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第ニ章『そろそろ子爵としても働いていく』
仕掛けだらけの祝宴会(6)
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さて…さっき多分副団長であるオークを倒し、クロースと魔法警察の加勢に行ったはいいものの…
「もう終わってんのかよ!」
全員捕縛(ロック)されていた。
なので俺は怪我人の回復をしていた。
「ハイヒール。」
これでもう80回目のハイヒールである。
魔力がほんのちょっと減った。
隣にいたクロース様に声をかけられた。
「そういやあのオーク…強かっただろう?」
「はい、とても。」
本気…とまではいかなかったがかなり力を使った。
「まぁ僕単体で勝つことができたので。
龍たちを使っても良かったんですが…」
やっぱ一対一は経験したかった。
ということや何があったのかをクロース様に伝えた。
すると一般人の保護を頼んでいたニコがやってきた。
「リィ様!」
「ニコ!
無事だったのか!」
見た感じ多分一般人の保護は出来たっぽいな。
「保護対象者の回復は済んでるか?」
「はい。
中に回復師の方もいてなんとか。」
良かった。
「あとリィ様…あの時雰囲気違いませんでした?」
あの時…?
多分行く前にニコと喋ったときだ。
「あー!
もしかして一人称『俺』にしてた!?」
「はい…しかも口調が少し荒かったり…」
「ホント…?」
「はい。」
うわぁ…ガチの目じゃん…
しかも僕無意識だったし…
「以後気をつけます…」
ニコは黙って頷いた。
その後…なんやかんやあって片付いた。
家に帰って、食事しながらニコと話した。
「今日、僕はまだまだ弱いんだなって思ったよ。」
と言うとニコは頭の上に疑問符を浮かべた。
「何故?」
「今回の戦闘でオークの奴と戦ったんだ。
その時に負けかけたっていうのもあってそう思ったんだ。」
するとニコは立ち上がり、こう言った。
「まず、自分の力を過信し過ぎるのもよくないと思う。
リィは職業だけ天才って呼ばれてる。
けど鍛錬を怠らないのも才能だと思うな。」
鍛錬…か。
「そうだな。
最近自分の力を過信し過ぎてたみたいだ。
また明日から鍛錬するよ。」
と言ったあの日からもう二年が経つ。
「もう終わってんのかよ!」
全員捕縛(ロック)されていた。
なので俺は怪我人の回復をしていた。
「ハイヒール。」
これでもう80回目のハイヒールである。
魔力がほんのちょっと減った。
隣にいたクロース様に声をかけられた。
「そういやあのオーク…強かっただろう?」
「はい、とても。」
本気…とまではいかなかったがかなり力を使った。
「まぁ僕単体で勝つことができたので。
龍たちを使っても良かったんですが…」
やっぱ一対一は経験したかった。
ということや何があったのかをクロース様に伝えた。
すると一般人の保護を頼んでいたニコがやってきた。
「リィ様!」
「ニコ!
無事だったのか!」
見た感じ多分一般人の保護は出来たっぽいな。
「保護対象者の回復は済んでるか?」
「はい。
中に回復師の方もいてなんとか。」
良かった。
「あとリィ様…あの時雰囲気違いませんでした?」
あの時…?
多分行く前にニコと喋ったときだ。
「あー!
もしかして一人称『俺』にしてた!?」
「はい…しかも口調が少し荒かったり…」
「ホント…?」
「はい。」
うわぁ…ガチの目じゃん…
しかも僕無意識だったし…
「以後気をつけます…」
ニコは黙って頷いた。
その後…なんやかんやあって片付いた。
家に帰って、食事しながらニコと話した。
「今日、僕はまだまだ弱いんだなって思ったよ。」
と言うとニコは頭の上に疑問符を浮かべた。
「何故?」
「今回の戦闘でオークの奴と戦ったんだ。
その時に負けかけたっていうのもあってそう思ったんだ。」
するとニコは立ち上がり、こう言った。
「まず、自分の力を過信し過ぎるのもよくないと思う。
リィは職業だけ天才って呼ばれてる。
けど鍛錬を怠らないのも才能だと思うな。」
鍛錬…か。
「そうだな。
最近自分の力を過信し過ぎてたみたいだ。
また明日から鍛錬するよ。」
と言ったあの日からもう二年が経つ。
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