃったわね」
「あ、私取ってきます~」と真由里が冷蔵庫まで歩いていく。
「主賓は動かなくていいのよ」「いいんです、好きでやってますから~」と真由里。
そして冷蔵庫から缶入りの飲料を数本持ってくる。
「圭ちゃん、、真由里ちゃんにお酌してあげなさい。」と沙由美がせっつく。
圭太は真由里が持ってきたジュースを真由里のコップに注いであげ、残りを自分のコップに注ぐ。
「そ、そんな・・・圭太殿から頂けるなんて・・・ファンクラブ会員として身に余る光栄!」
圭太が「いちいちわけのわからん感動しないでいいですから」と言いながら二人で一緒に飲む。
・・・・・・・・。
そのあと二人の様子がおかしくなった・・・
「それにしても圭太殿はほんろうにかわいいれしゅね。」
「エヘヘヘ~」
「はじえめえあっらろきからぁ~ずっろおはにゃししらいと・・・」
「ふへへへ~・・・」
「あふへぷへぱほ・・・」
「あへへへ~・・・」
ほどなくして二人は倒れた。
「ちょっとどうしたの?二人とも!」
「顔・・・真っ赤・・・です」
「先生!これ・・・お酒です!」
「だれ!お酒なんか持ってきたの!」
「・・・なんとかゼロってあったからぁ~アルコール0%なのれす」
真由里が目をまわしながらも答える。
「真由里ちゃん・・・それ・・・ストロングゼロ・・・」
「あぁごめんらさぃ~間違えましたぁ~」と言い残して真由里は眠りについた。
「とにかく二人とも寝かせておきましょ。このままじゃ風邪ひいちゃうわよ」と沙由美。
翠が毛布を持ってきて二人に掛ける。
結局二人とも目を覚まさないまま会はお開きとなった。
仕方がないので二人は奥の来客用寝室に移動された。
「一応私の監督不行き届きだから二人の家には私が連絡しておくわ」
と沙由美が翠たちを先に家に帰す。
「こりゃ一晩目を覚まさないかもね・・・」
そう言いながら沙由美はスマホを手に取る。
・・・。
****
どれぐらい時間が過ぎたかわからない頃。
圭太は目を覚ます・・・。しかし思った以上に頭が動かず、意識もはっきりとしない。
(あれぇ・・・ここどこだっけ?)
うすぼんやりとした意識のまま横を見ると、真由里が眠っていた。
(この人・・・あれだけかっこよく男装できるんだから・・・顔きれいだよねやっぱ)
普段の真由里が聞いたらまた失神しそうな感想を思いながら、圭太はまどろんでいた。
しばらくして真由里が目覚める。
まだ酔いが残っているのか目がうつろでこちらも正体がはっきりしていない。
「けいたしゃまは・・・とってもきらきらして・・・しゅてきなのれす・・・」
そういうと真由里は圭太を抱きしめてきた。酔っているせいか、いつもより力が強い。
圭太の頭に血が上っていくのを感じる。だがこちらも酔っているので頭がまともに働かない。
「まゆり・・・さんも・・きれいです」
「うれしいれしゅ」と言って真由里は圭太にキスをする。
圭太の顔はさらに赤くなっていた。
「けいたしゃまのここ・・・ふくらんでましゅ・・・」
「んくぅ・・・」
圭太の下半身を触る真由里の手つきはどんどん大胆になってくる。
真由里は圭太に掛かった毛布をどけ、
圭太の着ているチャイナドレスのスカートをまくり上げる。
「すごいれす・・・ぱんつがくろくてかたいのれす」と言いながら真由里はパンツろずり下げる。
真由里の目の前に圭太のモノが晒される。しかしまだ勃起率は30%といったところだ。
「けいたしゃまのここ、つるつるなんれしゅね・・・」
「そ、それは・・・」
真由里は圭太のものをうつろな目で観察し続ける。
「じ--・・・」
「み、見つめられてると・・・恥ずかしい・・・」
ハッキリしない頭ながらも、この状況がとても恥ずかしいということは感じる。
でも真由里は視線を変えない・・・
「あ、おおきくなりましゅ・・・しゅごい・・・まだまだおおきくなりましゅ」
「お願い・・・実況・・・しないで・・・ください」
真由里からの無意識な視姦と不躾な実況により、
圭太は恥ずかしさのあまり真っ赤になった顔を両手で覆う。
「もっと大きくなったみたいれすね。すごくかたいでしゅ。
それにぴくんって動きました。かわいいでしゅ。」「もう口で・・・説明しないで・・・」
この(圭太にとっては)地獄のような状況に、圭太は半泣きになってきた。
(うう・・・今すぐ舌嚙んで死にたい・・・)
「けいたしゃまぁ~だいすきれす~」と言いながら真由里は圭太のものに頬擦りする。
「あ、ああぁ!」
・・・色々限界だった。
圭太のものは一気に硬さを増していく。
びゅる・・・びゅるびゅる・・・
「きゃ!なにかでましたぁ」
いきなり自分の顔に降りかかった液体に驚く真由里。
圭太も驚いている。
「えっ・・・あっ・・・僕・・・」
どうやら射精してしまったようだ。
しかもかなり大量に出たようでシーツを汚していた。
その光景を見てさらに動揺する圭太。
当の真由里は圭太の射精を見届けると
「いっぱいれましたねぇ~・・・・ふふふ・・」
と掃除するように圭太のモノを舐め始めた。
「ちょ、ちょっとまゆりさん、そんなことしなくていいから・・・」
「けいたしゃまのおいひいれす」
「うわ、また大きく・・・」
真由里の痴態を見た圭太は再び元気を取り戻していた。
「まだおっきくなるんですね~しゅごい」
「うぅ・・・」
そう言って真由里は圭太のものを口に含む。
「くちゅ、くちゃ、じゅぷ・・・」
「んっ、はぁ・・・」
圭太は声にならない吐息を漏らす。
「けいたしゃまのおひんひん、かたくなってきましゅ」
「だから、しゃべらないでぇ・・・」
真由里は口に含んだまま喋り続ける。
「かたいのれす。おっきくて、かっこよくて、しゅてきで、かちくさんみたいれしゅ。」
「ぼ、僕は人間です・・・」
圭太のツッコミも聞こえていないのか、真由里は圭太のものを離さない。
「んぐぅ・・・んん・・・んくぅ・・・」
「あ、ああ、だめ、まゆりさん、出ますぅ」
真由里の口の中に圭太の精液が大量に流れ込んでいく。
「んくっ、んぐんぐ、ごくっ・・・」
「はぁはぁはぁ・・・」
圭太はすべてを出し尽くし、気が遠くなっていく・・・
そして圭太を弄り尽くして満足したのか、真由里は再び眠りに落ちた。
自分のモノの実況をさんざん聞かされるという、とんでもない恥辱を味わった圭太は、
薄れゆく意識の中で(いっそ殺して・・・)とつぶやくのだった・・・。
***
翌朝。
「ふぎゃあああああああぁぁぁ!!」
朝は真由里の絶叫に近い泣き声から始まった。
「よりによって押しに手を出してしまうなんて!この罪は万死に値しますぅ!」
夜中のことを思い出し後悔しているようだ。
「もうダメです!生きていけないぃ!圭太様のアレを見たこの目を潰し、
様子を実況したのどを潰し、辱めた舌を抜き、
触ったこの腕を切り落として罪を償いますぅ!」
布団の上で泣き叫ぶ真由里。もはや手のつけようがない。
「あ、あのまゆりさん・・・」
「なんですか!?私はもう終わりなんですよぉ!」
「いや、そういうわけじゃなくてですね、その・・・」
圭太は言いにくそうにしている。
(それにしてもよく喋るなぁ・・・)
取り付く島がない状態だった。
そこに「朝っぱらから何の騒ぎ?」と沙由美が寝室に入ってきた。
「せ、先生・・・助けて」このどうしようもない状態に圭太は最後のカードを切った。
いきなり助けを求められて一瞬驚くも、状況を察するとニヤリとする沙由美。
そして、真由里に向かって言った。
「大丈夫よ真由里ちゃん。圭ちゃん・・・いえ圭太様は、
それはそれは寛大な方だから、すべてをお許しになるわよ。」
「ほ、本当でしょうか・・・?圭太様は本当にすべてを許してくれるのでしょうか・・・」
「ええ、圭太様は優しいもの。」
「圭太様・・・圭太さまぁ・・・」
真由里の目には涙を浮かべ
「圭太様・・・ありがとうございますぅ」と感謝の意を述べた。
(なんでこうなるんだろう・・・)
圭太に疲労感がどっと訪れた。
「それで、昨日は何があったのかなぁ?」沙由美はニコニコしながら訊いた。
「・・・・・」
「あら、どうしての黙って」
圭太は沙由美に耳打ちする。
「どうせ知ってますよね?てかまたどこかで隠れてみてましたよね?」
と真由里に聞こえないように言う。
「いや~、まさかこんな展開になるとは思ってなかったわ。」
「僕もですよ・・・。」
「でも、いいじゃない。真由里ちゃんはあなたの大ファンなんだし。」
「はああぁ・・・圭太様・・・尊い」
真由里はまた一人で盛り上がっている。
「あの~やっぱり『様』はちょっと何とかなりませんか?なんか照れ臭いんで」
「何を言ってるんですか!圭太様にそんな恐れ多いことはできません!」
「・・・さいですか。」
(なんで普通に話してるだけでこんなに疲れるんだろう・・・)
「今に慣れるわよ、きっと。」
こうして部に新しいメンバーが一人増えた。
とても濃ゆい子が・・・
おわり
沙由美宅で美百合の歓迎会が催された。
歓迎会といっても、そこまで大規模なものではなくふつうに鍋パであった。
そしてなぜか圭太だけがチャイナドレスを着ている・・・。
「あの~なぜ僕だけが・・・」「だって今日の主賓は真由里ちゃんだもの」
「あーでもよかった、家に来いっていうから
てっきり裸エプロンで何か作らされるのかもと・・・」
「・・・そうしたいのは山々だけどあなたをキッチンに立たせるのが
危険行為って分かったからよ!」
「・・・そんなに料理下手ですか?」
「下手というより君の場合味付けが一般向けではないの!
・・・自覚症状がないあたりが一番タチが悪いわね」
「えぇ・・・」
「とにかく君は食べる以外で絶対に料理に触らない!いいわね!」
沙由美は圭太にそう厳命するとリビングへ向かう。
そこには部員たちが既にそろっていた。真由里、葵、翠、の3人だ。
テーブルにはすき焼きの材料やジュースなどが並べられている。
「ということで今から新入部員の藍川真由里ちゃんの歓迎会を開きます!
ということで主賓の真由里ちゃん!自己紹介をどうぞ」と沙由美が言う。
「は、はい!私2年C組の藍川真由里と申します!
趣味はコスプレに同人のオタ活全般でサークル「ゼロ距離レインボー」を主宰しています!
それから・・・」のっけからマシンガントークを開始する。
「相変わらず濃い子よね……」と沙由美。
「・・・」翠は無言のままうなずく。
「・・・(圧倒されている)」
「はいストップ!」と沙由美が手拍子をする。
「とりあえず今日はこの子が私たちの仲間になった記念日なんだから
もっと楽しくいきましょう!」
その言葉を受けてか、皆笑顔を浮かべる。
真由里もそれにつられて笑う。
「では改めて乾杯!!」
「かんぱい!」
その後みんなで鍋をつついたり雑談をしたりしながら楽しい時間を過ごす。
「ほれ、圭ちゃん、君はもっと真由里ちゃんにサービスする!」と沙由美が
圭太を強引に真由里の隣に座らせる。
「さ、サービスって何をすれば……」
「何でもいいのよ、肩揉んだりとか膝枕したりとか色々あるでしょう!」
「そ、そんな・・・今最押しの圭太様のお手を煩わせるわけには・・・」という真由里に
「あの~『様』はやめてくれませんか。とりあえず僕の方が年下だし」
「では圭太殿で・・・!しかし今日の・・・そのチャイナドレス・・・はぁ尊い」
「・・・」圭太はもう何も言わないことにした。
その後も和気あいあいとした雰囲気で会は進んでいく。
「あれ飲み物なくなってきちゃったわね」
「あ、私取ってきます~」と真由里が冷蔵庫まで歩いていく。
「主賓は動かなくていいのよ」「いいんです、好きでやってますから~」と真由里。
そして冷蔵庫から缶入りの飲料を数本持ってくる。
「圭ちゃん、、真由里ちゃんにお酌してあげなさい。」と沙由美がせっつく。
圭太は真由里が持ってきたジュースを真由里のコップに注いであげ、残りを自分のコップに注ぐ。
「そ、そんな・・・圭太殿から頂けるなんて・・・ファンクラブ会員として身に余る光栄!」
圭太が「いちいちわけのわからん感動しないでいいですから」と言いながら二人で一緒に飲む。
・・・・・・・・。
そのあと二人の様子がおかしくなった・・・
「それにしても圭太殿はほんろうにかわいいれしゅね。」
「エヘヘヘ~」
「はじえめえあっらろきからぁ~ずっろおはにゃししらいと・・・」
「ふへへへ~・・・」
「あふへぷへぱほ・・・」
「あへへへ~・・・」
ほどなくして二人は倒れた。
「ちょっとどうしたの?二人とも!」
「顔・・・真っ赤・・・です」
「先生!これ・・・お酒です!」
「だれ!お酒なんか持ってきたの!」
「・・・なんとかゼロってあったからぁ~アルコール0%なのれす」
真由里が目をまわしながらも答える。
「真由里ちゃん・・・それ・・・ストロングゼロ・・・」
「あぁごめんらさぃ~間違えましたぁ~」と言い残して真由里は眠りについた。
「とにかく二人とも寝かせておきましょ。このままじゃ風邪ひいちゃうわよ」と沙由美。
翠が毛布を持ってきて二人に掛ける。
結局二人とも目を覚まさないまま会はお開きとなった。
仕方がないので二人は奥の来客用寝室に移動された。
「一応私の監督不行き届きだから二人の家には私が連絡しておくわ」
と沙由美が翠たちを先に家に帰す。
「こりゃ一晩目を覚まさないかもね・・・」
そう言いながら沙由美はスマホを手に取る。
・・・。
****
どれぐらい時間が過ぎたかわからない頃。
圭太は目を覚ます・・・。しかし思った以上に頭が動かず、意識もはっきりとしない。
(あれぇ・・・ここどこだっけ?)
うすぼんやりとした意識のまま横を見ると、真由里が眠っていた。
(この人・・・あれだけかっこよく男装できるんだから・・・顔きれいだよねやっぱ)
普段の真由里が聞いたらまた失神しそうな感想を思いながら、圭太はまどろんでいた。
しばらくして真由里が目覚める。
まだ酔いが残っているのか目がうつろでこちらも正体がはっきりしていない。
「けいたしゃまは・・・とってもきらきらして・・・しゅてきなのれす・・・」
そういうと真由里は圭太を抱きしめてきた。酔っているせいか、いつもより力が強い。
圭太の頭に血が上っていくのを感じる。だがこちらも酔っているので頭がまともに働かない。
「まゆり・・・さんも・・きれいです」
「うれしいれしゅ」と言って真由里は圭太にキスをする。
圭太の顔はさらに赤くなっていた。
「けいたしゃまのここ・・・ふくらんでましゅ・・・」
「んくぅ・・・」
圭太の下半身を触る真由里の手つきはどんどん大胆になってくる。
真由里は圭太に掛かった毛布をどけ、
圭太の着ているチャイナドレスのスカートをまくり上げる。
「すごいれす・・・ぱんつがくろくてかたいのれす」と言いながら真由里はパンツろずり下げる。
真由里の目の前に圭太のモノが晒される。しかしまだ勃起率は30%といったところだ。
「けいたしゃまのここ、つるつるなんれしゅね・・・」
「そ、それは・・・」
真由里は圭太のものをうつろな目で観察し続ける。
「じ--・・・」
「み、見つめられてると・・・恥ずかしい・・・」
ハッキリしない頭ながらも、この状況がとても恥ずかしいということは感じる。
でも真由里は視線を変えない・・・
「あ、おおきくなりましゅ・・・しゅごい・・・まだまだおおきくなりましゅ」
「お願い・・・実況・・・しないで・・・ください」
真由里からの無意識な視姦と不躾な実況により、
圭太は恥ずかしさのあまり真っ赤になった顔を両手で覆う。
「もっと大きくなったみたいれすね。すごくかたいでしゅ。
それにぴくんって動きました。かわいいでしゅ。」「もう口で・・・説明しないで・・・」
この(圭太にとっては)地獄のような状況に、圭太は半泣きになってきた。
(うう・・・今すぐ舌嚙んで死にたい・・・)
「けいたしゃまぁ~だいすきれす~」と言いながら真由里は圭太のものに頬擦りする。
「あ、ああぁ!」
・・・色々限界だった。
圭太のものは一気に硬さを増していく。
びゅる・・・びゅるびゅる・・・
「きゃ!なにかでましたぁ」
いきなり自分の顔に降りかかった液体に驚く真由里。
圭太も驚いている。
「えっ・・・あっ・・・僕・・・」
どうやら射精してしまったようだ。
しかもかなり大量に出たようでシーツを汚していた。
その光景を見てさらに動揺する圭太。
当の真由里は圭太の射精を見届けると
「いっぱいれましたねぇ~・・・・ふふふ・・」
と掃除するように圭太のモノを舐め始めた。
「ちょ、ちょっとまゆりさん、そんなことしなくていいから・・・」
「けいたしゃまのおいひいれす」
「うわ、また大きく・・・」
真由里の痴態を見た圭太は再び元気を取り戻していた。
「まだおっきくなるんですね~しゅごい」
「うぅ・・・」
そう言って真由里は圭太のものを口に含む。
「くちゅ、くちゃ、じゅぷ・・・」
「んっ、はぁ・・・」
圭太は声にならない吐息を漏らす。
「けいたしゃまのおひんひん、かたくなってきましゅ」
「だから、しゃべらないでぇ・・・」
真由里は口に含んだまま喋り続ける。
「かたいのれす。おっきくて、かっこよくて、しゅてきで、かちくさんみたいれしゅ。」
「ぼ、僕は人間です・・・」
圭太のツッコミも聞こえていないのか、真由里は圭太のものを離さない。
「んぐぅ・・・んん・・・んくぅ・・・」
「あ、ああ、だめ、まゆりさん、出ますぅ」
真由里の口の中に圭太の精液が大量に流れ込んでいく。
「んくっ、んぐんぐ、ごくっ・・・」
「はぁはぁはぁ・・・」
圭太はすべてを出し尽くし、気が遠くなっていく・・・
そして圭太を弄り尽くして満足したのか、真由里は再び眠りに落ちた。
自分のモノの実況をさんざん聞かされるという、とんでもない恥辱を味わった圭太は、
薄れゆく意識の中で(いっそ殺して・・・)とつぶやくのだった・・・。
***
翌朝。
「ふぎゃあああああああぁぁぁ!!」
朝は真由里の絶叫に近い泣き声から始まった。
「よりによって押しに手を出してしまうなんて!この罪は万死に値しますぅ!」
夜中のことを思い出し後悔しているようだ。
「もうダメです!生きていけないぃ!圭太様のアレを見たこの目を潰し、
様子を実況したのどを潰し、辱めた舌を抜き、
触ったこの腕を切り落として罪を償いますぅ!」
布団の上で泣き叫ぶ真由里。もはや手のつけようがない。
「あ、あのまゆりさん・・・」
「なんですか!?私はもう終わりなんですよぉ!」
「いや、そういうわけじゃなくてですね、その・・・」
圭太は言いにくそうにしている。
(それにしてもよく喋るなぁ・・・)
取り付く島がない状態だった。
そこに「朝っぱらから何の騒ぎ?」と沙由美が寝室に入ってきた。
「せ、先生・・・助けて」このどうしようもない状態に圭太は最後のカードを切った。
いきなり助けを求められて一瞬驚くも、状況を察するとニヤリとする沙由美。
そして、真由里に向かって言った。
「大丈夫よ真由里ちゃん。圭ちゃん・・・いえ圭太様は、
それはそれは寛大な方だから、すべてをお許しになるわよ。」
「ほ、本当でしょうか・・・?圭太様は本当にすべてを許してくれるのでしょうか・・・」
「ええ、圭太様は優しいもの。」
「圭太様・・・圭太さまぁ・・・」
真由里の目には涙を浮かべ
「圭太様・・・ありがとうございますぅ」と感謝の意を述べた。
(なんでこうなるんだろう・・・)
圭太に疲労感がどっと訪れた。
「それで、昨日は何があったのかなぁ?」沙由美はニコニコしながら訊いた。
「・・・・・」
「あら、どうしての黙って」
圭太は沙由美に耳打ちする。
「どうせ知ってますよね?てかまたどこかで隠れてみてましたよね?」
と真由里に聞こえないように言う。
「いや~、まさかこんな展開になるとは思ってなかったわ。」
「僕もですよ・・・。」
「でも、いいじゃない。真由里ちゃんはあなたの大ファンなんだし。」
「はああぁ・・・圭太様・・・尊い」
真由里はまた一人で盛り上がっている。
「あの~やっぱり『様』はちょっと何とかなりませんか?なんか照れ臭いんで」
「何を言ってるんですか!圭太様にそんな恐れ多いことはできません!」
「・・・さいですか。」
(なんで普通に話してるだけでこんなに疲れるんだろう・・・)
「今に慣れるわよ、きっと。」
こうして部に新しいメンバーが一人増えた。
とても濃ゆい子が・・・
おわり
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