19 / 43
第19話 盤外戦術
しおりを挟む
「ふぅ……」
結果的にドロシアの心をへし折ってしまったことで決勝進出が決まり、何とも言い表せない気持ちで控室へと続く通路を歩く俺。
「あ……」
すると、向こうからギルバートが歩いてきた。次の準決勝では、こいつとレスターが戦うことになっている。レスターは大丈夫だろうか。
「……やはり決勝の相手は貴様か」
すれ違いざま、ギルバートは呟くように言った。
「おいおい。君はまだこれからレスターくんとの試合があるだろう? まずはそっちに集中しないとダメだよ?」
俺は即座に振り返って言う。
「そういう台詞はせめて決勝進出を決めてから言って欲しいな」
「――あんなひ弱な女、俺の敵ではない」
「ふぅん……?」
……女? 今こいつ、レスターのことを女だと言ったか? つまり未だにレスターは女の子だと思っているのか?
「ふーん……!」
「何をニヤニヤしているんだ。気色悪いぞ」
まあ、よく考えたら女装させられてるんだから勘違いするのも無理はないが。
「ねえねえ、レスターちゃんのことカワイイと思わない?」
「……ざっ、雑魚に興味はないっ! 貴様と一緒にするな! この軟弱者めっ!」
なるほど。満更でもなさそうな反応だな。まずいぞレスター。
「ふーーーーーん」
……だが正直言って、現時点でのレスターとギルバートの実力は拮抗しているように思える。雑魚と言い捨てられるような相手ではないんだがな。
もちろん、自信があって勝負に強そうなギルバートの方が試合において有利であることは否定しないが。
……あと、それに加えて性格も悪いからな。戦いとは相手が嫌がる手を押し付け合うものであるため、優しくて素直なレスターがギルバートに振り回される試合展開になることも想像に難くない。
ごく一部の例外として、俺のようにとても心優しくて勝負にも強い人間もいるが……レスターはどちらかといえば争いを好まないタイプだ。
ギルバートのような奴が本気で勝ちを取りに来た時、その気迫に押されて無意識に勝利を譲ってしまうことだって考えられる。
「うーん……」
「おい、さっきから何を唸っている?」
確かに、考えれば考えるほどレスターにとっては厳しい試合になりそうだな。個人的にはとことん不憫なレスターを応援してやりたいんだが。
「……まあ、決勝で戦うことになったらよろしく」
「魔力解放も使え。俺相手に手を抜いたら許さないぞ」
「えっと……それは君の強さ次第かな」
「――フン! だったら問題はない。すぐに使わせてやる」
「あはは……すごい自信だね」
もう使う訳ないだろ! メリア先生は怖いんだぞ! お前はメリア先生のことを何も知らないからそんなことが言えるんだ! いい加減にしろ!
「……じゃあ、僕はもう行くね。さっきの試合で疲れてるんだ……精神的に」
「ああ――あの生意気な女の無様な姿はなかなかの見ものだったぞ!」
そう言って不敵な笑みを浮かべるギルバート。カッコつけてはいるが、その言葉が意味するところは即ち……。
「女の子の粗相が好きなんだ……それはちょっと引くかも……」
「は? 待て、ちがっ、そういう意味じゃ――」
「でも人の好みは色々あるよね。……バイバイ、ギルバートくん」
「おいっ! 誤解だ話を聞け――」
「特に深い意味はないけど、僕の妹には近づかないでくれ」
レスターを応援している俺は、盤外戦術としてギルバートに軽い精神攻撃を仕掛けてから別れた。
「そもそもお前がやったんだろうがああああああッ!」
通路に響き渡るギルバートの声。
はて? 何のことを言っているのやら?
「――そうだ、ついでにレスターくんにも入れ知恵をしておこう」
戦いはもう始まっているのである!
*
そんなこんなで、とうとうレスターとギルバートの試合の時間になった。
「よ、よろしくお願いします……!」
「…………ああ。俺はいつでも構わない」
レスターには簡単な魔力制御のコツを教えてある。これで少しはギルバート相手に勝率を上げられると良いんだが……まあ、付け焼き刃ではそれほどの効果は見込めないだろう。
「あ、あと、それとっ……試合の前に……勘違いしているみたいなので言っておきますが……」
「何だ?」
「ボ、ボクは男の子ですっ!」
「――――は?」
それから、ついでにギルバートの勘違いについても話しておいた。
「意味が分からない。何の冗談だ?」
「だ、だから冗談じゃなくて、ボクは男の子なんですっ! 家の風習でこんな格好をさせられているだけで……」
「………………」
「ふー……。……えっと、それじゃあ始めましょうか。男の子同士、手加減はなしですっ!」
こうすることで相手の動揺を誘い、レスターの勝率をさらに引き上げようというのが俺の高度な作戦である。
自分の頭脳が恐ろしい。
「――仕合開始ッ!」
「はああああああああああっ!?」
頑張れレスター、負けるなレスター!
結果的にドロシアの心をへし折ってしまったことで決勝進出が決まり、何とも言い表せない気持ちで控室へと続く通路を歩く俺。
「あ……」
すると、向こうからギルバートが歩いてきた。次の準決勝では、こいつとレスターが戦うことになっている。レスターは大丈夫だろうか。
「……やはり決勝の相手は貴様か」
すれ違いざま、ギルバートは呟くように言った。
「おいおい。君はまだこれからレスターくんとの試合があるだろう? まずはそっちに集中しないとダメだよ?」
俺は即座に振り返って言う。
「そういう台詞はせめて決勝進出を決めてから言って欲しいな」
「――あんなひ弱な女、俺の敵ではない」
「ふぅん……?」
……女? 今こいつ、レスターのことを女だと言ったか? つまり未だにレスターは女の子だと思っているのか?
「ふーん……!」
「何をニヤニヤしているんだ。気色悪いぞ」
まあ、よく考えたら女装させられてるんだから勘違いするのも無理はないが。
「ねえねえ、レスターちゃんのことカワイイと思わない?」
「……ざっ、雑魚に興味はないっ! 貴様と一緒にするな! この軟弱者めっ!」
なるほど。満更でもなさそうな反応だな。まずいぞレスター。
「ふーーーーーん」
……だが正直言って、現時点でのレスターとギルバートの実力は拮抗しているように思える。雑魚と言い捨てられるような相手ではないんだがな。
もちろん、自信があって勝負に強そうなギルバートの方が試合において有利であることは否定しないが。
……あと、それに加えて性格も悪いからな。戦いとは相手が嫌がる手を押し付け合うものであるため、優しくて素直なレスターがギルバートに振り回される試合展開になることも想像に難くない。
ごく一部の例外として、俺のようにとても心優しくて勝負にも強い人間もいるが……レスターはどちらかといえば争いを好まないタイプだ。
ギルバートのような奴が本気で勝ちを取りに来た時、その気迫に押されて無意識に勝利を譲ってしまうことだって考えられる。
「うーん……」
「おい、さっきから何を唸っている?」
確かに、考えれば考えるほどレスターにとっては厳しい試合になりそうだな。個人的にはとことん不憫なレスターを応援してやりたいんだが。
「……まあ、決勝で戦うことになったらよろしく」
「魔力解放も使え。俺相手に手を抜いたら許さないぞ」
「えっと……それは君の強さ次第かな」
「――フン! だったら問題はない。すぐに使わせてやる」
「あはは……すごい自信だね」
もう使う訳ないだろ! メリア先生は怖いんだぞ! お前はメリア先生のことを何も知らないからそんなことが言えるんだ! いい加減にしろ!
「……じゃあ、僕はもう行くね。さっきの試合で疲れてるんだ……精神的に」
「ああ――あの生意気な女の無様な姿はなかなかの見ものだったぞ!」
そう言って不敵な笑みを浮かべるギルバート。カッコつけてはいるが、その言葉が意味するところは即ち……。
「女の子の粗相が好きなんだ……それはちょっと引くかも……」
「は? 待て、ちがっ、そういう意味じゃ――」
「でも人の好みは色々あるよね。……バイバイ、ギルバートくん」
「おいっ! 誤解だ話を聞け――」
「特に深い意味はないけど、僕の妹には近づかないでくれ」
レスターを応援している俺は、盤外戦術としてギルバートに軽い精神攻撃を仕掛けてから別れた。
「そもそもお前がやったんだろうがああああああッ!」
通路に響き渡るギルバートの声。
はて? 何のことを言っているのやら?
「――そうだ、ついでにレスターくんにも入れ知恵をしておこう」
戦いはもう始まっているのである!
*
そんなこんなで、とうとうレスターとギルバートの試合の時間になった。
「よ、よろしくお願いします……!」
「…………ああ。俺はいつでも構わない」
レスターには簡単な魔力制御のコツを教えてある。これで少しはギルバート相手に勝率を上げられると良いんだが……まあ、付け焼き刃ではそれほどの効果は見込めないだろう。
「あ、あと、それとっ……試合の前に……勘違いしているみたいなので言っておきますが……」
「何だ?」
「ボ、ボクは男の子ですっ!」
「――――は?」
それから、ついでにギルバートの勘違いについても話しておいた。
「意味が分からない。何の冗談だ?」
「だ、だから冗談じゃなくて、ボクは男の子なんですっ! 家の風習でこんな格好をさせられているだけで……」
「………………」
「ふー……。……えっと、それじゃあ始めましょうか。男の子同士、手加減はなしですっ!」
こうすることで相手の動揺を誘い、レスターの勝率をさらに引き上げようというのが俺の高度な作戦である。
自分の頭脳が恐ろしい。
「――仕合開始ッ!」
「はああああああああああっ!?」
頑張れレスター、負けるなレスター!
174
お気に入りに追加
521
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編

クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない
一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。
クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。
さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。
両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。
……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。
それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。
皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。
※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる