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第8章―輝き―アグライア

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 インフィニティは彼を乗せて空に力強く舞い上がった。そして、離れた仲間の元へと目指した。地上から一機の戦闘機が向かってくると、上空にいたフェニックスがレーダーを感知した。

 ケイニッフィは空にいた敵の機体を数機見つけるとブライザーミサイルを打ち放し、バルカンを上空に向けて浴びせるとその間を素早く突き抜けるように機体を走らせた。先制攻撃は見事に命中して敵の機体を一機撃ち落とした。

『退けぇええーーっ!!』

 仰々しく叫ぶと彼は勇敢にも攻めに掛かった。それは疾風のように激しく、翼を羽ばたかせて空を征する鷹の様に勇ましさを放った。敵の機体が彼の前後からミサイルとビームを浴びせた。だがケイニッフィはその動きを見極めと、一瞬の隙を見て回避すると飛び回った。

「俺を殺れるもんならやってみやがれぇ!!」

 フェニックスの攻撃を華麗に機体は避けると、敵のミサイルを反撃して撃ち落とし、大空を自由自在に操った。ビュウトリング・ビームを放つと敵の機体をもう一機撃墜した。すると真上から彼の方に目がけて、高周波振動剣スペクタルム・ソードを振り翳して突撃した。

「チィッ!」

敵の振り降ろした高周波振動剣の威力は、的もに喰らうとインフィニティでは歯が立たないくらいの一撃だった。だが、彼にはそれは問題では無かった。瞬時にボタンを押すと機体全体を包むように、グラビティーシステムを起動させた。

「やっ、やったぜ…――!」

 その瞬間、ケイニッフィは思わず口に出した。バッツの話を聞いた時にグラビティーシステムが上手く発動するか若干不安だったが、そんな心配を拭い去るように見事に成功した。

「さすが腕に立つじーさんだぜ、これがあれば――!」

 敵の一撃を間一髪の所でグラビティーシステムで防いだ。インフィニティが物理攻撃をバリアでガードするとフェニックスは一瞬怯んだ。

「ハハハッ、その剣はどうやら俺には通用しないようだな。まったく本当に大したじーさんだぜ! なぁ、バッツ!!」

 ケイニッフィは真上にいる敵に目がけて強烈な一撃を浴びせるように、ビュウトリング・ビームで機体のど真ん中を貫いた。

 その瞬間、フェニックスは激しく損傷して空中で弾け飛んだ。そして、また一機撃破すると彼は畳み掛けるように攻撃の手を緩めなかった。
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